英語を勉強し始めると最初に学ぶのが「be動詞」です。この動詞は英語の文法において最も基本的かつ重要な要素の一つで、正しく理解することで英語力が格段に向上します。
この記事では、be動詞の基本的な意味から一般動詞との違い、そして実際の使い方まで、初心者にもわかりやすく解説します。
例文もたくさん用意していますので、ぜひ参考にしてください。
be動詞の基本的な意味と役割

be動詞は、英語では「am」「is」「are」「was」「were」などの形で表れる動詞です。日本語には直接対応する概念がないため、初めて学ぶ方には少し難しく感じるかもしれませんが、基本を理解すれば簡単に使いこなせるようになります。
be動詞の主な役割は、「主語の状態や存在を表すこと」です。日本語で言うと「〜です」「〜である」「〜にいる/ある」という意味になります。
英語の文の中で、主語と述語をつなぐ「=(イコール)」のような機能も果たしています。
be動詞の種類一覧と形
be動詞には主に以下の形があります。
- 現在形: am, is, are
- 過去形: was, were
- その他の形: be, been, being
これらはすべて「be」という原形から派生したものです。主語や時制によって適切な形を選ぶ必要があります。
主語別のbe動詞の使い分けは次のようになります。
- 「I」には「am」(過去形は「was」)
- 「He/She/It/単数名詞」には「is」(過去形は「was」)
- 「You/We/They/複数名詞」には「are」(過去形は「were」)
be動詞の使用場面
be動詞は主に次のような場面で使われます。
- 状態を表す: 「My sister is kind.」(私の姉は親切です)
- 存在を表す: 「The books are on the desk.」(本は机の上にあります)
- 身分や正体を表す: 「I am a student.」(私は学生です)
一般動詞とbe動詞の違い
英語の動詞は大きく分けて「be動詞」と「一般動詞」の2種類があります。
両者には意味や使い方に大きな違いがあります。
意味と機能の違い
be動詞は主に状態や存在を表すのに対し、一般動詞は主に動作や行為を表します。
- be動詞の例: She is happy.(彼女は幸せです)- 状態を表しています
- 一般動詞の例: She walks to school.(彼女は学校に歩いて行きます)- 動作を表しています
一般動詞にはさまざまな種類があり、「食べる」「走る」「読む」など具体的な行動を表す言葉が多いです。
一方、be動詞は主に「〜である」という状態を表すものに限られています。
文法的な使い方の違い
be動詞と一般動詞では、特に否定文や疑問文を作る際の方法が大きく異なります。
be動詞の場合
- 否定文: be動詞+not
例: I am not tired.(私は疲れていません) - 疑問文: be動詞を文頭に
例: Are you a teacher?(あなたは先生ですか?)
一般動詞の場合
- 否定文: do/does/did+not+動詞の原形
例: She does not play soccer.(彼女はサッカーをしません) - 疑問文: Do/Does/Didを文頭に
例: Do you like music?(あなたは音楽が好きですか?)
この違いは英語の文法において非常に重要なポイントです。
時制による変化の違い
be動詞と一般動詞では、時制(現在・過去・未来など)による変化のパターンも異なります。
be動詞の時制変化
- 現在形: am, is, are
- 過去形: was, were
- 未来形: will be
- 現在完了形: have/has been
一般動詞の時制変化
- 現在形: 原形(三人称単数の場合は -s/es を付ける)
- 過去形: 原形 + ed(規則動詞の場合)
- 未来形: will + 原形
- 現在完了形: have/has + 過去分詞
例文
- be動詞
I am here today. I was here yesterday. I will be here tomorrow.
(私は今日ここにいる。昨日もここにいた。明日もここにいる。) - 一般動詞
I play tennis today. I played tennis yesterday. I will play tennis tomorrow.
