「go」は英語の最も基本的かつ頻繁に使われる動詞のひとつで、主に「行く」「移動する」という意味を持ちますが、実はそれだけでなく多様な使い方があります。日常会話でも文章でも頻繁に登場するため、英語学習の早い段階で習得すべき重要な単語です。
この記事では、英語初学者向けに「go」の基本的な意味から応用的な使い方まで、わかりやすい例文とともに詳しく解説していきます。
goとは?基本的な意味と使い方

goは英語の基本動詞のひとつで、主に「行く」「移動する」という意味を持ちます。英語の授業で最初に習う動詞の一つであり、日常会話で非常によく使われます。主に自分や物が現在の位置から別の場所へ移動することを表しますが、単純な移動以外にも様々な意味で使われる万能な動詞です。
基本的な使い方としては、「主語 + go + 場所」という構造が一般的です。場所を示す際には多くの場合、前置詞(to, into, on, at など)を伴います。また、goは自動詞として使われることが多く、「誰かを行かせる」という他動詞的な使い方はしません。
goの活用形は不規則であることも特徴です。過去形は「went」、過去分詞は「gone」となり、これらは英語学習者にとって覚えるべき重要な変化形です。現在分詞は規則的に「going」となります。
また、goは「be going to」という形で未来を表す重要な文法構造の一部としても使われます。これは「〜するつもりだ」「〜する予定だ」という意味を表し、英語の未来表現の中でも特に重要なものです。
goの基本的な使い方と例文
goの最も基本的な使い方は「行く」「移動する」という意味です。ある場所から別の場所への移動を表現する際に使われます。前置詞とともに使うことで、移動の目的地や方向を具体的に示すことができます。
例文
- I go to school every day.(私は毎日学校に行きます。)
- She went to the park yesterday.(彼女は昨日公園に行きました。)
- Let’s go home now.(今家に帰りましょう。)
- We are going to the library this afternoon.(私たちは今日の午後図書館に行く予定です。)
- They go to bed at 10 p.m.(彼らは午後10時に寝ます。)
ここで注目すべきは、「go home」のように「home」の前には通常前置詞の「to」をつけないことです。これは「home」が特別な名詞だからです。また、「go to bed」のような表現は「寝る」という意味の慣用表現になっています。
goは移動の手段を示す際にも使われます。この場合、前置詞「by」や「on」とともに使われることが多いです。
例文
- We go to school by bus.(私たちはバスで学校に行きます。)
- She likes to go on foot.(彼女は歩いて行くのが好きです。)
また、日常的な活動を表現する際にも「go + 動名詞」の形でよく使われます。
例文
- I go swimming every weekend.(私は毎週末泳ぎに行きます。)
- They went shopping yesterday.(彼らは昨日買い物に行きました。)
- Let’s go fishing next Sunday.(次の日曜日に釣りに行きましょう。)
goを使った重要な表現と熟語
goは様々な前置詞や副詞と組み合わさることで、多様な意味を持つ表現を作り出します。これらの表現は句動詞(phrasal verbs)と呼ばれ、英語学習において重要な役割を担っています。
日常生活でよく使うgo表現
go out:外出する
- We go out for dinner every Friday.(私たちは毎週金曜日に夕食を食べに外出します。)
go back:戻る
- I will go back to Japan next year.(私は来年日本に戻ります。)
go away:離れる、去る
- The pain went away after I took medicine.(薬を飲んだ後、痛みは去りました。)
go on:続ける、進む
- Please go on with your story.(あなたの話を続けてください。)
go off:(アラームなどが)鳴る、爆発する
- My alarm clock went off at 6 a.m.(目覚まし時計が午前6時に鳴りました。)
活動を表すgo表現
go for a walk:散歩に行く
- I go for a walk in the park every morning.(私は毎朝公園を散歩します。)
go shopping:買い物に行く
- My mother goes shopping on weekends.(母は週末に買い物に行きます。)
go sightseeing:観光に行く
- We went sightseeing in Kyoto last summer.(私たちは去年の夏に京都で観光しました。)
go fishing:釣りに行く
- My father and I go fishing at the lake sometimes.(父と私は時々湖で釣りをします。)
状態の変化を表すgo表現
go bad:腐る
- The milk went bad because it was left outside the refrigerator.(牛乳は冷蔵庫の外に置かれていたので腐ってしまいました。)
go crazy:おかしくなる
- He will go crazy if he has to wait any longer.(彼はこれ以上待たなければならないなら、おかしくなるでしょう。)
go red:赤くなる
- Her face went red when he spoke to her.(彼が彼女に話しかけると、彼女の顔は赤くなりました。)
これらの表現は日常会話でよく使われるため、例文とともに覚えておくと便利です。また、これらの表現の多くは慣用句的な意味を持つため、単語の組み合わせから意味を推測するのが難しい場合もあります。
goの時制と活用形
英語の動詞としてgoは不規則変化をする動詞です。その活用形を正しく理解し使用することは、英語学習の基本となります。
goの基本活用形
- 原形:go
- 三人称単数現在形:goes
- 過去形:went
- 過去分詞形:gone
- 現在分詞:going
