「during」と「while」はどちらも「~の間に」という意味を持つ英語表現ですが、使い方やニュアンスには重要な違いがあります。
この記事では、これらの表現の違いと適切な使い分け方を、初心者にもわかりやすく解説します。例文も豊富に用意していますので、英語学習の参考にしてください。
「during」と「while」の基本的な違い

「during」と「while」は、どちらも時間的な関係を表す表現ですが、品詞と基本的な使い方が異なります。まず、この二つの表現の基本的な違いを理解しましょう。
「during」は前置詞です。つまり、後ろには名詞(または名詞句)が続きます。「~の間に」「~の期間中に」という意味で使われ、ある特定の期間や出来事の最中に何かが起こったことを表します。例えば「during the meeting(会議の間に)」のように使います。
一方、「while」は接続詞です。後ろには主語と動詞を含む完全な文(節)が続きます。「~している間に」という意味で、ある行動や状態が続いている間に別の出来事が起こったことを表現します。例えば「while I was studying(私が勉強している間に)」のように使います。
この品詞の違いが、二つの表現を使い分ける最も基本的なポイントになります。
「during」の使い方と特徴
「during」は前置詞として、特定の期間や出来事の間に何かが起こったことを表します。その特徴をより詳しく見ていきましょう。
「during」の基本的な使い方
「during」は以下のような場合に使われます。
- 明確に定義された時間帯やイベントの期間中に何かが起こったことを示す場合
- 名詞(期間・イベント名)と一緒に使う場合
- 期間全体の中のどこかで、または期間全体を通して出来事が起こったことを表す場合
「during」は期間を一つのまとまりとして捉える傾向があります。つまり、その期間内のどこかで出来事が起きたことを示します。
「during」を使った例文
以下に「during」を使った簡単な例文をいくつか紹介します。
例文
- I read five books during summer vacation.
(夏休みの間に、私は5冊の本を読みました。) - My phone rang during the test.
(テストの間に、私の電話が鳴りました。) - She visited many cities during her stay in Japan.
(日本滞在中に、彼女は多くの都市を訪れました。) - It started to rain during our picnic.
(ピクニックの間に、雨が降り始めました。) - Many students fall asleep during history class.
(歴史の授業中に、多くの生徒が眠ってしまいます。)
これらの例では、「during」の後に「summer vacation(夏休み)」「the test(テスト)」「her stay in Japan(彼女の日本滞在)」といった名詞が続いています。これらはすべて明確に定義された期間やイベントです。
「while」の使い方と特徴
「while」は接続詞として、ある行動や状態が続いている間に別の出来事が起こったことを表します。「while」の特徴を詳しく見ていきましょう。
「while」の基本的な使い方
「while」は以下のような場合に使われます。
- ある行動や状態が進行中である間に別の出来事が起こることを示す場合
- 主語と動詞を含む節(文)と一緒に使う場合
- 進行形(~ing)と一緒に使われることが多い場合
- 二つの動作が同時に行われていることを強調する場合
「while」は動作や状態の進行中であることを強調します。そのため、進行形(~ing)と相性が良いです。
「while」を使った例文
以下に「while」を使った簡単な例文をいくつか紹介します。
例文
- I listen to music while I study.
(私は勉強している間に音楽を聴きます。) - She called me while I was taking a shower.
(私がシャワーを浴びている間に、彼女が電話をかけてきました。) - The baby woke up while we were watching TV.
(私たちがテレビを見ている間に、赤ちゃんが目を覚ましました。) - My mother came home while I was cooking dinner.
(私が夕食を作っている間に、母が帰宅しました。) - Don’t use your phone while you are driving.
(運転している間は電話を使わないでください。)
これらの例では、「while」の後に「I study(私が勉強する)」「I was taking a shower(私がシャワーを浴びていた)」「we were watching TV(私たちがテレビを見ていた)」といった主語と動詞を含む節が続いています。
「during」と「while」の使い分けのポイント
「during」と「while」の使い分けには、いくつかのポイントがあります。ここでは、具体的な使い分け方を解説します。
文法的な違いによる使い分け
最も基本的な使い分けのポイントは、文法的な違いです。
例文
- 「during」は前置詞なので、後ろには名詞(または名詞句)が続きます。
例:during the concert(コンサートの間に) - 「while」は接続詞なので、後ろには主語と動詞を含む節が続きます。
例:while I was playing the piano(私がピアノを弾いている間に)
この違いを理解することが、正しい使い分けの第一歩です。
時間の捉え方による使い分け
「during」と「while」は時間の捉え方にも違いがあります。
例文
- 「during」は期間全体を一つのまとまりとして捉え、その期間内のどこかで(または全体を通して)出来事が起こったことを示します。
例:During the summer, we visited many beaches.
(夏の間に、私たちは多くのビーチを訪れました。) - 「while」は動作や状態が継続している最中に、別の出来事が発生することを示します。同時進行の意味合いが強いです。
例:While I was sleeping, someone knocked on the door.
(私が寝ている間に、誰かがドアをノックしました。)
「during」と「while」の類似表現との違い
「during」と「while」以外にも、時間関係を表す表現はいくつかあります。ここでは、混同しやすい表現との違いを解説します。
「when」との違い
「when」も時間関係を表す接続詞ですが、「while」とは少し異なります。
例文
- 「while」は動作や状態が継続している間(期間を強調)を表します。
例:While I was sleeping, it rained heavily.
(私が寝ている間、激しく雨が降りました。) - 「when」はある特定の時点や瞬間(時点を強調)を表します。
例:When I woke up, it was raining.