(今日はテニスをします。昨日テニスをしました。私は明日テニスをします。)
be動詞の具体的な使い方
be動詞を正しく使うためには、主語や時制に応じた形を選ぶことが重要です。
それぞれの形と使い方を詳しく見ていきましょう。
現在形(am, is, are)の使い方
現在形のbe動詞は、現在の状態や事実を表す時に使います。
am(主語がIの場合)
- I am twelve years old.(私は12歳です)
- I am from Japan.(私は日本出身です)
is(主語がhe/she/it/単数名詞の場合)
- He is my brother.(彼は私の兄です)
- The cat is black.(その猫は黒いです)
- Tokyo is the capital of Japan.(東京は日本の首都です)
are(主語がyou/we/they/複数名詞の場合)
- You are my best friend.(あなたは私の親友です)
- We are in the same class.(私たちは同じクラスです)
- These flowers are beautiful.(これらの花は美しいです)
過去形(was, were)の使い方
過去形のbe動詞は、過去の状態や事実を表す時に使います。
was(主語がI/he/she/it/単数名詞の場合)
- I was at home yesterday.
(私は昨日家にいました) - She was happy about the news.
(彼女はそのニュースを聞いて嬉しかったです) - The weather was nice last Sunday.
(先週の日曜日は天気が良かったです)
were(主語がyou/we/they/複数名詞の場合)
- You were right about that.
(あなたはそのことについて正しかったです) - We were classmates in elementary school.
(私たちは小学校の時にクラスメイトでした) - The children were playing in the park.
(子どもたちは公園で遊んでいました)
未来形と他の形の使い方
未来のことを表す場合は、「will + be」という形を使います。
例文
- I will be a doctor in the future.
(私は将来医者になります) - The meeting will be at 2:00 PM tomorrow.
(明日の会議は午後2時です)
また、be動詞は進行形(〜している)や受動態(〜される)でも重要な役割を果たします。
例文
- She is studying English now.
(彼女は今英語を勉強しています)- 進行形 - This book was written by a famous author.
(この本は有名な作家によって書かれました)- 受動態
原形「be」の使い方
動詞の原形「be」は、主に以下のような場面で使用されます。
- 助動詞の後
- You should be quiet in the library.
(図書館では静かにすべきです) - I must be at school by 8:30.
(8時30分までには学校にいなければなりません)
- You should be quiet in the library.
- to不定詞の一部として
- I want to be a teacher.
(私は先生になりたいです) - It’s important to be honest.
(正直であることは重要です)
- I want to be a teacher.
- 命令文で
- Be careful!
(気をつけて!) - Be quiet, please.
(静かにしてください)
- Be careful!
特殊な状況でのbe動詞の使い方
be動詞は基本的な用法以外にも、様々な特殊な状況で使用されます。
いくつかの重要な例を見ていきましょう。
仮定法でのbe動詞
仮定法とは、現実ではない状況や願望を表現する文法です。
be動詞は仮定法でも重要な役割を果たします。
- 現在の事実と反対のことを表す場合
If I were you, I would study harder.
(もし私があなたなら、もっと一生懸命勉強するでしょう)
注意: 仮定法では「I」「he」「she」「it」の後でも「was」ではなく「were」を使うことが一般的です。 - 「I wish」の後の表現
- I wish I were taller.
(私はもっと背が高ければなと思います) - She wishes she were in Hawaii now.
(彼女は今ハワイにいればいいのにと思っています)
- I wish I were taller.
命令文でのbe動詞
命令文(指示や命令を出す文)では、be動詞の原形をそのまま使います。
主語(通常は「you」)は省略されます。
- Be quiet!(静かにしなさい!)
- Don’t be late for school.(学校に遅刻するな)
- Be careful when you cross the street.(道路を渡るときは気をつけなさい)
- Be kind to others.(他人に親切にしなさい)
疑問詞とbe動詞の組み合わせ
疑問詞(what, who, when, where, why, how)とbe動詞を組み合わせて、様々な疑問文を作ることができます。
- What is your name?(あなたの名前は何ですか?)
- Who are those people?(あの人たちは誰ですか?)
- Where is the nearest station?(最寄りの駅はどこですか?)
- How old are you?(あなたは何歳ですか?)
- Why was he angry?(彼はなぜ怒っていたのですか?)
