bring up・grow up・raiseの意味の違いと使い分けを解説【例文あり】

【PR】この記事には広告を含む場合があります。
bring up・grow up・raiseの意味の違いと使い分けを解説【例文あり】
  • URLをコピーしました!

英語で「育てる」や「成長する」を表現する時、bring up、grow up、raiseなどの単語・フレーズがあります。日本語では単に「育てる」「成長する」と言えばよいのですが、英語では対象や状況によって使い分ける必要があります。これらの違いを理解せずに使うと、思わぬ誤解を招くことがあるので注意が必要です。

この記事では、これらの表現の違いと正しい使い方を、わかりやすく解説します。

記事の最後にTOEIC・英語学習におすすめの教材をご紹介しているので、教材を探している方は参考にしてみて下さい。

目次

「育てる・成長する」の基本的な違い

「育てる」「成長する」を表す英語表現は、自動詞か他動詞か、また何を対象にするかによって使い分けが必要です。まず基本的な違いを理解しましょう。

自動詞と他動詞の違いを簡単に説明すると、自動詞は「誰が・何が〜する」という主語だけで成立する動詞で、他動詞は「誰が・何が〜を〜する」と目的語を必要とする動詞です。

基本的な違いは以下の通りです。

  • grow up(自動詞):「(人が)成長する、大人になる」
  • grow(自動詞):「(人・動物・植物が)成長する」
  • grow(他動詞):「(植物を)育てる、栽培する」
  • bring up(他動詞):「(人を)育てる」(特に親が子を育てる場合)
  • raise(他動詞):「(人・動物・植物を)育てる」

それぞれの用法について、より詳しく見ていきましょう。

grow upの意味と使い方

grow upは「成長する」という意味の自動詞です。特に「子どもから大人へと成長する」という意味合いが強いです。

grow upは人にのみ使用し、「大人になる」というニュアンスを含みます。単に「成長する」だけでなく、「精神的・身体的に大人になる過程」を表現します。

例文

  • I grew up in Tokyo.(私は東京で育ちました)
  • My son is growing up quickly.(息子はあっという間に大きくなっています)
  • She grew up in a small village.(彼女は小さな村で育ちました)
  • We grew up together.(私たちは一緒に育ちました)
  • Children grow up fast.(子どもたちはすぐに大きくなります)

grow upは過去形で「grew up」、進行形で「growing up」となります。

growの意味と使い方

growは自動詞と他動詞の両方で使われる単語です。

自動詞としてのgrow

自動詞のgrowは「成長する」「大きくなる」という意味で、人・動物・植物など広く使えます。単純に「サイズが大きくなる」「数が増える」といった意味でも使います。

例文

  • The tree grew very tall.(その木はとても高く育ちました)
  • My hair grows quickly.(私の髪は速く伸びます)
  • The number of students is growing every year.(生徒の数は毎年増えています)
  • Flowers grow well in spring.(花は春によく育ちます)
  • The population of this town is growing.(この町の人口は増加しています)

他動詞としてのgrow

他動詞のgrowは「(植物を)育てる、栽培する」という意味です。「人を育てる」という意味では使いません。家庭菜園でも商業農業でも使えます。

例文

  • I grow tomatoes in my garden.(私は庭でトマトを育てています)
  • My grandfather grows beautiful roses.(私の祖父は美しいバラを育てています)
  • Farmers grow rice in this area.(農家はこの地域で米を栽培しています)
  • She likes to grow herbs on her balcony.(彼女はバルコニーでハーブを育てるのが好きです)
  • We grow vegetables at school.(私たちは学校で野菜を育てています)

bring upの意味と使い方

bring upは他動詞で、「(人を)育てる」という意味です。特に「親が子どもを育てる」というニュアンスが強く、人を対象にしか使いません。植物や動物には使用しません。

「up」は「上へ」というイメージで、子どもが大人へと成長する過程で親が導くというニュアンスが含まれています。

例文

  • My grandmother brought me up.(私の祖母が私を育てました)
  • They brought up three children.(彼らは3人の子どもを育てました)
  • He was brought up by his uncle.(彼は叔父に育てられました)
  • Parents should bring up their children with love.(親は愛情を持って子どもを育てるべきです)
  • How were you brought up?(あなたはどのように育てられましたか?)

