TOEICのPart 5で頻出する品詞問題は、攻略法を知っているかどうかで解答時間が大きく変わります。品詞問題は全30問中7〜8問出題され、これは全体の約4分の1を占める重要パートです。
しかも、品詞問題は単語の意味が分からなくても、文法のルールさえ理解していれば正解できます。つまり、品詞問題は初心者でも短時間で得点源にできる最も効率的な分野と言えます。
本記事では、英語初学者の方でも品詞問題を10秒以内で確実に解けるようになるための判断基準とテクニックを詳しく解説していきます。
TOEIC Part5 品詞問題の基礎と攻略法

TOEICリーディングセクションのPart5(短文穴埋め問題)で出題される品詞問題について、その特徴と攻略のポイントを解説します。
Part5における品詞問題の重要性
Part5は30問が出題され、理想的な解答時間は10〜15分(1問あたり15〜20秒)です。
この厳しい時間制限の中で、品詞問題は最も時間を短縮できるチャンスです。
- 出題数: 毎回7〜8問
- スコア換算: 約40〜50点分に相当
この40〜50点を確実に得点できれば、目標スコア達成へ大きく近づきます。
品詞問題とは?
| 特徴 | 詳細 |
| 選択肢の構成 | 同じ語根(単語の基本部分)を持つ単語が、異なる品詞の形で並んでいる。 |
| 例 | differ(動詞)、different(形容詞)、difference(名詞)、differently(副詞)など、語頭が同じで語尾だけが異なる。 |
品詞問題の最大の利点(アドバンテージ)
品詞問題は、語彙力に自信がない初心者にとって大きな得点源となります。
英文の意味を完全に理解する必要がない
- 空欄の前後にある単語の配置や文法のルールだけで正解を導き出せる。
- 基本的な文法知識さえあれば、確実に得点できる。
品詞問題攻略のメリット
品詞問題を素早く解くことは、TOEIC全体のスコアアップに直結します。
- 得点力アップ: 安定して40〜50点分を確保できる。
- 時間短縮: 節約した時間を、難易度の高いPart7(長文読解問題)に回すことができる。
攻略の第一歩:英語の主要な品詞の理解
品詞問題を解くためには、まず名詞・動詞・形容詞・副詞の4つの主要な品詞の基本的な働きを理解することが不可欠です。
| 品詞 | 役割 |
| 名詞 (Noun) | 人や物事を表す。 |
| 動詞 (Verb) | 動作や状態を表す。 |
| 形容詞 (Adjective) | 名詞を修飾し、詳しく説明する。 |
| 副詞 (Adverb) | 名詞以外のもの(動詞、形容詞、他の副詞、文全体など)を修飾する。 |
この基本的な知識を土台として、空欄が文のどの要素を必要としているかを判断できるようになることが、品詞問題攻略への道です。
品詞を瞬時に見分ける語尾(接尾辞)パターンの判断基準
品詞問題を素早く解くための最も重要なステップは、単語の語尾(接尾辞)からその品詞を瞬時に判断する技術を身につけることです。
この語尾パターンを覚えておけば、知らない単語でも品詞を推測でき、文法問題を秒速で処理できるようになります。
名詞の語尾パターン
名詞は接尾辞の種類が最も多い品詞です。
| 接尾辞 | 例 | 意味 |
| -tion / -sion | information, division | 情報、部門 |
| -ment | development, improvement | 開発、改善 |
| -ness | happiness, effectiveness | 幸せ、効果 |
| -cy / -ty | efficiency, beauty | 効率、美しさ |
| -ance / -ence | performance, conference | 業績、会議 |
動詞の語尾パターン
動詞は特定の語尾で終わるものが比較的わかりやすいです。
| 接尾辞 | 例 | 意味 |
| -ate | communicate, investigate | 伝達する、調査する |
| -ize / -yze | characterize, analyze | 特徴づける、分析する |
| -ify | notify, qualify | 通知する、資格を得る |
| -en | widen, strengthen | 広げる、強化する |
形容詞の語尾パターン
形容詞の語尾は種類が豊富で、名詞や動詞に付いて形容詞化するものが多いです。
| 接尾辞 | 例 | 意味 |
| -ful | successful, careful | 成功した、注意深い |
| -able / -ible | sustainable, flexible | 持続可能な、柔軟な |
| -al | promotional, emotional | 宣伝の、感情的な |
| -ant / -ent | important, convenient | 重要な、便利な |
