英語学習において効果的なリスニング・スピーキング練習法として注目されているシャドーイングとオーバーラッピング。これらは似ているようで異なる学習方法ですが、正確な違いや実践方法を理解している学習者は意外と少ないのではないでしょうか。
本記事では、英語初学者でもわかりやすく、シャドーイングとオーバーラッピングの違い、効果、そして実践方法について詳しく解説します。両方の学習法を効果的に取り入れることで、英語リスニング力とスピーキング力の飛躍的な向上を目指しましょう。
シャドーイングとオーバーラッピングの基本概念

英語学習の世界には様々な学習法がありますが、特にリスニングとスピーキングの両方を同時に鍛えられる方法として、シャドーイングとオーバーラッピングが注目されています。まずは、これらの学習法の基本的な概念について理解しましょう。
シャドーイングとは何か
シャドーイングとは、英語の音声を聞きながら、それを「影(shadow)」のように追いかけて同じように発音する学習法です。具体的には、音声が聞こえてから0.5~1秒ほど遅れて、聞こえた英語をそのまま真似て発音します。
この方法の特徴は、英語を「聞きながら」「話す」という複数の作業を同時に行うことにあります。日本語で理解しようとしたり考えたりする余裕がないため、英語の語順のまま理解する力が身につきます。リピーティング(音声を聞いてから繰り返す方法)とは異なり、シャドーイングでは聞きながら発音するため、より高度な集中力と聞き取り能力が求められます。

オーバーラッピングとは何か
オーバーラッピングは、スクリプト(文字起こし)を見ながら、音声と同時に発音する学習法です。音声教材を聞きつつ、その内容を見ながら同時に声に出して読んでいきます。
シャドーイングとの大きな違いは、スクリプトを見ながら行うことと、音声と完全に同じタイミングで発音することです。音声とあなたの声が「重なる(overlap)」ようにして練習するため、この名前がついています。スクリプトを見ることができるので、初心者でも比較的取り組みやすい方法といえるでしょう。

両者の主な違い
シャドーイングとオーバーラッピングの主な違いは以下の4点です。
- タイミング:シャドーイングは音声の後を追いかける形で発音しますが、オーバーラッピングは音声と同時に発音します。
- スクリプトの使用:シャドーイングは基本的にスクリプトを見ずに行いますが、オーバーラッピングはスクリプトを見ながら行います。
- 難易度:一般的にシャドーイングの方が難易度が高く、オーバーラッピングは初心者でも始めやすいとされています。
- 焦点:シャドーイングはリスニングにより焦点が当たり、オーバーラッピングは発音やリズムの習得により重点が置かれています。
これらの違いを理解することで、自分の学習レベルや目的に合わせた適切な方法を選択できるようになります。
シャドーイングの実践方法
シャドーイングは正しい方法で実践することで、その効果を最大限に引き出すことができます。ここでは、初心者でも実践できるシャドーイングの具体的な方法を説明します。
シャドーイングの正しい手順
シャドーイングを効果的に行うためには、以下の手順に従って進めることをおすすめします。
- 教材を選ぶ:まずは自分の英語レベルに合った教材を選びましょう。初心者の場合は、短くてゆっくりとした英文から始めるのがおすすめです。
- 内容を理解する:最初に英文の内容を理解しておくことが大切です。分からない単語や表現があれば調べておきましょう。
- 音声を一通り聞く:シャドーイングを始める前に、一度全体を通して聞きます。どのような内容か、大まかに把握しておきます。
- シャドーイング開始:音声を再生し、聞こえてくる英語を0.5~1秒遅れで追いかけるように発音します。この時、できるだけ大きな声で、口をしっかり動かして発音しましょう。
- 録音する:可能であれば自分の声を録音しておくと、後で発音の確認ができます。
- 確認と復習:シャドーイングした後、スクリプトを見て聞き取れなかった部分や発音できなかった部分を確認します。
- 繰り返し練習:同じ教材で複数回練習することで、徐々に上達していきます。
シャドーイングを行う際の注意点
シャドーイングを効果的に行うためには、以下の点に注意しましょう。
- きちんと声に出す:心の中でつぶやくのではなく、実際に口を動かして発声することが重要です。周りの環境に配慮しつつ、できるだけはっきりとした声で練習しましょう。
- 完璧を目指さない:初めは全ての音声についていくことは難しいかもしれません。できない部分があっても落ち込まず、繰り返し練習することで徐々に改善していきましょう。
- 発音だけでなく内容も意識する:単に音を真似るだけでなく、意味を理解しながら行うことでより効果的に学習できます。
- 無理なペースで進めない:短時間でも毎日継続することが大切です。一度に長時間練習するよりも、毎日10~15分程度の短い時間でも続けることで効果が表れます。
初心者向けのシャドーイング教材選び
シャドーイングを始めるにあたり、教材選びは非常に重要です。特に初心者は以下のポイントを考慮して教材を選びましょう。
- 短い文章から始める:長い文章よりも、短いダイアログやフレーズから始めると無理なく続けられます。
- スピードが適切なもの:あまりに速い英語では挫折してしまいます。ゆっくり目の教材から始めて、徐々にスピードアップしていきましょう。