bring upは過去形・過去分詞形で「brought up」となります。受動態の「be brought up(育てられる)」でもよく使われます。

raiseの意味と使い方

raiseは他動詞で、「育てる」という意味では最も汎用性が高いです。人・動物・植物のどれを対象にしても使えます。ただし、動物や植物の場合は「作物を栽培する」「家畜を飼育する」という意味合いが強くなります。

raiseには「上げる」という基本的な意味があり、それが「育て上げる」という意味に発展しています。アメリカ英語ではよく使われます。

例文

  • She raised two children alone.(彼女は一人で2人の子どもを育てました)
  • Farmers raise cattle in this region.(農家はこの地域で牛を飼育しています)
  • They raise wheat and corn.(彼らは小麦とトウモロコシを栽培しています)
  • My uncle raises sheep.(私の叔父は羊を飼育しています)
  • He was raised in a small town.(彼は小さな町で育てられました)

raiseも受動態の「be raised(育てられる)」でよく使われます。

受動態での「育つ」の表現方法

他動詞の「育てる」を受動態にすると「育てられる→育つ」という意味になります。英語学習者がよく間違えるポイントですので、注意しましょう。

例文

  • I was raised in Osaka.(私は大阪で育ちました)
  • She was brought up in a wealthy family.(彼女は裕福な家庭で育ちました)
  • They were raised by their grandparents.(彼らは祖父母に育てられました)
  • Many children are brought up to respect their elders.(多くの子どもたちは年長者を敬うように育てられます)
  • He was raised to be independent.(彼は自立するように育てられました)

「育てる」や「成長する」に関連する他の類似表現との違い

「育てる」や「成長する」に関連する他の表現もいくつかあります。これらの違いも理解しておきましょう。

make progress

make progressは「進歩する」「向上する」という意味で、特に技術や能力の向上に使われます。単なる成長ではなく、何かのスキルや学習が進歩したときに使います。

例文

  • I’m making progress in English.(英語で進歩しています)
  • She has made a lot of progress in piano.(彼女はピアノでたくさん上達しました)
  • The students are making good progress.(生徒たちはよく上達しています)

improve

improveも「上達する」「向上する」「改善する」という意味で、技術や能力、状況などが良くなる場合に使います。

例文

  • My English is improving.(私の英語は上達しています)
  • His health has improved.(彼の健康状態は改善しました)
  • She improved her cooking skills.(彼女は料理の腕を上げました)

「bring up」と「grow up」と「raise」の使い分け練習問題

以下の問題を解いて、bring up、grow up、raiseの使い分けを練習しましょう。かっこ内に適切な表現を入れてください。

  1. I (   ) in Kyoto.
  2. My mother (   ) three children.
  3. She (   ) beautiful flowers in her garden.
  4. He (   ) on a farm.
  5. They (   ) by their grandmother.
  6. Farmers (   ) rice in this area.
  7. Children (   ) so fast.
  8. My grandfather (   ) me when I was a child.
  9. We (   ) vegetables in our school garden.
  10. She (   ) in a small village.
  11. Parents (   ) their children with love.
  12. The tree (   ) very tall last year.
  13. I (   ) by my uncle and aunt.
  14. He (   ) chickens on his farm.
  15. We (   ) together in the same neighborhood.
  16. My aunt (   ) her children to be polite.
  17. Tomatoes (   ) well in summer.
  18. She (   ) roses in her backyard.
  19. I (   ) to respect my elders.
  20. The children (   ) in a happy environment.

bring up・grow up・raiseに関するよくある質問

grow upとbring upの違いは何ですか?

grow upは自動詞で「(人が)成長する、大人になる」という意味です。「I grew up in Tokyo.(私は東京で育ちました)」のように使います。一方、bring upは他動詞で「(人を)育てる」という意味です。「My grandmother brought me up.(私の祖母が私を育てました)」のように使います。主に親が子を育てるときに使います。

植物を育てる場合はどの表現を使えばいいですか?

植物を育てる場合は、growまたはraiseを使います。「I grow tomatoes in my garden.(私は庭でトマトを育てています)」「Farmers raise crops.(農家は作物を栽培しています)」などと表現できます。bring upは植物に対しては使いません。

動物を育てる場合はどうですか?

動物を育てる場合は主にraiseを使います。「They raise cattle on their farm.(彼らは農場で牛を飼育しています)」のように使います。商業目的の飼育に使われることが多いです。ペットは通常「have」や「keep」を使って「I have a dog.(私は犬を飼っています)」のように表現します。

「私は日本で育ちました」と言いたい場合はどうすればいいですか?

