「anybody」は英語の不定代名詞で、「誰か」「誰でも」という意味を持ち、特定せずに人を指す言葉です。日本語に訳すと文脈によって「誰か」「誰でも」「誰も(〜ない)」などと訳され、疑問文や否定文でよく使われます。
中学英語の基礎となる重要な単語なので、しっかりとマスターしましょう。
anybodyとは?その基本的な意味と用法

「anybody」は「any(どんな)」と「body(人)」が組み合わさった不定代名詞です。基本的に「誰か」「誰でも」という意味で、特に特定の人を指さずに「任意の人」を表現するときに使います。
「anybody」の基本的な使い方は主に3つあります。一つ目は疑問文での使用で「誰か〜ですか?」という意味になります。二つ目は否定文での使用で「誰も〜ない」という意味になります。三つ目はより一般的な文脈での使用で「誰でも」という意味になります。
日本語では文脈によって訳し方が変わるため、少し混乱するかもしれませんが、例文を見ながら理解していきましょう。
anybodyの基本的な使い方と例文
「anybody」は様々な文脈で使われますが、ここでは最も基本的な使い方を紹介します。英語の不定代名詞は使う状況によって意味が変わってくるので、それぞれの使い方をしっかり理解することが大切です。
疑問文での使い方
疑問文では、「誰か〜ですか?」という意味で使われます。「誰か一人でも該当する人がいるか」を尋ねる場合に使います。
例文
- Is anybody home? (誰か家にいますか?)
- Does anybody know the answer? (誰か答えを知っていますか?)
- Can anybody help me? (誰か私を手伝ってくれますか?)
- Has anybody seen my keys? (誰か私の鍵を見ましたか?)
否定文での使い方
否定文では、「誰も〜ない」という意味で使われます。「一人も該当する人がいない」という場合に使います。
例文
- I didn’t see anybody in the classroom. (教室には誰もいませんでした。)
- There isn’t anybody at the bus stop. (バス停には誰もいません。)
- She doesn’t talk to anybody. (彼女は誰とも話しません。)
- We couldn’t find anybody to help us. (私たちは手伝ってくれる人を誰も見つけられませんでした。)
肯定文での使い方
肯定文では、「誰でも」という意味で使われ、一般的な事実や可能性を述べるときに使用します。
例文
- Anybody can learn English. (誰でも英語を学ぶことができます。)
- Anybody would feel sad in this situation. (このような状況では誰でも悲しく感じるでしょう。)
- This book is for anybody who wants to learn math. (この本は数学を学びたい人なら誰でも使えます。)
- Anybody could have made this mistake. (誰でもこの間違いを犯す可能性がありました。)
anybodyとsomeone/anyone/everyoneの違い
英語の不定代名詞にはいくつか似た言葉があり、混同しやすいものがあります。ここでは「anybody」と他の不定代名詞の違いを説明します。
anybodyとsomebodyの違い
「anybody」と「somebody」はどちらも「誰か」という意味ですが、使われる文脈が異なります。
- 「somebody」は主に肯定文で使われ、「誰かがいる」という確信がある場合に使います。
Somebody is waiting for you. (誰かがあなたを待っています。) - 「anybody」は主に疑問文と否定文で使われますが、可能性を示す肯定文でも使われます。
Is anybody waiting for me? (誰か私を待っていますか?)
I don’t see anybody waiting. (誰も待っているのが見えません。) - 依頼や申し出の質問では「somebody」を使うことが多いです。
Would you like somebody to help you? (誰かに手伝ってもらいたいですか?)
