「Cat got your tongue(キャット・ゴット・ユア・タング)」というフレーズを英語の映画やドラマで聞いたことはありませんか?直訳すると「猫があなたの舌を取った?」という少し変わった表現ですが、実は英語圏でよく使われる便利なイディオムです。
この記事では、英語初学者のために「Cat got your tongue」の意味や使い方、実際の例文などをわかりやすく解説していきます。
「Cat got your tongue」の基本的な意味

「Cat got your tongue」は、相手が急に黙ってしまったり、質問に答えられなくなったりした時に「どうして黙っているの?」「話せなくなったの?」という意味で使われる表現です。
通常は質問形式で使われ、相手が何か言うことを期待しているのに黙っている状況でよく用いられます。
「Cat got your tongue」の由来
このイディオムの正確な起源ははっきりしていません。一説によれば、古代エジプトで罪人の舌を切り取って猫に与えたという残酷な処罰に由来するという説があります。また別の説では、中世ヨーロッパで魔女の使い魔である猫が人の舌を奪い、話せなくすると信じられていたことからきているとも言われています。
どの説が正しいかは不明ですが、長い歴史を持つ表現であることは間違いありません。
「Cat got your tongue」が使われるシーン
このフレーズは主に以下のような場面で使われます。
- 相手が質問されても答えられない時
- 驚きや恥ずかしさで言葉に詰まっている時
- 普段よくしゃべる人が急に静かになった時
- 相手に説明を求めているのに黙っている時
「Cat got your tongue」の実際の使い方
「Cat got your tongue」は基本的に疑問文として使われます。「Cat got your tongue?」とシンプルに使うか、「What’s the matter? Cat got your tongue?」(どうしたの?猫に舌をとられた?)のように使うことが多いです。
会話の中での使い方
このイディオムは主にカジュアルな会話で使われます。友達同士や家族間などフランクな関係での会話に適しています。少しからかうようなニュアンスを含むため、使う相手や状況に注意が必要です。
職場の上司や初対面の人には使わない方が無難でしょう。
様々な言い回し
基本形は「Cat got your tongue?」ですが、以下のようなバリエーションもあります。
例文
- Has the cat got your tongue?(猫があなたの舌を取りましたか?)
- Looks like the cat got his tongue(彼は猫に舌を取られたみたいだね)
- What’s wrong? Did the cat get your tongue?(どうしたの?猫に舌を取られたの?)
「Cat got your tongue」の例文
実際の会話で使える例文を見てみましょう。これらは中学英語レベルなので、初学者でも理解しやすいはずです。
友達との会話での例文
例文
- Tom: Why are you so quiet today? Cat got your tongue?
(どうして今日はそんなに静かなの?言葉に詰まっているの?) - I asked him about the broken window, but he just looked down. Cat got your tongue?
(割れた窓について彼に尋ねたけど、彼は下を向くだけだった。黙っちゃって、どうしたの?) - You usually talk a lot during lunch. Cat got your tongue today?
(普段は昼食の時によくしゃべるのに。今日は黙っちゃって、どうしたの?)
家族との会話での例文
例文
- Mom: Did you clean your room as I asked? What? Cat got your tongue?
(お母さん:頼んだように部屋を掃除した?何?言葉に詰まっちゃった?) - Ken: How was your test today? Jane: … Ken: Cat got your tongue? Was it that bad?
(ケン:今日のテストどうだった?ジェーン:… ケン:黙っちゃって、そんなにひどかった?) - Brother: You broke my game, right? Sister: … Brother: Cat got your tongue? I knew it was you!
(兄:ゲームを壊したのは君だろう?妹:… 兄:猫に舌を取られた?やっぱり君だったんだ!)
「Cat got your tongue」の注意点
このイディオムを使う際には、いくつか気をつけるべきポイントがあります。
使わない方が良い場面
「Cat got your tongue」は冗談めいた表現なので、以下のような状況では使うべきではありません。
- 真剣な議論や深刻な話題の最中
- 目上の人や初対面の人に対して
- 相手が明らかに動揺していたり、不快な思いをしている時
- ビジネスや公式な場面
適切な使い方のコツ
このイディオムを適切に使うためのコツは以下の通りです。
- 親しい間柄で使う
- 軽いトーンで話す
- 相手を責めるのではなく、会話を促す意図で使う
- 相手の反応を見て、不快感を示したら別の言い方に切り替える
「Cat got your tongue」に関するよくある質問
この表現についてよく寄せられる質問に答えていきます。
- 「Cat got your tongue」は子どもにも使える表現ですか?
-
はい、実際に子どもが急に黙ってしまった時によく使われる表現です。子どもにとっては面白いイメージのある言葉なので、緊張をほぐして会話を再開するきっかけになることもあります。
- 「Cat got your tongue」に対する返事はどうすればいいですか?
-
この表現をかけられたら、「No, I was just thinking」(いいえ、ちょっと考えていただけです)や「I’m just surprised」(ただ驚いていただけです)など、黙っていた理由を説明するとよいでしょう。冗談で「Yes, I’ll get it back soon」(うん、すぐに取り戻すよ)と返すのも楽しい対応です。
- 「Cat got your tongue」に似た日本語表現はありますか?
-
日本語では「猫に舌を噛まれた?」という直接対応する表現はありませんが、「何か言いたいことがあるんじゃない?」「返事に詰まった?」「どうして黙っているの?」といった表現が近い意味を持ちます。
- 「Cat got your tongue」は失礼な表現ですか?
-
基本的には冗談めいた表現であり、親しい間柄では失礼にはなりません。ただし、フォーマルな場面や目上の人に使うと失礼に当たることがあります。状況に応じて使い分けることが大切です。
まとめ

「Cat got your tongue」は英語の日常会話でよく使われる便利なイディオムです。この記事のポイントをまとめると、
- 「Cat got your tongue」は「どうして黙っているの?」「話せなくなったの?」という意味
- 相手が急に黙ってしまったり、返事に詰まったりした時に使われる
- 通常は質問形式で使われ、少しからかうニュアンスを含む
- 友達や家族など親しい関係での会話に適している
- フォーマルな場面や目上の人には使わない方が良い
- 子どもが急に話さなくなった時にも使える親しみやすい表現
英語のイディオムを知ることで、より自然な会話ができるようになります。「Cat got your tongue?」をぜひ適切な場面で使ってみてください。

