英検の準2級プラスとは?内容とレベルや難易度を徹底解説

【PR】この記事には広告を含む場合があります。
英検の準2級プラスとは?内容とレベルや難易度を徹底解説
  • URLをコピーしました!

英検(実用英語技能検定)には様々なレベルがありますが、近年注目を集めている「準2級プラス」について、多くの方が詳しい情報を求めています。準2級プラスは従来の準2級と2級の間に位置づけられる試験レベルで、英語学習者のステップアップを支援するために設けられました。

本記事では、英検準2級プラスの試験内容やレベル、難易度などを徹底的に解説していきます。これから英検にチャレンジしたい方や、準2級から2級へのステップアップを考えている方にとって、参考になる情報をお届けします。

記事の最後にTOEIC・英語学習におすすめの教材をご紹介しているので、教材を探している方は参考にしてみて下さい。

目次

準2級プラスとは?英検の中間的な試験レベル

English

英検準2級プラスとは、公益財団法人日本英語検定協会が実施する「実用英語技能検定」の一つのレベルであり、従来の準2級と2級の間に位置する試験です。2019年度第1回検定から導入された比較的新しい試験区分であり、準2級と2級の間の大きな難易度の差を埋めるために設けられました。準2級から2級へのステップアップが難しいと感じる学習者に対して、より無理なく段階的に英語力を向上させるための架け橋となることを目的としています。

準2級プラスは正式には「準2級B」とも呼ばれ、一般的な英検の実施回の中で受験することができます。準2級を取得した後、2級に挑戦する前の中間ステップとして活用できるため、高校生や英語学習中の社会人などから支持を得ています。

この試験区分の導入により、英検は1級、準1級、2級、準2級プラス、準2級、3級、4級、5級の8つのレベルで構成されることになりました。各レベルの難易度が適切に設定されているため、学習者は自分の英語力に合わせて段階的にステップアップしていけるようになっています。

準2級プラスの位置づけとCEFRレベル

準2級プラスはCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)のA2~B1レベルに対応しています。準2級がA2、2級がB1に相当することを考えると、ちょうどその境界線上に位置するレベルということになります。

高校中級程度の英語力を示す指標として活用されています。

準2級プラスが必要とされる背景

英検の準2級と2級の間には従来から大きなレベル差があり、準2級に合格しても2級に合格するためには相当な学習が必要でした。この「壁」を感じる学習者が多かったことから、より段階的なステップアップが可能となるように準2級プラスが導入されました。

特に高校生にとっては、大学入試に向けた英語力向上の指標として活用されています。

準2級プラスの試験内容と出題形式

英検準2級プラスの試験は、一次試験と二次試験の2段階で構成されています。一次試験は筆記とリスニングの2部構成で、二次試験では面接形式のスピーキングテストが行われます。一次試験に合格した受験者のみが二次試験を受けることができるシステムになっています。それでは、各試験の内容と出題形式について詳しく見ていきましょう。

一次試験の筆記部分は、リーディングとライティングで構成されています。リーディングセクションでは、短文の空所補充、長文読解、語句整序問題などが出題されます。ライティングセクションでは、与えられたトピックについて50~60語程度の英文を書く問題が出題されます。リスニングセクションでは、会話や文章を聞いて内容を理解する問題が出題されます。

二次試験のスピーキングテストでは、面接官との1対1の対話形式で行われます。自己紹介、与えられたトピックについての質疑応答、カードに描かれた絵について説明するなどのタスクがあります。試験時間は約7分程度で、英語でのコミュニケーション能力が総合的に評価されます。

一次試験の詳細

一次試験は全部で75分の試験時間があり、リーディングセクション(25分)、ライティングセクション(20分)、リスニングセクション(約30分)という構成になっています。配点は100点満点で、合格点は一般的に70点前後とされています。

リーディングセクションでは、以下のような問題が出題されます。

  • 短文の空所補充問題(単語レベル)
  • 会話文の空所補充問題
  • 長文読解問題
  • 語句整序問題

ライティングセクションでは、与えられたトピックについて自分の意見や経験を50~60語程度の英文で書きます。文法的正確さだけでなく、内容の一貫性や論理性も評価されます。