anybodyとanyoneの違い
「anybody」と「anyone」は基本的に同じ意味を持ち、互換的に使うことができます。しかし、わずかな違いがあります。
- 「anybody」は「anyone」よりも少しカジュアルな印象があります。
- 両方とも疑問文と否定文で使われますが、「anyone」の方がフォーマルな文脈で好まれることがあります。 Is anyone present? (どなたかいらっしゃいますか?)- フォーマル
Is anybody here? (誰かいますか?)- カジュアル - 語源的には「anybody」は「any body(どんな体でも)」から、「anyone」は「any one(どんな一人でも)」からきています。
anybodyとeveryoneの違い
「anybody」と「everyone」は全く異なる意味を持ちます。
- 「anybody」は「誰か」「誰でも」を意味し、グループの中の任意の一人を指します。
Anybody can join the club. (誰でもクラブに参加できます。)- 任意の一人 - 「everyone」(または「everybody」)は「みんな」「全員」を意味し、グループ全体を指します。
Everyone must join the club. (全員がクラブに参加しなければなりません。)- グループ全体 - 否定文での使い方も異なります。
Not everybody likes math. (全員が数学を好きなわけではありません。)- 一部の人は好き
I don’t like anybody in that class. (あのクラスの誰のことも好きではありません。)- 一人も好きな人はいない
anybodyを使った重要な表現やフレーズ
「anybody」を使った重要な表現やフレーズをいくつか紹介します。これらの表現は日常会話やライティングでよく使われるので、覚えておくと便利です。
anybody’s guess
「anybody’s guess」は「誰にも分からない」「予測不可能」という意味の表現です。
例文
- What will happen next is anybody’s guess. (次に何が起こるかは誰にも分かりません。)
- The result of the game is anybody’s guess. (試合の結果は予測不可能です。)
not just anybody
「not just anybody」は「普通の人ではない」「特別な人」という意味を表します。
例文
- He’s not just anybody. He’s the school champion. (彼は普通の人ではありません。学校のチャンピオンです。)
- We can’t hire just anybody for this job. (この仕事には誰でもいいというわけにはいきません。)
just about anybody
「just about anybody」は「ほとんど誰でも」という意味で、広い範囲の人々を指す表現です。
例文
- Just about anybody can learn to use this app. (ほとんど誰でもこのアプリの使い方を学べます。)
- This book is simple enough for just about anybody to understand. (この本はほとんど誰でも理解できるほど簡単です。)
like anybody else
「like anybody else」は「他の人と同じように」という意味で、一般的な人々と同様であることを強調する表現です。
例文
- She gets nervous before tests, like anybody else. (彼女は他の人と同じように、テスト前には緊張します。)
- Even famous people need friends, like anybody else. (有名人でも、他の人と同じように友達が必要です。)
anybodyと関連する文法ルール
「anybody」を使う際には、いくつかの文法ルールに注意する必要があります。これらのルールを理解すると、より自然な英語が使えるようになります。
単数扱いのルール
「anybody」は意味的には複数の可能性を含みますが、文法的には単数扱いになります。そのため、動詞は単数形を使います。
例文
- Anybody is welcome to join us. (誰でも参加歓迎です。)
- Does anybody know the answer? (誰か答えを知っていますか?)
- If anybody comes, please tell me. (誰か来たら、教えてください。)
所有格と代名詞の使い方
「anybody」を受ける代名詞は、従来は「he」(彼)や「his」(彼の)が使われていましたが、現代では性別に中立な「they」(彼ら/彼女ら)や「their」(彼らの/彼女らの)が一般的に使われます。
例文
- Anybody can bring their own lunch. (誰でも自分のランチを持ってくることができます。)
- If anybody calls, tell them I’ll be back at 3. (誰か電話してきたら、3時に戻ると伝えてください。)
前置詞との組み合わせ
「anybody」はさまざまな前置詞と組み合わせて使われます。
例文
- Is there anybody in the room? (部屋に誰かいますか?)
- She doesn’t want to talk to anybody. (彼女は誰とも話したくありません。)
- We didn’t hear from anybody. (誰からも連絡がありませんでした。)
anybodyとnobodyの関係
「anybody」の否定形として「nobody」(誰もいない)があります。「not…anybody」と「nobody」は基本的に同じ意味を持ちます。
例文
- I don’t see anybody in the garden. = I see nobody in the garden.
(庭には誰もいません。) - There isn’t anybody at home. = There is nobody at home.
(家には誰もいません。) - He doesn’t talk to anybody. = He talks to nobody.
