英語学習において「〜にもかかわらず」「〜だけれども」という逆接を表す表現は非常に重要です。日本語では「でも」「けれども」「それなのに」など様々な言い方がありますが、英語にも although, though, despite, however など多くの表現があります。これらの単語は微妙なニュアンスの違いがあり、適切な場面で使い分けることで、より自然な英語表現ができるようになります。
本記事では、「〜にもかかわらず・〜だけれども」を表す英単語の意味や使い方の違いを詳しく解説し、例文や練習問題を通して理解を深めていきます。英語初心者の方でも分かりやすく説明していますので、ぜひ最後までお読みください。
「〜にもかかわらず・〜だけれども」を表す英単語

「〜にもかかわらず」「〜だけれども」という意味を持つ英単語には、以下のようなものがあります。
「〜にもかかわらず・〜だけれども」を表す英単語
- although(〜だけれども、〜にもかかわらず)
- though(〜だけれども、〜だが)
- even though(〜にもかかわらず、たとえ〜であっても)
- despite(〜にもかかわらず)
- in spite of(〜にもかかわらず)
- however(しかしながら、だが)
- nevertheless(それにもかかわらず)
- nonetheless(それにもかかわらず)
- yet(しかし、それでも)
- still(それでもなお)
- whereas(〜である一方で)
- while(〜だが、〜である一方で)
- but(しかし、だが)
- notwithstanding(〜にもかかわらず)
- albeit(〜ではあるが)
これらの単語は文脈によって使い分ける必要があります。文頭に置くもの、文中で使うもの、前置詞として使うものなど、それぞれ文法的な特徴が異なります。
また、フォーマルな表現からカジュアルな表現まで様々なレベルがありますので、TPOに応じた使い分けが重要です。
「〜にもかかわらず・〜だけれども」を表す英単語の発音・意味・特徴と使い分け【例文あり】
ここでは、上記で紹介した「〜にもかかわらず・〜だけれども」を表す英単語について、その発音、意味、特徴、使い分けのポイントを詳しく解説します。
また、それぞれの単語について中学レベルの例文を3つずつ紹介します。
although(オルゾウ)
意味と特徴
althoughは「〜だけれども」「〜にもかかわらず」という意味を持つ接続詞です。文の冒頭に置かれることが多く、後ろに続く節と対比される内容を導入します。フォーマルな文章でよく使われ、話し言葉ではthoughが代わりに使われることが多いです。althoughの後ろには完全な節(主語+動詞)が続きます。
使い分けのポイント
althoughはフォーマルな表現であり、ビジネス文書や学術論文などで頻繁に使われます。文の前半に置いて理由や状況を説明し、文の後半で予想外の結果や対比的な内容を述べるという構造になることが多いです。「〜だけれども」という意味で、2つの事実の間の対比を示します。
例文
- Although it was raining, we went for a walk.(雨が降っていたけれども、私たちは散歩に行きました。)
- Although I studied hard, I failed the test.(一生懸命勉強したけれども、テストに失敗しました。)
- She went to school although she was sick.(彼女は病気だったけれども、学校に行きました。)
though(ゾウ)
意味と特徴
thoughはalthoughと同じく「〜だけれども」「〜だが」という意味を持つ接続詞です。althoughよりもカジュアルな表現で、会話で頻繁に使われます。文頭、文中、文末のいずれにも置くことができる柔軟性があります。特に文末に置かれると「とはいえ」「それでも」というニュアンスになります。
使い分けのポイント
thoughはalthoughより日常会話でよく使われ、カジュアルな印象を与えます。文末に置くと「そうは言っても」というニュアンスを加えることができ、この用法はalthoughにはありません。also thoughという形で付け加えの意味を持たせることもあります。
例文
- Though it was cold, I didn’t wear a coat.(寒かったけれども、コートを着ませんでした。)
- I like him. He talks too much, though.(彼が好きです。でも、おしゃべりすぎますけどね。)
- The movie was interesting, though it was a bit long.(その映画は少し長かったけれども、面白かったです。)
even though(イーブン ゾウ)
意味と特徴
even thoughは「たとえ〜であっても」「〜にもかかわらず」という意味で、althoughやthoughよりも強い対比を表します。「〜という事実があるにもかかわらず」という意外性や驚きのニュアンスを含みます。althoughと同様に接続詞として機能し、後ろには完全な節が続きます。