リスニングセクションでは、以下のような問題が出題されます。

  • 短い会話を聞いて適切な応答を選ぶ問題
  • 会話や説明文を聞いて内容に関する質問に答える問題
  • イラストを見ながら説明を聞いて適切なものを選ぶ問題

二次試験の詳細

二次試験は面接形式で、試験官との1対1の対話で行われます。試験時間は約7分で、以下のようなタスクが含まれます。

  • 自己紹介(名前、出身地など基本的な情報)
  • 試験官からの質問に答える(日常的なトピックについて)
  • カードに描かれた絵について説明する
  • 与えられたトピックについて自分の意見を述べる

スピーキングテストでは、発音や文法の正確さだけでなく、コミュニケーション能力や質問に適切に応答する能力なども評価されます。

準2級プラスの難易度と合格率

英検準2級プラスの難易度は、その名前が示す通り、準2級と2級の間に位置しています。英検準2級が中学卒業程度、2級が高校卒業程度の英語力を測るものとすると、準2級プラスは高校中級レベルの英語力を測定する試験と言えるでしょう。

合格率については、正確な公式データは限られていますが、一般的に40~50%程度と言われています。これは準2級の合格率(約60%)より低く、2級の合格率(約30%)より高い数値となっています。つまり、難易度も合格率も準2級と2級の中間に位置していることがわかります。

準2級プラスの難しさは、語彙・文法の幅が広がること、長文読解の量と難易度が上がること、そしてライティングやスピーキングでより論理的な表現が求められることにあります。特に、準2級から準2級プラスへのステップアップでは、使用する語彙数が約1,000語程度増加するため、単語学習の負担が大きくなります。

他の英語試験との比較

他の英語試験と比較すると、準2級プラスのレベルは以下のように位置づけられます。

  • TOEIC:550~650点程度
  • TOEFL iBT:45~55点程度
  • IELTS:4.0~4.5程度
  • ケンブリッジ英検:KET(A2)~PET(B1)の間

このように、国際的な英語試験と比較しても、準2級プラスは初級から中級への橋渡しとなるレベルに位置しています。

準2級プラスと準2級の違い

英検準2級プラスと準2級の違いを理解することは、効果的な学習計画を立てる上で重要です。両者の違いは主に語彙レベル、文法項目、読解・リスニングの難易度、そしてライティング・スピーキングの評価基準に表れています。それぞれの違いについて詳しく見ていきましょう。

まず、語彙レベルについては、準2級では約3,600語程度の語彙力が必要とされるのに対し、準2級プラスでは約4,500~5,000語程度の語彙力が求められます。つまり、約1,000語以上の語彙の増加があり、より幅広い表現や専門的な単語の理解が必要になります。

文法項目については、準2級では中学校で学習する基本的な文法項目が中心ですが、準2級プラスでは高校初級~中級レベルの文法知識が必要になります。例えば、準2級プラスでは仮定法過去、分詞構文の基礎、関係詞のより複雑な用法などが出題されることがあります。

読解問題においては、準2級プラスの方が文章の長さや内容の難易度が上がります。準2級では比較的簡単な説明文や物語文が中心ですが、準2級プラスではより抽象的な内容や複雑な論理展開を含む文章が出題されます。また、語句整序問題も準2級より複雑になります。

リスニングの違い

リスニングにおいても難易度の差があります。準2級プラスでは、会話のスピードが速くなり、使われる語彙や表現もより高度になります。また、アクセントやイントネーションのバリエーションも増え、より自然な英語のリスニング力が求められます。

具体的には以下のような違いがあります。

  • 会話の長さ:準2級プラスの方が長い会話が多い
  • 話者の数:準2級プラスではより多くの話者が登場する場合がある
  • 話題の範囲:準2級プラスではより幅広く、時事問題なども含まれる
  • 発話速度:準2級プラスの方が自然に近い速さで話される

ライティングとスピーキングの違い

ライティングでは、準2級では与えられた質問に対して25~35語程度で答えるのに対し、準2級プラスでは50~60語程度で自分の意見や経験を述べる必要があります。また、評価基準も厳しくなり、単に文法的に正しいだけでなく、内容の一貫性や論理性も重視されます。

スピーキングテストについても、準2級プラスではより複雑な質問に答えたり、より詳細に絵を描写したりする能力が求められます。また、自分の意見をより論理的に説明することが期待されます。