これらの活用形は様々な時制や文法構造で使われます。
現在形でのgoの使い方
現在形は習慣や一般的な事実を表現する際に使用されます。
例文
- I go to school by bike.(私は自転車で学校に行きます。)
- He goes to the gym three times a week.(彼は週に3回ジムに行きます。)
- Water goes down the drain.(水は排水口に流れていきます。)
三人称単数(he, she, it)の場合は「goes」となることに注意しましょう。
過去形でのgoの使い方
過去形は過去の一時点での出来事を表現します。goの過去形は不規則変化で「went」となります。
例文
- I went to the movies last night.(昨夜、映画を見に行きました。)
- She went to bed early because she was tired.(彼女は疲れていたので早く寝ました。)
- They went abroad for their vacation.(彼らは休暇で海外に行きました。)
完了形でのgoの使い方
完了形では過去分詞「gone」が使われます。「have/has/had + gone」の形で、行ってまだ戻っていない状態を表します。
例文
- He has gone to the store.(彼は店に行っています。[まだ戻っていない])
- They had gone home before we arrived.(私たちが到着する前に、彼らは家に帰っていました。)
ここで重要なのは、「gone」と「been」の違いです。「has gone to」は「行ってまだそこにいる(戻っていない)」のに対し、「has been to」は「行ったことがある(そして戻ってきた)」という意味になります。
例文
- She has gone to Paris.(彼女はパリに行っています。[まだ戻っていない])
- She has been to Paris.(彼女はパリに行ったことがあります。[そして戻ってきた])
進行形でのgoの使い方
進行形は「be動詞 + going」の形で使われ、現在進行中の動作や近い将来の予定を表します。
例文
- I am going to the supermarket now.(今スーパーマーケットに行くところです。)
- We were going to the beach when it started to rain.(雨が降り始めたとき、私たちは浜辺に行くところでした。)
また、「be going to」は未来を表す重要な文法構造です。
例文
- I am going to study English tonight.(今夜英語を勉強するつもりです。)
- It is going to rain tomorrow.(明日は雨が降るでしょう。)
goを使った句動詞(phrasal verbs)
句動詞(phrasal verbs)とは、動詞と副詞や前置詞が組み合わさってできる表現で、元の動詞とは異なる意味を持つことが多いです。goを使った句動詞は英語に数多く存在し、日常会話でよく使われます。
方向や移動を表す句動詞
go up:上がる、上昇する
- Prices are going up every year.(物価は毎年上がっています。)
go down:下がる、下降する
- The sun went down behind the mountains.(太陽は山の向こうに沈みました。)
go in:入る
- Let’s go in and have a cup of coffee.(中に入ってコーヒーを一杯飲みましょう。)
go out:外出する、消える
- The fire went out during the night.(火は夜の間に消えました。)
go through:通り抜ける、経験する
- We must go through the tunnel to reach the other side.(向こう側に到達するためにトンネルを通らなければなりません。)
状態や行動を表す句動詞
go ahead:先に行く、進める
- You can go ahead and start without me.(私なしで先に始めてもいいですよ。)
go along with:同意する、一緒に行く
- I’ll go along with whatever you decide.(あなたが決めることに同意します。)
go against:反対する、違反する
- His actions go against company policy.(彼の行動は会社のポリシーに反しています。)
go over:検討する、確認する
- Let’s go over the plan one more time.(もう一度計画を確認しましょう。)
go without:〜なしで済ます
- I can go without lunch today.(今日は昼食なしで済ませることができます。)
特殊な意味を持つ句動詞
go off:爆発する、鳴り出す、腐る
- The bomb went off in the city center.(爆弾が市の中心部で爆発しました。)
go on:続く、発生する
- The meeting went on for three hours.(会議は3時間続きました。)
go with:合う、調和する
- This shirt goes well with your pants.(このシャツはあなたのズボンとよく合います。)
go after:追いかける、追求する
- The police are going after the thieves.(警察は泥棒を追いかけています。)
句動詞は英語の会話や文章で頻繁に使われるため、これらの表現を理解し、適切に使えるようになることが英語力向上の鍵となります。文脈や例文と一緒に覚えると効果的です。
goのよくある間違いと注意点
「go」は基本的な動詞ですが、使い方を間違えやすいポイントがいくつかあります。ここでは、よくある間違いと注意すべき点を解説します。
goとcomeの混同
「go」と「come」は、どちらも移動を表す基本動詞ですが、視点が異なります。「go」は話し手や聞き手のいる場所から離れる移動を表し、「come」は話し手や聞き手のいる場所に向かう移動を表します。
- 誤:Please go here at 5 p.m.