使い分けのポイント
even thoughはalthoughやthoughよりも強調された表現で、予想外の結果や強い対比を示したい場合に使います。「たとえ〜だとしても」というニュアンスがあり、状況が極端であっても結果が変わらないことを強調します。
例文
- Even though it was very expensive, I bought the watch.(とても高価だったにもかかわらず、その時計を買いました。)
- He went swimming even though it was winter.(冬だったにもかかわらず、彼は泳ぎに行きました。)
- Even though she was tired, she helped her mother.(疲れていたにもかかわらず、彼女は母親を手伝いました。)
despite(ディスパイト)
意味と特徴
despiteは「〜にもかかわらず」という意味の前置詞です。接続詞ではないため、後ろには名詞または動名詞(〜ing形)が続きます。完全な節を続けたい場合は「despite the fact that…」という形を使います。フォーマルな表現で、書き言葉でよく使われます。
使い分けのポイント
despiteは前置詞なので、althoughやthoughとは文法的に使い方が異なります。後ろには名詞や動名詞を置き、完全な文を続けることはできません。「〜という障害があるにもかかわらず」という意味合いで使われることが多いです。
例文
- Despite the rain, the game continued.(雨にもかかわらず、試合は続行しました。)
- She went to work despite having a cold.(風邪をひいていたにもかかわらず、彼女は仕事に行きました。)
- Despite his young age, he is very wise.(若い年齢にもかかわらず、彼はとても賢明です。)
in spite of(イン スパイト オブ)
意味と特徴
in spite ofはdespiteとほぼ同じ意味を持つ前置詞句で、「〜にもかかわらず」と訳されます。despiteと同様に、後ろには名詞または動名詞が続きます。完全な節を続けたい場合は「in spite of the fact that…」という形を使います。
使い分けのポイント
in spite ofはdespiteとほぼ互換性がありますが、やや古風な印象があります。意味や用法に実質的な違いはなく、個人の好みや文体によって選択されることが多いです。despiteの方が簡潔なため、現代の文章では好まれる傾向があります。
例文
- In spite of the difficulties, they completed the project.(困難にもかかわらず、彼らはプロジェクトを完成させました。)
- He succeeded in spite of all the obstacles.(すべての障害にもかかわらず、彼は成功しました。)
- In spite of her fear, she climbed the mountain.(恐怖心にもかかわらず、彼女は山に登りました。)
however(ハウエバー)
意味と特徴
howeverは「しかしながら」「だが」という意味の副詞です。文と文をつなぐ役割を果たし、前の文に対する対比や反対の内容を導入します。文頭、文中、文末に置くことができますが、最も一般的なのは文頭に置く用法です。文頭に置く場合はカンマで区切ります。
使い分けのポイント
howeverはbutと似ていますが、より形式的な表現です。文と文をつなぐ役割を持ち、1つの文の中でbutのように使うことはできません。文頭に置かれることが多く、前文の内容に対する反対や制限を示します。
例文
- It was raining. However, we decided to go out.(雨が降っていました。しかし、私たちは外出することにしました。)
- I like dogs. Cats, however, make me sneeze.(私は犬が好きです。しかし、猫はくしゃみをさせます。)
- She studied hard. She failed the test, however.(彼女は一生懸命勉強しました。しかし、テストには失敗しました。)
nevertheless(ネバーゼレス)
意味と特徴
neverthelessは「それにもかかわらず」「にもかかわらず」という意味の副詞です。前の文で述べられた内容があるにもかかわらず、続く文の内容が成立することを示します。フォーマルな表現で、学術的な文章やビジネス文書でよく使われます。
使い分けのポイント
neverthelessはhoweverよりも強い対比を表し、予想や期待に反する結果を強調したい場合に使います。非常にフォーマルな表現であり、日常会話では使われる頻度は低いです。前の文の内容が強い障害や反対の理由になっているにもかかわらず、という意味合いがあります。
例文