準2級プラスと2級の違い

準2級プラスと2級の間にも明確な違いがあります。2級は高校卒業レベルの英語力を測る試験であり、準2級プラスよりもさらに高度な英語力が求められます。それぞれの違いについて詳しく見ていきましょう。

語彙レベルでは、準2級プラスの約4,500~5,000語に対し、2級では約5,500~6,000語の語彙力が必要とされます。つまり、さらに1,000語以上の語彙の増加があり、より幅広い文脈での単語の理解や使用が求められます。

文法項目については、2級では高校で学習するほぼすべての文法項目が対象となります。仮定法過去完了、完了形の分詞構文、複雑な強調構文など、より高度な文法知識が必要になります。また、イディオムや慣用表現の理解も重要になってきます。

読解問題では、2級の方が文章の長さがさらに長くなり、内容も抽象的・論理的なものが増えます。社会問題や科学的な話題など、より幅広いジャンルの文章が出題され、より深い理解力が求められます。

リスニングの違い

リスニングでは、2級になるとほぼネイティブスピーカーに近い自然な速さでの会話や講義を理解する必要があります。また、より多様な状況や背景知識を必要とする内容が増えます。

具体的には以下のような違いがあります。

  • 発話速度:2級ではほぼネイティブスピードとなる
  • 語彙・表現:2級ではより高度で多様な表現が使われる
  • 内容の複雑さ:2級では抽象的な概念や複雑な論点を含む会話が増える
  • 話題の専門性:2級では特定の分野に関する専門的な内容も含まれる

ライティングとスピーキングの違い

ライティングについては、2級では80~100語程度の英作文が求められ、より複雑な内容について自分の意見を論理的に述べる必要があります。単なる個人的な経験の記述ではなく、社会的な問題について考えを展開することも求められます。

スピーキングテストでも、2級ではより複雑な質問に対して、自分の意見を論理的に構成して話す能力が求められます。また、抽象的な概念についても説明できることが期待されます。

準2級プラスの対策法と勉強方法

英検準2級プラスの試験に向けた効果的な対策と勉強方法について解説します。準2級プラスは準2級と2級の間に位置するレベルですので、準2級の内容をしっかり固めた上で、2級の内容を少しずつ取り入れていく学習方法が効果的です。

まず、語彙力の強化が重要です。準2級プラスでは約4,500~5,000語の語彙力が必要とされますので、準2級の語彙(約3,600語)に加えて、さらに1,000語程度の単語を習得する必要があります。英検準2級プラス対策の単語帳や問題集を活用し、毎日コンスタントに単語学習を続けることが大切です。単に単語を覚えるだけでなく、例文の中でその使い方も理解するようにしましょう。

文法については、中学校で学習する基本的な文法に加えて、高校初級~中級レベルの文法知識が必要です。特に、準2級と2級の間に位置する文法項目(仮定法過去、分詞構文の基礎、関係詞のより複雑な用法など)を重点的に学習しましょう。文法問題集を解きながら、実際の文章の中でどのように使われているかを確認することが効果的です。

リーディング対策

リーディング力を向上させるためには、以下のような対策が効果的です。

  • 英検準2級プラス向けの過去問や問題集を解く
  • 準2級~2級レベルの英文記事や物語を読む習慣をつける
  • 時間を計って読解問題を解く練習をする(速読力の向上)
  • 分からない単語があっても文脈から推測する練習をする
  • 文章の構造や論理の展開を意識しながら読む

特に語句整序問題は準2級プラスでも重要な出題形式ですので、英文の基本的な構造(主語+動詞+目的語など)を常に意識しながら問題を解く練習をしましょう。

リスニング対策

リスニング力を向上させるためには、以下のような対策が効果的です。

  • 準2級プラスのリスニング問題を繰り返し解く
  • 英語のポッドキャストや動画を聴く習慣をつける
  • シャドーイング(音声を聞きながら、少し遅れて同じ内容を声に出す練習)を行う
  • ディクテーション(聞いた英文をそのまま書き取る練習)を行う
  • 様々な英語のアクセントに慣れるため、多様な話者の英語を聞く

リスニングは毎日少しずつでも継続して練習することが重要です。通勤・通学時間や家事の合間など、隙間時間を活用して英語を聞く習慣をつけましょう。

ライティング対策

ライティングでは、50~60語程度の英作文が求められます。以下のような対策が効果的です。

  • 基本的な英文の構造(主語+動詞+目的語など)を意識して書く
  • 接続詞(and, but, because, so など)を使って文と文をつなげる練習をする
  • 自分の意見や経験について英語で書く習慣をつける
  • 制限時間内(20分程度)で英作文を書く練習をする
  • 書いた英作文を先生や英語が得意な人にチェックしてもらう