(彼は誰とも話しません。)
ただし、「not…anybody」は「nobody」よりも少し弱い否定になることがあります。また、文法構造によっては片方しか使えない場合もあります。
anybodyのよくある間違いと注意点
「anybody」を使う際によく見られる間違いや注意点をいくつか紹介します。これらを意識することで、より正確に「anybody」を使えるようになります。
間違い1:「does」ではなく「do」を使う
「anybody」は文法的に単数扱いになるため、疑問文では「does」を使う必要があります。「do」を使うのは間違いです。
誤:Do anybody know where the library is?
正:Does anybody know where the library is?
(誰か図書館がどこにあるか知っていますか?)
間違い2:二重否定を使う
「nobody」は既に否定の意味を含むため、さらに「not」などの否定語と一緒に使うと二重否定になります。英語では二重否定は基本的に避けるべきです。
誤:Nobody doesn’t like ice cream.
正:Nobody likes ice cream. または Everyone likes ice cream.
(誰もアイスクリームが嫌いではない。=みんなアイスクリームが好きだ。)
間違い3:「anybody」と「everybody」を混同する
「anybody」(誰か、誰でも)と「everybody」(みんな、全員)は似ているように見えますが、意味が異なります。
誤:Anybody in the class passed the test.(全員が合格したという意味で)
正:Everybody in the class passed the test.
(クラスの全員がテストに合格しました。)
間違い4:「-body」と「-one」の混同
「anybody」と「anyone」は基本的に同じ意味ですが、「anybody」の方がやや口語的です。フォーマルな文書では「anyone」の方が適切な場合があります。
間違い5:スペルミス
「anybody」のスペルを間違えやすいので注意しましょう。特に「any body」と二語に分けて書くのは間違いです(この場合は「どんな体でも」という意味になります)。
誤:any body, any-body
正:anybody
anybodyを使った実践的な会話例
実際の会話で「anybody」がどのように使われるか、いくつかの例を見てみましょう。
日常会話での使用例
例文
- A: Is anybody home? (誰か家にいますか?)
B: Yes, my brother is in his room. (はい、弟が自分の部屋にいます。) - A: Does anybody want more cake? (誰かもっとケーキが欲しいですか?)
B: I do! It’s delicious. (私です!おいしいです。) - A: I can’t find my book. Has anybody seen it? (本が見つかりません。誰か見ましたか?)
B: I haven’t seen it. Maybe ask Tom. (見ていません。トムに聞いてみたら?)
職場や学校での使用例
例文
- Teacher: Does anybody know the answer to question five? (誰か5番の問題の答えを知っていますか?)
Student: I think it’s 42. (42だと思います。) - A: We need someone to present this project. Is anybody interested? (このプロジェクトを発表する人が必要です。誰か興味ありますか?)
B: I can do it if nobody else wants to. (他に誰もやりたくないなら、私がやります。)
anybodyに関する問題
「anybody」は英語で「誰でも」「誰か」という意味を持つ代名詞です。日常会話や文章で頻繁に使われる単語ですが、似た意味を持つ「someone」「everyone」「no one」などと混同されることもあります。
この問題では、「anybody」の正しい使い方を理解し、他の関連する単語との違いを学ぶことを目的としています。以下の問題では、文脈に応じて適切な単語を選び、英語力を向上させましょう。
- Does __ want to join the meeting?
- __ can learn a new skill if they try hard enough.
- I didn’t see __ at the party last night.
- Is there __ who knows how to fix this computer?
- __ forgot their umbrella in the office today.
- __ is welcome to attend the event, regardless of age or background.
- There wasn’t __ in the room when I arrived.
- If __ needs help, please let me know immediately.
- __ told me that the store was closed yesterday evening.
- __ should be careful when crossing the street.
