acquireは英語の動詞で、「獲得する」「習得する」「身につける」「手に入れる」などの意味を持ちます。この単語は特に時間をかけて努力して得るものに対して使われることが多く、物理的なものから無形のスキルまで幅広く適用できます。
本記事では、acquireの基本的な意味から具体的な使い方、類義語との違いまで、英語初学者にもわかりやすく解説していきます。
「acquire」とは?基本的な意味と使い方

acquireは「獲得する」「手に入れる」「習得する」という意味を持つ英語の動詞です。このacquireという単語は、物理的なもの(土地や財産など)と、無形のもの(知識やスキル、習慣など)の両方を得る場合に使用できます。
「get(得る)」という一般的な表現と比べると、acquireはより正式な表現であり、特に時間をかけて努力して手に入れるというニュアンスが含まれています。日常会話よりも、ビジネスや学術的な場面でよく使われる単語です。
acquireは以下のような様々な場面で使うことができます。
例文
- I want to acquire new skills for my job.(仕事のために新しいスキルを習得したいです。)
- The museum acquired a famous painting last year.(博物館は昨年有名な絵画を取得しました。)
- Children acquire language naturally.(子供たちは自然に言語を習得します。)
- Our company plans to acquire a smaller business.(私たちの会社は小さな企業を買収する計画です。)
これらの例からわかるように、acquireは単に「手に入れる」だけでなく、「習得する」「買収する」など、状況によって様々な意味合いを持ちます。
「acquire」の発音と語形変化
acquireを正しく使いこなすためには、発音と語形変化を知っておくことが重要です。ここでは、acquireの発音方法と、時制による形の変化について説明します。
acquireの基本的な発音は「アクワイア(əˈkwaɪər)」です。「ア」という音で始まり、「クワイア」と続きます。日本人学習者にとっては「クワ」の発音が少し難しいかもしれませんが、「ク」と「ワ」をつなげるように発音してみましょう。
acquireの語形変化は以下の通りです。
これらの語形を使った例文を見てみましょう。
「acquire」の様々な意味と用法
acquireは多用途な動詞で、様々な状況で使われます。ここではacquireの主な用法について詳しく見ていきましょう。
物や財産を獲得する意味での「acquire」
物や財産を獲得する場合、acquireは何かを自分のものにする、手に入れるという意味で使われます。特に、時間をかけて努力して手に入れたものに対して使われることが多いです。
例文
- He acquired a new house in the countryside.(彼は田舎に新しい家を手に入れました。)
- The library acquired many books this year.(図書館は今年多くの本を取得しました。)
- She acquired this camera from her grandfather.(彼女はこのカメラを祖父から譲り受けました。)
知識やスキルを習得する意味での「acquire」
知識やスキルを習得する意味では、acquireは学習や経験を通じて新しい能力や知識を身につけるという意味で使われます。
例文
- Students acquire knowledge through study and experience.(学生は勉強と経験を通して知識を習得します。)
- I want to acquire computer skills.(私はコンピュータスキルを習得したいです。)
- She acquired the ability to speak three languages.(彼女は三カ国語を話す能力を身につけました。)
ビジネスでの「acquire」の使い方
ビジネスの文脈では、acquireは「買収する」という意味でよく使われます。企業が他の企業を買収する場合に用いられます。
例文
- The large company acquired a small startup.(その大企業は小さなスタートアップ企業を買収しました。)
- They are planning to acquire their competitor.(彼らは競合他社を買収する計画を立てています。)
- The tech company has acquired many smaller firms.(そのIT企業は多くの小さな会社を買収してきました。)
習慣や特性を身につける意味での「acquire」
acquireは習慣や特性を身につけるという意味でも使われます。特に「acquire a taste for(〜の味に慣れる、〜の好みを身につける)」というフレーズはよく使われます。
例文
- I acquired a taste for coffee in college.(私は大学でコーヒーの味に慣れました。)
- He acquired the habit of reading before bed.(彼は寝る前に読書する習慣を身につけました。)
- She has acquired many good qualities from her parents.(彼女は両親から多くの良い資質を受け継ぎました。)
「acquire」を使った例文
acquireの使い方をより深く理解するために、さまざまな状況での例文を見ていきましょう。初学者にもわかりやすい中学レベルの例文を中心に紹介します。
基本的な例文
例文
- I want to acquire a new skill.(私は新しいスキルを習得したいです。)
- She acquired this book at the library.(彼女はこの本を図書館で手に入れました。)