- トランスクリプト(文字起こし)付きの教材:初めのうちは、文字起こしを確認しながら練習できる教材が適しています。
- 興味のある内容:自分が興味を持てる内容の教材を選ぶことでモチベーションが維持できます。
- レベル別の教材:「英語学習者向け」と明記された、レベル分けされた教材を選ぶと良いでしょう。
初心者におすすめなのは、英語学習用に作られたポッドキャストや、初級者向けの英会話教材です。これらは通常、適切なスピードで話され、トランスクリプトも付いていることが多いです。
オーバーラッピングの実践方法
オーバーラッピングはシャドーイングとは異なるアプローチですが、同様に効果的な英語学習法です。ここでは、オーバーラッピングの具体的な実践方法を解説します。
オーバーラッピングの正しい手順
オーバーラッピングを効果的に行うための手順は以下の通りです。
- 教材を選ぶ:シャドーイング同様、自分のレベルに合った教材を選びます。必ずスクリプト付きの教材を用意しましょう。
- 内容を理解する:スクリプトを読んで内容を理解し、分からない単語や表現があれば事前に調べておきます。
- 音声のみを聞く:まずは一度、スクリプトを見ずに音声だけを聞いて、全体の流れをつかみます。
- スクリプトを確認する:音声を聞きながらスクリプトを目で追い、どこでどのように発音しているかを確認します。
- オーバーラッピング開始:スクリプトを見ながら、音声と完全に同じタイミングで発音するよう心がけます。音声と自分の声がぴったり重なるイメージです。
- 録音して確認する:可能であれば録音し、音声との同期度や発音の正確さを確認します。
- 繰り返し練習:同じ教材で何度も練習することで、ネイティブのリズムや発音が身についていきます。
オーバーラッピングを行う際の注意点
オーバーラッピングを効果的に行うために、以下の点に注意しましょう。
- スピードについていけないときは:最初は音声と完全に同期するのは難しいかもしれません。その場合は、音声のスピードを少し遅くして練習するか、短いセクションに区切って練習しましょう。
- 区切りに注意する:英語の文章がどこで区切られるのかに注意を払いましょう。ネイティブの区切り方を学ぶことで、自然な英語のリズムが身につきます。
- イントネーションを真似る:単に言葉を発するだけでなく、音の強弱やイントネーションもできるだけ正確に真似るよう心がけましょう。
- スクリプトへの依存度を徐々に減らす:慣れてきたら、徐々にスクリプトを見る回数を減らし、最終的には見なくても音声と同期できることを目指します。
初心者向けのオーバーラッピング教材選び
オーバーラッピングに適した教材を選ぶ際のポイントは以下の通りです。
- 明確な発音の教材:特に初心者は、発音がはっきりとした教材を選ぶことが重要です。
- 自然なスピードの会話:実際の会話スピードに近い教材を選ぶことで、リアルな英語のリズムを身につけることができます。
- トピックごとの短いセクション:長い教材よりも、2~3分程度の短いセクションに分かれている教材が練習しやすいです。
- 様々なアクセントを含む教材:様々な英語のアクセントに触れることで、より幅広いリスニング力が身につきます。
初心者におすすめなのは、英語学習者向けの短いダイアログや、ニュース英語の教材です。ニュースは比較的明瞭な発音で話されることが多く、オーバーラッピングの練習に適しています。
シャドーイングとオーバーラッピングで得られる効果
シャドーイングとオーバーラッピングは共に効果的な英語学習法ですが、それぞれ異なる効果が期待できます。ここでは、両方の学習法で得られる具体的な効果について解説します。
リスニング力向上のメカニズム
シャドーイングとオーバーラッピングがリスニング力を向上させるメカニズムは以下の通りです。
- 音声パターンの認識能力の向上:繰り返し聞いて発音することで、英語特有の音のパターンが脳に定着します。これにより、初めて聞く英語でも音のパターンから内容を予測できるようになります。
- 集中力の強化:シャドーイングでは特に、聞き逃さないように集中する必要があるため、リスニング時の集中力が鍛えられます。
- 英語の速度への順応:ネイティブスピーカーの話すスピードに慣れることで、実際の会話やニュースなどの速い英語も理解しやすくなります。
- 音の連結や脱落の理解:英語では単語と単語がつながる際に起こる音の変化(リエゾンなど)を実際に聞き、発音することで理解が深まります。
- 英語の語順でのダイレクト理解:日本語に訳さず、英語の語順のまま理解する習慣が身につくため、リスニングの処理速度が向上します。
これらの効果により、シャドーイングやオーバーラッピングを継続することで、徐々にリスニング力が向上していきます。特に初学者の場合、この進歩を実感できると大きなモチベーションにつながります。
スピーキング・発音改善への効果
シャドーイングとオーバーラッピングがスピーキングや発音を改善する効果は以下の通りです。
- 自然な発音の習得:ネイティブの発音を繰り返し真似ることで、より自然な発音が身につきます。
- イントネーションやリズムの向上:英語特有のイントネーションやリズム、ストレスの置き方を体で覚えることができます。
- スピーキングのスピードアップ:日本語と英語では口の動かし方が異なりますが、練習を重ねることで英語特有の口の動かし方に慣れ、よりスムーズに話せるようになります。