- The weather was terrible. Nevertheless, we enjoyed our vacation.(天気はひどかった。それにもかかわらず、私たちは休暇を楽しみました。)
- He didn’t study. Nevertheless, he passed the exam.(彼は勉強しなかった。それにもかかわらず、試験に合格しました。)
- The journey was long and tiring. Nevertheless, it was worth it.(旅は長く疲れるものだった。それにもかかわらず、価値のあるものでした。)
nonetheless(ナンザレス)
意味と特徴
nonethelessはneverthelessとほぼ同じ意味を持つ副詞で、「それにもかかわらず」と訳されます。フォーマルな表現で、前の文の内容に反する結果や行動が続くことを示します。学術的な文章やビジネス文書で使われることが多いです。
使い分けのポイント
nonethelessはneverthelessとほぼ互換性があり、使い分けは個人の好みや文体によることが多いです。neverthelessよりもやや硬い印象があり、より学術的な文脈で好まれる傾向があります。文頭に置かれることが多いですが、文中や文末にも置くことができます。
例文
- The climb was difficult. Nonetheless, everyone reached the top.(登山は困難だった。それにもかかわらず、全員が頂上に到達した。)
- She knew it was wrong. She did it nonetheless.(彼女はそれが間違っていると知っていた。それにもかかわらず、彼女はそれをした。)
- The price was high. It was a good deal, nonetheless.(価格は高かった。それにもかかわらず、それは良い取引だった。)
yet(イェット)
意味と特徴
yetは「しかし」「それでも」という意味の接続副詞として使われる場合、前の文の内容に対する対比や反対の内容を導入します。また、「まだ〜ない」という意味の副詞としても使われますが、ここでは前者の用法について説明します。butよりもやや硬い表現で、文頭に置かれることが多いです。
使い分けのポイント
yetは接続詞のbutよりも強い対比を示すことができ、予想外の結果を強調します。butは一つの文の中で使いますが、接続副詞のyetは文と文をつなぐために使います。また、yetはbutやhoweverよりもやや文学的な印象があります。
例文
- It was late. Yet, he continued working.(遅かった。それでも、彼は仕事を続けた。)
- She doesn’t like vegetables. Yet she ate all the carrots.(彼女は野菜が好きではない。それなのに、彼女はにんじんを全部食べた。)
- The problem seemed impossible to solve. Yet, they found a solution.(その問題は解決不可能に思えた。それでも、彼らは解決策を見つけた。)
still(スティル)
意味と特徴
stillは「それでもなお」「それにもかかわらず」という意味の副詞として使われる場合、前の文の内容があるにもかかわらず、ある状態や行動が継続することを示します。また、「まだ」という時間的な継続を表す副詞としても使われますが、ここでは前者の用法について説明します。
使い分けのポイント
stillは「それでもなお」という意味で、前の文の内容が障害や反対の理由になっているにもかかわらず、ある状態が続くことを強調します。neverthelessやnonethelessよりもカジュアルな表現で、日常会話でも使われます。文中に置かれることが多く、特に動詞の前に来ることが一般的です。
例文
- It was raining heavily. We still went to the park.(激しく雨が降っていた。それでも私たちは公園に行った。)
- I don’t like horror movies, but I still watched it with my friends.(私はホラー映画が好きではないが、それでも友達と一緒に見た。)
- She was very tired. She still helped her brother with his homework.(彼女はとても疲れていた。それでも彼女は弟の宿題を手伝った。)
whereas(ウェアアズ)
意味と特徴
whereasは「〜である一方で」「〜だが」という意味の接続詞で、二つの事柄の間の対比や違いを強調します。異なる二つの状況や事実を並べて比較する際に使われます。フォーマルな表現で、学術的な文章やビジネス文書でよく使われます。
使い分けのポイント
whereasは二つの対照的な事実を比較する際に使用します。「AはXであるが、BはYである」という構造で、対比を明確に示したい場合に適しています。whileと似ていますが、whereasの方がより強い対比や違いを示す傾向があります。文頭にも文中にも置くことができます。