- We need to acquire more information.(私たちはもっと情報を入手する必要があります。)
- He acquired a lot of knowledge from his teacher.(彼は先生から多くの知識を習得しました。)
- The museum acquired a new painting last week.(博物館は先週新しい絵画を取得しました。)
日常生活での例文
例文
- I acquired this camera from my father.(私はこのカメラを父から譲り受けました。)
- She has acquired a good reputation in her school.(彼女は学校で良い評判を獲得しました。)
- Children acquire language skills quickly.(子どもたちは言語スキルを速く習得します。)
- He acquired a taste for spicy food.(彼はスパイシーな食べ物の味に慣れました。)
- We need to acquire tickets for the concert.(私たちはコンサートのチケットを入手する必要があります。)
ビジネスでの例文
例文
- The company acquired a smaller competitor last year.(その会社は昨年小さな競合他社を買収しました。)
- We need to acquire more customers.(私たちはもっと顧客を獲得する必要があります。)
- She acquired valuable experience working at that company.(彼女はその会社で働くことで貴重な経験を積みました。)
- The firm is looking to acquire new talent.(その企業は新しい人材を獲得しようとしています。)
- They acquired the rights to publish the book.(彼らはその本を出版する権利を取得しました。)
「acquire」と似た意味を持つ単語との違い
英語には「手に入れる」「獲得する」という意味を持つ単語が他にもいくつかあります。ここでは、acquireと似た意味を持つget、obtain、gain、procureなどの単語との違いについて解説します。
「acquire」と「get」の違い
getは最も一般的な「手に入れる」を意味する動詞で、日常会話でよく使われます。acquireに比べて非常にカジュアルで、努力や過程を強調しないことが多いです。
- Get: カジュアルで、簡単に手に入れる場合によく使われます。
- Acquire: より正式で、努力や時間をかけて手に入れる場合に使われます。
例文
- I got a book from the store.(私は店から本を手に入れました。)- 単純に購入した
- I acquired a rare book for my collection.(私はコレクション用に珍しい本を入手しました。)- 時間や努力をかけて
「acquire」と「obtain」の違い
obtainもacquireと同様に「手に入れる」という意味ですが、obtainは主に物理的なものを得る場合に使われることが多いです。
- Obtain: 物理的なものを手に入れる場合に使われ、正式な表現です。
- Acquire: 物理的なものも無形のものも手に入れる場合に使われ、時間や努力の過程が含まれることが多いです。
例文
- I obtained a permit from the city hall.(私は市役所から許可証を取得しました。)
- I acquired knowledge about history from reading books.(私は本を読むことで歴史についての知識を得ました。)
「acquire」と「gain」の違い
gainは「増やす」「得る」という意味を持ち、特に何かが増えたり、新しく追加されたりする場合に使われます。
- Gain: 増加や追加を強調し、主に利益、体重、知識などの増加に使われます。
- Acquire: 何かを所有または習得するプロセスを強調します。
例文
- He gained weight during the holidays.(彼は休暇中に体重が増えました。)
- He acquired a new habit of exercising daily.(彼は毎日運動する新しい習慣を身につけました。)
「acquire」と「procure」の違い
procureは「調達する」「入手する」という意味で、特に入手が困難なものを手に入れる場合に使われることが多いです。
- Procure: 入手が困難なものを調達する場合に使われ、ビジネスや正式な文脈でよく使われます。
- Acquire: より一般的な「手に入れる」で、様々な状況で使われます。
例文
- The company procured rare materials for the project.(その会社はプロジェクトのために希少な材料を調達しました。)
- The museum acquired a famous painting for its collection.(その博物館はコレクションのために有名な絵画を取得しました。)
「acquire」のよくある間違いと注意点
acquireを使う際には、いくつかの一般的な間違いや注意すべき点があります。ここでは、それらについて詳しく解説します。
発音の間違い
acquireの発音は「アクワイア(əˈkwaɪər)」ですが、日本人学習者にとっては以下のような発音の間違いがよくあります。
- 「アクイア」と発音してしまう:「クワ」の部分を「ク」と発音してしまうことがあります。正しくは「クワ」と発音します。