- When is your birthday?(あなたの誕生日はいつですか?)
be動詞を使った文の作り方
be動詞を使って様々な種類の文を作ることができます。
基本的な文の形を見ていきましょう。
肯定文の作り方
肯定文は最も基本的な形で、「主語 + be動詞 + 補語」の順番になります。
- My sister is a high school student.(私の姉は高校生です)
- We are in the library.(私たちは図書館にいます)
- The sky is blue today.(今日の空は青いです)
否定文の作り方
否定文は「主語 + be動詞 + not + 補語」の形になります。
- My sister is not a high school student.(私の姉は高校生ではありません)
- We are not in the library.(私たちは図書館にいません)
- The sky is not blue today.(今日の空は青くありません)
日常会話では短縮形がよく使われます。
- is not → isn’t
- are not → aren’t
- was not → wasn’t
- were not → weren’t
例文
- He isn’t my brother.(彼は私の兄ではありません)
- They aren’t ready yet.(彼らはまだ準備ができていません)
疑問文の作り方
疑問文は「Be動詞 + 主語 + 補語 + ?」の形になります。
例文
- Is your sister a high school student?(あなたの姉は高校生ですか?)
- Are we in the library?(私たちは図書館にいますか?)
- Is the sky blue today?(今日の空は青いですか?)
回答の仕方
- 肯定: Yes, + 主語 + be動詞.
例: Yes, she is. / Yes, we are. / Yes, it is. - 否定: No, + 主語 + be動詞 + not.
例: No, she isn’t. / No, we aren’t. / No, it isn’t.
付加疑問文でのbe動詞
付加疑問文とは、文末に短い疑問形を付け加えて確認を求める表現です。
be動詞を使った文の場合、付加疑問文は以下のように作ります。
- 肯定文 → 否定の付加疑問
例: You are a student, aren’t you?(あなたは学生ですよね?)
例: She is from Tokyo, isn’t she?(彼女は東京出身ですよね?) - 否定文 → 肯定の付加疑問
例: You aren’t busy, are you?(あなたは忙しくないですよね?)
例: He wasn’t at school yesterday, was he?(彼は昨日学校にいなかったですよね?)
be動詞を使った主な表現パターン
be動詞を使った様々な表現パターンを見ていきましょう。
状態や性質を表す表現
主語の状態や性質を説明するために、be動詞の後に形容詞を置きます。
例文
- The cake is delicious.(そのケーキはおいしいです)
- My brother is very tall.(私の兄はとても背が高いです)
- These questions are difficult.(これらの質問は難しいです)
場所や位置を表す表現
主語がどこにいるか、どこにあるかを説明するために、be動詞の後に場所を表す前置詞句を置きます。
例文
- My bag is under the desk.(私のバッグは机の下にあります)
- The children are in the classroom.(子どもたちは教室にいます)
- Our house is near the station.(私たちの家は駅の近くにあります)
存在を表す表現
「there is」「there are」という表現を使って、ものが存在することを表すことができます。
例文
- There is a book on the table.(テーブルの上に本があります)
- There are many stars in the sky.(空にはたくさんの星があります)
- There was a beautiful garden behind the house.(家の裏には美しい庭がありました)
時間や天気を表す表現
be動詞は時間や天気を表す表現でもよく使われます。
例文
- It is seven o’clock now.(今7時です)
- It was Sunday yesterday.(昨日は日曜日でした)
- It is sunny today.(今日は晴れです)
- It was cold last winter.(去年の冬は寒かったです)
年齢や値段を表す表現
年齢や値段を表す際にもbe動詞が使われます。
例文
- I am fifteen years old.(私は15歳です)
- My grandfather is eighty years old.(私の祖父は80歳です)
- This book is 1,000 yen.(この本は1,000円です)
- These shoes were very expensive.(この靴はとても高価でした)
be動詞を使った重要な熟語・慣用表現
英語にはbe動詞を使った重要な熟語や慣用表現がたくさんあります。
よく使われるものをいくつか紹介します。
be動詞+形容詞の重要表現
- be afraid of: ~を恐れる
例: I am afraid of spiders.(私はクモが怖いです) - be good at: ~が得意である
例: She is good at playing the piano.(彼女はピアノを弾くのが得意です) - be interested in: ~に興味がある
例: My brother is interested in science.(私の兄は科学に興味があります) - be tired of: ~にうんざりしている
