「fair」は英語の形容詞として最もよく使われる単語で、「公平な」「公正な」という意味が一般的ですが、実はそれだけではなく「晴れた」「かなりの」「まあまあの」「色白の」など様々な意味を持つ多面的な単語です。副詞や名詞、稀に動詞としても使われることがあり、日常会話やビジネスシーンで頻繁に登場します。
この記事では、英語初学者のために「fair」の多様な意味と使い方を例文とともに詳しく解説し、正しく使いこなせるようにサポートします。
「fair」とは?基本的な意味と用法

「fair」は英語で幅広い意味を持つ形容詞です。最も一般的な意味は「公平な」「公正な」というもので、スポーツの「フェアプレー」に代表される使い方です。しかし、これだけではなく、天気が「晴れた」状態や、物事の程度が「まあまあの」「かなりの」といった意味、さらには「色白の」「金髪の」という意味まで持つ多様な単語です。
「fair」の基本的な意味を理解することは、日常的な英会話において非常に重要です。公平さや正義に関わる表現から、天気の表現、容姿の描写まで、さまざまな場面で活用できる便利な単語なのです。
「公平な・公正な」の意味での使い方
「fair」の最も基本的で一般的な意味は「公平な」「公正な」です。ルールを守って行動する、偏りのない判断をする、といった場面でよく使われます。
例文
- Our teacher is always fair to all students.(私たちの先生はいつも全ての生徒に公平です。)
- That’s not fair. You got more time than me.(それは不公平だよ。あなたは私よりも多くの時間をもらった。)
- Do you think this is a fair rule?(これは公平なルールだと思いますか。)
- I want a fair chance to show my skills.(私は自分のスキルを見せる公平な機会が欲しいです。)
この「公平さ」を表す「fair」は、日本語でもそのまま「フェア」として使われることが多く、スポーツやビジネスシーンでよく見かける表現です。「フェアプレー精神」などの形で日本語にも溶け込んでいます。
「天気が晴れた」の意味での使い方
「fair」には天気が「晴れた」「良好な」という意味もあります。天気予報などでよく使われる表現です。
例文
- The weather will be fair tomorrow.(明日は天気が良いでしょう。)
- We had fair weather during our school trip.(修学旅行中は良い天気でした。)
- It’s a fair day for a picnic.(ピクニックには良い天気の日です。)
「fair」が天気について使われる場合、「fine」や「clear」という単語と似ていますが、微妙な違いがあります。「fine」は最も一般的な「晴れた」を表す言葉で、「clear」は雲や霧がなく晴れ渡った状態を指します。
一方「fair」は、多少雲があっても雨のない穏やかな状態を表します。天気予報でよく「fair weather」という表現を耳にするでしょう。
「かなりの・相当の」の意味での使い方
「fair」には「かなりの」「相当の」という量や程度を表す意味もあります。「それなりに良い」「まあまあの」というニュアンスです。
例文
- He spent a fair amount of time on his homework.(彼は宿題にかなりの時間を費やしました。)
- She has a fair chance of winning the race.(彼女にはレースに勝つかなりの可能性があります。)
- My English is fair, but I need to practice more.(私の英語はまあまあですが、もっと練習する必要があります。)
- This book is of fair quality.(この本はそこそこの質です。)
この用法の「fair」は、「最高に良い」わけではないけれど「悪くもない」という中間的な評価を表します。日本語の「まあまあ」「そこそこ」「かなり」などに相当します。
「外見に関する」意味での使い方
「fair」には人の外見に関する意味もあり、特に「色白の」「金髪の」という意味で使われます。
例文
- She has fair skin and blue eyes.(彼女は色白で青い目をしています。)
- He is tall with fair hair.(彼は背が高く金髪です。)
- The princess in the story had fair features.(物語の中の王女は美しい容姿をしていました。)
この用法は、特に西洋文化の文脈で肌の色や髪の色を描写する際によく使われます。肌が「色黒の」場合や髪が「黒髪の」場合は「dark」を使うことが多いです。
ただし、注意点として「fair」の代わりに「white」を使うことはできません。
「fair」の品詞による使い分け
「fair」は主に形容詞として使われますが、副詞や名詞、まれに動詞としても使うことができます。品詞によって意味や使い方が異なりますので、それぞれの特徴を理解しましょう。
形容詞としての「fair」
形容詞としての「fair」が最も一般的な使い方です。先ほど説明した「公平な」「晴れた」「かなりの」「色白の」などの意味で使われます。
例文
- The test was fair to all students.(そのテストは全ての生徒に公平でした。)
