英語には「go after」という表現があります。この句動詞(phrasal verb)は日常会話でよく使われ、「追いかける」「追求する」など様々な意味を持っています。初めて見る方にとっては少し紛らわしいかもしれませんが、基本的な意味を理解すれば、様々な場面で活用できる便利な表現です。
この記事では「go after」の意味と使い方を、初心者の方にもわかりやすく解説します。シンプルな例文も多数紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
「go after」の基本的な意味

「go after」の基本的な意味は「追いかける」「後を追う」です。「go」は「行く」、「after」は「後に」という意味ですので、直訳すると「後について行く」となります。この基本イメージから、いくつかの使い方に派生しています。
「go after」の主な意味は以下の通りです。
- 物理的に人やものを追いかける
- 目標や夢を追い求める
- 何かを手に入れようと努力する
- 誰かを捜査したり、罰しようとする
- 批判したり攻撃したりする
例文
- The dog went after the cat.(その犬は猫を追いかけました。)
- She goes after her dreams every day.(彼女は毎日自分の夢を追い求めています。)
- Many people are going after that job.(多くの人々がその仕事を得ようとしています。)
「go after」の具体的な使い方
「go after」にはいくつかの具体的な使い方があります。それぞれの意味と用法を詳しく見ていきましょう。
物理的に追いかける
最も基本的な使い方は、文字通り「追いかける」という意味です。人やものが逃げていったり、移動したりするのを後から追いかける場合に使います。
例文
- The police went after the thief.(警察は泥棒を追いかけました。)
- My brother went after the ball that rolled down the hill.(兄は坂を転がっていったボールを追いかけました。)
- Please go after your little sister. She ran outside.(妹を追いかけてください。彼女は外に走って行きました。)
目標や夢を追い求める
抽象的な目標、夢、理想などを追い求める場合にも「go after」が使われます。何かに向かって努力する、達成しようと頑張る、という意味になります。
例文
- You should go after your dreams.(あなたは自分の夢を追い求めるべきです。)
- He is going after success in music.(彼は音楽での成功を追い求めています。)
- We are going after better results this year.(私たちは今年、より良い結果を追求しています。)
何かを手に入れようとする
特定のもの(仕事、地位、賞など)を得ようと努力する場合に使います。競争や獲得を意識した使い方です。
例文
- Many students are going after the scholarship.(多くの学生がその奨学金を得ようとしています。)
- Both companies are going after the same market.(両方の会社が同じ市場を狙っています。)
- She is going after the first prize in the contest.(彼女はコンテストで一等賞を獲得しようとしています。)
誰かを捜査したり罰しようとする
法的な文脈では、犯罪者や違反者を追及するという意味でも使われます。
例文
- The police are going after people who break the traffic rules.(警察は交通ルールを破る人々を取り締まっています。)
- The teacher went after students who cheated on the test.(先生はテストでカンニングした生徒たちを取り締まりました。)
- The school goes after bullying very seriously.(その学校はいじめに対して非常に厳しく対処します。)
批判する・攻撃する
言葉や行動で誰かを批判したり、攻撃したりする意味でも使われます。
例文
- Don’t go after your friend just because he made a small mistake.(友達が小さなミスをしただけでその友達を批判しないでください。)
- Some students went after the new teacher.(一部の生徒たちは新しい先生を批判しました。)
- The newspaper is going after the politician for his comments.(その新聞はその政治家の発言を批判しています。)
「go after」の文法と使い方のパターン
「go after」を正しく使うためには、その文法パターンを理解することが重要です。
基本的な文型
基本的な文型は「主語 + go after + 目的語」です。
例文
- I went after the bus, but it was too fast.(私はバスを追いかけましたが、速すぎました。)
- She goes after knowledge.(彼女は知識を追求します。)
- They went after the criminals.(彼らは犯罪者を追いかけました。)
時制による変化
「go after」は、他の動詞と同様に、時制によって形が変わります。
現在形
- I go after my goals every day.(私は毎日自分の目標を追い求めています。)
- He goes after the ball whenever it rolls away.(ボールが転がるたびに、彼はそれを追いかけます。)
過去形
- She went after her dream and succeeded.(彼女は夢を追い求め、成功しました。)
- The cat went after the mouse.(猫はネズミを追いかけました。)
未来形
- I will go after that job opportunity.(私はその就職の機会を追い求めるつもりです。)
- They will go after the championship next year.(彼らは来年チャンピオンシップを目指すでしょう。)
現在進行形
- He is going after the highest score in the game.(彼はゲームで最高得点を狙っています。)
- The police are going after the thieves right now.(警察は今、泥棒を追いかけています。)
「go after」と類似表現の違い