特に重要なのは、単に単語や文法を覚えるだけでなく、実際に英文を書く練習を繰り返すことです。毎日短い英文でも良いので書く習慣をつけましょう。

スピーキング対策

スピーキングテストでは、面接官との1対1の対話が行われます。以下のような対策が効果的です。

  • 自己紹介や日常的なトピックについて話す練習をする
  • 絵や写真を見て内容を英語で説明する練習をする
  • 質問に対して簡潔に答える練習をする
  • 英語で考え、英語で話す習慣をつける
  • 可能であれば、英会話教室やオンライン英会話でネイティブスピーカーと会話する機会を持つ

スピーキングも毎日の練習が大切です。一人でも良いので、声に出して英語を話す時間を作りましょう。

また、準2級プラスのスピーキングテストの形式に慣れるため、過去問や問題集を活用して模擬練習を行うことも効果的です。

準2級プラスで求められる英語力

英検準2級プラスでは、どのような英語力が求められるのでしょうか。ここでは、語彙力、文法知識、各技能(リーディング、リスニング、ライティング、スピーキング)において求められるレベルについて詳しく解説します。

語彙力については、約4,500~5,000語の語彙が必要とされます。これは中学校で学習する基本的な語彙に加えて、高校初級~中級レベルの語彙が含まれます。日常生活で使用される語彙に加えて、社会問題や文化、科学などの幅広い分野の語彙も含まれます。

文法知識については、中学校で学習する基本的な文法に加えて、高校初級~中級レベルの文法が必要です。具体的には、以下のような文法項目が含まれます。

  • 仮定法過去
  • 関係代名詞・関係副詞の様々な用法
  • 分詞構文の基礎
  • 不定詞や動名詞の複雑な用法
  • 複合関係詞(whatever, whoever など)
  • 助動詞の様々な用法

リーディング能力

リーディングでは、以下のような能力が求められます。

  • 中程度の長さの英文を読んで概要を把握する能力
  • 文章の論理展開を理解する能力
  • 推論や結論を導き出す能力
  • 文脈から未知の単語の意味を推測する能力
  • 様々なジャンル(説明文、物語文、論説文など)の文章を理解する能力

準2級プラスの読解問題では、1つの長文が約200~300語程度で、複数の設問が出題されます。

日常的な話題だけでなく、社会問題や文化的な話題なども取り上げられます。

リスニング能力

リスニングでは、以下のような能力が求められます。

  • 自然に近いスピードの会話や説明を理解する能力
  • 会話の中心的な内容や詳細を把握する能力
  • 様々な英語のアクセントを理解する能力
  • 会話の状況や話者の意図を理解する能力
  • 抽象的な内容についても理解する能力

準2級プラスのリスニング問題では、日常会話だけでなく、学校や職場での会話、アナウンスや解説なども含まれます。

また、アメリカ英語だけでなくイギリス英語など、様々な英語のアクセントが使われることもあります。

ライティング能力

ライティングでは、以下のような能力が求められます。

  • 50~60語程度の英文を書く能力
  • 自分の意見や経験を論理的に表現する能力
  • 基本的な文法や語彙を正確に使用する能力
  • 適切な接続詞を使って文と文をつなげる能力
  • 内容に一貫性を持たせる能力

準2級プラスのライティング問題では、「あなたの好きな場所とその理由について書きなさい」「最近見た映画について書きなさい」などのトピックが与えられ、それについて自分の考えや経験を英語で表現します。

単に文法的に正しいだけでなく、内容が論理的に展開されているかどうかも評価されます。

スピーキング能力

スピーキングでは、以下のような能力が求められます。

  • 自己紹介や日常的な質問に答える能力
  • 絵や写真の内容を説明する能力
  • 自分の意見や経験を表現する能力
  • 基本的な文法や語彙を正確に使用する能力
  • 適切な発音やイントネーションで話す能力

