TOEIC Part 1は、リスニングセクションの最初に登場する、写真を見て正しい描写を選ぶ形式の問題です。問題数はわずか6問ですが、実はこのパートで多くの受験者が時制の判断ミスによって得点を逃しています。
特に英語初学者の方は、写真に写っている単語が聞こえただけで安心してしまい、時制の違いに気づかないまま誤った選択肢を選んでしまうことが少なくありません。
しかし、時制の使い分けを正しく理解すれば、Part 1は確実に得点できるパートになります。
ここでは、TOEIC Part 1で頻出する時制のパターンと、それぞれの見分け方について詳しく解説します。時制という文法の基本をマスターして、Part 1での失点を防ぎましょう。
TOEIC Part 1 徹底解説:写真描写問題の基本と時制の重要性

TOEICリスニングセクションの冒頭を飾るPart 1は、写真描写問題です。このパートは、高得点の足がかりを築く上で非常に重要です。
Part 1の基本構成
- 形式: 問題用紙に印刷された1枚の写真について、4つの短い英文が一度だけ音声で流れます。
- タスク: 受験者は、写真の内容を最も正確に描写している選択肢を一つ選びます。
- 問題数: 全6問です(2016年5月の新形式以降、10問から減少しました)。
- 目標: 問題数が少ないからこそ、この6問を確実に正解することが、高得点への第一歩となります。
写真の3つのパターンと注目点
Part 1の写真は、大きく分けて以下の3つのパターンがあります。
パターンによって、着目すべきポイントが異なります。
| パターン | 特徴 | 注目すべき点 |
| 1. 1人の人物 | 1人の人物が写っている | その人物の動作(何をしているか)や状態(どんな格好か、どこにいるか) |
| 2. 2人以上の人物 | 複数の人物が写っている | それぞれの人物の関係性、共同の動作、位置関係 |
| 3. 風景・物 | 人物が写っていない | 物や景色の状態、配置(どこに何があるか) |
すべてのパターンに共通して、「時制の理解」が攻略の鍵となります。
攻略の鍵:「時制」の限定と役割
Part 1は「静止画」である写真を描写するため、使用される時制は非常に限定的です。
主に以下の3つの時制に絞られます。
| 時制 | 役割・意味 | 具体的な描写例 |
| 1. 現在形 | 物や人の「静的な状態」を表す。 動作が完了した結果としての状態。 | A book is put on the desk. (本が机の上に置いてある。) |
| 2. 現在進行形 | 「今まさにその動作が行われている最中」であることを表す。 動的な場面。 | A man is walking on the street. (男性が通りを歩いているところだ。) |
| 3. 現在完了形 | 過去の動作の結果が「現在も続いている状態」を表す。 現在形に近い意味で使われることが多い。 | The chairs have been arranged in a row. (椅子が一列に並べられている状態だ。) |
Part 1で失点する最大の理由:時制への意識不足
多くの受験者がPart 1で失点するのは、「写真の物・人物に関する単語が聞こえただけで正解だと判断してしまう」という時制への意識不足が原因です。
具体的な注意点
- 動作 vs. 状態:
- 例:「帽子をかぶっている男性」の写真
- 選択肢が「男性は帽子をかぶっている最中だ(動作)」なのか、「男性は帽子をかぶっている(状態)」なのかで正誤が分かれます。単語が合致していても、時制が示す意味が写真の状況と合っていなければ不正解です。
- 受動態の聞き分け:
- 現在進行形の受動態:is being done (今まさに~されているところ)
- 現在完了形の受動態:has been done (~された状態にある)
- この2つは音声で非常に似ていますが、意味は大きく異なります。特に、人物が写っていない物や風景の写真(パターン3)で頻出するため、正確な聞き分けと意味の瞬時な理解が必須です。
700点以上、800点以上を目指す受験者にとって、Part 1の全問正解は絶対に達成すべき目標です。
時制を正確に聞き取り、その意味を瞬時に理解する練習を徹底しましょう。
Part 1 攻略:正答を導く3つの時制パターンを完全理解する
TOEIC Part 1で出題される時制は、現在形、現在進行形、現在完了形の3つに集約されます。