- 英語らしい区切り方の習得:英語の文章をどこで区切るかを学ぶことで、より聞き取りやすく、理解しやすい英語を話せるようになります。
- 即時応答能力の向上:特にシャドーイングでは、聞いてすぐに反応する練習になるため、実際の会話での即時応答能力が向上します。
これらの効果により、発音の悪さや不自然なリズムによる「訛り」が減少し、より伝わりやすい英語を話せるようになります。
その他の英語力への波及効果
シャドーイングとオーバーラッピングは、リスニングとスピーキング以外の英語力にも良い影響を与えます。
- リーディング力の向上:オーバーラッピングでスクリプトを見ながら練習することで、英語の文章を素早く読む力が身につきます。また、英語の語順で理解する習慣が身につくため、リーディングの速度も向上します。
- 語彙力の強化:繰り返し同じフレーズを聞き、発音することで、単語や表現が自然と記憶に定着します。特に文脈の中で覚えるため、使い方も含めて理解できます。
- 文法感覚の向上:英語の自然な文の構造を繰り返し聞き、発音することで、正しい文法が「感覚」として身につきます。
- 英語思考の促進:日本語に訳さずに英語をそのまま理解・発話する訓練になるため、英語で考える習慣が身につきます。
- 自信の向上:練習を重ねて上達を実感することで、英語を話すことへの自信が生まれます。
これらの相乗効果により、英語力全体が底上げされる可能性があります。特に、「英語で英語を理解する」という直接的な言語処理能力は、英語学習の様々な場面で役立ちます。
シャドーイングとオーバーラッピングを使った効果的な学習プランの立て方
シャドーイングとオーバーラッピングを効果的に活用するためには、計画的な学習プランが必要です。ここでは、初心者のための段階的な学習法や、両方の学習法の組み合わせ方について解説します。
初心者のための段階的学習法
英語初学者がシャドーイングとオーバーラッピングを始める際は、以下のような段階的なアプローチがおすすめです。
- 簡単な短いフレーズから始める
- オーバーラッピングを中心に練習(スクリプトあり)
- 1日5~10分程度の短時間から始める
- 理解しやすい内容の教材を選ぶ
- 少し長めの文章に挑戦
- オーバーラッピングとシャドーイングを併用
- 初めにオーバーラッピングでスクリプトを見ながら練習し、慣れたらシャドーイングに移行
- 1日10~15分程度に練習時間を延ばす
- 日常会話レベルの教材に挑戦
- シャドーイングの比重を増やす
- スクリプトを見ずに練習する時間を増やす
- 1日15~20分程度の練習を継続
- ニュースやインタビューなど実践的な教材に挑戦
- シャドーイングを中心に練習
- スピードや難易度の異なる様々な教材を使用
- 1日20~30分程度の練習を習慣化
このように段階的にレベルアップしていくことで、無理なく継続できる学習サイクルを確立できます。
シャドーイングとオーバーラッピングの組み合わせ方
両方の学習法を効果的に組み合わせるためのポイントは以下の通りです。
- 同じ教材での段階的アプローチ
- まず音声だけを通して聞く
- 次にスクリプトを見ながらオーバーラッピング
- 慣れてきたらスクリプトを見ずにシャドーイング
- 最後に自分の言葉で内容を要約する
- 曜日ごとの使い分け
- 月・水・金:新しい教材でオーバーラッピング
- 火・木・土:前日の教材でシャドーイング
- 日:復習と振り返り
- 目的別の使い分け
- 発音やリズムを学びたい時:オーバーラッピング
- リスニング力や即時応答力を高めたい時:シャドーイング
- 新しい表現や語彙を学びたい時:オーバーラッピング後にシャドーイング
- 難易度による使い分け
- 難しい教材:最初はオーバーラッピングで内容を理解
- 簡単な教材:直接シャドーイングから始める
このように用途や状況に応じて両方の方法を柔軟に使い分けることで、より効果的な学習が可能になります。
続けるためのモチベーション維持法
シャドーイングやオーバーラッピングは継続することが最も重要です。モチベーションを維持するためのコツを紹介します。
- 記録をつける
- 毎日の練習時間や使用教材を記録する
- 上達を感じた点や気づいたことをメモする
- グラフなどで視覚的に進捗を確認する
- 小さな目標を設定する
- 「1週間毎日10分練習する」など具体的な短期目標を立てる
- 達成したら自分へのご褒美を用意する
- 徐々に目標レベルを上げていく
- 楽しさを重視する
- 興味のあるトピックの教材を選ぶ
- 好きな映画や歌の一部を教材にする
- 友人と一緒に練習する機会を作る
- 成果を実感する機会を作る
- 定期的に最初の頃の録音と比較する
- オンライン英会話などで実践してみる
- 英語の映画やドラマを字幕なしで見てみる
- 学習環境を整える
- 毎日同じ時間に練習する習慣をつける
- 集中できる静かな環境を確保する
- スマートフォンのアプリなど、いつでも練習できるツールを用意する
これらのポイントを意識することで、長期間にわたって継続的な学習を維持することができます。
シャドーイングとオーバーラッピングに関するよくある質問
シャドーイングとオーバーラッピングに関して、初学者からよく寄せられる質問とその回答をまとめました。
- シャドーイングとオーバーラッピングはどちらから始めるべきですか?