準2級プラスのスピーキングテストでは、面接官との1対1の対話形式で行われます。試験時間は約7分程度で、自己紹介、質疑応答、絵カードの説明などのタスクがあります。

文法的な正確さだけでなく、コミュニケーション能力も重視されます。

実生活での英語使用レベル

準2級プラスのレベルは、実生活では以下のような英語使用場面に対応しています。

  • 海外旅行で日常的なコミュニケーションを取ることができる
  • 簡単なビジネス英語でのやり取りができる
  • 英語の映画やテレビ番組の大まかな内容を理解できる
  • 英語のウェブサイトや記事の概要を理解できる
  • 簡単なEメールやメッセージのやり取りができる

準2級プラスは高校中級程度の英語力を示すものであり、日常的な場面での英語使用にはある程度対応できるレベルと言えます。

ただし、専門的な内容や複雑な議論については、さらに上のレベル(2級以上)の英語力が必要になります。

準2級プラスのよくある間違いと注意点

英検準2級プラスの試験に挑戦する際に、受験者がよく陥りがちな間違いや注意すべきポイントについて解説します。これらの点に気をつけることで、より効率的に試験対策を進め、合格率を高めることができるでしょう。

まず、試験申し込み時の間違いとして多いのが、準2級と準2級プラスの混同です。英検を申し込む際には、必ず「準2級プラス」または「準2級B」を選択しているか確認しましょう。また、申込期間や試験日程も準2級と同じとは限らないので、公式サイトで最新情報を確認することが重要です。

勉強法の間違いとしては、準2級の学習内容だけで準備しようとする点が挙げられます。準2級プラスは準2級よりも難易度が高いため、準2級の内容をマスターした上で、2級の内容も部分的に学習する必要があります。特に語彙については、準2級の単語だけでなく、2級レベルの単語も学習しましょう。

また、バランスの悪い学習も間違いの一つです。リーディングやリスニングだけを重点的に学習し、ライティングやスピーキングの対策を怠る受験者が多いですが、準2級プラスでは4技能すべてがバランスよく評価されます。特にライティングとスピーキングは準2級よりも要求レベルが上がるため、十分な対策が必要です。

試験当日の注意点

試験当日には以下の点に注意しましょう。

  • 必要な持ち物(受験票、筆記用具、身分証明書など)を忘れずに持参する
  • 時間に余裕を持って会場に到着する
  • 筆記試験とリスニング試験の間に休憩がない場合があるので、体調管理に気をつける
  • リスニング試験では、音声が聞こえにくい場合でもすぐに挙手せず、落ち着いて対応する
  • スピーキングテスト(二次試験)の日程は一次試験とは別日なので、日程を確認しておく

特にスピーキングテストでは緊張する受験者が多いため、事前に模擬練習を行い、本番の雰囲気に慣れておくことが重要です。

解答上の注意点

解答する際には以下の点に注意しましょう。

  • リーディングセクションでは時間配分に気をつける(最後まで解き終わるように)
  • マークシートの塗りつぶしは丁寧に行う
  • ライティングでは制限語数(50~60語)を守る
  • リスニングでは問題用紙に目を通してから音声を聞くようにする
  • 分からない問題に時間をかけすぎず、後回しにする戦略も必要

特にライティングでは、語数制限を守ることが重要です。制限語数より少なすぎても多すぎても減点対象となる可能性があります。

また、単に文法的に正しいだけでなく、内容の一貫性や論理性も評価されるため、構成を意識して書くようにしましょう。

合格発表後の注意点

合格発表後にも注意すべき点があります。

  • 合格証明書や合格証書は大切に保管する
  • 一次試験のみ合格の場合、次回の二次試験免除申請を忘れずに行う
  • 準2級プラスに合格しても、CSEスコア(英検CSE)の算出方法が従来の準2級や2級とは異なる場合があるので確認する
  • 大学入試などでの活用を考える場合は、出願先の大学での取り扱いを確認する

英検合格後も英語学習を継続することが重要です。準2級プラスに合格したら、次は2級、そして準1級を目指すなど、段階的にステップアップしていきましょう。

準2級プラスに関するよくある質問

英検準2級プラスについて、受験者からよく寄せられる質問とその回答をまとめました。これから受験を考えている方の参考になれば幸いです。

準2級に合格したら次は準2級プラスを受けるべきですか?それとも2級を受けるべきですか?