それぞれの時制が持つ意味と、写真描写における役割を明確に区別することが、正誤を瞬時に判断する鍵となります。
現在形:【完了した動作の結果】としての「状態」描写
現在形は、動作が完了し、その結果として写真に写っている「物や人の位置、配置、または永続的な状態」を表す際に使用されます。
写真に写っている静止した状態を捉える場合に使われます。
ポイントは動作ではなく、状態に焦点ということです。
| 時制のパターン | 主な役割と写真の例 | 出題傾向 |
| 能動態 (S + V) | 物の位置や配置などの状態を表す。 例: 「本が棚に並んでいる」 | 比較的少ない |
| 受動態 (S + be動詞 + 過去分詞) | 過去の動作の結果、現在その状態が維持されていることを示す。 例: 「コンピューターが机の上に設置されている」 | 最も出題が多い |
現在進行形:【今まさに】進行中の「動作」描写
現在進行形は、「まさに今、その動作が進行中である」ことを表します。
Part 1で人物の動作を描写する際、最も頻繁に使用される時制です。
ポイントは、動作と状態の明確な区別が必須ということです。
| 時制のパターン | 主な役割と写真の例 | 写真の必須条件 |
| 能動態 (S + be動詞 + V-ing) | 人物が明確に動作を行っている様子を直接描写する。 例: 「女性が電話で話している」 | 主語である人物の動作が写っていること |
| 受動態 (S + be動詞 + being + 過去分詞) | 「今まさに~されている最中である」という意味。 例: 「荷物が運ばれているところだ」 | その動作を行っている人物が写っていること |
例外:状態動詞の扱い
「wearing (身に着けている)」、「standing (立っている)」、「sitting (座っている)」などは、形は進行形でも「動作の継続(状態)」を表します。
現在完了形:【完了した動作の結果】としての「状態」描写(強調)
現在完了形(have/has + 過去分詞)は、過去に行われた動作の結果が現在も続いている「完了状態」を表します。
Part 1では、現在形とほぼ同じ意味で使われることが多いです。
ポイントは、動作の完了とその状態の継続を強調です。
| 時制のパターン | 役割と写真の例 | 現在形との違い |
| 受動態 (S + have/has + been + 過去分詞) | 動作が完了し、その状態が維持されていることを強調する。 例: 「花がコップに入れられている」 | Part 1の写真描写においては、現在形の受動態と表す状況は実質的に同じ。 |
最も重要な区別は、現在完了形 vs. 現在進行形の受動態です。
| 時制 | 意味 | 人物描写の有無 |
| 現在完了形 受動態 | 荷物が運ばれた状態にある(状態) | 人物が写っている必要はない |
| 現在進行形 受動態 | 荷物が今まさに運ばれている最中だ(動作) | 荷物を運んでいる人物が必須 |
この違いを理解することが、人物が写っていない写真(風景や物の配置のみ)の問題で誤答を避けるための決定的なポイントとなります。
Part 1の正誤判断は、写真と音声の「動作」と「状態」のどちらに焦点が当たっているかを瞬時に見抜く能力にかかっています。
TOEIC Part1 攻略の鍵:「being」と「been」の聞き分け徹底ガイド
TOEIC Part1のリスニングで多くの受験者が苦戦するのが、「being」と「been」の聞き分けです。
この2語は発音が酷似しているため、聞き逃したり間違って判断したりすると、時制を見誤り失点に直結します。
しかし、この違いを理解し、写真の内容と結びつけて判断できるようになることが、Part1攻略の最重要ポイントです。
違いの核心:動作の進行中 vs. 完了した状態
| 比較ポイント | being (現在進行形 受動態) | been (現在完了形 受動態) |
| 文法形式 | be動詞 + being + 過去分詞 | have / has + been + 過去分詞 |
| 意味 | 今まさに〜されている最中である | 〜された状態にある (完了した結果) |
| 写真の条件 | 動作を行っている人物が写っていることが必須 | 動作を行っている人物は不要。結果としての状態が写っていればOK |
| キーワード | 「動作の進行中」 | 「状態の継続・完了」 |
「being」が示す【動作の進行中】
「being」を含む受動態は、動作が現在進行中であり、まだ完了していないことを示します。