この問題を通して、「anybody」と他の代名詞の使い分けを学び、英語表現の幅を広げてみてください。
anybodyの使い分け表
「anybody」と関連する不定代名詞の使い分けを理解するために、以下の表を参考にしてください。
注:〇はよく使われる、△はあまり使われない、×は基本的に使われないことを示します。
anybody、someone、anyoneの違いの詳細
「anybody」、「someone」、「anyone」の違いをより詳しく理解するために、具体的な使用例を見てみましょう。
肯定文での使い分け
肯定文では、「somebody/someone」は「特定の人がいる」という確信がある場合に使い、「anybody/anyone」は「誰でも」という一般的な意味で使うことが多いです。
例文
- Somebody called you while you were out. (あなたが外出中に誰かから電話がありました。)- 確実に電話があった
- Anybody can join this club. (誰でもこのクラブに参加できます。)- 一般的な可能性
疑問文での使い分け
疑問文では、「anybody/anyone」を使うことが一般的です。
例文
- Is anybody there? (誰かいますか?)
- Did anyone call me? (誰か私に電話しましたか?)
リクエストや申し出での使い分け
リクエストや申し出では、「somebody/someone」を使うことが多いです。
例文
- Would you like someone to help you? (誰かに手伝ってもらいたいですか?)
- Can you send somebody to fix the computer? (コンピュータを修理する人を誰か送ってもらえますか?)
否定文での使い分け
否定文では、「anybody/anyone」を使うことが一般的です。
例文
- I didn’t see anybody at the station. (駅で誰も見かけませんでした。)
- She doesn’t know anyone in this city. (彼女はこの街では誰も知りません。)
「anybody」に関するよくある質問
- 「anybody」と「nobody」はどう違いますか?
-
「anybody」は「誰か」「誰でも」という意味で、肯定的な可能性を示します。一方、「nobody」は「誰もいない」「誰も〜ない」という否定的な意味です。「not…anybody」と「nobody」は同じ意味になることが多いです。
- I don’t see anybody. = I see nobody. (誰も見えません。)
- 「anybody」は複数形で使えますか?
-
「anybody」は常に単数形として扱われ、複数形はありません。ただし、それを受ける代名詞として「they」や「their」を使うことは現代英語では一般的です。
- Anybody can bring their own lunch. (誰でも自分のランチを持ってくることができます。)
- 「anybody else」とはどういう意味ですか?
-
「anybody else」は「他に誰か」という意味で、既に言及された人や集団以外の人を指します。
- Tom is coming to the party. Is anybody else coming? (トムはパーティーに来ます。他に誰か来ますか?)
- 「anybody」と「anywhere」の違いは何ですか?
-
「anybody」は「誰か」「誰でも」と人を指すのに対し、「anywhere」は「どこか」「どこでも」と場所を指します。
- I don’t see anybody. (誰も見えません。)
- I can’t find my keys anywhere. (鍵がどこにも見つかりません。)
- 「anybody」の発音のコツはありますか?
-
「anybody」の発音は「エニバディ」に近く、アクセントは最初の「エ」にあります。「body」の部分は「バディ」または「ボディ」のように発音します。
- 「anybody」と「any body」の違いは何ですか?
-
「anybody」(一語)は不定代名詞で「誰か」「誰でも」という意味です。一方、「any body」(二語)は「どんな体でも」「どんな団体でも」という意味になります。常に一語で書くよう注意しましょう。
まとめ

この記事では、英語の不定代名詞「anybody」について詳しく解説しました。「anybody」は英語の基本的な表現の一つで、正しく使えるようになると英語でのコミュニケーション能力が大きく向上します。
以下が「anybody」についての主なポイントです。
- 「anybody」は「誰か」「誰でも」「誰も〜ない」という意味を持つ不定代名詞
- 疑問文では「誰か〜ですか?」、否定文では「誰も〜ない」、肯定文では「誰でも」という意味で使われる
- 文法的には単数扱いだが、それを受ける代名詞として「they」「their」を使うことが一般的
- 「somebody」(肯定文で使用)、「nobody」(否定の意味)、「everybody」(全員)との違いを理解することが重要
- よくある間違いとして、「does」ではなく「do」を使う、二重否定を使う、「everybody」と混同するなどがある
英語の不定代名詞の使い分けは最初は難しく感じるかもしれませんが、使用される文脈とパターンを理解すれば、自然に使えるようになります。
この記事で紹介した例文や練習問題を参考に、実際に「anybody」を使ってみてください。英語の理解と運用能力が着実に向上するでしょう。