例文
- I like summer, whereas my sister prefers winter.(私は夏が好きだが、姉は冬の方が好きだ。)
- Whereas John is tall, his brother is short.(ジョンは背が高いが、彼の弟は背が低い。)
- Dogs need daily walks, whereas cats are more independent.(犬は毎日の散歩が必要だが、猫はより独立している。)
while(ワイル)
意味と特徴
whileは「〜である一方で」「〜だが」という意味の接続詞として使われる場合、二つの事柄の間の対比や違いを示します。また、「〜している間に」という時間的な同時性を表す接続詞としても使われますが、ここでは前者の用法について説明します。
使い分けのポイント
whileはwhereasと似ていますが、より広い範囲の対比に使えます。時に「〜している間に」という時間的な意味と混同されることがありますが、文脈から判断することができます。whereasよりもカジュアルな印象があり、日常会話でも使われます。
例文
- I like coffee, while my brother prefers tea.(私はコーヒーが好きだが、弟は紅茶の方が好きだ。)
- While some people enjoy sports, others prefer reading books.(スポーツを楽しむ人もいれば、本を読むのを好む人もいる。)
- While Tokyo is crowded, Hokkaido is less populated.(東京は混雑しているが、北海道はそれほど人口が多くない。)
but(バット)
意味と特徴
butは「しかし」「だが」という意味の接続詞で、最も一般的に使われる逆接の表現です。前に述べた内容に対して、対照的または予想外の内容を導入します。非常にカジュアルな表現で、日常会話や非公式な文章で頻繁に使われます。
使い分けのポイント
butは最も基本的で汎用性の高い逆接の接続詞です。カジュアルな場面で使われることが多く、フォーマルな文章ではhoweverやneverthelessなどの表現が代わりに使われることがあります。文の冒頭には基本的に置かず、文中で二つの節をつなぐ役割を果たします。
例文
- I wanted to go, but it was raining.(行きたかったが、雨が降っていた。)
- She is smart but lazy.(彼女は頭がいいがなまけ者だ。)
- The book was interesting but too long.(その本は面白かったが長すぎた。)
notwithstanding(ノットウィズスタンディング)
意味と特徴
notwithstandingは「〜にもかかわらず」という意味を持つ前置詞、副詞、または接続詞として使われます。とても形式的で硬い表現であり、法律文書や学術論文などで使われることが多いです。前置詞として使う場合は後ろに名詞が続き、副詞として使う場合は文頭や文末に置かれます。
使い分けのポイント
notwithstandingは非常にフォーマルな表現で、日常会話ではほとんど使われません。前置詞として使う場合はdespiteやin spite ofと同様の働きをしますが、より硬い印象があります。また、「notwithstanding that…」という形で接続詞のように使うこともできます。法律文書や非常に形式的な文章で使われることが多いです。
例文
- Notwithstanding the rain, we had a good time.(雨にもかかわらず、私たちは楽しい時間を過ごした。)
- The contract remains valid, notwithstanding.(その契約は、それにもかかわらず有効である。)
- Notwithstanding his young age, he was very wise.(若い年齢にもかかわらず、彼はとても賢明だった。)
albeit(オールビーイット)
意味と特徴
albeitは「〜ではあるが」「もっとも〜だが」という意味の接続詞で、非常にフォーマルな表現です。ある事実を認めつつも制限や限定を加える際に使われます。「all be it」が縮まった表現で、文語的で古風な印象があります。
使い分けのポイント
albeitは文学的で古風な表現であり、日常会話ではほとんど使われません。althoughやthoughよりも限定的な用法を持ち、主に形容詞句や副詞句を導入するために使われます。完全な節(主語+動詞)の前には通常置かれず、「albeit briefly」「albeit reluctantly」のような短い修飾語句の前に置かれることが多いです。
例文
- He smiled, albeit nervously.(彼は笑った、緊張してではあったが。)
- The project was completed, albeit behind schedule.(そのプロジェクトは完了した、予定より遅れてではあったが。)
