「Cross that bridge when you come to it」は英語の慣用句で、日本語では「その時が来たら考える」や「今は心配せず、問題が起きたときに対処する」という意味になります。未来の問題について今から心配するのではなく、実際に問題に直面したときに考えればよいという考え方を表します。
この記事では、この表現の意味や使い方、そして実際の例文を通して分かりやすく解説していきます。
「Cross that bridge when you come to it」の基本的な意味

この表現は直訳すると「橋に到着したときに渡る」という意味になります。橋を渡るという行為を、問題や困難に対処することの比喩として使っています。つまり、まだ見えていない橋(問題)について心配するのではなく、実際にその橋に到着した時(問題に直面した時)に渡り方(対処法)を考えればよい、という意味なのです。
私たちは日常生活でまだ起きていない問題について心配することがよくありますが、この表現はそのような「取り越し苦労」をしないことを勧めています。現実的に考えると、実際に問題が発生するかどうかも分からないですし、発生したとしてもその時の状況に応じた最適な対応ができるというわけです。
「Cross that bridge when you come to it」の使い方
この表現は主に将来起こるかもしれない問題や困難について心配している人に対して使われます。文法的には以下のようなパターンで使うことができます。
- I’ll cross that bridge when I come to it.(自分自身についての場合)
- We’ll cross that bridge when we come to it.(自分と相手を含む場合)
- Let’s cross that bridge when we come to it.(提案として)
- You should cross that bridge when you come to it.(アドバイスとして)
特に注意すべき点として、この表現は漠然とした心配事ではなく、具体的な将来の問題について使われることが多いです。例えば、「来週のテストが心配」というような具体的な問題に対して使われます。
例文で理解する「Cross that bridge when you come to it」
例文1:テストについての会話
例文
- A: I am worried about the English test next week.
(来週の英語のテストが心配です。) - B: Don’t worry too much. Let’s cross that bridge when we come to it.
(あまり心配しないで。その時が来たら考えよう。)
この例では、Aさんが来週のテストについて心配しているのに対して、Bさんがその時になったら対処すればいいとアドバイスしています。
例文2:進路についての会話
例文
- A: What will you do after junior high school?
(中学校卒業後は何をするつもり?) - B: I’m not sure yet. I’ll cross that bridge when I come to it.
(まだわからないよ。その時が来たら考えるよ。)
この例では、Bさんが将来の進路について今はまだ決めておらず、時が来たら考えると答えています。
例文3:旅行の計画について
例文
- A: What if it rains during our school trip?
(修学旅行中に雨が降ったらどうしよう?) - B: We’ll cross that bridge when we come to it. For now, let’s enjoy planning.
(その時が来たら考えよう。今は計画を楽しもう。)
この例では、Aさんが旅行中の天気について心配していますが、Bさんはその時になって対処すればよいと言っています。
「Cross that bridge when you come to it」の類似表現
英語には「Cross that bridge when you come to it」と似た意味を持つ表現がいくつかあります。
「Take it as it comes」
「物事をあるがままに受け入れる」という意味で、予測不可能な状況に柔軟に対応することを表します。
「Deal with it when it happens」
「それが起きたときに対処する」という意味で、「Cross that bridge when you come to it」とほぼ同じ意味です。
「Take one step at a time」
「一歩ずつ進む」という意味で、問題を一つずつ順番に解決していくことを表します。
「Cross that bridge when you come to it」に関するよくある質問
- この表現はフォーマルな場面でも使えますか?
-
はい、この表現はフォーマル、インフォーマルどちらの場面でも使用できます。ビジネスでの打ち合わせや学校での会話など、様々なシチュエーションで役立ちます。
- 「We’ll cross that bridge when we get there」という表現も見かけますが、違いはありますか?
-
「come to it」と「get there」の部分が異なりますが、意味はほぼ同じです。どちらも「その時が来たら考える」という意味で、状況に応じて使い分けることができます。
- 否定形でも使われますか?
-
はい、「Don’t cross a bridge till you come to it」という形で使われることもあります。これも同様に「その時が来るまで心配するな」という意味になります。
- 日本語の「取り越し苦労」に近い表現ですか?
-
はい、非常に近い意味です。「取り越し苦労」は未来の問題について過度に心配することを指しますが、「Cross that bridge when you come to it」はそのような心配をしないで、問題が実際に起きたときに対処すればよいという考え方を示しています。
まとめ

「Cross that bridge when you come to it」についてのポイントをまとめると、
- この表現は「その時が来たら考える」という意味の英語の慣用句である。
- 未来の問題について今から心配するのではなく、実際に問題に直面したときに対処することを勧めている。
- 様々な形式(I’ll、We’ll、Let’s、You should)で使うことができる。
- 具体的な将来の問題について使われることが多い。
- 類似表現として「Take it as it comes」「Deal with it when it happens」「Take one step at a time」などがある。
- フォーマル、インフォーマルどちらの場面でも使用できる万能な表現である。
この慣用句を覚えておけば、将来の不確かな問題について話すときに役立つでしょう。英会話の中でぜひ使ってみてください。