キーポイント:人物の存在
- 動作を行っている人(行為者)が写真に写っていることが絶対条件です。
- 人物が写っていない写真に対して「being」の選択肢は基本的に不正解となります。
| 例文 | 意味 | 💡 写真に写るべきもの |
| A folder is being selected from the drawer. | フォルダーが引き出しから選び出されているところである。 | 引き出しからフォルダーを選んでいる人物。 |
| Salad is being served. | サラダが提供されているところです。 | サラダを客に出しているウェイトレスなど。 |
| Windows are being cleaned. | 窓が掃除されている最中です。 | 窓を掃除している人物。 |
「been」が示す【完了した状態】
「been」を含む受動態は、過去に動作が完了し、その結果としての状態が現在も続いていることを示します。
キーポイント:状態の結果
- 動作の結果として配置された物や人の状態が写っていれば正解です。
- 動作を行った人物(行為者)は写真に写っている必要はありません。
- Part1では、しばしば現在形 (Bicycles are parked in a row) とほぼ同じ完了した状態を表します。
| 例文 | 意味 | 💡 写真に写っていればOKなもの |
| Flowers have been put in a cup. | 花がコップに入れられている(状態にある)。 | コップに入った花。 |
| Bicycles have been parked in a row. | 自転車が一列に駐輪されている(状態にある)。 | 一列に並んだ自転車。 |
| The equipment has been fixed. | その備品は修理されている(状態にある)。 | 修理が完了した備品。 |
実践的な聞き分けトレーニング方法
- 音の違いを意識する: 「being」= ビーィン (詰まる音) / 「been」= ビン / ベン (短い音) という音の違いを常に頭に置いて聞きましょう。
- スクリプト連動学習:
- まずはスクリプトを見ながら、どちらが使われているかを確認し、その発音パターンを注意深く聞きます。
- 慣れたら、スクリプトを見ずに音声だけで瞬時に判断する練習を行います。
- 視覚と聴覚の統合:
- 写真を見て「人物が動作中」か「物が配置された状態」かを予測します。
- 動作中なら「being」の可能性が高い。
- 状態なら「been」または現在形の可能性が高い。
- この予測をもって音声を聞き、判断の精度を高めます。
- 音読トレーニング: シャドーイングやリピーティングで、自分で正確に「ビーィン」と「ビン/ベン」を発音してみることで、音の違いをより深く理解し、リスニング力向上に繋げましょう。
TOEIC Part 1 必勝法:動作と状態の動詞をマスターする
TOEIC Part 1のひっかけ問題で頻出するのが、動作(Action)と状態(State)を表す動詞の区別です。一見似ていても、動詞の種類によって写真が示す内容が大きく異なります。
この違いを瞬時に判断することが、満点獲得の鍵です。
動作動詞と状態動詞の基本の区別
| 区分 | 定義 | 例 | Part 1での判断基準 |
| 動作動詞 (Action Verb) | 始まりと終わりがある行為を示す。 | put on (身に着ける), take off (脱ぐ), pick up (拾い上げる) | 進行中の行為の瞬間が写真に捉えられていること。 |
| 状態動詞 (State Verb) | 継続している状態を示す。 | wear (身に着けている), stand (立っている), sit (座っている) | 動作が完了し、その結果としての状態が続いていること。 |
Part 1 最重要ポイント:「put on」と「wear」の決定的な違い
多くの受験者が混同し失点する、Part 1で最も頻出の対比です。
動作:put on (~を身に着ける)
- 意味: 服を着る、靴を履く、メガネをかけるなど、身に着ける行為そのもの。
- 用法: 通常、現在進行形で使用される。
- 例: He is putting on a jacket. → 「彼はジャケットを着ているところだ。」
- 写真での判断: 男性がジャケットに腕を通している途中、ボタンを留めている最中など、動作の最中の様子が写っている場合。