- She agreed to help, albeit reluctantly.(彼女は手伝うことに同意した、渋々ではあったが。)
「〜にもかかわらず・〜だけれども」を表す英単語の比較表
以下の表は、「〜にもかかわらず・〜だけれども」を表す英単語の特徴を比較したものです。
英単語 | 品詞 | フォーマル度 | 使用位置 | 後続する要素 | 主な意味合い |
---|---|---|---|---|---|
although | 接続詞 | 高い | 主に文頭 | 完全な節 | 〜だけれども |
though | 接続詞 | 中程度 | 文頭/文中/文末 | 完全な節 | 〜だけれども、そうは言っても |
even though | 接続詞 | 中程度 | 主に文頭 | 完全な節 | たとえ〜でも、強い対比 |
despite | 前置詞 | 高い | 文頭/文中 | 名詞/動名詞 | 〜にもかかわらず |
in spite of | 前置詞句 | 高い | 文頭/文中 | 名詞/動名詞 | 〜にもかかわらず |
however | 接続副詞 | 高い | 文頭/文中/文末 | 文 | しかしながら |
nevertheless | 接続副詞 | 非常に高い | 主に文頭 | 文 | それにもかかわらず、強い対比 |
nonetheless | 接続副詞 | 非常に高い | 主に文頭 | 文 | それにもかかわらず、強い対比 |
yet | 接続副詞 | 中程度 | 主に文頭 | 文 | それでも、それなのに |
still | 副詞 | 低い | 主に文中 | – | それでもなお |
whereas | 接続詞 | 高い | 文頭/文中 | 完全な節 | 〜である一方で、対比 |
while | 接続詞 | 中程度 | 文頭/文中 | 完全な節 | 〜である一方で、対比 |
but | 接続詞 | 低い | 文中 | 完全な節 | しかし、だが |
notwithstanding | 前置詞/副詞 | 非常に高い | 文頭/文中/文末 | 名詞/- | 〜にもかかわらず |
albeit | 接続詞 | 非常に高い | 文中 | 形容詞句/副詞句 | 〜ではあるが |
この表からわかるように、「〜にもかかわらず・〜だけれども」を表す英単語には、フォーマル度、使用位置、後続する要素などに違いがあります。
実際の使用場面に応じて適切な表現を選ぶことが重要です。
「〜にもかかわらず・〜だけれども」を表す英単語の使い分け練習問題
以下の練習問題を解いて、「〜にもかかわらず・〜だけれども」を表す英単語の使い分けをマスターしましょう。各文の空欄に最も適切な表現を入れてください。
- ____ it was raining, we went to the beach.
- He is very young, ____ he is very wise.
- ____ the bad weather, the festival was a success.
- The movie was boring. ____, everyone stayed until the end.
- I like coffee, ____ my sister prefers tea.
- She went to work ____ having a cold.
- The restaurant was expensive, ____ the food was delicious.
- He failed the exam, ____ studied hard.
- ____ I respect him, I don’t agree with his opinion.
- The book was interesting, ____ a bit long.
- ____ the difficulties, they completed the project on time.
- He is strict, ____ he is fair.
- ____ she was tired, she continued working.
- I want to buy it, ____ I don’t have enough money.
- ____ his poor health, he ran the marathon.
- The service was slow. The food was excellent, ____.
- ____ the high price, many people bought the new phone.
- She spoke quietly, ____ clearly.
- ____ we had planned everything carefully, something went wrong.
- I don’t usually like science fiction, ____ I enjoyed this book.
「〜にもかかわらず・〜だけれども」を表す英単語に関するよくある質問
- 「although」と「though」の違いは何ですか?