- アクセントの位置:正しくは2番目の音節「クワイ」にアクセントを置きます。「ア」や「ア」にアクセントを置かないように注意しましょう。
- 最後の「r」の発音:アメリカ英語では「ア」と発音し、イギリス英語では「ア」とほとんど発音しないこともあります。
使い方の間違い
acquireの使い方についても、よくある間違いがいくつかあります。
日常会話での過剰使用:acquireは正式な表現なので、日常的な会話では使いすぎないようにしましょう。
- 不自然:I acquired a coffee at the cafe.(私はカフェでコーヒーを手に入れました。)
- 自然:I got a coffee at the cafe.(私はカフェでコーヒーを買いました。)
受動態での使用:acquireは「acquired by」の形で受動態でも使えますが、初学者は能動態での使用に慣れるべきです。
- 誤:This skill was acquired.(このスキルは習得されました。)
- 正:I acquired this skill.(私はこのスキルを習得しました。)
時制の間違い:過去形と過去分詞はどちらも「acquired」ですが、現在完了形と単純過去形を混同しないように注意しましょう。
- 誤:I have acquired this book yesterday.(私は昨日この本を入手しました。)
- 正:I acquired this book yesterday.(私は昨日この本を入手しました。)
意味の混同
acquireにはいくつかの意味がありますが、文脈によって適切な意味を選ぶ必要があります。
物理的なものを得る場合と非物理的なものを得る場合の区別
- 物理的:I acquired a new car.(私は新しい車を手に入れました。)
- 非物理的:I acquired new skills.(私は新しいスキルを習得しました。)
ビジネスでの「買収」と一般的な「獲得」の区別
- 買収:The company acquired a smaller firm.(その会社は小さな企業を買収しました。)
- 獲得:The team acquired new players.(そのチームは新しい選手を獲得しました。)
「acquire」に関連する熟語やフレーズ
acquireに関連するいくつかの熟語やフレーズがあります。ここでは、それらの意味と使い方について詳しく解説します。
「acquire a taste for」の意味と使い方
「acquire a taste for」は、「~の味に慣れる」「~の好みを身につける」という意味のフレーズです。最初は好きではなかったり、興味がなかったりしたものに、徐々に慣れて好きになっていくことを表します。
例文
- I acquired a taste for coffee when I was in college.(私は大学時代にコーヒーの味に慣れました。)
- She has acquired a taste for classical music.(彼女はクラシック音楽の好みを身につけました。)
- It takes time to acquire a taste for spicy food.(スパイシーな食べ物の味に慣れるには時間がかかります。)
「newly acquired」の意味と使い方
「newly acquired」は、「新たに獲得した」「最近手に入れた」という意味のフレーズです。最近獲得したものや習得したスキルなどを表現する際に使われます。
例文
- He showed off his newly acquired skills.(彼は新たに習得したスキルを披露しました。)
- The museum displayed its newly acquired paintings.(博物館は新たに取得した絵画を展示しました。)
- She used her newly acquired knowledge in the project.(彼女はプロジェクトで新たに得た知識を活用しました。)
「acquired knowledge」の意味と使い方
「acquired knowledge」は、「習得した知識」という意味のフレーズです。学習や経験を通じて得た知識を表します。
例文
- I used my acquired knowledge to solve the problem.(私は習得した知識を使って問題を解決しました。)
- His acquired knowledge of computers helped him get the job.(彼のコンピュータについての習得知識が就職に役立ちました。)
- She shared her acquired knowledge with her students.(彼女は習得した知識を生徒たちと共有しました。)
「acquisition」の意味と使い方
「acquisition」は、acquireの名詞形で、「獲得」「習得」「買収」などの意味があります。ビジネスでは特に「企業買収」の意味でよく使われます。
例文
- The acquisition of language skills takes time.(言語スキルの習得には時間がかかります。)
- The company announced a new acquisition yesterday.(その会社は昨日新たな買収を発表しました。)
- Knowledge acquisition is an important part of education.(知識の習得は教育の重要な部分です。)
「acquire」に関する問題
ここでは、acquireの意味や使い方の理解度をチェックするための問題を10問用意しました。それぞれの問題に対する答えと解説も載せていますので、自分の理解度を確認してみてください。
- 次の文の空欄に適切な単語を入れなさい:「She _ a new car last month.」
- acquireの過去形は何ですか?