状態:wear (~を身に着けている)
- 意味: 既に服を着用しており、その状態が継続していること。
- 用法: 状態動詞だが、現在進行形で状態を表す特殊な性質を持つ。
- 例: He is wearing a jacket. → 「彼はジャケットを着ている(状態だ)。」
- 写真での判断: 人物が完全にジャケットを着用して立っている、座っているなど、動作が完了した状態の場合。
その他の重要な動作と状態の区別
「put on」と「wear」以外にも、Part 1で頻出する動詞の区別を理解しておきましょう。
| 動作を表す動詞 | 状態を表す動詞 | Part 1での区別 |
| stand up (立ち上がる) | stand (立っている) | standing は「立ち上がっている動作の最中」ではなく「立っている状態」を示すことが多い。 |
| sit down (座る) | sit (座っている) | sitting は「座る動作の最中」ではなく「座っている状態」を示すことが多い。 |
| pick up (拾い上げる) | hold (持っている) | picking up は「拾い上げる動作の最中」。 holding は「持っている状態」。 |
| – | lean (もたれる) | leaning は「もたれかかっている状態」を示す。 |
動作動詞と状態動詞の見分け方(判断基準)
動詞が「動作」か「状態」かを見分ける最も簡単な判断基準は、「その動作を途中で止められるか」で考えることです。
- 途中で止められる(開始と終了が明確) → 動作動詞(例: walk、put on)
- A woman is walking down the street. → 歩く動作の最中。
- 途中で区切ることが難しい(継続的な状態) → 状態動詞(例: know、wear)
- 状態動詞は基本的に進行形にできませんが、wear, stand, sit などは例外的に進行形で状態を表します。
対策の習慣化
新しい動詞を学習する際は、「動作を表すのか、状態を表すのか」を常に意識し、頭の中でその場面をイメージする習慣をつけましょう。
写真を見たとき、「人物が動いている最中なのか、静止している状態なのか」を判断することが正解への近道です。
TOEIC Part 1: 時制に関する「よくある間違い」と「攻略法」
Part 1で受験者が犯しやすい時制に関する典型的な間違いと、それを防ぐための具体的な対策をまとめました。
これらのパターンを事前に把握し、意識的に避けることで、本番でのミスを大幅に減らすことができます。
キーワード聴取による早とちりミス
最も多い間違いは、写真に写っている単語が聞こえただけで、文全体を聞かずに正解だと判断してしまうことです。
| 間違いのパターン | 具体例 | 攻略法 |
| 単語一致の罠 | 写真に「drawer」(引き出し)が写り、「drawer」が音声で聞こえたため、すぐに選択肢を選んでしまう。 | 文全体を最後まで聞く習慣をつける。「All the drawers are open」(引き出しはすべて開いている)など、時制や状態を示す述語部分と写真が一致しているかを確認する。 |
「状態」と「動作」の混同ミス(現在進行形/現在完了形)
時制の違い、特に「状態」を表すのか「動作の進行」を表すのかの区別を無視してしまうと、意味を大きく取り違えます。
| 時制の比較 | 意味 | 重要な聞き分けポイント |
| 現在完了形 | The books have been put on the desk. (状態:既に置かれている) | been (状態を表す完了の合図) |
| 現在進行形 | The books are being put on the desk. (動作の進行中:今まさに置かれている最中だ) | being (動作の進行の合図) |
状態を表す現在進行形の誤解
現在進行形(be + Ving)は「動作の最中」だけでなく、「状態」を表す場合もあります。
これを誤解すると、正解肢を誤って除外してしまいます。
| 間違いのパターン | 具体例 | 攻略法 |
| 動作と誤解 | 写真は帽子をかぶって座っている男性。 「The man is wearing a hat」を聞き、「今かぶっている最中ではない」と誤って判断する。 | 「状態のVing」動詞を覚える。 これらの動詞は、進行形でも「動作の最中」ではなく、「その状態が継続していること」を表す。 |
