「Dog days」という英語表現を聞いたことがありますか?この言葉は、暑い夏の時期を指す表現で、日本語では「猛暑日」や「盛夏」に近い意味を持っています。特に7月下旬から8月にかけての最も暑い時期を表します。
英語圏では広く使われているこの表現について、その意味や使い方、由来などを初心者にも分かりやすく解説していきます。例文も交えながら、実際の使い方をマスターしましょう。
「Dog days」の意味と由来

「Dog days」は単なる「犬の日」という意味ではありません。古代ローマやギリシャの時代から使われてきた言葉で、真夏の最も暑い時期を指します。7月初旬から8月中旬頃までの約40日間を意味することが多いです。
この表現の由来は、天文学に関係しています。古代の人々は、この時期に「シリウス」と呼ばれる明るい星(大犬座α星、別名「犬星」)が太陽と同時に昇ることに注目していました。シリウスは「犬の星」という意味があり、この星が見える時期が非常に暑かったことから、「dog days(犬の日々)」と呼ばれるようになりました。
天文学的な背景
古代ローマ人にとって、シリウスが太陽と共に昇る時期は特別な意味を持っていました。彼らは、シリウスの熱が太陽の熱に加わることで、この時期が特に暑くなると考えていました。もちろん科学的には正確ではありませんが、この考えが「dog days」という表現の基になっています。
この時期は約7月3日から8月11日頃までで、今日でも北半球の最も暑い時期とほぼ一致しています。気象学的にも、この時期は夏の最高気温を記録することが多いです。
「Dog days」の現代的な使い方
現代英語では、「dog days」は主に夏の最も暑く蒸し暑い時期を指します。単に気象条件を表すだけでなく、暑さによる不快感や活動の鈍さを表現することもあります。
夏が最も厳しい時期に「We’re in the dog days of summer now.(今は真夏の猛暑期です)」のように使うことができます。天気予報や日常会話でもよく使われる表現です。
カジュアルな会話での使い方
友達との会話や日常的なシチュエーションでは、単に暑い時期を表す言葉として気軽に使われます。特に暑さについて不満を言う時や、夏の計画について話す時によく出てきます。
例文
- I don’t want to go outside during the dog days. It’s too hot. (猛暑の時期に外に出たくない。暑すぎる。)
比喩的な使い方
「dog days」は比喩的にも使われます。例えば、何かが停滞している時期や、活力が低下している状態を表現する際にも使うことがあります。特にスポーツや経済の文脈ではこのような使い方が見られます。
例文
- Our team is going through the dog days of the season. (私たちのチームはシーズンの低迷期を過ごしています。)
「Dog days」を使った例文
「Dog days」をより理解するために、いくつか例文を見てみましょう。中学英語レベルの例文なので、初学者の方でも理解しやすいと思います。
基本的な例文
例文
- During the dog days, we often go to the beach. (猛暑の時期には、私たちはよく海に行きます。)
- The dog days of summer are very hot. (夏の猛暑期はとても暑いです。)
- I like to eat ice cream in the dog days. (猛暑の時期にはアイスクリームを食べるのが好きです。)
- We need to drink a lot of water during the dog days. (猛暑の時期には多くの水を飲む必要があります。)
会話での例文
例文
- A: How do you stay cool during the dog days?(猛暑の時期はどうやって涼しく過ごしていますか?)
- B: I stay in air-conditioned rooms and drink cold drinks.(エアコンの効いた部屋にいて、冷たい飲み物を飲んでいます。)
例文
- A: The dog days are coming soon.(もうすぐ猛暑の時期がやってきます。)
- B: Yes, I will buy a new fan for my room.(はい、部屋用に新しい扇風機を買うつもりです。)
「Dog days」に関連する表現
「Dog days」と関連する他の表現も見ていきましょう。これらを知っておくと、より豊かな表現ができるようになります。
季節を表す類似表現
英語には季節を表す様々な表現があります。「dog days」以外にも覚えておくと便利な表現をいくつか紹介します。
- 「The heat of summer」(夏の暑さ)
- 「The dead of winter」(真冬)
- 「Indian summer」(小春日和、晩夏の暖かい日)
- 「Spring fever」(春の陽気で感じる高揚感)
気候を表す表現
- 「Scorching heat」(灼熱)
- 「Muggy weather」(蒸し暑い天気)
- 「Sweltering day」(うだるような暑さの日)
- 「Beat the heat」(暑さをしのぐ)
こうした表現を組み合わせて使うことで、より具体的に暑さを表現できるようになります。
「Dog days」に関するよくある質問
ここでは、「dog days」についてよく尋ねられる質問とその回答をまとめました。これらの疑問点を理解することで、より正確に表現を使いこなせるようになるでしょう。
- 「Dog days」は世界中で同じ時期を指しますか?
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基本的に「dog days」は北半球の7月から8月の暑い時期を指します。南半球では季節が逆転するため、12月から1月の時期が最も暑くなりますが、「dog days」という表現はあまり使われません。あくまで北半球の暑い夏を表す言葉です。
- 「Dog days」は必ずしも暑さだけを表しますか?
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主に暑い時期を表しますが、転じて何かが停滞している時期や、活力が低下している状態を比喩的に表現する際にも使われます。例えば、「the dog days of a relationship」(関係が停滞している時期)のような使い方もします。
- 「Dog days」と「dog day afternoon」の違いは何ですか?
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「Dog day afternoon」は「dog days」の期間中の特に暑い午後を指します。映画のタイトルとしても有名で、単に「dog days」よりも、より具体的な時間帯(午後)を指定しています。
- 日本語で「Dog days」に相当する表現はありますか?
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日本語の「真夏日」や「猛暑日」、「盛夏」などが近い意味を持ちますが、完全に一致する表現はありません。日本では気象庁の定義で、最高気温が30℃以上の日を「真夏日」、35℃以上の日を「猛暑日」と呼びます。
まとめ

この記事で学んだ「dog days」についてのポイントをまとめます。
- 「Dog days」は7月下旬から8月にかけての最も暑い時期を指す表現。
- 語源は古代ギリシャ・ローマ時代の天文観測に由来し、「犬星」シリウスに関連している。
- 主に北半球の暑い夏の時期を表す言葉として使われる。
- 比喩的に停滞期や低迷期を表すこともある。
- カジュアルな会話でも文章でもよく使われる便利な表現。
- 中学英語レベルでも簡単に使える例文がたくさんある。
- 季節や気候を表す他の表現と組み合わせて使うとより表現力が豊かになる。
「Dog days」を知っておくと、夏の暑い時期について話す際に役立つでしょう。英語の季節に関する表現を増やして、より豊かなコミュニケーションを楽しんでください。