| -ous / -ious | famous, spacious | 有名な、広々とした |
| -tive / -sive | sensitive, expensive | 敏感な、高価な |
副詞の語尾パターン
副詞のパターンは最も単純です。
-ly: 大多数の副詞の語尾です。
- 例: carefully(注意深く)、previously(以前に)、completely(完全に)
- 基本形: 形容詞に「-ly」を付けて副詞に変化します。
問題解決への応用手順
これらのパターンを覚えることで、試験中は単語の意味を考えるよりも先に、以下の手順で正解を導き出すことができます。
- 選択肢の識別: まず語尾を見て、それぞれの選択肢の品詞を瞬時に識別する。
- 文法構造の判断: 空欄の前後の文法構造から、文脈上必要な品詞を判断する。
- 正解の選択: 必要な品詞と一致する選択肢を選ぶ。
この手順を踏めば、たとえ知らない単語が出てきても、慌てずに文法的な正解を選ぶことが可能になります。
名詞が正解になる判断基準とパターン
名詞は、文中で主語、目的語、補語として機能する重要な品詞です。
空欄に名詞が入るパターンには明確な法則があり、これらのパターンを覚えることで、迅速に正解を判断できるようになります。
冠詞(a, an, the)の直後、または形容詞を挟んだ後
最も頻出するパターンです。
- 冠詞の後ろ:空欄の直前に冠詞がある場合、名詞が続く可能性が極めて高いです。
- 例: 「a __ in Tokyo」→ 「a store in Tokyo」
- 冠詞と名詞の間に形容詞が入る場合:「冠詞 + 形容詞 + 名詞」の語順で、形容詞が名詞を修飾します。
- 例: 「a large __ in Tokyo」→ 「a large store in Tokyo」
所有格の後ろ
代名詞の所有格や、人・組織の所有格('s)の後ろには名詞が続きます。
- 所有格の後ろ:
- 代名詞の所有格:my, your, his, her, their
- 人名や会社名の所有格:the company’s, John’s
- 例: 「his __」→ 「his report」, 「their __」→ 「their decision」
- 所有格と名詞の間に形容詞が入る場合:「所有格 + 形容詞 + 名詞」の構造になります。
- 例: 「his new __」→ 「his new car」
前置詞の後ろ
「in, of, on, with, for, about, at, by, to」などの前置詞の後ろには、必ず名詞(または名詞句)が続きます。
- 前置詞の後ろ:
- 例: 「in __」→ 「in spring」, 「for __」→ 「for information」
- 注意点:前置詞の後ろには、名詞の働きをする動名詞(動詞の
-ing形)が来ることもあります。- 例: 「by giving」, 「in making」
他動詞の後ろ(目的語として)
目的語を必要とする動詞(他動詞:choose, make, need, provideなど)の後ろには、目的語となる名詞が入ります。
他動詞の後ろ
- 例: 「choose __」→ 「choose an option」, 「make a __」→ 「make a suggestion」
文の主語の位置(動詞の前)
英語の基本的な語順は「主語 + 動詞」なので、文頭や動詞の前に空欄がある場合、主語となる名詞が入る可能性が高くなります。
- 動詞の前の空欄:
- 例: 「The __ was held yesterday.」→ 「The seminar was held yesterday.」
- 注意点:主語の名詞の後ろに修飾語句(前置詞句など)が続き、動詞が離れて配置されることもあります。
- 例: 「The __ for new employees was held yesterday.」
素早く見分けるコツ
空欄の直前や少し前にある単語の品詞を素早く識別することが重要です。
冠詞、所有格、前置詞、他動詞を見つけたら、その直後(または形容詞などを挟んだ後)に名詞が来ると予測できます。
形容詞が正解となる判断基準とパターン
形容詞は名詞を修飾して詳しく説明する品詞です。
文法問題などで空欄に形容詞が入るかどうかの判断には、明確なパターンがあります。
名詞を前から修飾するパターン
これは最も基本的なパターンで、形容詞が名詞の直前に置かれます。
- 構造:冠詞・所有格 + 形容詞 + 名詞
- 例: a beautiful flower (美しい花) / the important meeting (重要な会議) / their new product (彼らの新製品)
- 判断基準: 空欄が冠詞(a/theなど)や所有格(my/his/theirなど)と名詞の間にあれば、形容詞が入る可能性が高いです。
- 例:
a __ solution/the __ report/their __ plan
- 例:
be動詞の補語になるパターン
be動詞の後ろに形容詞が来て、主語の状態や性質を説明する補語になるパターンです。
- 構造:主語 + be動詞 + 形容詞
- 例: He is kind (彼は親切だ) / The proposal is effective (その提案は効果的だ)
- 判断基準: 空欄がbe動詞(is/are/wasなど)の直後にある場合、形容詞が入る可能性が高くなります。
- 注意点: be動詞と形容詞の間に副詞が入ることもあります。
- 構造: be動詞 + 副詞 + 形容詞
- 例:
is very __/are extremely __
- 注意点: be動詞と形容詞の間に副詞が入ることもあります。
副詞に修飾されるパターン
副詞は形容詞の程度や強度を修飾できます。この場合、形容詞は副詞の直後に来ます。
- 構造:副詞 + 形容詞
- 例: very important (とても重要な) / extremely useful (非常に役立つ) / highly effective (非常に効果的な)
- 判断基準: 空欄の直前に程度を表す副詞(very, extremely, highly, quiteなど)がある場合、空欄には形容詞が入る可能性が高くなります。
使役動詞 make の目的格補語になるパターン
使役動詞 make は、「〜を…の状態にする」という意味で、目的語の後に形容詞を伴うことがあります。
構造:make + 目的語 + 形容詞
- 例: make the process easier (プロセスをより簡単にする) / make employees happy (従業員を幸せにする)
形容詞と副詞の混同を避けるポイント
形容詞と副詞はどちらも修飾の役割を持ちますが、修飾する対象が異なります。
| 品詞 | 修飾する対象 | 判断のヒント |
| 形容詞 | 名詞のみ | 空欄の前後に名詞がある場合 |
| 副詞 | 名詞以外(動詞、形容詞、他の副詞、文全体) | 空欄の近くに動詞や形容詞がある場合 |
この違いを意識することで、適切な品詞を選ぶ判断がしやすくなります。
副詞が正解になる判断基準とパターン
副詞は名詞以外のあらゆるもの(動詞、形容詞、他の副詞、文全体)を修飾できる品詞です。
文中の配置の自由度が高いですが、TOEICの品詞問題では、副詞が正解になる典型的なパターンがいくつか存在します。
副詞の最も重要な特徴は、文の主要な要素(主語、動詞、目的語、補語)にはならないことです。
副詞を文から取り除いても、文の基本構造は崩れません。この性質を理解することが、副詞を識別する上で役立ちます。
頻出パターン:動詞句の途中
これらのパターンでは、空欄が動詞句(be動詞、助動詞、完了形の have を含む部分)の中間にある場合、高確率で副詞が正解となります。
| 構造 | 例 | 修飾対象 | 特徴・補足 |
| be動詞 + 副詞 + 形容詞 | is extremely important (非常に重要だ) | 形容詞 | 「be_important」のように、be動詞と形容詞の間の空欄。 |
| be動詞 + 副詞 + 過去分詞 | was highly recommended (強く推奨された) | 過去分詞 | 受動態の文。「be_approved」のように、be動詞と過去分詞の間の空欄。 |
| be動詞 + 副詞 + 現在分詞 | is rapidly growing (急速に成長している) | 現在分詞 | 進行形の文。 |
| 助動詞 + 副詞 + 動詞の原形 | can easily solve (簡単に解決できる) | 動詞の原形 | 助動詞(can, will, should, must, mayなど)と動詞の原形の間。 |
| have + 副詞 + 過去分詞 | has already finished (すでに終えた) | 過去分詞 | 完了形の文。have(has, had)と過去分詞の間。 |
頻出パターン:動詞の前後
副詞は動詞の働きを詳しく説明するため、動詞の前後にも頻繁に配置されます。
| パターン | 構造 | 例 | 修飾対象 | 特徴・補足 |
| 動詞の直前 (主に頻度副詞) | 主語 + 副詞 + 動詞 | They always arrive on time (彼らはいつも時間通りに到着する) | 動詞 | always, often, usually, neverなどの頻度を表す副詞に多いパターン。 |
| 動詞の直後 (他動詞の補足) | 主語 + 動詞 + 目的語 + 副詞 | He completed the project successfully (彼はそのプロジェクトを成功裏に完成させた) | 動詞 | 動詞の後に目的語が続く場合、文の最後に副詞が来て動詞を修飾します。 |
| 動詞の直後 (自動詞の補足) | 主語 + 自動詞 + 副詞 | The stock prices rose dramatically (株価は劇的に上昇した) | 動詞 | 自動詞(目的語を取らない動詞)の直後に来て動詞を修飾します。 |