- 「彼は英語を話す能力を習得した」を英語で表現しなさい。
- acquireの発音として正しいものはどれですか?
a) アクイア
b) アクワイア
c) アクワー - 「acquire a taste for」はどういう意味ですか?
- 次の文は自然ですか?「I acquired a coffee at the cafe yesterday.」
- acquireの名詞形は何ですか?
- 「その会社は小さな企業を買収した」を英語で表現しなさい。
- acquireとgetの主な違いは何ですか?
- 「newly acquired」はどういう意味ですか?
「acquire」に関するよくある質問
ここでは、acquireに関してよく寄せられる質問とその回答をまとめています。
- acquireとgetはどう違いますか?
-
acquireはより正式な表現で、時間や努力をかけて何かを手に入れる場合に使われます。特に、知識やスキル、財産などを獲得する場合に適しています。一方、getはより一般的でカジュアルな表現で、日常会話でよく使われます。例えば、「I got a book from the store.(私は店から本を手に入れました。)」と「I acquired a rare book for my collection.(私はコレクション用に珍しい本を入手しました。)」では、後者の方がより正式で、努力や価値を強調しています。
- acquireの発音のコツはありますか?
-
acquireの発音は「アクワイア(əˈkwaɪər)」です。発音のコツとしては、「ク」と「ワ」をつなげて「クワ」と発音すること、そして2番目の音節「クワイ」にアクセントを置くことです。日本語には「クワ」という音の組み合わせがあまりないため、練習が必要かもしれません。発音練習アプリや動画を活用して、ネイティブスピーカーの発音を真似てみるのが良いでしょう。
- 「acquire a taste for」とはどういう意味ですか?
-
「acquire a taste for」は、「~の味に慣れる」「~の好みを身につける」という意味のフレーズです。最初は好きではなかったり、興味がなかったりしたものに、徐々に慣れて好きになっていくことを表します。例えば、「I acquired a taste for coffee when I was in college.(私は大学時代にコーヒーの味に慣れました。)」のように使います。食べ物や飲み物だけでなく、音楽や芸術などについても使えます。
- acquisitionとは何ですか?
-
acquisitionはacquireの名詞形で、「獲得」「習得」「買収」などの意味があります。例えば、「language acquisition(言語習得)」や「knowledge acquisition(知識の獲得)」のように使います。ビジネスの文脈では特に「企業買収」の意味でよく使われ、「The company made several acquisitions last year.(その会社は昨年いくつかの買収を行いました。)」のような表現があります。
- acquireはビジネスでどのように使われますか?
-
ビジネスの文脈では、acquireは主に「買収する」という意味で使われます。企業が他の企業や資産を買収する場合に用いられます。例えば、「The tech giant acquired a small startup.(そのIT大手は小さなスタートアップ企業を買収しました。)」のように使います。また、「customer acquisition(顧客獲得)」や「talent acquisition(人材獲得)」などのフレーズもビジネスでよく使われます。
まとめ

この記事では、英単語「acquire」の意味と使い方について詳しく解説してきました。acquireは「獲得する」「習得する」「身につける」「手に入れる」などの意味を持つ動詞で、特に時間や努力をかけて何かを手に入れる場合に使われることが分かりました。
以下に、この記事で学んだ重要なポイントをまとめます。
- acquireは英語の動詞で、「獲得する」「習得する」「身につける」「手に入れる」などの意味を持つ。
- 発音は「アクワイア(əˈkwaɪər)」で、過去形・過去分詞形はacquired、現在分詞形はacquiringとなる。
- 物理的なものを得る場合(土地や財産など)と、無形のものを得る場合(知識やスキル、習慣など)の両方で使われる。
- ビジネスの文脈では「買収する」という意味でよく使われる。
- get、obtain、gain、procureなど似た意味を持つ単語と比べて、acquireはより正式で、時間や努力の過程を強調する傾向がある。
- 「acquire a taste for(〜の味に慣れる)」「newly acquired(新たに獲得した)」などの熟語やフレーズがある。
- acquisitionはacquireの名詞形で、「獲得」「習得」「買収」などの意味がある。
acquireは、英語学習の過程で習得しておくと便利な単語です。特に、学習や自己成長、ビジネスの文脈でよく使われるため、これらの分野に関わる英語を学ぶ際には押さえておきたい単語といえるでしょう。
正しい発音と適切な使い方を身につけることで、より正確で自然な英語表現ができるようになります。