-
althoughとthoughはどちらも「〜だけれども」という意味を持つ接続詞ですが、いくつかの違いがあります。althoughはより形式的な表現で、ビジネス文書や学術論文などで使われることが多いです。一方、thoughはよりカジュアルな表現で、日常会話で頻繁に使われます。また、thoughは文末に置いて「そうは言っても」という意味で使うことができますが、althoughにはそのような用法はありません。文法的な機能としては両者はほぼ同じですが、フォーマル度や使用場面に違いがあります。
- 「despite」と「in spite of」はどう使い分ければよいですか?
-
despiteとin spite ofはどちらも「〜にもかかわらず」という意味の前置詞(句)で、実質的に同じ意味を持ちます。使い方としては、後ろに名詞または動名詞を置きます。例えば「Despite the rain」または「In spite of the rain」(雨にもかかわらず)のように使います。両者の違いは、despiteの方が簡潔でモダンな表現である点です。in spite ofは3語からなるため少し冗長に感じられることがあり、最近の英語ではdespiteの方が好まれる傾向があります。ただし、意味や文法的な機能に違いはなく、個人の好みや文体によって選択されることが多いです。
- 「however」と「nevertheless」の違いは何ですか?
-
howeverとneverthelessはどちらも「しかし」「それにもかかわらず」という意味を持つ接続副詞ですが、ニュアンスの違いがあります。howeverはより一般的な「しかし」という意味合いで、前の文の内容に対する単純な対比や転換を示します。一方、neverthelessはより強い「それにもかかわらず」というニュアンスを持ち、前の文で述べた内容が強い障害や反対の理由になっているにもかかわらず、という意味合いがあります。また、neverthelessの方がよりフォーマルな表現で、学術的な文章やビジネス文書で使われることが多いです。
- 「yet」と「still」はどのように違いますか?
-
yetとstillはどちらも「それでも」「にもかかわらず」という意味を持ちますが、使い方が異なります。yetは主に接続副詞として文頭に置かれ、前の文との対比を示します。一方、stillは副詞として文中(特に動詞の前)に置かれることが多く、ある状態が続いていることを示します。また、yetはやや文学的な表現であるのに対し、stillはより日常的な表現です。さらに、両者には時間的な意味もあり、yetは「まだ〜していない」、stillは「まだ〜している」という意味でも使われますが、これは逆接の用法とは異なります。
- 「but」と「however」はどう使い分ければよいですか?
-
butとhoweverは両方とも「しかし」という意味を持ちますが、文法的な機能と使用場面が異なります。butは接続詞で、一つの文の中で二つの節をつなぐために使われます(例:I like dogs, but I’m allergic to them.)。一方、howeverは接続副詞で、二つの文をつなぐために使われます(例:I like dogs. However, I’m allergic to them.)。また、butは非常にカジュアルな表現で日常会話でよく使われますが、howeverはよりフォーマルな表現で、学術的な文章やビジネス文書で使われることが多いです。文体や文脈に応じて適切な方を選ぶとよいでしょう。
まとめ

英語の「〜にもかかわらず・〜だけれども」を表す表現は豊富で、それぞれ微妙なニュアンスの違いや文法的な特徴があります。この記事では、主な15の表現について、その意味、特徴、使い分けのポイント、例文を紹介しました。これらの表現は、接続詞、前置詞、接続副詞など異なる品詞に分類され、文中での位置や後続する要素も異なります。
althoughやthoughなどの接続詞は完全な節の前に置かれ、despiteやin spite ofなどの前置詞は名詞や動名詞の前に置かれます。また、howeverやneverthelessなどの接続副詞は文と文をつなぐ役割を果たします。フォーマル度も異なり、butやthoughなどはカジュアルな表現である一方、neverthelessやalbeitなどは非常にフォーマルな表現です。
これらの表現を使い分けることで、より自然で豊かな英語表現ができるようになります。状況や文脈に応じて適切な表現を選ぶことで、コミュニケーションの質が向上するでしょう。
練習問題で理解を深め、実際の会話や文章作成で積極的に使ってみることをお勧めします。