その他のパターン
| パターン | 構造 | 例 | 修飾対象 |
| 形容詞の前 | 副詞 + 形容詞 + 名詞 | extremely important document (極めて重要な書類) | 形容詞 |
| 文頭・文末 | 副詞, 文 / 文, 副詞 | Fortunately, the meeting was successful (幸運にも、会議は成功した) | 文全体 |
動詞が正解となる判断基準とパターン
動詞は文の骨格をなす最も重要な品詞であり、品詞問題では原形、三人称単数現在形、過去形、過去分詞形、現在分詞形(動名詞)など、様々な形で出題されます。
基本の位置・構造による判断
主語の直後
- 「主語+動詞」が英語の基本構造です。
- 主語の直後の空欄には、動詞が入る可能性が非常に高いです。
- 例: The manager ___ the proposal. (マネージャーは提案を承認する)
助動詞の後ろ
- 「助動詞+動詞の原形」という絶対的なルールがあります。
- 空欄の前に can, will, should などの助動詞がある場合、動詞の原形を選びます。
- 例: can provide, will improve, should consider
to不定詞の後ろ
- 「to+動詞の原形」という形で使われます。
- 空欄の前に to がある場合、動詞の原形を選びます。
- 例: to achieve, to complete, to improve
時制を示す表現による判断
文中に時制を示す副詞句や時間表現がある場合、それに合った時制の動詞を選びます。
| 時間表現の例 | 該当する時制 | 動詞の形 |
| yesterday, last week, ago | 過去形 | 過去形 (-edなど) |
| tomorrow, next month, soon | 未来形 | will +動詞の原形 |
| recently, already, since, for | 現在完了形 | have/has +過去分詞 |
主語と動詞の関係による判断
主語が動作をするのか、されるのかによって「能動態」か「受動態」かを判断します。
| 関係 | 態 | 動詞の形 | 例文 |
| 主語が動作をする側 | 能動態 | 一般の動詞の形 | The company held a meeting. (会社が開催した) |
| 主語が動作をされる側 | 受動態 | be動詞+過去分詞 | The meeting was held. (会議は開催された) |
三人称単数現在形による判断
主語が三人称単数(He, She, It、単数の名詞など)で、かつ時制が現在の場合、動詞に「s」または「es」をつけます。
分詞(名詞修飾)による判断
現在分詞(-ing)と過去分詞(-ed)は、名詞を修飾する形容詞として機能します。空欄が名詞の前にある場合は、修飾される名詞との関係で選びます。
| 分詞の形 | 意味 | 名詞との関係 | 例文 |
| 現在分詞 (-ing) | 〜している(能動的) | 名詞が動作を行う側 | the increasing demand (増加する需要) |
| 過去分詞 (-ed) | 〜された(受動的) | 名詞が動作を受ける側 | the approved plan (承認された計画) |
品詞問題でよくある間違いと対策
品詞問題を解く際、特に初心者が陥りやすい間違いのパターンを事前に知っておくことで、本番でのミスを大幅に減らすことができます。
形容詞と副詞の混同
最も多い間違いは、修飾語である形容詞と副詞の区別が曖昧になることです。
基本ルール
- 形容詞 → 名詞を修飾する。
- 副詞 → 名詞以外(動詞、形容詞、他の副詞、文全体など)を修飾する。
| 品詞 | 役割 | 例 | 説明 |
| 形容詞 | 名詞を修飾 | a quick response | 名詞 response を修飾 |
| 副詞 | 名詞以外を修飾 | responded quickly | 動詞 responded を修飾 |
紛らわしい品詞・形の混同
見た目や機能が似ている品詞や動詞の形を混同する間違いです。
名詞と動名詞の混同
- 動名詞(動詞の -ing 形)は名詞の位置に置かれますが、動詞の性質も持っているため、後ろに目的語を取ることができます。
- 例: Making presentations is important. (Making は目的語 presentations を取っている動名詞)
- 一方、通常の名詞は後ろに目的語を取りません。
過去分詞と過去形の混同
規則動詞(-ed 形)で特に注意が必要です。
- 過去形: 文の主要な動詞(述語)として単独で使われる。
- 例: The company approved the plan yesterday.