- We enjoyed the fair weather at the beach.(私たちは海岸での良い天気を楽しみました。)
- He made a fair point in the discussion.(彼はその議論でもっともな指摘をしました。)
- 形容詞「fair」は、比較級では「fairer」、最上級では「fairest」になります。
- This rule is fairer than the old one.(このルールは古いものよりも公平です。)
- She is the fairest person I know.(彼女は私の知る中で最も公平な人です。)
副詞としての「fair」
「fair」は副詞としても使われ、「公正に」「正々堂々と」という意味を持ちます。
例文
- Let’s play fair.(正々堂々と競争しましょう。)
- He always deals fair with everyone.(彼はいつも皆に公正に対応します。)
- You must act fair in this game.(このゲームでは公正に行動しなければなりません。)
ただし、副詞としての「fair」は「fairly」という形で使われることも多いです。「fairly」は「かなり」「相当」といった意味も持ちます。
例文
- She speaks English fairly well.(彼女はかなり上手に英語を話します。)
- The test was fairly easy.(そのテストはかなり簡単でした。)
名詞としての「fair」
「fair」は名詞としても使われ、主に「見本市」「博覧会」「市場」などを意味します。また、古い表現では「美しい人」「恋人」を意味することもあります。
例文
- We went to the school fair last weekend.(先週末、学校の見本市に行きました。)
- The county fair has many interesting exhibits.(その郡の見本市には多くの興味深い展示があります。)
名詞としての「fair」は、日常会話でもよく使われる表現です。特に「school fair(学校祭)」や「book fair(本の即売会)」などの形でよく見かけます。
動詞としての「fair」
「fair」が動詞として使われることは珍しいですが、「(天気が)良くなる」という意味で使われることがあります。
例文
- The weather is beginning to fair up.(天気が良くなり始めています。)
- It faired towards evening.(夕方に向かって天気が良くなりました。)
動詞としての用法は現代の日常会話ではあまり使われず、主に文学作品や特定の地域の表現として残っています。
「fair」を含む重要な表現とフレーズ
「fair」を含む重要な表現やフレーズは多数あります。これらの表現を覚えることで、英語の表現力が豊かになります。日常会話でよく使われる「fair」を含む表現をいくつか紹介します。
fair play(フェアプレー)
「fair play」は「公正な競技態度」「正々堂々とした行動」を意味します。スポーツの世界では非常に重要な概念です。
例文
- We teach fair play to all our young players.(私たちは若い選手全員にフェアプレーを教えています。)
- The team was given an award for fair play.(そのチームはフェアプレーの賞を受けました。)
fair and square(正々堂々と)
「fair and square」は「完全に公正に」「まったく正当に」という意味の慣用句です。
例文
- He won the game fair and square.(彼は正々堂々とゲームに勝ちました。)
- The deal was made fair and square.(その取引は完全に公正に行われました。)
fair enough(もっともだ、了解した)
「fair enough」は「それはもっともだ」「了解した」「それで結構だ」という意味で、相手の意見や提案に対して同意する時によく使われます。
例文
- “I need more time to finish this.” “Fair enough, take another day.”(「これを終わらせるにはもっと時間が必要です。」「了解、もう一日取ってください。」)
- “I’ll pay half and you pay half.” “Fair enough.”(「私が半分払って、あなたが半分払って。」「それで結構です。」)
fair-weather friend(都合のいい時だけの友達)
「fair-weather friend」は「晴れた日だけの友達」という意味で、困った時に助けてくれない、都合のいい時だけ友達づらをする人を表す表現です。
例文
- He was just a fair-weather friend who disappeared when I needed help.(彼は私が助けを必要としたときに姿を消した、都合のいい時だけの友達でした。)
- Don’t be a fair-weather friend, support your friends in good times and bad.(都合のいい時だけの友達にならないで、良い時も悪い時も友達を支えてください。)
fair chance(公平な機会、かなりの可能性)