「go after」と似た意味を持つ表現がいくつかありますが、それぞれニュアンスが異なります。
「pursue」との違い
「pursue」(追求する)も「go after」と似た意味がありますが、より formal(フォーマル)で堅い表現です。「go after」はより日常的で casual(カジュアル)な表現です。
例文
- She is pursuing her dream of becoming a doctor.(彼女は医者になるという夢を追求しています。)- フォーマル
- She is going after her dream of becoming a doctor.(彼女は医者になるという夢を追い求めています。)- カジュアル
「chase」との違い
「chase」(追いかける)は「go after」よりも「速く、熱心に追いかける」というニュアンスが強いです。特に逃げる対象を追いかける場合によく使われます。
例文
- The dog chased the rabbit through the garden.(その犬は庭を通ってウサギを追いかけました。)- 速く、熱心に
- The dog went after the rabbit that was hiding in the garden.(その犬は庭に隠れていたウサギを追いかけました。)- より一般的な追跡
「seek」との違い
「seek」(求める)は「go after」よりも「探す、見つけようとする」というニュアンスが強く、より formal(フォーマル)な表現です。
例文
- He is seeking new opportunities.(彼は新しい機会を探しています。)- 探す、見つけようとする
- He is going after new opportunities.(彼は新しい機会を追い求めています。)- 積極的に追求する
「go after」を使った例文
「go after」の使い方をより深く理解するために、さまざまな場面での例文をご紹介します。
日常生活での例文
例文
- I went after my umbrella that the wind blew away.(風で飛ばされた傘を追いかけました。)
- My mother went after me when I left home without saying goodbye.(さよならを言わずに家を出たとき、母は私を追いかけました。)
- The children went after the ice cream truck.(子供たちはアイスクリームの車を追いかけました。)
- If you want success, you have to go after it.(成功したいなら、それを追い求めなければなりません。)
- Don’t go after material things too much.(物質的なものをあまり追い求めないでください。)
学校・勉強に関する例文
例文
- Many students are going after good grades.(多くの学生が良い成績を追い求めています。)
- Our class is going after the first prize in the school festival.(私たちのクラスは学校祭で一等賞を目指しています。)
- The teacher went after students who were running in the hallway.(先生は廊下を走っていた生徒たちを追いかけました。)
- I am going after English fluency.(私は英語の流暢さを追求しています。)
- She went after additional information for her project.(彼女はプロジェクトのために追加情報を探しました。)
スポーツに関する例文
例文
- The team is going after the championship this season.(チームは今シーズン、選手権を目指しています。)
- He went after the ball but couldn’t catch it.(彼はボールを追いかけましたが、捕まえられませんでした。)
- Many players are going after the MVP award.(多くの選手がMVP賞を狙っています。)
- Our school is going after its third consecutive victory.(私たちの学校は3連勝を目指しています。)
- The runner is going after a new record.(そのランナーは新記録を目指しています。)
「go after」を使ったフレーズ
「go after」を含む便利なフレーズをいくつか覚えておくと、英会話で役立ちます。
「go after one’s dream」(夢を追い求める)
自分の夢や目標を達成するために頑張るという意味です。
例文
- She decided to go after her dream of becoming an artist.(彼女はアーティストになるという夢を追い求めることを決意しました。)
- Don’t be afraid to go after your dreams.(夢を追い求めることを恐れないでください。)
「go after what one wants」(自分が欲しいものを追い求める)
自分が欲しいもの、必要なものを積極的に獲得しようとする姿勢を表します。
例文
- You should go after what you want in life.(人生で自分が欲しいものを追い求めるべきです。)
- He always goes after what he wants and usually gets it.(彼はいつも自分が欲しいものを追い求め、たいてい手に入れます。)
「go after someone」(誰かを批判する・攻撃する)
誰かを言葉や行動で攻撃するという意味です。
例文
- Don’t go after your friend just because you’re angry.(怒っているからといって友達を攻撃しないでください。)
- Some students went after the new teacher because of the difficult test.(難しいテストのため、一部の生徒は新しい先生を批判しました。)
「go after」を使った会話例
実際の会話の中で「go after」がどのように使われるかを見てみましょう。
友達との会話
例文
- A: I saw a cute puppy running in the park. I went after it, but it was too fast.(公園で可愛い子犬が走っているのを見たよ。追いかけたけど、速すぎた。)
- B: Why did you go after the puppy?(なぜその子犬を追いかけたの?)