例: I am tired of doing the same thing every day.(毎日同じことをするのにうんざりしています)
be動詞を使った日常表現
- be late for: ~に遅刻する
例: I was late for school this morning.(今朝、学校に遅刻しました) - be ready for: ~の準備ができている
例: Are you ready for the test?(テストの準備はできていますか?) - be sorry for: ~を申し訳なく思う
例: I am sorry for my mistake.(私の間違いを申し訳なく思います) - be worried about: ~を心配している
例: My mother is worried about my health.(母は私の健康を心配しています)
「It is + 形容詞 + to 不定詞」の構文
この構文は「~することは…だ」という意味を表します。
例文
- It is important to study every day.(毎日勉強することは重要です)
- It was difficult to solve that problem.(その問題を解くのは難しかったです)
- It is fun to play sports with friends.(友達とスポーツをするのは楽しいです)
- It is necessary to practice speaking English.(英語を話す練習をすることは必要です)
be動詞を使った会話表現
be動詞は日常会話の中でもよく使われます。
実際の会話場面でのbe動詞の使い方を見ていきましょう。
自己紹介での使い方
自己紹介では、be動詞を使って自分の情報を伝えることが多いです。
例文
- I am Taro.(私はタロウです)
- I am from Osaka.(私は大阪出身です)
- I am a high school student.(私は高校生です)
- I am sixteen years old.(私は16歳です)
- I am interested in soccer.(私はサッカーに興味があります)
質問と応答の表現
日常会話では、be動詞を使った質問とその応答がよく交わされます。
- 調子を尋ねる:
- A: How are you?(調子はどうですか?)
- B: I am fine, thank you. And you?(元気です、ありがとう。あなたは?)
- 出身地を尋ねる:
- A: Where are you from?(どこの出身ですか?)
- B: I am from Tokyo.(東京出身です)
- 職業を尋ねる:
- A: What are you?(何をしていますか?)
- B: I am a student.(学生です)
- 場所を尋ねる:
- A: Where is the restroom?(トイレはどこですか?)
- B: It is on the first floor.(1階にあります)
- 感情を尋ねる:
- A: Why are you sad?(なぜ悲しいのですか?)
- B: I am sad because I lost my phone.(携帯をなくしたので悲しいです)
一般動詞とbe動詞を組み合わせた表現
英語では、be動詞と一般動詞を組み合わせて様々な表現を作ることができます。
特に重要なパターンをいくつか見ていきましょう。
現在進行形でのbe動詞
現在進行形(~している)は「be動詞 + 動詞のing形」で表します。動作が進行中であることを示します。
例文
- I am studying English now.(私は今英語を勉強しています)
- She is watching TV in her room.(彼女は自分の部屋でテレビを見ています)
- They are playing soccer in the park.(彼らは公園でサッカーをしています)
- My mother is cooking dinner in the kitchen.(母は台所で夕食を作っています)
受動態でのbe動詞
受動態(~される)は「be動詞 + 過去分詞」で表します。
動作の対象が主語になる表現です。
例文
- This book was written by a famous author.(この本は有名な作家によって書かれました)
- The window is cleaned every day.(その窓は毎日掃除されます)
- English is spoken in many countries.(英語は多くの国で話されています)
- Our school festival will be held next month.(私たちの学校祭は来月開催されます)
完了形でのbe動詞
完了形でbe動詞を使う場合、「have/has/had + been + 補語」の形になります。
例文
- I have been here since 2 o’clock.(私は2時からここにいます)
- She has been a teacher for ten years.(彼女は10年間先生をしています)
- They had been friends before they became classmates.(彼らはクラスメイトになる前から友達でした)
助動詞とbe動詞の組み合わせ
助動詞(can, may, should, mustなど)とbe動詞を組み合わせることもできます。
例文
- You should be more careful.(あなたはもっと注意深くあるべきです)
- Children must be at home before dark.(子どもたちは暗くなる前に家にいなければなりません)
- Can you be here by 9 o’clock?(9時までにここにいられますか?)