状態を表す代表的な動詞
- wear (身につけている)
- stand (立っている)
- sit (座っている)
- lean (寄りかかっている)
- hold (手に持っている)
受動態の時制判断ミス(being vs been)
受動態の中でも、特に現在進行形の受動態と現在完了形の受動態は音声が酷似しており、混同しやすいです。
| 時制の比較 | 意味と写真の状況 | 重要な聞き分けポイント |
| 現在進行形の受動態 | Boxes are being stacked. (動作の進行中:誰かが今、箱を積んでいる最中の様子が写っているはず) | being |
| 現在完了形の受動態 | Boxes have been stacked. (状態:既に積み重ねられた箱だけが写っている) | been |
攻略法
- 「being」と「been」の聞き分けを確実にする。
- 写真に動作を行っている人物が写っているかを確認する。写っていれば進行形の受動態の可能性が高く、写っていなければ完了形/現在形の可能性が高い。
- 「be動詞+being+過去分詞」の音のパターンに慣れる。
類似発音による聞き間違いミス
時制を構成する助動詞や動詞の形が類似した発音に聞こえてしまい、時制判断を誤るケースです。
| 混同しやすい発音 | 聞き間違いの例と影響 | 攻略法 |
| has / as | 「The equipment has been installed」のhasを聞き逃し、時制を判断できなくなる。 | 時制を構成する助動詞(have/has/be動詞)を意識的に聞き取る。 これらは文中で弱く発音されることが多いため注意。 |
| being / bean | 「being」を聞き間違え、文の意味が全く理解できなくなる。 | 文法的な知識を活用し、過去分詞が聞こえたら、その前に「have/has」があるか「being」があるかを推測しながら聞く。 |
TOEIC Part1の時制に関するよくある質問
TOEIC Part 1の写真描写問題で頻出する、時制に関する疑問とその解消法をまとめました。
これらのポイントを押さえることで、正答率を確実に向上させることができます。
- 現在形と現在完了形の使い分けがわからない
-
回答のポイント:Part 1では「状態」を表す限り、気にしなくてOK!
- Part 1における意味の共通性:
- 現在形受動態(例:are parked)と現在完了形受動態(例:have been parked)は、どちらも「写真に写っている現在の状態」を表します。
- 例:「Bicycles are parked in a row」と「Bicycles have been parked in a row」は、駐輪されている状況という点で写真の描写は同じです。
- 集中すべき点:現在進行形との区別
- 両者の厳密な文法的な違い(完了形は「過去の動作の結果が現在も続いている」)は、Part 1の写真描写という文脈では無視して問題ありません。
- それよりも、動作の最中を表す現在進行形(is/are being + 過去分詞)と明確に区別することに集中しましょう。
- Part 1における意味の共通性:
- 人物が写っていない写真でも進行形が使われることはあるか
-
回答のポイント:基本的に人物が必要。ただし「物の状態変化」を示す例外がある。
- 原則:
- 動作の進行中(現在進行形)を示すには、通常、その動作を行っている人物が写真に写っている必要があります。
- 例:「The man is painting the wall.」
- 例外(特殊な受動態の表現):
- ごく稀に、物が「自然な力や準備の結果として」ある状態になっている過程を示すために、人物不在でも進行形の受動態が使われることがあります。
- 稀な例:
- 「Shadows are being cast on the ground.」(影が地面に落ちている)
- 「Items are being displayed in the window.」(商品がウィンドウに展示されている)
- 実践的な対処法:
- 人物が写っていない写真では、まず現在形や現在完了形を疑いましょう。
- 進行形が出てきた場合は、他の選択肢と比較し、最も写真の状況を正確に描写しているかを冷静に判断します。
- 原則:
- リスニングで時制を聞き取るコツは何か
-
回答のポイント:時制の「マーカー」となる機能語に全集中する!
