「devastated」は英語の形容詞で、主に「打ちのめされた」「壊滅的な打撃を受けた」「非常に悲しんでいる」という意味を持ちます。この言葉は災害などによる物理的な破壊から、精神的なショックや悲しみまで表現できる幅広い用途を持つ単語です。
今回は英語初学者の方向けに、「devastated」の意味や使い方を分かりやすく解説していきます。
「devastated」とは?意味と基本的な使い方

「devastated」は動詞「devastate」の過去分詞形で、形容詞として使われています。この言葉には大きく分けて2つの意味があります。
まず1つ目は、物理的な意味での「壊滅的な被害を受けた」「荒廃した」という意味です。地震や台風などの自然災害、戦争などによって場所や建物が破壊された状態を表します。
もう1つは、精神的な意味での「打ちのめされた」「深く悲しんでいる」という意味です。大切な人との別れや悪いニュースを聞いたときなど、非常に強いショックや悲しみを感じている状態を表現します。
「devastated」は「sad(悲しい)」よりもずっと強い感情を表現するときに使われます。単なる悲しみではなく、精神的に打ちのめされるような強い衝撃や悲しみを感じているときに使う表現です。
「devastated」の使い方と例文
「devastated」は様々な状況で使うことができますが、ここでは主な使い方と例文を紹介します。
物理的な破壊を表す使い方
自然災害や戦争などによって地域や建物が破壊された状態を表すときに使います。
例文
- The town was devastated by the earthquake.(その町は地震によって壊滅的な被害を受けた。)
- The hurricane devastated the coastal area.(ハリケーンは沿岸地域に壊滅的な被害をもたらした。)
- Many houses were devastated after the flood.(洪水の後、多くの家が壊滅的な被害を受けた。)
- The village was devastated by the war.(その村は戦争によって荒廃した。)
精神的なダメージを表す使い方
大きなショックや深い悲しみなど、強い感情的ダメージを受けた状態を表すときに使います。
例文
- I was devastated when I heard the bad news.(悪いニュースを聞いたとき、私は打ちのめされた。)
- She was devastated by her grandmother’s death.(彼女は祖母の死によって深く悲しんでいた。)
- He looked devastated after failing the test.(彼はテストに失敗した後、打ちひしがれた様子だった。)
- They were devastated when their dog ran away.(彼らは犬が逃げ出したとき、非常にショックを受けた。)
「be devastated」という形で「~によって打ちのめされる」という意味で使うことが多いです。また「devastated by~(~によって打ちのめされた)」という形もよく使われます。
「devastated」と類似表現の違い
「devastated」に似た表現はいくつかありますが、それぞれニュアンスが異なります。ここでは主な類似表現との違いを解説します。
devastatedとsadの違い
「sad」は「悲しい」という一般的な感情を表しますが、「devastated」はより強い、壊滅的なダメージを受けたような深い悲しみを表します。
例文
- I was sad when my friend moved away.(友達が引っ越したとき、私は悲しかった。)
- I was devastated when my best friend died.(親友が亡くなったとき、私は打ちのめされた。)
上の例を比べると、「devastated」のほうがはるかに強い感情を表していることが分かります。
devastatedとshockedの違い
「shocked」は「ショックを受けた」「驚いた」という意味ですが、必ずしも悲しみを伴うわけではありません。一方「devastated」は深い悲しみやダメージを含む感情を表します。
例文
- I was shocked when I saw the bill.(請求書を見たとき、私はショックを受けた。)
- I was devastated when I lost all my photos.(すべての写真を失ったとき、私は打ちのめされた。)
「shocked」は予期せぬ出来事への反応を表しますが、「devastated」はより深い感情的ダメージを表します。
devastatedとshatteredの違い
「shattered」も「粉々になった」「打ちのめされた」という意味で使われますが、「devastated」と非常に似ています。どちらも強い精神的ダメージを表しますが、「shattered」はより「心が砕け散った」というイメージがあります。
例文
- Her dreams were shattered by the accident.(彼女の夢は事故によって砕け散った。)
- She was devastated by the loss of her job.(彼女は仕事を失って打ちのめされた。)
両方とも強い精神的ダメージを表しますが、微妙にニュアンスが異なります。
「devastated」を使った日常会話表現
「devastated」は日常会話でもよく使われる表現です。ここでは日常的によく使われるフレーズをいくつか紹介します。
「I’m devastated」
「ひどく落ち込んでいます」「ショックで打ちのめされています」という意味で使われます。
例文
- I’m devastated about the test results.(テスト結果についてひどく落ち込んでいます。)