-
一般的には、オーバーラッピングから始めることをおすすめします。オーバーラッピングはスクリプトを見ながら行うため、初学者にとってハードルが低く、挫折しにくいからです。ある程度慣れてきたら、徐々にシャドーイングにも挑戦していくとよいでしょう。
- 1日どれくらいの時間を練習に充てるべきですか?
-
始めは1日5~10分程度の短い時間から始め、慣れてきたら徐々に15~20分程度に増やしていくのが理想的です。短時間でも毎日継続することが、長時間不定期に行うよりも効果的です。
- 教材は何を選べばよいですか?
-
初学者は、スクリプト付きで、スピードがゆっくりめの教材を選ぶとよいでしょう。英語学習用のポッドキャスト、初級者向け英会話教材、やさしい英語のニュースなどがおすすめです。また、自分の興味のあるトピックの教材を選ぶことでモチベーションも維持できます。
- 発音が追いつかない場合はどうすればよいですか?
-
最初は全ての音声についていくことは難しいものです。できないところがあっても気にせず、できる部分だけ発音してみましょう。徐々に慣れてくると、追いつける部分が増えていきます。また、音声のスピードを少し遅くして練習するのも有効です。
- シャドーイングとオーバーラッピングの効果はいつ頃から実感できますか?
-
個人差はありますが、毎日10~15分程度の練習を1ヶ月程度続けると、リスニング力の向上や発音の改善などの効果を実感できる人が多いようです。ただし、大きな変化を感じるには3ヶ月以上の継続的な練習が必要なケースもあります。
- どうやって自分の進歩を測ればよいですか?
-
定期的に自分の声を録音して比較することで、発音やスピードの向上を確認できます。また、以前は聞き取れなかった映画やニュースの内容が理解できるようになったり、英会話での反応速度が上がったりといった変化も進歩の指標になります。
- シャドーイングとオーバーラッピング以外に併用すべき学習法はありますか?
-
両方の学習法は英語の基礎力を高めるのに効果的ですが、実際の会話力を向上させるためには、オンライン英会話などで実践する機会も大切です。また、多読や英語での日記など、アウトプットの機会を増やすことも重要です。
まとめ

シャドーイングとオーバーラッピングについて、その違いや効果、実践方法を詳しく解説してきました。最後に、この記事のポイントをまとめます。
- シャドーイングとオーバーラッピングの基本的な違い
- シャドーイングは音声を追いかけるように発音し、スクリプトを見ずに行うことが多い
- オーバーラッピングはスクリプトを見ながら音声と同時に発音する
- シャドーイングの方が難易度が高く、オーバーラッピングは初心者に適している
- 両学習法で得られる共通の効果
- リスニング力の向上
- 発音・イントネーションの改善
- 英語のリズム感の習得
- 英語を英語のまま理解する力の向上
- 効果的な実践のポイント
- 自分のレベルに合った教材を選ぶ
- 短時間でも毎日継続する
- 段階的に難易度を上げていく
- 両方の学習法を組み合わせて使う
- 初心者におすすめの学習プラン
- オーバーラッピングから始める
- 短いフレーズや簡単な会話から練習する
- 慣れてきたらシャドーイングにも挑戦する
- 自分の声を録音して確認する習慣をつける
シャドーイングとオーバーラッピングは、正しく継続することで英語力の飛躍的な向上が期待できる素晴らしい学習法です。この記事で紹介した方法を参考に、ぜひ毎日の英語学習に取り入れてみてください。地道な努力が、いつか必ず大きな成果として実を結ぶでしょう。