準2級に合格した後のステップは、ご自身の英語力や目標によって異なります。準2級と2級の間には大きなレベル差があるため、いきなり2級にチャレンジするのが難しいと感じる方は、まず準2級プラスを受験することをお勧めします。特に、2級の模擬テストや過去問で6割未満の正答率の場合は、準2級プラスが適切なステップになるでしょう。

一方、準2級の学習を十分に行い、2級の模擬テストでも7割以上の正答率がある場合は、直接2級に挑戦しても良いでしょう。最終的な目標(大学入試や就職など)に応じて、効率的な受験計画を立てることが大切です。

準2級プラスは大学入試で使えますか?

多くの大学では、英検準2級プラスも入試の英語資格として認められています。ただし、大学や学部によって、英検のどのレベルが求められるか、また何点の加点があるかは異なります。一般的に、準2級プラスは準2級よりも高く評価されますが、2級よりは低く評価される傾向があります。

具体的な活用方法や加点については、志望する大学の入試要項で確認することをお勧めします。近年では、英検CSEスコアに基づいて評価する大学も増えているため、合格だけでなくスコアも重要になってきています。

準2級プラスの有効期限はありますか?

英検の合格証明書に有効期限はなく、一度取得した資格は永久に有効です。ただし、大学入試や就職活動など、実際に活用する場面では、取得後の年数が問われることがあります。例えば、「2年以内に取得した英語資格」という条件が付くことがあるため、活用目的に応じて再受験を検討することも必要かもしれません。

また、英語力は継続的な学習がなければ低下していくものですので、資格取得後も英語学習を続けることが大切です。

準2級プラスは就職に有利ですか?

英検準2級プラスは、就職活動において一定のアピールポイントになります。特に英語を使う機会がある職種では、英語力の証明として評価されます。ただし、多くの企業では2級以上、または準1級以上を求める傾向がありますので、より高いレベルを目指すことが望ましいでしょう。

業界や職種によっても求められる英語力は異なりますので、志望する企業の採用情報や求人要件を確認することをお勧めします。また、英検だけでなく、TOEIC等の他の英語資格も併せて取得することで、より英語力をアピールできるでしょう。

準2級プラスの試験日程はどのようになっていますか?

英検準2級プラスは、年に3回(第1回:5~6月頃、第2回:10月頃、第3回:1~2月頃)実施されています。ただし、試験日程は年によって変更されることがありますので、最新の情報は日本英語検定協会の公式サイトで確認することをお勧めします。

一次試験と二次試験は別日程で実施され、一次試験の合格発表後に二次試験の日程が指定されます。申込期間も試験回によって異なりますので、余裕を持って確認・申込をするようにしましょう。

準2級プラスの勉強期間はどれくらい必要ですか?

準2級から準2級プラスへのステップアップに必要な勉強期間は、個人の英語力や学習環境によって異なりますが、一般的には3~6ヶ月程度が目安となります。毎日1~2時間程度の学習時間を確保できれば、半年以内での合格を目指すことができるでしょう。

ただし、英語の基礎力が不足している場合や、学習時間が十分に確保できない場合は、より長い期間が必要になることもあります。自分のペースで着実に学習を進めることが大切です。

まとめ

まとめ

本記事では、英検準2級プラスについて、その位置づけから試験内容、難易度、対策法まで詳しく解説してきました。最後に、記事の重要なポイントをまとめておきましょう。

英検準2級プラスは、準2級と2級の間に位置する試験レベルであり、高校中級程度の英語力を測定するものです。2019年から導入された比較的新しい試験区分で、準2級と2級の間の大きなレベル差を埋めるために設けられました。CEFRではA2~B1レベルに相当し、国際的な英語力の指標としても活用できます。

準2級プラスの試験は一次試験(リーディング、ライティング、リスニング)と二次試験(スピーキング)で構成され、それぞれ特有の出題形式があります。合格率は約40~50%程度と言われており、準2級より難しく、2級より易しい位置づけとなっています。

以下が、英検準2級プラスに関する主要なポイントです。

  • 準2級プラスは準2級と2級の間に位置し、高校中級程度の英語力を測定する
  • 語彙数は約4,500~5,000語が必要とされる
  • 一次試験はリーディング、ライティング(50~60語の英作文)、リスニングで構成される
  • 二次試験は約7分間の面接形式のスピーキングテスト
  • 準2級プラスはCEFRのA2~B1レベルに相当する
  • 準2級から準2級プラスへのステップアップには約3~6ヶ月の学習期間が目安
  • 大学入試や就職活動での活用も可能だが、活用方法は大学・企業によって異なる