「I grew up in Japan.」「I was raised in Japan.」「I was brought up in Japan.」のいずれも正しい表現です。自分が成長したことを強調するならgrew up、誰かに育てられたことを示すなら受動態のwas raisedやwas brought upを使います。

grow、grow up、raise、bring upの過去形はどうなりますか?

grow→grew、grow up→grew up、raise→raised、bring up→brought upです。過去分詞形はそれぞれgrown、grown up、raised、brought upとなります。

まとめ

まとめ

この記事では、英語で「育てる」「成長する」を表す表現の違いと使い分けについて解説しました。ポイントをまとめると、

  • grow up(自動詞):「(人が)成長する、大人になる」
    • 人にのみ使用
    • 「子どもから大人へ」というニュアンス
  • grow(自動詞):「(人・動物・植物が)成長する」
    • 人・動物・植物など広く使える
    • サイズの増加や数の増加にも使える
  • grow(他動詞):「(植物を)育てる、栽培する」
    • 植物にのみ使用
    • 人や動物を対象にはしない
  • bring up(他動詞):「(人を)育てる」
    • 人にのみ使用
    • 特に親が子を育てるニュアンス
    • 受動態のbe brought upでよく使われる
  • raise(他動詞):「(人・動物・植物を)育てる」
    • 汎用性が高く、人・動物・植物のどれにも使える
    • 動物や植物は主に商業目的の飼育・栽培に使われる
    • 受動態のbe raisedでよく使われる

日本語では単に「育てる」「育つ」と言えばよいものが、英語では対象や状況によって使い分ける必要があります。この記事で解説した内容をしっかり理解して、英語で正確に表現できるようになりましょう。特に「自動詞」と「他動詞」の区別、そして何を対象にするかによって使い分けることが重要です。

これらの表現を使い分けることができれば、より自然で正確な英語表現ができるようになります。ぜひ日常会話や英作文で実践してみてください。

パソコンを持った女性

最後に、TOEIC・英語学習におすすめの教材をまとめてご紹介します。それぞれ特徴が違うので、ご自身の目的に沿ったものを選びましょう。

無料体験などがあるサービスもあるので、『最初はあまりお金をかけたくない・・・』という方は、まずは無料体験を利用してみるのがおすすめです。

スタディサプリENGLISH(TOEIC対策コース)

5分でできるTOEIC対策!カリスマ講師が教える最短スコアアップ法

「TOEICの勉強、何から始めたらいいかわからない…」「まとまった時間が取れない…」

そんな悩みを解決するのが、スマホで完結する「スタディサプリENGLISH TOEIC L&R TEST対策コース」です。このコースは、パーフェクト講義、実践問題集、TEPPAN英単語の3つの柱で構成され、TOEIC新形式にも対応しています。

最大の魅力は、3分から学習できること。通勤や休憩時間を有効活用できます。関先生の動画レッスンは約5分で、効率的な解説が特徴です。実力診断も3分ででき、自分のレベルに合わせた学習が可能です。

継続率は91%と高く、学習成果が可視化され、モチベーションを維持する仕掛けが豊富です。料金は月額3,278円からで、12ヶ月パックなら月額2,728円。まずは7日間の無料体験で効果を実感してください。

「効率よくTOEICスコアを上げたい」「継続して学習したい」方に最適なサービスです。

スタディサプリENGLISH まずは無料体験!

スタディサプリENGLISH(新日常英会話コース)

ドラマで学ぶ実用英会話!飽きずに続く、初心者のための英語学習

「英会話を始めたいけど、どこから手をつければいいの?」「レッスンに通う時間がない…」

そんな悩みを解決するのが、リクルートの「スタディサプリENGLISH 新日常英会話コース」です。このアプリはスマホ一台で、いつでもどこでも本格的な英会話学習が可能です。3分からの短時間学習ができるため、通勤や昼休み、寝る前などの隙間時間を有効活用できます。

このコースは実践的な日常英会話に特化しており、買い物や旅行、友人との会話に役立つフレーズを効率よく学べます。3分の実力診断で自分のレベルを把握でき、初心者でも安心して始められます。レベルに応じたカリキュラムで無理なくステップアップできるのが魅力です。

学習成果が可視化され、日々の進捗を確認できるため、挫折しにくいです。継続率91%という実績がこのアプリの効果を証明しています。7日間の無料体験もあり、料金は月額3,278円からとリーズナブルです。長期プランならさらにお得です。

スタディサプリENGLISH(新日常英会話コース)

スタディサプリENGLISH 新日常英会話セットプラン

スタディサプリENGLISH TOEIC(R)対策パーソナルコーチプラン

あなた専属のTOEICコーチがついに登場!最短距離で目標スコアを達成

「一人でTOEIC勉強を続けるのが難しい」「効率的にスコアを上げたい」という方に最適なのが、「スタディサプリENGLISH TOEIC(R)対策パーソナルコーチプラン」です。このプランでは、受講生一人一人に専属コーチがつき、英語レベルや目標スコアに応じたオリジナル学習プランを作成します。

