「boast」は英語で動詞と名詞の両方として使われる単語です。動詞としては「自慢する」「誇る」「豪語する」という意味があり、名詞としては「自慢話」「誇り」といった意味を持ちます。日常会話やビジネスシーンでもよく使われる表現なので、正しい使い方をマスターしておくと英語力アップにつながります。
今回はこの「boast」の意味や使い方について、中学レベルの例文を交えながら分かりやすく解説していきます。
boastとは?基本的な意味と使い方

「boast」は主に「自慢する」「誇る」という意味を持つ英単語です。自分や自分に関連することについて、誇らしげに話したり、アピールしたりするときに使います。動詞として使うことが一般的ですが、「自慢話」「誇り」といった意味の名詞としても使われます。
「boast」は日常会話でよく使われる表現で、特に自分の能力や成果、持ち物などについて自慢するときに使います。例えば、「彼は常に自分の成績を自慢している」という場合、”He always boasts about his grades.”と表現できます。
また、物や場所が主語になり、「~を誇る」「~を持っている」という意味で使うこともあります。例えば、「この町には大きな公園がある」という場合、”This town boasts a large park.”と言うことができます。この使い方は特に観光案内や施設の紹介文でよく見かけます。
boastの発音と語源
「boast」の発音は「ボウスト」に近い音で、アクセントは最初の音節にあります。発音記号では /boʊst/ と表記されます。初めの「b」は唇を閉じてから急に開くことで発音し、次の「oa」は「オウ」のように口を丸く開けて閉じていくように発音します。最後の「st」は「スト」ではなく、子音だけの「スt」に近い音になります。
語源的には、「boast」は中世の英語に由来し、「高める」「拡大する」という意味のオランダ語から来ています。自分自身や自分の能力を大げさに表現することから「自慢する」という意味になったと考えられています。
boastの動詞としての使い方
動詞としての「boast」は、自分や自分に関連することを誇らしげに話すという意味で使われます。自分の能力や成果、所有物などについて自慢するときに用います。
他動詞としての用法
「boast」は他動詞として使うと、「~を自慢する」「~を誇る」という意味になります。この場合、「boast」の後に直接目的語が来ます。
例文
- He boasts his new car.
(彼は新しい車を自慢している) - The hotel boasts a beautiful garden.
(そのホテルは美しい庭園を誇っている) - She boasts her cooking skills.
(彼女は料理の腕前を自慢する)
自動詞としての用法
「boast」は自動詞としても使われ、この場合は「自慢する」「豪語する」という意味になります。自動詞として使う場合は、「about」「of」などの前置詞と一緒に使われることが多いです。
例文
- He often boasts about his achievements.
(彼はよく自分の業績について自慢する) - She boasts of her son’s success.
(彼女は息子の成功を自慢する) - They boast about their new house all the time.
(彼らはいつも新しい家のことを自慢している)
「that」節と一緒に使う場合
「boast」の後に「that」節を続けると、「~ということを自慢する」という意味になります。
例文
- He boasts that he can speak three languages.
(彼は3つの言語を話せることを自慢する) - She boasts that she has never failed an exam.
(彼女は一度も試験に落ちたことがないと自慢する) - The company boasts that its products are the best in the market.
(その会社は自社製品が市場で最高だと豪語している)
boastの名詞としての使い方
名詞としての「boast」は「自慢話」や「誇り」を意味します。特に誇りに思っていることや自慢できるものを指します。
例文
- The new school building is the boast of the village.
(新しい校舎は村の誇りだ) - It is his constant boast that he has a good memory for names.
(人の名前をよく覚えているというのが彼のいつもの自慢だ) - His boasts about his wealth are hard to believe.
(彼の富に関する自慢話は信じがたい)
boastの活用形と発音
「boast」の活用形は以下の通りです。
発音する際には、特に「oa」の部分が「オウ」のような二重母音になることに注意しましょう。また、語尾の「st」は子音だけの音で、日本語の「スト」のように母音を入れずに発音するのがコツです。
boastを使った様々な表現パターン
「boast」を使った表現パターンはいくつかありますが、主なものを紹介します。
boast about/of ~(~について自慢する)
最も一般的な使い方で、自分の持ち物や能力、成果などについて自慢する場合に使います。「about」と「of」はどちらも使用可能ですが、現代英語では「about」の方がよく使われます。
例文
- He boasts about his fishing skills.
(彼は釣りの腕前を自慢する) - She boasts of her collection of stamps.
(彼女は切手コレクションを自慢する) - Parents often boast about their children.
(親はよく子供のことを自慢する)
boast that節(~ということを自慢する)
自分や関連することについて具体的な内容を自慢する場合に使います。
例文
- He boasts that he can run a marathon in three hours.
(彼は3時間でマラソンを走れると自慢する) - She boasts that she has never been late for school.
(彼女は学校に遅刻したことがないと自慢する) - The company boasts that its products are eco-friendly.