- He might be sick today.(彼は今日病気かもしれません)
英語学習者がよく間違えるbe動詞の使い方
英語の初学者がbe動詞を使う際によく犯す間違いをいくつか紹介します。
これらの間違いに注意することで、より正確な英語が話せるようになるでしょう。
be動詞と一般動詞の混同
初心者によくある間違いの一つが、be動詞と一般動詞を混同することです。
- 間違い: I am play tennis.
- 正しい: I play tennis. または I am playing tennis.
- 間違い: She is know the answer.
- 正しい: She knows the answer. または She is knowing the answer.(ただし、knowは状態動詞なので通常は進行形にしません)
主語との不一致
主語に合わないbe動詞を使ってしまう間違いもよく見られます。
- 間違い: He are a doctor.
- 正しい: He is a doctor.
- 間違い: They is my friends.
- 正しい: They are my friends.
be動詞の省略
日本語の影響で、英語でも主語やbe動詞を省略してしまうことがあります。
- 間違い: I student.(「私は学生です」を直訳して)
- 正しい: I am a student.
- 間違い: My father doctor.
- 正しい: My father is a doctor.
時制の一致の間違い
文の中で時制が一致していない間違いもよくあります。
- 間違い: Yesterday I am very busy.
- 正しい: Yesterday I was very busy.
- 間違い: When I was a child, I am very shy.
- 正しい: When I was a child, I was very shy.
否定文・疑問文の作り方の間違い
否定文や疑問文を作る際のルールを一般動詞と混同してしまうことがあります。
- 間違い: She don’t is happy.(一般動詞と混同)
- 正しい: She is not happy.
- 間違い: Do you are a student?
- 正しい: Are you a student?
英語のbe動詞に関する練習問題20選
be動詞(am, is, are, was, were, been, being)は英語の最も基本的な動詞です。
以下の問題を解いて、be動詞の様々な使い方をマスターしましょう。
- 次の文の空欄に適切なbe動詞を入れなさい
I _____ a student. - 次の文の空欄に適切なbe動詞を入れなさい
They _____ happy yesterday. - 次の文を否定文に書き換えなさい
She is busy. - 次の文を疑問文に書き換えなさい
Tom is at home. - 次の文の空欄に適切なbe動詞を入れなさい
He _____ sleeping now. - 次の文の空欄に適切なbe動詞を入れなさい
We _____ friends since childhood. - 次の文を現在形から過去形に書き換えなさい
I am tired. - 次の文の空欄に適切なbe動詞を入れなさい
There _____ a book on the table. - 次の文を受動態に書き換えなさい
He wrote this book. - 次の文の空欄に適切な形のbe動詞を入れなさい
She _____ going to study abroad next year. - 次の文の空欄に適切なbe動詞を入れなさい
_____ you at the party last night? - 次の文の誤りを訂正しなさい: My parents is very kind.
- 次の文の空欄にbe動詞を使った適切な表現を入れなさい
It _____ (necessary) to wear a uniform. - 次の文を「〜すべきだ」という表現に書き換えなさい(be動詞を使って)
You study harder. - 次の文の空欄に適切なbe動詞を入れなさい
I wish I _____ taller. - 次の文の空欄に適切なbe動詞を入れなさい
If I _____ you, I would accept the offer. - 次の文の空欄に適切なbe動詞を入れなさい
The room _____ cleaned yesterday. - 次の文を「〜している最中だ」という進行形に書き換えなさい
She cooks dinner. - 次の日本語を英訳しなさい(be動詞を使って)
「彼は先週ここにいました」 - 次の文の空欄に適切なbe動詞を入れなさい
I _____ born in 2005.
これらの問題を通して、be動詞の様々な使い方を学ぶことができます。be動詞は、主語の人称(一人称、二人称、三人称)や数(単数、複数)によって形が変わるだけでなく、時制(現在、過去、未来)や文の種類(肯定文、否定文、疑問文)によっても変化します。
また、進行形、受動態、仮定法など、様々な文法構造の中でbe動詞が重要な役割を果たしています。
基本的なところからしっかり理解しておきましょう。
be動詞に関するよくある質問
- 主語によってbe動詞はどう変わりますか?
