「Burn the candle at both ends」は直訳すると「ロウソクを両端から燃やす」という意味ですが、実際には「無理な生活を送る」「睡眠時間を削って働きすぎる」といった意味で使われる英語のイディオムです。
この記事では、英語初学者の方向けに、このイディオムの意味や使い方、例文などを分かりやすく解説します。
「Burn the candle at both ends」の基本的な意味

「Burn the candle at both ends」は、寝る時間を削って朝早くから夜遅くまで活動したり、仕事と遊びの両方に時間を使いすぎて疲れ果てている状態を表します。
ロウソクを通常は一方の端だけから燃やしますが、両端から燃やすと確かに明るくなる代わりに、ロウソクの寿命は通常の半分になってしまいます。これが「体力や健康を犠牲にして無理をする」という現代の意味につながっています。
イディオムの語源と歴史
このイディオムの起源は17世紀頃にさかのぼります。当時はロウソクが主な照明源であり、貴重なものでした。
両端から同時にロウソクを燃やすことは資源の無駄遣いとされていましたが、それが比喩的に「自分の体力や時間という資源を浪費する」という意味で使われるようになりました。
「Burn the candle at both ends」の日常での使い方
このイディオムは、現代の忙しい社会生活の中でよく使われます。特に、仕事や学業に追われている人、複数の責任を抱えている人について話す際に役立ちます。
例えば、友人が仕事と大学の勉強を両立させていて疲れているようなら、「You’re burning the candle at both ends. You should take a break.(あなたは無理をしすぎています。休憩を取るべきです)」と声をかけることができます。
ビジネスシーンでの使い方
職場では、締め切りに追われたり、複数のプロジェクトを同時に進めたりする状況がよくあります。そんな時にこのイディオムが役立ちます。
例えば、同僚に対して「I’ve been burning the candle at both ends to finish this project on time.(このプロジェクトを期限内に終わらせるために無理な生活をしています)」と言って、自分の努力や状況を伝えることができます。
学生生活での使い方
学生にとって、試験期間やレポート提出の締め切りが重なる時期は特に忙しくなります。そんな時、友達との会話でこのイディオムを使うことがあります。
「I’m burning the candle at both ends studying for finals.(期末試験の勉強で無理な生活をしています)」というように使います。
「Burn the candle at both ends」の簡単な例文
ここでは、中学英語レベルの簡単な例文を通して、このイディオムの使い方を見ていきましょう。
例文
- She is burning the candle at both ends working two jobs.
(彼女は二つの仕事をしていて無理をしています) - You look tired. Have you been burning the candle at both ends?
(疲れているように見えるよ。無理な生活をしているの?) - If you burn the candle at both ends, you will get sick.
(無理な生活を続けると、病気になりますよ) - I burned the candle at both ends last week and now I need rest.
(先週は無理な生活をしていたので、今は休息が必要です) - My mother says I should not burn the candle at both ends.
(母は無理な生活をするなと言います)
会話での例文
例文
- A: Why do you look so tired today?
(今日はどうしてそんなに疲れているように見えるの?) - B: I’ve been burning the candle at both ends. I study until midnight and wake up at 5 AM.
(無理な生活をしているんだ。夜中まで勉強して、朝5時に起きているよ) - A: That’s not good for your health. You should get more sleep.
(それは健康によくないよ。もっと睡眠を取るべきだよ)
例文
- A: How is your new job going?
(新しい仕事はどうですか?) - B: It’s challenging. I’m burning the candle at both ends to learn everything.
(大変です。すべてを学ぶために無理な生活をしています) - A: Don’t work too hard. Take care of yourself.
(あまり頑張りすぎないで。自分の体を大切にしてください)
「Burn the candle at both ends」に似た表現
英語には「過労」や「無理をする」ことを表す他のイディオムもあります。
英語の類似表現
例文
- Work oneself to the bone
(骨身を惜しまず働く) - Burn out
(燃え尽きる、過労で倒れる) - Run oneself ragged
(くたくたになるまで働く) - Bite off more than one can chew
(手に負えないほど多くのことを引き受ける)
日本語での類似表現
日本語にも「無理をする」「過労」を表す表現がたくさんあります。
- 「身を粉にして働く」
- 「不眠不休で働く」
- 「働きづめ」
- 「燃え尽き症候群」
「Burn the candle at both ends」に関するよくある質問
- 「Burn the candle at both ends」は必ずネガティブな意味で使われますか?
-
必ずしもネガティブな意味だけではありません。短期間の集中的な努力や情熱的な取り組みを表現する場合もあります。ただし、長期間続けることの危険性を示唆することが多いです。
- 日常会話でよく使われる表現ですか?
-
はい、特にビジネスシーンや学校生活など、忙しい現代社会ではよく使われる表現です。ネイティブスピーカーの会話でも頻繁に耳にします。
- 「Burn the candle at both ends」を使うときの注意点はありますか?
-
このイディオムは過労や無理な生活を表すため、上司や先生など目上の人に対して「You’re burning the candle at both ends」と直接言うのは避けた方が良いでしょう。代わりに「You seem very busy lately」などと言うのが適切です。
- このイディオムはフォーマルな文章でも使えますか?
-
このイディオムは口語的な表現ですが、ビジネスメールやレポートなどのセミフォーマルな文脈でも使うことができます。ただし、非常にフォーマルな文書では「working excessively」などの表現の方が適切かもしれません。
まとめ

「Burn the candle at both ends」について学んだポイントを整理しましょう。
- 「Burn the candle at both ends」は「両端からロウソクを燃やす」という直訳で、「無理をして働きすぎる」「体を酷使する生活を送る」という意味のイディオムである。
- このイディオムの起源は17世紀に遡り、実際にロウソクを両端から燃やすと明るくなるが寿命が短くなるという現象から来ている。
- ビジネスシーンや学生生活など、現代の忙しい社会生活の中でよく使われる表現である。
- 必ずしも否定的なニュアンスだけでなく、短期間の集中的な努力を表すこともある。
- 「Work oneself to the bone」「Burn out」など、類似した英語の表現も多く存在する。
- 日本語では「身を粉にして働く」「不眠不休で働く」などの表現が近い意味を持つ。
- 中学英語レベルの簡単な文法で使うことができ、日常会話でも頻繁に使われる表現である。
この記事を通して、「Burn the candle at both ends」という表現の理解が深まり、実際の会話で使えるようになっていれば幸いです。健康的な生活を送りながら、英語学習も楽しんでください。