「fair chance」は文脈によって「公平な機会」または「かなりの可能性」という意味になります。
例文
- Everyone deserves a fair chance to succeed.(誰もが成功するための公平な機会を持つべきです。)
- There is a fair chance of rain tomorrow.(明日は雨が降るかなりの可能性があります。)
「fair」と似た単語の違い
英語には「fair」と似た意味を持つ単語がいくつかあります。それぞれの単語のニュアンスの違いを理解することで、より正確に英語を使いこなせるようになります。
fair と just
「fair」と「just」はどちらも「公正な」という意味を持ちますが、微妙な違いがあります。
「fair」は「ひいきせずに公平である、適切である」というニュアンスがある一方、「just」は「社会的、道徳的に正しいか正しくないか」という点が強調される単語です。
例文
- The teacher was fair to all students.(先生は全ての生徒に公平でした。)
- The punishment was just for his actions.(その罰は彼の行動に対して正当なものでした。)
fair と reasonable
「fair」と「reasonable」もしばしば似た文脈で使われますが、「reasonable」は特に「理にかなった」「合理的な」というニュアンスが強いです。
例文
- The price is fair for the quality.(その品質に対して価格は公正です。)
- He made a reasonable request.(彼は理にかなった要求をしました。)
fair, fine, clear(天気の表現として)
天気を表す言葉として、「fair」「fine」「clear」はよく使われますが、それぞれニュアンスが異なります。
- fair:雲が多少あっても雨のない穏やかな状態
- fine:晴れた良い天気(最も一般的)
- clear:雲や霧がなく晴れ渡った状態
例文
- Today the weather is fair, but not completely clear.(今日の天気は良いですが、完全に晴れ渡ってはいません。)
- We had fine weather for our picnic.(ピクニックには素晴らしい天気でした。)
- The sky was clear and we could see many stars.(空は晴れ渡っていて、多くの星が見えました。)
「fair」のよくある間違いと注意点
「fair」を使う際には、いくつか注意すべき点があります。特に日本人学習者が間違えやすいポイントを紹介します。
fair と fare の混同
「fair」と「fare」は発音が似ているため、しばしば混同されます。「fare」は主に「運賃」「料金」を意味する名詞、または「(ある状態で)過ごす」という意味の動詞です。
I paid the fair for the bus.(誤)
I paid the fare for the bus.(正:バスの運賃を払いました。)
How did you fare in the test?(誤)
How did you fare in the test?(正:テストでどうでしたか。)
「色白の」の意味での使い方の注意点
「fair skin」は「色白の肌」を意味しますが、この場合「fair」の代わりに「white」を使うことはできません。
She has white skin.(誤)
She has fair skin.(正:彼女は色白です。)
同様に、「fair hair」は「金髪」を意味し、「white hair」(白髪)とは異なります。
fair enough の使い方
「fair enough」は「それはもっともだ」「了解した」という意味ですが、文脈によっては冷たい印象を与えることがあります。特にビジネスシーンでは、もう少し丁寧な表現を使うことが望ましい場合もあります。
“I need more time.” “Fair enough.”(誤)
“I need more time.” “I understand. Please take the time you need.”(好ましい)
副詞形 fairly の注意点
「fair」の副詞形として「fairly」がよく使われますが、「fairly」は「かなり」という意味で、必ずしも「公正に」という意味ではないことに注意してください。
「公正に」という意味では「fairly」よりも「fair」や「fairly and squarely」などの表現がよく使われます。
例文
- Play fair.(公正にプレーしなさい。)
- The exam was fairly difficult.(その試験はかなり難しかったです。)
「fair」を使った実用的な表現
日常会話やビジネスシーンで役立つ「fair」を使った実用的な表現をいくつか紹介します。これらの表現を覚えておくと、英会話の幅が広がります。
交渉や議論の場面で
例文
- It’s only fair that we split the cost.(費用を分担するのが公平です。)
- That’s a fair point you’ve made.(あなたが指摘したのはもっともな点です。)
- Let’s make a fair deal.(公正な取引をしましょう。)
評価や意見を述べる場面で
例文
- To be fair, he did try his best.(公平に言えば、彼は最善を尽くしました。)