- 時制マーカーの聞き取り:
- 時制を構成する「is」「are」「has」「have」「being」「been」といった機能語に意識を集中させます。
- これらの単語は、文中で非常に弱く、短く発音されることが多いため、特に「have/has」は聞き逃さないように意識的に耳を傾ける姿勢が重要です。
- 過去分詞の認識:
- 受動態の印となる過去分詞(-ed や不規則変化)を聞き取り、その直前の助動詞とセットで時制を判断します。
- 最後まで聞く習慣:
- 途中で知っている単語が聞こえても、最後まで集中して聞くことが不可欠です。時制の情報は文の最初や中盤に散りばめられています。
- 時制マーカーの聞き取り:
- 時制の勉強はどのようにすればよいか
-
回答のポイント:文法知識の定着と音のパターンの体得を並行する!
- 基礎文法の徹底:
- 現在形、現在進行形、現在完了形の受動態の形と意味を理解し、能動態・受動態のペアで覚えます。
- 実践的な音の練習:
- 実際のPart 1問題のスクリプトを見ながら音声を何度も聞き、どのマーカー(例:「is being」「has been」)がどのように発音されているかを確認します。
- その後、スクリプトなしで時制を判断する練習に移行します。
- 音読で体得(シャドーイング/リピーティング):
- 時制のマーカーとなる部分を自分で発音し、音のパターンを体に覚え込ませます。特に「is being」「has been」を重点的に練習しましょう。
- ミスの徹底分析:
- 問題を間違えたら、「時制の聞き取りミスか?」「時制の意味の理解不足か?」「単語の聞き取りミスか?」を特定し、その原因に応じた対策を立てます。
- 基礎文法の徹底:
- どのくらいの勉強期間で時制の聞き分けができるようになるか
-
回答のポイント:集中的に質の高い練習をすれば、2週間~1ヶ月で大きく上達!
- 期間の目安: 基本的な文法知識がある場合、毎日30分~1時間の集中的な練習を2週間から1ヶ月継続することで、聞き分けの精度は劇的に向上します。
- 質の重視: 闇雲に多くの問題を解くよりも、時制に焦点を当てた集中的な練習(一つの音声を繰り返し聞き、時制を確実に聞き取る)を行うことが重要です。
- 継続性の確保: 長時間まとめて行うよりも、毎日少しずつ(通勤・休憩時間などを利用して)Part 1の音声を繰り返し聞く習慣をつけましょう。
まとめ

TOEICのPart1における時制の理解は、確実な得点を獲得するための最重要ポイントです。
この記事で解説してきた内容を振り返り、実践に活かすためのポイントをまとめます。
押さえておくべきポイント(要点まとめ)
- Part 1では現在形、現在進行形、現在完了形の3つの時制が使われる。
- 「being」と「been」の聞き分けが時制判断の最重要スキル。
- 現在進行形の受動態は動作の進行中を表し、人物が写っている必要がある。
- 現在完了形と現在形は、Part 1ではほぼ同じ意味で状態を表すことが多い。
- 「put on」は動作、「wear」は状態という違いを確実に理解する。
- 写真の単語が聞こえただけで判断せず、文全体を最後まで聞く。
- 時制を構成する助動詞や動詞の形に注意を集中させて聞く。
- シャドーイングやリピーティングで音のパターンを体に覚え込ませる。
- 間違えた問題は原因を分析し、同じミスを繰り返さないようにする。
時制の理解は、Part 1だけでなく、Part 3やPart 4のリスニング、Part 5の文法問題、Part 7の長文読解でも求められる基礎的なスキルです。
Part 1で時制をマスターすることは、TOEICのスコア全体を底上げすることにつながります。
英語初学者の方にとって、時制の聞き分けは最初は難しく感じるかもしれませんが、正しい方法で継続的に練習すれば必ず身につくスキルです。
Part 1の6問は、高得点を目指すうえで絶対に落とせない問題です。時制の理解を深め、確実な聞き取り能力を身につけて、Part 1での満点を目指しましょう。