コーチが毎日学習をサポートし、進捗に応じたアドバイスを提供。疑問や不安もすぐに相談できるため、一人での勉強の不安が解消されます。

また、スマホを使って通勤時間や休憩時間に効率よく学習でき、3分からの短時間学習が可能です。カリスマ講師による動画レッスンや豊富な実践問題でTOEICの全パートを徹底対策。コーチが弱点を分析し、効率的な学習方法を提案するため、最短ルートでスコアアップが目指せます。

一人では続けられない方や、自分に合った学習プランで進めたい方に最適なプランで、7日間の無料体験もありますので、ぜひその効果を実感してください。

スタディサプリENGLISH パーソナルコーチプラン

スタディサプリEnglish ビジネス英語コース

たった3分から始められる!忙しいビジネスパーソンのための実践英語学習

「仕事で英語が必要だけど、ビジネス英語は難しい」と悩むビジネスパーソンに最適なのが「スタディサプリEnglish ビジネス英語コース」です。

このコースは、会議やプレゼン、メール、電話応対など、実際のビジネスシーンに特化した内容で、効率的に学べます。スマホ1台で3分から学習でき、通勤や昼休みなどの隙間時間を活用できます。

レベル診断機能により、自分の英語力を把握し、最適なカリキュラムで学べるのも魅力です。初心者から上級者まで、各レベルに合わせた内容でステップアップが可能です。

学習成果が可視化され、進捗を確認できるため、挫折しにくく、継続率は91%と高い実績があります。忙しいビジネスパーソンでも続けやすい設計で、無理なくビジネス英語力を身につけられます。7日間の無料体験もあるので、ぜひその効果を実感してください!

スタディサプリEnglish ビジネス英語

NOVAライブステーション

自宅で臨場感あふれるグループレッスン!定額で英語漬けの環境を

「英会話スクールに通いたいけど、時間がない…」「自分のペースで学びたい…」そんなあなたにおすすめなのが、NOVAの「NOVAライブステーション」です。

このサービスは、自宅でNOVAの高品質なレッスンを受けられるのが特徴です。パソコンやスマホがあれば、いつでも本格的な英会話レッスンが可能です。

予約制のライブレッスンでは、NOVAの経験豊富な講師とリアルタイムで会話でき、対面レッスンと同等の質を保っています。忙しい方にも便利な豊富なレッスン時間があり、朝から夜までスケジュールに合わせて予約できます。

レベル別のクラス分けがあり、初心者から上級者まで自分のペースで学習可能です。日常英会話やビジネス英語、TOEIC対策など、目的に応じたコースも充実しています。

料金プランは無駄がなく、通学型スクールよりもリーズナブルです。まずは無料体験レッスンで、その効果を実感してみてください。

スキマ時間・おうち時間で英会話☆*NOVA LIVE STATION

NativeCamp

24時間いつでも英会話レッスン受け放題!予約不要で始める新時代の英語学習

「英会話スクールに通いたいけど、時間がない…」「自分のペースで学びたい…」そんなあなたにおすすめなのが、NOVAの「NOVAライブステーション」です。

このサービスは、自宅でNOVAの高品質なレッスンを受けられるのが特徴です。パソコンやスマホがあれば、いつでも本格的な英会話レッスンが可能です。

予約制のライブレッスンでは、NOVAの経験豊富な講師とリアルタイムで会話でき、対面レッスンと同等の質を保っています。忙しい方にも便利な豊富なレッスン時間があり、朝から夜までスケジュールに合わせて予約できます。

レベル別のクラス分けがあり、初心者から上級者まで自分のペースで学習可能です。日常英会話やビジネス英語、TOEIC対策など、目的に応じたコースも充実しています。

料金プランは無駄がなく、通学型スクールよりもリーズナブルです。まずは無料体験レッスンで、その効果を実感してみてください。

オンライン英会話ネイティブキャンプ

Kimini英会話

あなたの『話したい』を叶える、オンライン英会話。

Kimini英会話は学研が開発したオンライン英会話サービスです。Kimini英会話の魅力は、高品質な教材にあります。幼児から社会人まで、目的や年齢に合わせた豊富なコースが揃っており、英検対策やビジネス英語など、あなたの目標に合ったコースが見つかります。

最大の特長は「迷わない学習設計」。コースを選ぶと、次のレッスン内容が自動的におすすめされるため、何を勉強するか悩む必要がありません。

レッスンは朝6時から夜24時まで、好きな時間に受講可能で、パソコンやスマホから同じ内容で学べます。フィリピン人講師による丁寧な指導で、英語への苦手意識も解消されます。

全国200以上の教育機関で導入実績があり、英検合格者も2,200名を輩出。料金は月額1,100円(税込1,210円)からとリーズナブルです。最大42日間の無料体験も用意しているので、ぜひお試しください。

学研のkiminiオンライン英会話

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次