- It’s fair to say that the plan was successful.(そのプランは成功したと言っても公平でしょう。)
- That’s a fair assessment of the situation.(それはその状況の公正な評価です。)
日常会話で
例文
- It’s not fair that you always get to choose.(あなたがいつも選べるのは公平ではありません。)
- Give me a fair chance to explain.(説明する公平な機会をください。)
- The price seems fair for what you get.(得られるものに対して価格は妥当に思えます。)
「fair」に関する表現の比較表
「fair」に関連する様々な表現を比較表にまとめました。それぞれの表現のニュアンスの違いを理解しましょう。
表現 | 意味 | 使用例 |
---|---|---|
fair play | 公正な競技態度 | We value fair play in all sports. |
fair and square | 完全に公正に | He won fair and square. |
fair enough | もっともだ、了解した | “I need a break.” “Fair enough.” |
fair-weather friend | 都合のいい時だけの友達 | Don’t be a fair-weather friend. |
fair chance | 公平な機会/かなりの可能性 | Everyone deserves a fair chance. |
fair price | 公正な価格 | We paid a fair price for the car. |
fair deal | 公正な取引 | Let’s make a fair deal. |
fair treatment | 公平な扱い | We expect fair treatment from our boss. |
fair share | 妥当な分け前 | Everyone did their fair share of work. |
fair warning | 事前の適切な警告 | I gave you fair warning about this. |
「fair」に関する問題
「fair」の理解度を確認するための問題を用意しました。自分の知識を試してみましょう。これらの問題は「fair」の様々な意味と使い方をカバーしています。各問題に対して最も適切な答えを選んでください。
- 次の文で使われている「fair」の意味として最も適切なものはどれですか?
“The teacher is always fair to all students.”
a) 厳しい
b) 公平な
c) 優しい
d) 厳格な - 「fair weather」の意味は?
a) 雨の天気
b) 晴れた天気
c) 暑い天気
d) 寒い天気 - 「She has fair skin」の意味は?
a) 彼女は黒い肌をしている
b) 彼女は色白だ
c) 彼女は日焼けしている
d) 彼女は肌が荒れている - 「He made a fair point」の意味は?
a) 彼は正確に指摘した
b) 彼は重要なことを言った
c) 彼はもっともな指摘をした
d) 彼は批判した - 「The test was fairly easy」の「fairly」の意味は?
a) 完全に
b) かなり
c) 公正に
d) 少し - 「fair enough」の意味として最も適切なものは?
a) とてもよい
b) それは正しい
c) それはもっともだ、了解した
d) それは公平だ - 「fair-weather friend」とは?
a) いつも明るい友達
b) 天気の良い日に会う友達
c) 都合のいい時だけの友達
d) 新しく知り合った友達 - 「To be fair, he did try his best」の「To be fair」の意味は?
a) 正直に言うと
b) 公平に言えば
c) 素直に言うと
d) 簡単に言うと - 「fair」と「just」の違いとして最も適切なものは?
a) 「fair」は「公平」、「just」は「正義」に関連する
b) 「fair」は「美しい」、「just」は「ちょうど」という意味
c) 「fair」は「晴れた」、「just」は「正しい」という意味
d) これらの単語に違いはなく、常に交換可能 - 「I gave him a fair warning」の「fair」の意味は?
a) 厳しい
b) 明確な
c) 適切な
d) 最終的な
「fair」に関するよくある質問
「fair」の使い方について、学習者からよく寄せられる質問とその回答をまとめました。これらの質問と回答を通じて、「fair」についての理解をさらに深めることができます。
- 「fair」と「fare」の違いは何ですか?
-
「fair」と「fare」は発音が似ていますが、全く異なる単語です。「fair」は主に「公平な」「公正な」「晴れた」などの意味を持つ形容詞です。一方、「fare」は主に「運賃」「料金」を意味する名詞、または「(ある状態で)過ごす」という意味の動詞です。例えば、「bus fare(バスの運賃)」や「How did you fare in the exam?(試験でどうでしたか?)」のように使います。
- 「fair enough」はどんな時に使いますか?