- 過去分詞:補助動詞(be/have)と組み合わせて、完了形や受動態を作る。また、形容詞として名詞を修飾する役割もある。
- 例: The plan was approved. / The company has approved the plan.
現在分詞と動名詞の混同
どちらも動詞の -ing 形ですが、機能が異なります。
- 現在分詞:進行形(be + -ing)や、名詞を修飾する形容詞として使われる。
- 例: She is working. (進行形)
- 動名詞:名詞として、主語や目的語などの役割を果たす。
- 例: Working is important. (主語)
選択時に陥りやすい判断ミス
問題を解く過程で、視野が狭くなったり、思い込みから生じるミスです。
- 空欄の前後だけを見て、文全体の構造を確認しない
- 空欄の前後だけでなく、文全体の意味や構造(特に時制や主語と動詞の一致)を確認しないと解けない問題もあります。
- 語尾だけで品詞を判断し、例外に対応できない
- 「long」「fast」「hard」などのように、形容詞としても副詞としても使える例外的な単語があります。これらは文中での使われ方で判断する必要があります。
- 「冠詞の後ろは必ず名詞」という思い込み
- 冠詞と名詞の間には、名詞を修飾する形容詞が入ることが非常に多いです。
- 例: a [形容詞] solution
- 時制の判断ミス
- 文中の 時を表す副詞句(yesterday, tomorrow, since など)を見落とさないように、動詞の選択肢がある場合は必ず文全体をチェックしましょう。
- 能動態と受動態の判断ミス
- 主語が「動作をする側」なのか「動作をされる側」なのか、意味をしっかり理解し、論理的に判断することが重要です。
対策のポイント
品詞問題を解く際は、空欄の前後だけでなく、文全体を確認する習慣をつけましょう。
特に、紛らわしい品詞の基本的な役割と例外を正確に覚えることが、ミスを防ぐ鍵となります。
品詞問題に関するよくある質問
品詞問題の学習を始める際に、多くの方が抱く共通の疑問点と、その解決策をまとめました。
- 文全体を読む必要がありますか、それとも空欄の前後だけ見れば良いですか?
-
- 基本的な戦略:
- 多くの場合、空欄の前後数語を見るだけで判断できます。
- 【特に有効な箇所】 冠詞・前置詞の後ろ、
be動詞と形容詞の間など。
- 文全体が必要な場合:
- 時制や主語と動詞の一致が問われる問題。
効率的な解き方の手順
- 選択肢を確認: 品詞問題であるかを判断する。
- 空欄の前後を確認: 必要な品詞を決定する。
- (最終手段)文全体を読む: 2.で判断できない場合のみ。
- 基本的な戦略:
- 単語の意味が分からなくても品詞問題は解けますか?
-
- はい、解けます。
- 品詞問題は、文法のルールだけで正解できるのが最大の特徴です。
- 語尾のパターンで品詞を識別し、空欄前後の文法構造から必要な品詞を判断すれば、意味を知らなくても正解を導けます。
- 【注意点】 学習時は、より確実な正答のために単語の意味も必ず確認しましょう。
- はい、解けます。
- 品詞問題に1問あたりどれくらいの時間をかけるべきですか?
-
- 目標時間:10秒から15秒以内
- 空欄の前後だけで解ける問題が多いため、短時間での処理が可能です。
- 練習を積むと、5秒以内で解ける問題も増えます。
- 【重要】 15秒考えても分からない問題は、深追いせず潔く諦めて次の問題に進むことが重要です。
- 目標時間:10秒から15秒以内
- 名詞と動名詞(-ing形)はどう区別すれば良いですか?
-
特徴 名詞 動名詞(-ing形) 位置 通常の名詞と同じ位置 通常の名詞と同じ位置(名詞の働き) 性質 名詞の性質のみ 動詞の性質も持つ 識別 後ろに目的語や補語を取らない 後ろに目的語や補語を取ることができる 問題選択 後ろに目的語がない場合 空欄の後ろに目的語が続いていることが多い - 形容詞と副詞の見分け方が難しいのですが、コツはありますか?