「She looks devastated」
「彼女は打ちひしがれた様子だ」という意味で使われます。
例文
- She looks devastated after hearing the news.(彼女はそのニュースを聞いた後、打ちひしがれた様子だ。)
「It was devastating to hear that…」
「~を聞いて打ちのめされた」という意味で使われます。ここでは「devastating」という現在分詞形が使われています。
例文
- It was devastating to hear that the concert was canceled.(コンサートがキャンセルになったと聞いて打ちのめされた。)
「devastated」の関連表現と品詞変化
「devastated」には関連する表現や品詞変化があります。ここでは主なものを紹介します。
devastate(動詞)
「devastate」は動詞で、「壊滅させる」「打ちのめす」という意味です。
例文
- The storm devastated the coastal town.(その嵐は沿岸の町を壊滅させた。)
- The news devastated her.(そのニュースは彼女を打ちのめした。)
devastating(形容詞)
「devastating」は「壊滅的な」「打ちのめすような」という意味の形容詞です。
例文
- The earthquake had devastating effects on the city.(その地震は都市に壊滅的な影響をもたらした。)
- She received devastating news about her family.(彼女は家族についての打ちのめすようなニュースを受け取った。)
devastation(名詞)
「devastation」は「壊滅」「荒廃」「深い悲しみ」を意味する名詞です。
例文
- The devastation caused by the hurricane was enormous.(ハリケーンによってもたらされた壊滅的被害は膨大だった。)
- I could see the devastation in her eyes.(彼女の目に深い悲しみを見ることができた。)
次の表にまとめると理解しやすいでしょう。
| 品詞 | 単語 | 意味 |
|---|---|---|
| 動詞 | devastate | 壊滅させる、打ちのめす |
| 形容詞(過去分詞) | devastated | 壊滅的な被害を受けた、打ちのめされた |
| 形容詞(現在分詞) | devastating | 壊滅的な、打ちのめすような |
| 名詞 | devastation | 壊滅、荒廃、深い悲しみ |
「devastated」のよくある間違いと注意点
「devastated」を使う際によくある間違いや注意点をいくつか紹介します。
強すぎる表現を使ってしまう
「devastated」は非常に強い感情を表す言葉です。ちょっとした悲しみや落胆を表すときに使うと大げさに聞こえてしまいます。
×: I was devastated when the store ran out of ice cream.(お店のアイスクリームが売り切れたとき、私は打ちのめされた。)
○: I was disappointed when the store ran out of ice cream.(お店のアイスクリームが売り切れたとき、私はがっかりした。)
品詞の混同
「devastate」(動詞)、「devastated」(形容詞/過去分詞)、「devastating」(形容詞/現在分詞)、「devastation」(名詞)の使い分けを間違えることがあります。
×: The news was devastate.
○: The news was devastating.(そのニュースは打ちのめすようなものだった。)
×: I felt devastation.
○: I felt devastated.(私は打ちのめされた気分だった。)
前置詞の誤用
「devastated」の後には通常「by」または「about」が続きます。
×: I was devastated for the accident.
○: I was devastated by the accident.(私はその事故によって打ちのめされた。)
×: She was devastated in the news.
○: She was devastated about the news.(彼女はそのニュースについて打ちのめされていた。)
発音の間違い
「devastated」の発音は「デヴァステイティッド」に近く、アクセントは「va」にあります。発音を間違えると伝わらないことがあります。
「devastated」に関する問題
ここでは「devastated」の理解を深めるための問題を10問用意しました。それぞれの問題を解いて、理解度をチェックしてみましょう。
- 次の文の空欄に入る最も適切な言葉を選びなさい。
She was _ when she heard that her dog had died.
a) happy b) devastated c) excited d) amused - 「devastated」の名詞形は次のうちどれですか。
a) devastate b) devastating c) devastation d) devastates - 次の文を適切な日本語に訳しなさい。
The town was devastated by the earthquake. - 次の日本語を英語に訳しなさい。
「彼女は試験に落ちて打ちのめされていた。」 - 次の文の「devastated」を別の類似表現に置き換えるとしたら、最も適切なものはどれですか。
I was devastated when I lost my wallet.