英検準2級プラスの勉強法としては、語彙力の強化、文法知識の拡充、4技能(リーディング、リスニング、ライティング、スピーキング)をバランスよく学習することが重要です。特に、ライティングとスピーキングは実際に表現する練習を重ねることが大切です。

英検準2級プラスは準2級からのステップアップとして、また2級への橋渡しとして多くの英語学習者に活用されています。自分の英語力や目標に応じて、最適な受験計画を立てて取り組んでみてください。

パソコンを持った女性

最後に、TOEIC・英語学習におすすめの教材をまとめてご紹介します。それぞれ特徴が違うので、ご自身の目的に沿ったものを選びましょう。

無料体験などがあるサービスもあるので、『最初はあまりお金をかけたくない・・・』という方は、まずは無料体験を利用してみるのがおすすめです。

スタディサプリENGLISH(TOEIC対策コース)

5分でできるTOEIC対策!カリスマ講師が教える最短スコアアップ法

「TOEICの勉強、何から始めたらいいかわからない…」「まとまった時間が取れない…」

そんな悩みを解決するのが、スマホで完結する「スタディサプリENGLISH TOEIC L&R TEST対策コース」です。このコースは、パーフェクト講義、実践問題集、TEPPAN英単語の3つの柱で構成され、TOEIC新形式にも対応しています。

最大の魅力は、3分から学習できること。通勤や休憩時間を有効活用できます。関先生の動画レッスンは約5分で、効率的な解説が特徴です。実力診断も3分ででき、自分のレベルに合わせた学習が可能です。

継続率は91%と高く、学習成果が可視化され、モチベーションを維持する仕掛けが豊富です。料金は月額3,278円からで、12ヶ月パックなら月額2,728円。まずは7日間の無料体験で効果を実感してください。

「効率よくTOEICスコアを上げたい」「継続して学習したい」方に最適なサービスです。

スタディサプリENGLISH まずは無料体験!

スタディサプリENGLISH(新日常英会話コース)

ドラマで学ぶ実用英会話!飽きずに続く、初心者のための英語学習

「英会話を始めたいけど、どこから手をつければいいの?」「レッスンに通う時間がない…」

そんな悩みを解決するのが、リクルートの「スタディサプリENGLISH 新日常英会話コース」です。このアプリはスマホ一台で、いつでもどこでも本格的な英会話学習が可能です。3分からの短時間学習ができるため、通勤や昼休み、寝る前などの隙間時間を有効活用できます。

このコースは実践的な日常英会話に特化しており、買い物や旅行、友人との会話に役立つフレーズを効率よく学べます。3分の実力診断で自分のレベルを把握でき、初心者でも安心して始められます。レベルに応じたカリキュラムで無理なくステップアップできるのが魅力です。

学習成果が可視化され、日々の進捗を確認できるため、挫折しにくいです。継続率91%という実績がこのアプリの効果を証明しています。7日間の無料体験もあり、料金は月額3,278円からとリーズナブルです。長期プランならさらにお得です。

スタディサプリENGLISH(新日常英会話コース)

スタディサプリENGLISH 新日常英会話セットプラン

スタディサプリENGLISH TOEIC(R)対策パーソナルコーチプラン

あなた専属のTOEICコーチがついに登場!最短距離で目標スコアを達成

「一人でTOEIC勉強を続けるのが難しい」「効率的にスコアを上げたい」という方に最適なのが、「スタディサプリENGLISH TOEIC(R)対策パーソナルコーチプラン」です。このプランでは、受講生一人一人に専属コーチがつき、英語レベルや目標スコアに応じたオリジナル学習プランを作成します。

コーチが毎日学習をサポートし、進捗に応じたアドバイスを提供。疑問や不安もすぐに相談できるため、一人での勉強の不安が解消されます。

また、スマホを使って通勤時間や休憩時間に効率よく学習でき、3分からの短時間学習が可能です。カリスマ講師による動画レッスンや豊富な実践問題でTOEICの全パートを徹底対策。コーチが弱点を分析し、効率的な学習方法を提案するため、最短ルートでスコアアップが目指せます。