-
最も確実なのは「何を修飾しているか」の確認です。
品詞 修飾するもの 語尾のパターン その他パターン 形容詞 名詞 -ful,-able,-alなどbe動詞の後ろに置かれることが多い副詞 動詞、形容詞、副詞、文全体 -lyで終わるものが多いbe動詞と形容詞の間に挟まれることが多い例外:
-lyで終わる形容詞もあります(例:friendly、likely)。文脈で判断しましょう。 - 過去分詞と過去形の違いが分かりません。
-
規則動詞ではどちらも
-edで終わるため混同しやすいですが、使われ方が異なります。- 過去形:
- 単独で述語動詞として使われる。
- 過去の動作や状態を表す。
- 過去分詞:
- 単独では使われない。
have(完了形)やbe動詞(受動態)と組み合わせて使われる。- 形容詞として名詞を修飾することもできる。
問題選択のヒント
- 空欄の前に
haveやbe動詞があれば過去分詞。 - 空欄の前にそれらがなく、単独で述語動詞の位置なら過去形。
- 過去形:
- 品詞の語尾パターンは全部暗記しないといけませんか?
-
- 全てを完璧に暗記する必要はありません。
- 【最優先で覚えるべきパターン】
- 名詞:
-tion,-ment,-ness - 形容詞:
-ful,-able,-al - 副詞:
-ly
- 名詞:
- これらの基本パターンを押さえれば、多くの問題に対応できます。残りは問題演習を通じて自然に身につけましょう。
- 品詞問題だけを集中的に練習すれば良いですか?
-
- バランスが大切です。 品詞問題はPart 5の一部ですが、語彙問題や他の文法問題も含まれるため、全体のバランスを考慮しましょう。
- 【初心者の方へ】 ルールが明確で短期間で得点しやすい品詞問題からまず始めることをおすすめします。自信がついたら他の問題タイプにも取り組みましょう。
- 品詞問題の正答率はどれくらいを目指すべきですか?
-
目標スコアによって目安が異なります。品詞問題は比較的簡単なため、高得点を狙う方は満点近くを目指しましょう。
目標スコア 品詞問題の目標正答率 600点 70%以上 730点以上 80%以上 800点以上 90%以上
まとめ

OEIC Part 5の品詞問題は、英語初学者でも短期間で得点源にできる最も効率的な問題タイプです。この記事で解説した判断基準とテクニックをマスターすれば、品詞問題を秒速で解けるようになります。
品詞問題を攻略するための重要なポイントを以下にまとめます。
- 選択肢から品詞を瞬時に識別する
- 語尾のパターンから品詞を識別します。
- 名詞の例:「-tion」「-ment」「-ness」
- 形容詞の例:「-ful」「-able」「-al」
- 副詞の例:「-ly」
- 名詞が来る位置
- 冠詞、所有格、前置詞の後ろには名詞が来ます。
- ただし、冠詞や所有格と名詞の間に形容詞が入ることも多いです。
- 形容詞・副詞が来る位置
- be動詞の後ろには形容詞が来て補語になります。
- be動詞と形容詞の間に副詞が入ることもあります。
- 副詞は動詞、形容詞、他の副詞を修飾します。
- 副詞が入る具体的な位置の例:be動詞と形容詞の間、助動詞と動詞の間、完了形のhaveと過去分詞の間など。
- 動詞が来る位置
- 主語の後ろに来ます。
- 助動詞やto不定詞の後ろには動詞の原形が来ます。
- 時制を表す表現や、主語との関係(能動態か受動態か)に注意が必要です。
- 形容詞と副詞の混同を避ける
- 名詞を修飾するのは形容詞、名詞以外を修飾するのは副詞と明確に区別します。
- 解答に必要な情報の範囲
- 品詞問題は基本的に空欄の前後を見れば解けます。
- ただし、時制や主語と動詞の一致が関係する場合は文全体を確認します。
- 解答時間の目安
- 1問あたり10秒から15秒以内での解答を目標にします。
- 15秒考えても分からない問題は潔く諦めることも重要です。
品詞問題の攻略は、パターン認識とルールの理解が鍵となります。
この記事で紹介した判断基準を繰り返し練習することで、見た瞬間に正解が分かるようになります。毎回7問から8問出題される品詞問題を確実に正解できるようになれば、TOEICスコアは必ず向上します。
焦らず一つ一つのパターンを着実に身につけていきましょう。品詞問題を得点源にして、あなたの目標スコア達成を実現してください。