-
「fair enough」は「それはもっともだ」「了解した」「それで結構だ」という意味で、相手の意見や提案に対して同意する時に使う表現です。特に、最初は少し抵抗があったり、完全に賛成ではないけれど、相手の言い分を受け入れる場合によく使われます。例えば、「I need more time to finish this.(これを終わらせるにはもっと時間が必要です。)」という要求に対して「Fair enough, take another day.(了解、もう一日取ってください。)」と応じるような場面で使います。
- 「fair」が「かなりの」という意味になるのはどんな時ですか?
-
「fair」が「かなりの」「相当の」という意味になるのは、量や程度を表す言葉の前に置かれる場合です。例えば、「a fair amount(かなりの量)」「a fair number(かなりの数)」「a fair distance(かなりの距離)」などの表現でよく使われます。また、能力や質を表す場合に「まあまあの」「そこそこの」という意味にもなります。例えば、「His English is fair.(彼の英語はまあまあです。)」のような使い方です。
- 天気の表現で「fair」「fine」「clear」の違いは何ですか?
-
これらはすべて良い天気を表す単語ですが、微妙な違いがあります。「fair」は雲が多少あっても雨のない穏やかな状態を表します。「fine」は最も一般的な「晴れた」を意味する言葉で、良い天気全般を指します。「clear」は雲や霧がなく晴れ渡った状態を表し、視界が良いことを強調します。天気予報では特に「fair」がよく使われます。
- 「fair skin」の「fair」を「white」に置き換えることはできますか?
-
いいえ、「fair skin」の「fair」を「white」に置き換えることはできません。「fair skin」は「色白の肌」を意味する自然な表現ですが、「white skin」とはあまり言いません。同様に、「fair hair」(金髪)も「white hair」(白髪)とは異なります。人の外見を描写する際のこれらの表現は、英語の慣用的な使い方として覚えておくとよいでしょう。
- 「to be fair」はどのように使いますか?
-
「to be fair」は「公平に言えば」「公正に見れば」という意味の表現で、話し手が偏りのない視点を提供したいときに使います。特に、誰かや何かについて批判的なことを言った後で、バランスを取るために肯定的な側面も認める場合によく使われます。例えば、「He’s often late, but to be fair, he always does good work.(彼はよく遅刻しますが、公平に言えば、いつも良い仕事をします。)」のように使います。
- 「fair play」と「fair and square」の違いは何ですか?
-
「fair play」と「fair and square」はどちらも公正さに関する表現ですが、使われる文脈が少し異なります。「fair play」は主にスポーツや競争の文脈で「公正な競技態度」「フェアプレー精神」を意味します。一方、「fair and square」は「完全に公正に」「まったく正当に」という意味で、特に競争や取引の結果が公正に得られたことを強調する場合に使います。例えば、「He won fair and square.(彼は正々堂々と勝ちました。)」のように使います。
まとめ

この記事では、英語の形容詞「fair」の多様な意味と使い方について詳しく解説してきました。「fair」は「公平な」というもっとも基本的な意味から始まり、「晴れた」「かなりの」「色白の」など、様々な意味を持つ多面的な単語であることが分かりました。
また、「fair play」「fair enough」などの重要な表現や、「fair」と似た単語との違いについても学びました。以下に、この記事の重要なポイントをまとめます。
- 「fair」の基本的な意味は「公平な」「公正な」で、スポーツやルールに関連する文脈でよく使われる
- 「fair」には「晴れた」「天気が良い」という意味もあり、天気予報でよく使われる
- 「fair」は「かなりの」「相当の」「まあまあの」といった程度を表す意味も持つ
- 外見を表す「fair」は「色白の」「金髪の」を意味する
- 「fair play」「fair and square」「fair enough」など、「fair」を含む重要な表現がある
- 「fair」は「just」「reasonable」など、似た意味を持つ単語と微妙なニュアンスの違いがある
- 「fair」と「fare」は発音が似ているが全く異なる単語であるため、混同しないよう注意が必要
「fair」は日常会話で頻繁に使われる重要な単語です。この記事で解説した様々な意味と使い方を理解し、実際の会話やライティングで積極的に使ってみることで、英語力を向上させることができるでしょう。
特に例文や表現を参考にして、自分の言いたいことを正確に表現できるようになることを目指してください。