a) happy b) sad c) heartbroken d) excited - 「devastated」の動詞形は次のうちどれですか。
a) devastatee b) devastation c) devastate d) devastating - 次の文の空欄に入る最も適切な前置詞を選びなさい。
The city was devastated _ the flood.
a) for b) with c) by d) in - 次の文を適切な日本語に訳しなさい。
She had a devastated look on her face. - 「devastated」と「sad」の違いを最もよく表しているのは次のうちどれですか。
a) 「devastated」は「sad」よりも弱い感情を表す
b) 「devastated」は「sad」よりも強い感情を表す
c) 「devastated」と「sad」は同じ強さの感情を表す
d) 「devastated」は喜びを、「sad」は悲しみを表す - 次の日本語を英語に訳しなさい。
「台風は多くの家を壊滅させた。」
「devastated」に関するよくある質問
- 「devastated」と「destroyed」の違いは何ですか?
-
「devastated」と「destroyed」はどちらも破壊を表す言葉ですが、「destroyed」は主に物理的な破壊に使われるのに対し、「devastated」は物理的な破壊に加えて、精神的・感情的なダメージも表現できます。
また、「devastated」は広範囲にわたる壊滅的な被害を表すのに対し、「destroyed」は対象が完全に破壊されたことを意味します。
- 「I’m devastated」は日常会話でよく使いますか?
-
「I’m devastated」は日常会話でも使われますが、非常に強い感情を表す表現なので、本当に大きなショックや悲しみを感じた時にのみ使います。ちょっとした失望や悲しみを表す場合は、「I’m disappointed」や「I’m really sad」などの表現のほうが適切です。
- 「devastated」の発音のコツはありますか?
-
「devastated」は「デヴァステイティッド」のように発音します。アクセントは「va」の部分にあります。「de-VA-sta-ted」というリズムで発音すると良いでしょう。
- 「devastated」は学校の英語の授業で習いますか?
-
「devastated」は中学や高校の基本的な英語のカリキュラムでは通常扱われず、より高度な英語学習の中で学ぶことが多い表現です。ただし、ニュースや映画、小説などでは頻繁に使われる言葉なので、英語学習を進める中で自然に出会うことが多い単語です。
- 「devastated」は形式的な文章でも使えますか?
-
はい、「devastated」は日常会話だけでなく、形式的な文章や報告書などでも使用できます。特に災害や経済的打撃などについて述べる際には、適切な表現として使われます。
- 「devastated area」とはどういう意味ですか?
-
「devastated area」は「壊滅地域」「被災地」という意味で、地震、台風、洪水、戦争などによって甚大な被害を受けた地域を指します。
まとめ

本記事では「devastated」の意味と使い方について詳しく解説しました。「devastated」は単なる「悲しい」という感情を超えた、深い悲しみや壊滅的なダメージを表現する強力な単語です。
ここでこれまでの内容を簡潔にまとめておきましょう。
- 「devastated」の主な意味
- 物理的な意味:壊滅的な被害を受けた、荒廃した
- 精神的な意味:打ちのめされた、深く悲しんでいる
- 「devastated」の関連表現
- devastate(動詞):壊滅させる、打ちのめす
- devastating(形容詞):壊滅的な、打ちのめすような
- devastation(名詞):壊滅、荒廃、深い悲しみ
- 「devastated」の使い方のポイント
- 非常に強い感情を表す表現なので、適切な状況で使う
- 通常「by」または「about」という前置詞と共に使われる
- 「be devastated」の形でよく使われる
- 「devastated」と類似表現の違い
- sad(悲しい)よりも強い感情を表す
- shocked(ショックを受けた)は必ずしも悲しみを伴わない
- shattered(粉々になった)は心が砕け散るイメージが強い
「devastated」は英語の表現の幅を広げる重要な単語です。強い感情や深い悲しみを表現したいとき、また災害などの壊滅的な状況を描写したいときに、ぜひこの単語を使ってみてください。
正しく使えば、あなたの英語表現はより豊かで正確なものになるでしょう。