(その会社は自社製品が環境に優しいと豪語している)
S boast O([主語]が[目的語]を持っている、誇る)
この用法では、人ではなく、場所や組織、建物などが主語になり、「~を持っている」「~を誇る」という意味で使われます。
例文
- The city boasts many beautiful parks.
(その都市には多くの美しい公園がある) - The hotel boasts a swimming pool and a gym.
(そのホテルはプールとジムを備えている) - Our school boasts a long history.
(私たちの学校は長い歴史を誇っている)
boastの類義語と違い
「boast」と似た意味を持つ単語には「brag」「vaunt」「show off」などがあります。特に「brag」と「boast」はどちらも「自慢する」という意味を持ちますが、ニュアンスや使い方に違いがあります。
boastとbragの違い
「boast」と「brag」はどちらも「自慢する」という意味ですが、以下のような違いがあります。
- フォーマル度:「boast」の方が「brag」よりも若干フォーマルな響きがあります。
- ニュアンス:「boast」は単に自分の成果に自信を持って誇らしげに話すニュアンスがありますが、「brag」は傲慢な態度で自慢話をする、いい気になって話を誇張するといったネガティブな意味合いが強いです。
- 使われ方:「boast」はポジティブな文脈でも使われることがあり、特に自分の家族や所属グループのことを誇らしげに話す場合によく使われます。一方、「brag」はより個人的な自慢話で、しばしば否定的なニュアンスで使われます。
例文
- He always brags about how rich he is.
(彼はいつも自分がどれほど金持ちかを自慢する)- より否定的 - Your father always boasts about you. He’s very proud of you.
(あなたの父親はいつもあなたのことを自慢げに話します。あなたのことを本当に誇りに思っているんですね)- より肯定的
他の類義語
「show off」(見せびらかす):自分の能力や持ち物を意図的に人に見せつけることを意味します。「boast」よりもカジュアルで、行動を伴う表現です。
例文
- He likes to show off his new smartphone.
(彼は新しいスマートフォンを見せびらかすのが好きだ)
「vaunt」(自慢する、誇示する):「boast」よりも文学的で古風な表現で、同じく「自慢する」という意味です。
例文
- He vaunted his achievements to everyone who would listen.
(彼は聞いてくれる人みんなに自分の業績を自慢した)
boastとbragの使い分け表
以下の表は「boast」と「brag」の違いを分かりやすくまとめたものです。
| 特徴 | boast | brag |
|---|---|---|
| フォーマル度 | やや高い | カジュアル |
| ニュアンス | 自信を持って誇る | 傲慢・過大に自慢する |
| 感情的色合い | 中立~肯定的 | 否定的 |
| 典型的な使用場面 | 業績や所属組織を誇る | 個人的な自慢話をする |
| 使用例 | He boasts about his son’s achievements. | He brags about how much money he makes. |
boastのよくある間違いと注意点
「boast」を使う際によくある間違いや注意点をいくつか紹介します。
前置詞の使い分け
「boast」の後ろには「about」や「of」という前置詞がつくことがありますが、どちらを使うべきか迷うことがあります。基本的にはどちらも正しいですが、現代英語では「about」の方がより一般的です。
正:He boasts about his achievements.
正:He boasts of his achievements.
(彼は自分の業績を自慢する)
boastとhaveの違い
「S boast O」(~が~を持っている、誇る)という表現は、単なる「have」と似ていますが、「boast」には「誇らしく持っている」というニュアンスが加わります。
例文
- The hotel has a swimming pool.
(そのホテルにはプールがある)- 単なる事実 - The hotel boasts a swimming pool.
(そのホテルはプールを誇っている)- プールが特徴や売りであることを示唆
ネガティブなニュアンス
「boast」は文脈によっては、「自慢する」というネガティブなニュアンスを持つことがあります。特に自分自身について使う場合は、謙虚さに欠けると思われる可能性があるので注意が必要です。
例文
- I don’t mean to boast, but I won the competition.
(自慢するつもりはないが、私はその競争に勝った)- 謙虚さを示す表現を加えることで、ネガティブな印象を和らげる
名詞としての誤用
名詞としての「boast」の使い方を誤ることがあります。「boast」は不可算名詞ではなく、可算名詞として使うのが一般的です。
誤:His boast is annoying.
正:His boasts are annoying.
正:His boasting is annoying.
(彼の自慢話はイライラする)
boastを使った実用的な例文
ここでは「boast」を使った実用的な例文をいくつか紹介します。日常会話やビジネスシーンでよく使われる表現を中心に集めました。
例文
- He likes to boast about his father’s successful business.
(彼はお父さんが事業で成功したことを自慢するのが好きです) - She never boasts about her achievements, even though she is very successful.
(彼女はとても成功しているのに、自分の功績を自慢することはない) - Our city boasts beautiful parks and clean streets.
(私たちの街は美しい公園と清潔な通りを誇っている) - The company boasts a high level of customer satisfaction.
(その会社は高い顧客満足度を誇っている) - I don’t like people who boast all the time.
(私はいつも自慢ばかりする人が好きではない) - The new museum boasts a collection of rare artifacts.
