「Cost an arm and a leg」は英語の慣用句で、「非常に高価である」「とても高い値段がする」という意味を持ちます。日常会話でよく使われるこの表現は、何かを購入する際にかなりの出費を伴うことを強調したい時に便利です。
この記事では、英語初学者の方でも理解しやすいように、この慣用句の意味や使い方、簡単な例文を交えて詳しく解説していきます。
「Cost an arm and a leg」の基本的な意味

「Cost an arm and a leg」は直訳すると「腕と足を費やす」となりますが、実際には「非常に高価である」という意味で使われます。この表現は、何かがとても高い金額であることを強調したい時に使用されます。私たちの体の一部である「腕と足」を差し出すほど高いという比喩的な表現で、その物の価格の高さを印象的に伝えることができます。
日本語では「目が飛び出るほど高い」「破産しそうなほど高い」といった表現に近いニュアンスがあります。日常的な会話や友人との会話で気軽に使える表現です。
イディオムの由来
このイディオムの正確な起源については諸説ありますが、一般的には20世紀初頭のアメリカで使われ始めたと言われています。当時、肖像画を描いてもらう際に、全身像は高価で、腕や足を含めると料金が上がったことから来ているという説があります。また、第一次世界大戦や第二次世界大戦で腕や足を失った兵士への補償金の高さからこの表現が生まれたという説もあります。
いずれにせよ、体の重要な部分である「腕と足」を失うことの大きさが、高額な出費を表現するのに使われるようになりました。
類似表現との違い
「Cost an arm and a leg」に似た表現として、「break the bank(大金を使う)」や「cost a fortune(莫大な費用がかかる)」などがあります。
これらはどれも高額な出費を表しますが、「Cost an arm and a leg」はより強い印象を与え、本当に高価であることを強調したい時に使われます。
「Cost an arm and a leg」の使い方
この表現は主に会話の中で使われ、特にカジュアルな状況で頻繁に登場します。正式な文書やビジネス文書ではあまり使われないことが多いですが、日常会話やカジュアルなメールでは頻繁に見かけます。
使い方としては、「Something costs an arm and a leg」(何かが非常に高価である)という形で使うことが一般的です。過去形で「It cost me an arm and a leg」(それには大金を使った)というように使うこともできます。
日常会話での使用例
ここでは、中学英語レベルの簡単な例文を通して、「Cost an arm and a leg」の使い方を見ていきましょう。
例文
- The new smartphone costs an arm and a leg.
(新しいスマートフォンは非常に高価です。) - My sister bought a dress that cost an arm and a leg.
(姉は非常に高価なドレスを買いました。) - Going to college costs an arm and a leg these days.
(最近は大学に行くのにとても費用がかかります。) - The tickets to the concert cost us an arm and a leg.
(そのコンサートのチケットは私たちに大金がかかりました。) - I want to buy a new bike, but it costs an arm and a leg.
(新しい自転車を買いたいけど、とても高価です。)
会話の中での実践例
実際の会話の中でどのように使われるか、いくつかの簡単な会話例を見てみましょう。
例文
- A: How much was your new computer?
(新しいパソコンはいくらでしたか?) - B: It cost an arm and a leg, but I needed it for my studies.
(非常に高価でしたが、勉強に必要だったんです。)
例文
- A: I want to go to Japan next year.
(来年、日本に行きたいんだ。) - B: Be careful, traveling to Japan costs an arm and a leg.
(気をつけて、日本への旅行は非常にお金がかかるよ。)
「Cost an arm and a leg」を使う際の注意点
この表現は主にネガティブな文脈で使われることが多いです。何かが高すぎて購入を躊躇するようなシチュエーションで使用されます。
また、この表現はやや誇張した言い方なので、実際に破産するほどの金額ではなくても、予算を超えている、あるいは期待していたより高価だと感じる場合に使われます。
文法的な特徴
「Cost an arm and a leg」は通常、次のような文型で使われます。
- [主語] + costs/cost + an arm and a leg
- It costs/cost + [目的語] + an arm and a leg
動詞の「cost」は現在形では三人称単数の場合「costs」になりますが、過去形では「cost」のままで変化しません。
「Cost an arm and a leg」と似た表現
英語には「高価である」ことを表す様々な表現があります。ここでは「Cost an arm and a leg」と似た意味を持つ他の表現をいくつか紹介します。
他の「高価」を表す英語表現
Break the bank:大金を使う、予算をオーバーする
- Example: The new TV won’t break the bank.
(その新しいテレビはそれほど高くないです。)
Cost a fortune:莫大な費用がかかる
- Example: Her wedding dress cost a fortune.
(彼女のウェディングドレスは非常に高価でした。)
Pay through the nose:法外な金額を支払う
- Example: We paid through the nose for the concert tickets.
(私たちはコンサートのチケットに法外な金額を支払いました。)
Expensive as hell:非常に高価である(カジュアルな表現)
- Example: That restaurant is expensive as hell.
(あのレストランは非常に高価です。)
「Cost an arm and a leg」に関するよくある質問
ここでは、この表現に関してよく寄せられる質問とその回答をまとめました。
- 「Cost an arm and a leg」は正式な場面でも使えますか?
-
この表現はカジュアルな慣用句であり、主に友人との会話やくだけた状況で使われます。ビジネスレターや正式な文書、学術論文などではあまり適切ではありません。正式な場面では「extremely expensive」や「highly costly」などの表現を使うことをお勧めします。
- 「Cost an arm and a leg」の否定形はありますか?
-
直接的な否定形はあまり一般的ではありませんが、「It doesn’t cost an arm and a leg」(そんなに高価ではない)という形で使うことができます。ただ、一般的には「It’s affordable」(手頃な価格だ)や「It’s reasonably priced」(適正価格だ)などの別の表現が使われることが多いです。
- 他の体の部位を使った似た表現はありますか?
-
「Cost an arm and a leg」以外にも、体の部位を使った類似の表現があります。例えば「Give my right arm」(何かのためなら右腕をささげる=何としてでも手に入れたい)という表現があります。これらの表現は、何かに対する強い願望や価値を表す際に使われます。
- 日本語で同じような意味の慣用句はありますか?
-
日本語では「目が飛び出るほど高い」「破産しそうなほど高い」「腎臓を売らないと買えない」などの表現が近いニュアンスを持ちます。どれも何かがとても高価であることを強調する慣用的表現です。
まとめ

「Cost an arm and a leg」は英語で「非常に高価である」ことを表す一般的な慣用句です。この記事のポイントを以下にまとめます。
- 「Cost an arm and a leg」は「非常に高価である」「とても高い値段がする」という意味を持つ英語の慣用句である。
- 直訳すると「腕と足を費やす」となるが、実際には比喩的に使われている。
- 主にカジュアルな会話の中で使われ、正式な文書ではあまり適切ではない。
- 通常「Something costs an arm and a leg」の形で使われる。
- 似た表現として「break the bank」「cost a fortune」「pay through the nose」などがある。
- 中学英語レベルでも理解できる簡単な構文で使うことができる。
- 日本語では「目が飛び出るほど高い」などの表現に近いニュアンスがある。
この慣用句を適切に使うことで、あなたの英語表現はより豊かで自然なものになるでしょう。日常会話で試してみてください。