- A: I wanted to pet it. It looked lost.(撫でたかったんだ。迷子のように見えた。)
- B: Next time, you should be careful. Some dogs might be dangerous.(次回は気をつけた方がいいよ。犬の中には危険なものもいるかもしれない。)
学校での会話
例文
- A: Are you going after the scholarship this year?(今年、その奨学金を目指しているの?)
- B: Yes, I am. I’m studying hard every day.(はい、そうです。毎日一生懸命勉強しています。)
- A: That’s great! Many students are going after it, so you need to work hard.(それはすごい!多くの学生がそれを目指しているから、頑張る必要があるよ。)
- B: I know. I’ll do my best.(わかっています。最善を尽くします。)
スポーツチームでの会話
例文
- A: Our team is going after the championship this year.(私たちのチームは今年、選手権を目指しています。)
- B: Yes, we need to practice more if we want to win.(はい、勝ちたいならもっと練習する必要がありますね。)
- A: I agree. The other teams are very strong.(同感です。他のチームはとても強いです。)
- B: But if we work together, we can do it!(でも一緒に頑張れば、できます!)
「go after」に関するよくある質問
ここでは、「go after」についてよくある質問に答えていきます。
- 「go after」と「go for」の違いは何ですか?
-
「go after」は「追いかける」「追求する」という意味で、何かを得るために積極的に行動することを表します。一方、「go for」は「選ぶ」「好む」という意味が強く、選択肢の中から何かを選ぶニュアンスがあります。
- I’m going after the manager position.(マネージャーの地位を追求しています。)- 積極的な追求
- I’ll go for the chocolate cake.(チョコレートケーキにします。)- 選択
- 「go after」は失礼な表現ですか?
-
「go after」自体は中立的な表現ですが、「批判する」「攻撃する」という意味で使うと、状況によっては強い表現になることがあります。友達や同僚について「He’s really going after her」(彼は本当に彼女を攻撃している)というと、批判的な行動を示すことになります。
- 「go after」の否定形はどのように使いますか?
-
「go after」の否定形は「don’t/doesn’t/didn’t go after」です。
- I don’t go after material things.(私は物質的なものを追い求めません。)
- She didn’t go after the scholarship.(彼女はその奨学金を追求しませんでした。)
- He doesn’t go after fame.(彼は名声を追い求めません。)
- 「go after」は正式な文書でも使えますか?
-
「go after」はカジュアルな表現なので、非常に公式な文書や学術論文では、「pursue」「seek」などのより formal(フォーマル)な表現が適しています。ただし、ビジネスメールや一般的な文書では問題なく使えます。
- 「go after」の発音のコツはありますか?
-
「go after」は「ゴー・アフター」と発音します。「go」と「after」の間には短い区切りを入れますが、自然に話すときはつなげて発音することが多いです。「アフター」の「ア」を強調して発音するとより自然に聞こえます。
まとめ

「go after」は「追いかける」「追求する」「得ようとする」「罰しようとする」「批判する」など、様々な意味を持つ便利な句動詞です。基本的なイメージは「後を追う」ことで、そこから物理的な追跡から抽象的な追求まで、幅広い使い方があります。
主な意味と用法をまとめると、
- 物理的に追いかける:「The dog went after the cat.」(その犬は猫を追いかけました。)
- 目標や夢を追い求める:「She goes after her dreams.」(彼女は夢を追い求めます。)
- 何かを手に入れようとする:「Many students are going after the scholarship.」(多くの学生がその奨学金を得ようとしています。)
- 誰かを捜査したり罰しようとする:「The police are going after tax evaders.」(警察は脱税者を追及しています。)
- 批判する・攻撃する:「Don’t go after your friend for a small mistake.」(小さなミスで友達を批判しないでください。)
文法的には「主語 + go after + 目的語」の形で使われ、時制によって「go」の形が変化します。「pursue」「chase」「seek」など類似表現との違いを理解し、状況に応じて適切に使い分けることが大切です。
「go after」はカジュアルな日常会話でよく使われる表現ですが、非常に公式な場面では、より formal(フォーマル)な表現を選ぶとよいでしょう。
この記事で紹介した例文やフレーズを参考に、ぜひ「go after」を会話や文章の中で活用してみてください。あなたの英語表現の幅がさらに広がることでしょう。