(私が目を覚ましたとき、雨が降っていました。)
「as」との違い
「as」も「~する間に」という意味で使われることがありますが、ニュアンスが異なります。
例文
- 「while」は一方の動作が継続している間に別の出来事が起こることを表します。
例:While I was cooking, my friend called me.
(料理をしている間に、友達から電話がありました。) - 「as」は二つの動作や変化が同時に進行することを表します。
例:As I got older, I understood my parents better.
(年を取るにつれて、私は両親をより理解するようになりました。)
「for」との違い
「for」も時間関係を表す前置詞ですが、用法が異なります。
例文
- 「during」は特定の期間内での出来事を表します。
例:I visited many museums during my stay in Paris.
(パリ滞在中に、私は多くの博物館を訪れました。) - 「for」は継続した時間の長さを表します。
例:I lived in Paris for three years.
(私はパリに3年間住んでいました。)
「during」と「while」の使い分け練習問題
以下に「during」と「while」の使い分けを練習するための問題を20問用意しました。括弧内に適切な単語(「during」または「while」)を入れましょう。
- I saw a beautiful rainbow ( ) my walk in the park.
- She fell asleep ( ) watching the movie.
- Many people use their smartphones ( ) meals.
- My dog barked ( ) I was on the phone.
- We visited many famous places ( ) our trip to Kyoto.
- He learned a lot ( ) his time in college.
- The fire alarm went off ( ) we were cooking dinner.
- The children were very quiet ( ) the test.
- I often listen to music ( ) I’m doing homework.
- There was a power outage ( ) the storm last night.
- Please don’t talk ( ) the teacher is explaining.
- I met many interesting people ( ) my stay in New York.
- The baby cried ( ) we were watching TV.
- Students must not leave the classroom ( ) the exam.
- My friend called me ( ) I was taking a shower.
- Many shops were closed ( ) the COVID-19 pandemic.
- The audience clapped ( ) the performance.
- I usually drink coffee ( ) studying for exams.
- He got a phone call ( ) the important meeting.
- The cat slept ( ) we were away from home.
「during」と「while」に関するよくある質問
- 「during」の後に動詞を使うことはできますか?
-
「during」は前置詞なので、直接動詞を続けることはできません。ただし、動名詞(~ing形)は名詞として機能するため、「during」の後に使うことができます。例えば「during swimming(水泳中に)」というように使えます。しかし、より自然な表現としては「while swimming(泳いでいる間に)」の方が一般的です。
- 「while」の後に名詞を使うことはできますか?
-
基本的に「while」は接続詞なので、その後には主語と動詞を含む節が続きます。しかし、稀に「while」が前置詞として使われることもあり、その場合は名詞が続くことがあります(例:「while on vacation」)。ただし、一般的には「during」を使う方が適切です。初心者は「while」の後には主語と動詞を含む節を置くと覚えておくとよいでしょう。
- 「during」と「in」の違いは何ですか?
-
「during」は「~の間に」という特定の期間内での出来事を示すのに対し、「in」は「~の中で」という場所や時間の中に位置することを示します。時間に関しては次のような違いがあります。
- During summer, we often go to the beach.(夏の間、私たちはよくビーチに行きます。)
- In summer, we often go to the beach.(夏に、私たちはよくビーチに行きます。)
「during」の方が期間としての夏を強調し、「in」は単に季節を示します。ただし、多くの場合で互換的に使われることもあります。
- 「while」と「when」はどちらを使えばいいですか?
-
「while」は動作や状態が継続している間を示し、「when」は特定の時点や条件を示します。状況に応じて使い分けましょう。
- Use an umbrella when it rains.(雨が降るときは傘を使いなさい。→条件や特定の時点)
- Use an umbrella while it is raining.(雨が降っている間は傘を使いなさい。→継続中の状態)
継続的な動作や状態を強調したい場合は「while」を、特定の時点や瞬間を示したい場合は「when」を使うと良いでしょう。
- 「during the time」と「while」はどう違いますか?
-
「during the time」は「~の期間中に」という意味で、特定の期間を強調します。一方、「while」は「~している間に」という動作の同時性を強調します。
- During the time I lived in Tokyo, I learned Japanese.(東京に住んでいた期間中に、私は日本語を学びました。)
- While I lived in Tokyo, I learned Japanese.(東京に住んでいる間に、私は日本語を学びました。)
微妙なニュアンスの違いはありますが、どちらも正しい表現です。
まとめ

この記事では、「during」と「while」の意味の違いと使い分けについて詳しく解説しました。以下に主なポイントをまとめます。
- 「during」は前置詞で、後ろには名詞が続く
- 「while」は接続詞で、後ろには主語と動詞を含む節が続く
- 「during」は「~の期間中に」という意味で、特定の期間を一つのまとまりとして捉える
- 「while」は「~している間に」という意味で、動作や状態が継続している最中を表す
- 「during」は明確に区切られた期間やイベントに使われる(例:during the concert)
- 「while」は進行形と一緒に使われることが多く、同時進行の意味合いが強い
- 類似表現(when, as, for)とも適切に使い分けることで、より正確な時間表現ができる
- 文法的な違いを理解することが、正しい使い分けの基本
「during」と「while」は英語学習者がよく混同する表現ですが、それぞれの特徴を理解し、練習問題を通じて使い分けを身につけることで、より自然な英語表現ができるようになります。日常会話や文章作成の際に、この記事で学んだ知識を活用してみてください。