一人では続けられない方や、自分に合った学習プランで進めたい方に最適なプランで、7日間の無料体験もありますので、ぜひその効果を実感してください。

スタディサプリENGLISH パーソナルコーチプラン

スタディサプリEnglish ビジネス英語コース

たった3分から始められる!忙しいビジネスパーソンのための実践英語学習

「仕事で英語が必要だけど、ビジネス英語は難しい」と悩むビジネスパーソンに最適なのが「スタディサプリEnglish ビジネス英語コース」です。

このコースは、会議やプレゼン、メール、電話応対など、実際のビジネスシーンに特化した内容で、効率的に学べます。スマホ1台で3分から学習でき、通勤や昼休みなどの隙間時間を活用できます。

レベル診断機能により、自分の英語力を把握し、最適なカリキュラムで学べるのも魅力です。初心者から上級者まで、各レベルに合わせた内容でステップアップが可能です。

学習成果が可視化され、進捗を確認できるため、挫折しにくく、継続率は91%と高い実績があります。忙しいビジネスパーソンでも続けやすい設計で、無理なくビジネス英語力を身につけられます。7日間の無料体験もあるので、ぜひその効果を実感してください!

スタディサプリEnglish ビジネス英語

NOVAライブステーション

自宅で臨場感あふれるグループレッスン!定額で英語漬けの環境を

「英会話スクールに通いたいけど、時間がない…」「自分のペースで学びたい…」そんなあなたにおすすめなのが、NOVAの「NOVAライブステーション」です。

このサービスは、自宅でNOVAの高品質なレッスンを受けられるのが特徴です。パソコンやスマホがあれば、いつでも本格的な英会話レッスンが可能です。

予約制のライブレッスンでは、NOVAの経験豊富な講師とリアルタイムで会話でき、対面レッスンと同等の質を保っています。忙しい方にも便利な豊富なレッスン時間があり、朝から夜までスケジュールに合わせて予約できます。

レベル別のクラス分けがあり、初心者から上級者まで自分のペースで学習可能です。日常英会話やビジネス英語、TOEIC対策など、目的に応じたコースも充実しています。

料金プランは無駄がなく、通学型スクールよりもリーズナブルです。まずは無料体験レッスンで、その効果を実感してみてください。

スキマ時間・おうち時間で英会話☆*NOVA LIVE STATION

NativeCamp

24時間いつでも英会話レッスン受け放題!予約不要で始める新時代の英語学習

「英会話スクールに通いたいけど、時間がない…」「自分のペースで学びたい…」そんなあなたにおすすめなのが、NOVAの「NOVAライブステーション」です。

このサービスは、自宅でNOVAの高品質なレッスンを受けられるのが特徴です。パソコンやスマホがあれば、いつでも本格的な英会話レッスンが可能です。

予約制のライブレッスンでは、NOVAの経験豊富な講師とリアルタイムで会話でき、対面レッスンと同等の質を保っています。忙しい方にも便利な豊富なレッスン時間があり、朝から夜までスケジュールに合わせて予約できます。

レベル別のクラス分けがあり、初心者から上級者まで自分のペースで学習可能です。日常英会話やビジネス英語、TOEIC対策など、目的に応じたコースも充実しています。

料金プランは無駄がなく、通学型スクールよりもリーズナブルです。まずは無料体験レッスンで、その効果を実感してみてください。

オンライン英会話ネイティブキャンプ

Kimini英会話

あなたの『話したい』を叶える、オンライン英会話。

Kimini英会話は学研が開発したオンライン英会話サービスです。Kimini英会話の魅力は、高品質な教材にあります。幼児から社会人まで、目的や年齢に合わせた豊富なコースが揃っており、英検対策やビジネス英語など、あなたの目標に合ったコースが見つかります。

最大の特長は「迷わない学習設計」。コースを選ぶと、次のレッスン内容が自動的におすすめされるため、何を勉強するか悩む必要がありません。

レッスンは朝6時から夜24時まで、好きな時間に受講可能で、パソコンやスマホから同じ内容で学べます。フィリピン人講師による丁寧な指導で、英語への苦手意識も解消されます。

全国200以上の教育機関で導入実績があり、英検合格者も2,200名を輩出。料金は月額1,100円(税込1,210円)からとリーズナブルです。最大42日間の無料体験も用意しているので、ぜひお試しください。

学研のkiminiオンライン英会話

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次