(その新しい博物館はめずらしい工芸品のコレクションを持っている) - He boasted that he could finish the work in one day, but it took him three days.
(彼は1日で仕事を終わらせられると豪語したが、実際には3日かかった) - Your mother often boasts about how well you are doing at school.
(あなたのお母さんはよく、あなたが学校でどれだけ頑張っているかを自慢している) - The hotel’s website boasts that it offers the best service in town.
(そのホテルのウェブサイトは、町で最高のサービスを提供していると豪語している) - She boasts of having read all the books in the library.
(彼女は図書館の本をすべて読んだことを自慢している)
boastに関する問題
ここでは「boast」の理解度を確認するための問題を10問用意しました。それぞれの問題を解いて、「boast」の使い方をマスターしましょう。
- She always ( ) about her high scores on tests.
a) boasts
b) boast
c) boasted
d) boasting - The hotel ( ) a swimming pool and a tennis court.
a) has
b) boasts
c) shows
d) gives - He ( ) that he can speak five languages.
a) boasts
b) boasts of
c) boasts about
d) boasts to - The city ( ) many beautiful parks.
a) boasts for
b) boasts with
c) boasts of
d) boasts on - “I won the race easily,” he ( ).
a) boast
b) boasted
c) boasts
d) was boasting - His constant ( ) about his wealth annoyed everyone.
a) boast
b) boasts
c) boasting
d) boasted - The new stadium is the ( ) of the city.
a) boast
b) boasts
c) boasting
d) boaster - She doesn’t like to ( ) about her achievements.
a) boast
b) boasted
c) boasts
d) boasting - The company ( ) a long history of quality service.
a) boast
b) boasts
c) boasted
d) is boasting - They ( ) about their new house to all their friends.
a) boast
b) boasted
c) boasts
d) boasting
「boast」に関するよくある質問
ここでは「boast」に関してよく寄せられる質問とその回答をまとめました。
- 「boast」と「brag」の違いは何ですか?
-
どちらも「自慢する」という意味ですが、「boast」の方がより公式的な響きがあります。また、「boast」は単に自信を持って自分の成果などを話すニュアンスがありますが、「brag」は傲慢な態度で自慢話をするというネガティブなニュアンスが強いです。「boast」はポジティブな文脈でも使われますが、「brag」はより否定的な文脈で使われることが多いです。
- 「boast」はどんな前置詞と一緒に使いますか?
-
「boast」は主に「about」と「of」という前置詞と一緒に使われます。どちらも「~について自慢する」という意味になりますが、現代英語では「about」の方がより一般的です。
例:He boasts about his cooking skills.(彼は料理の腕前を自慢する)
- 「boast」を名詞として使うことはできますか?
-
はい、「boast」は名詞としても使われます。名詞としての「boast」は「自慢話」や「誇り」を意味します
例:The new library is the boast of the town.(新しい図書館は町の誇りだ)His boasts are hard to believe.(彼の自慢話は信じがたい)
- 「boast」を使った丁寧な自慢の仕方はありますか?
-
「自慢する」という意味の「boast」は、時に失礼に聞こえることがあります。丁寧に自分の成果を伝えたい場合は、「I’m proud to say that…」(~と言えることを誇りに思います)や「I’m pleased that…」(~できてうれしいです)など、別の表現を使うか、「I don’t mean to boast, but…」(自慢するつもりはありませんが…)といった言い回しを加えると良いでしょう。
- 「boast」が「持っている」という意味で使われる例を教えてください。
-
「boast」は「誇りを持って所有している」「特徴として持っている」という意味で使われることがあります。
例:The hotel boasts a rooftop pool.(そのホテルは屋上プールを備えている)This region boasts a rich cultural heritage.(この地域は豊かな文化的遺産を誇っている)
まとめ

この記事では、英単語「boast」の意味と使い方について詳しく解説しました。「boast」は主に「自慢する」「誇る」という意味で使われる単語で、動詞としても名詞としても使うことができます。
英語の表現力を高めるためには、このような単語の使い方を理解し、適切に使いこなせるようになることが大切です。以下に「boast」に関する重要なポイントをまとめます。
- 「boast」は主に「自慢する」「誇る」という意味を持つ英単語である
- 動詞として使う場合は、「~について自慢する」(boast about/of)、「~ということを自慢する」(boast that節)、「~を持っている、誇る」(S boast O)などの形で使われる
- 名詞として使う場合は、「自慢話」「誇り」という意味になる
- 「boast」と似た意味を持つ「brag」は、より傲慢でネガティブなニュアンスがある
- 「boast」は文脈によってはネガティブなニュアンスを持つことがあるので、使い方には注意が必要
- 丁寧に自分の成果を伝えたい場合は、「I don’t mean to boast, but…」などの表現を加えると良い
「boast」を正しく使いこなせるようになれば、英語での表現の幅が広がります。この記事で紹介した例文や表現パターンを参考に、実際の会話や文章で積極的に使ってみましょう。
日常会話だけでなく、ビジネスシーンでも役立つ表現ですので、ぜひ活用してください。