-
主語が「I」の場合は「am」、「he/she/it」や単数名詞の場合は「is」、「you/we/they」や複数名詞の場合は「are」を使います。過去形では、「I/he/she/it」や単数名詞には「was」、「you/we/they」や複数名詞には「were」を使います。
- be動詞と一般動詞の違いは何ですか?
-
be動詞は主に状態や存在を表し、「〜である」「〜にいる/ある」という意味です。一般動詞は「走る」「食べる」などの動作を表します。また、否定文や疑問文の作り方も異なります。be動詞は直接「not」を付けたり文頭に置いたりしますが、一般動詞では助動詞の「do/does/did」を使います。
- be動詞の短縮形はどう使いますか?
-
会話や略式の文章ではbe動詞の短縮形がよく使われます。主な短縮形は以下の通りです。
- I am → I’m
- You are → You’re
- He is → He’s
- She is → She’s
- It is → It’s
- We are → We’re
- They are → They’re
否定形の短縮形。
- is not → isn’t
- are not → aren’t
- was not → wasn’t
- were not → weren’t
- 「there is/are」の使い分け方は?
-
「there is」は単数名詞の前に、「there are」は複数名詞の前に使います。
例:There is an apple on the table.(テーブルの上にリンゴが1つあります)
例:There are three apples on the table.(テーブルの上にリンゴが3つあります) - 進行形と受動態でのbe動詞の使い方は?
-
進行形では「be動詞 + 動詞のing形」、受動態では「be動詞 + 過去分詞」の形になります。
進行形の例:She is reading a book.(彼女は本を読んでいます)
受動態の例:This letter was sent by my friend.(この手紙は私の友達によって送られました) - 仮定法でのbe動詞の使い方は?
-
仮定法ではbe動詞の「were」の形が特徴的です。主語がI/he/she/itであっても「was」ではなく「were」を使います。
例:If I were you, I would study harder.(もし私があなたなら、もっと一生懸命勉強するでしょう)
例:I wish I were taller.(もっと背が高ければいいのにと思います) - be動詞と「do」はどう違いますか?
-
be動詞は状態を表し、それ自体が動詞として機能しますが、「do」は一般動詞を助ける助動詞として使われます。be動詞の疑問文は「Be動詞 + 主語?」の形になりますが、一般動詞の疑問文は「Do/Does/Did + 主語 + 動詞の原形?」になります。
例(be動詞):Are you a student?(あなたは学生ですか?)
例(一般動詞):Do you like music?(あなたは音楽が好きですか?)
まとめ

be動詞は英語の文法において非常に重要な役割を果たします。主に状態や存在を表し、主語と補語を結びつける機能があります。主語や時制によって「am」「is」「are」「was」「were」などの形に変化することを押さえておきましょう。
一般動詞との大きな違いは、be動詞は状態を表し、一般動詞は動作を表すという点です。また、否定文や疑問文の作り方も異なります。be動詞は「not」を直接後に置いて否定文を作り、文頭に置くことで疑問文を作ります。
be動詞はさまざまな表現で使われます。状態や性質を表す表現、場所や位置を表す表現、存在を表す表現、そして時間や天気、年齢や値段を表す表現などです。また、「be afraid of」「be good at」などの重要な熟語・慣用表現でも使われます。
進行形(be動詞 + 動詞のing形)や受動態(be動詞 + 過去分詞)など、一般動詞と組み合わせた表現でもbe動詞は重要な役割を果たします。
英語学習者がよく間違えるポイントとして、be動詞と一般動詞の混同、主語との不一致、be動詞の省略、時制の一致の間違い、否定文・疑問文の作り方の間違いなどがあります。これらに注意しながら学習を進めましょう。
be動詞を効果的に学ぶためには、パターン練習をする、質問と回答のペアで練習する、日常の表現を覚える、歌や簡単な文章を使うなどの方法があります。
be動詞は英語の土台となる重要な要素ですので、ぜひマスターしてください。