- 正:Please come here at 5 p.m.(ここに5時に来てください。)
- 誤:Can you come to the supermarket with me?
- 正:Can you go to the supermarket with me?(私と一緒にスーパーに行ってもらえますか?)
ただし、この区別は絶対的なものではなく、文脈や状況によって使い分けが変わることもあります。
前置詞の選択ミス
「go」と一緒に使う前置詞を間違えると、意味が大きく変わったり、不自然な表現になったりします。
- go to:特定の場所や建物に行く
- I go to school every day.(私は毎日学校に行きます。)
- go into:中に入る
- She went into the room.(彼女は部屋の中に入りました。)
- go on:乗り物に乗る、継続する
- Let’s go on the bus.(バスに乗りましょう。)
- Please go on with your story.(あなたの話を続けてください。)
また、いくつかの表現では前置詞が不要です。
go home(家に帰る)、go upstairs(階段を上る)、go downtown(ダウンタウンに行く)など。
- 誤:I want to go to home.
- 正:I want to go home.(家に帰りたいです。)
過去形と過去分詞の混同
「go」の過去形は「went」、過去分詞は「gone」ですが、これらを混同しがちです。
- 誤:I have went to Tokyo.
- 正:I have gone to Tokyo.(東京に行ったことがあります。)
- 誤:She gone to the store yesterday.
- 正:She went to the store yesterday.(彼女は昨日店に行きました。)
また、「gone」と「been」の使い分けも重要です。「have gone to」は「行ってまだ戻っていない」状態を、「have been to」は「行ったことがある(そして戻ってきた)」経験を表します。
例文
- He has gone to Paris.(彼はパリに行っています。[まだ戻っていない])
- He has been to Paris.(彼はパリに行ったことがあります。[そして戻ってきた])
「be going to」の誤用
未来を表す「be going to」は「〜するつもりだ」「〜する予定だ」という意味ですが、形や使い方を間違えやすいです。
- 誤:I going to study tonight.
- 正:I am going to study tonight.(今夜勉強するつもりです。)
- 誤:She is going study English.
- 正:She is going to study English.(彼女は英語を勉強する予定です。)
また、単純未来を表す「will」と「be going to」の使い分けも注意が必要です。「be going to」は既に決まっている予定や計画、または現在の状況から予測される未来を表すのに対し、「will」はより即時的な決定や単純な未来の予測を表します。
これらの間違いや注意点を理解することで、「go」をより正確に使いこなせるようになります。英語学習の初期段階でこれらのポイントをしっかり押さえておくと、後の学習もスムーズに進むでしょう。
goに関する問題
ここでは「go」の理解度をチェックするための問題を10問用意しました。自分の知識を試してみましょう。
- I usually ( ) to school by bus.
- She ( ) to the library yesterday.
- We are ( ) to visit our grandparents next weekend.
- The light suddenly ( ) out while I was reading.
- My father has ( ) to London on business.
- Let’s ( ) shopping this afternoon.
- The train ( ) up the hill slowly.
- She ( ) home early because she felt sick.
- I am tired. I want to ( ) to bed now.
- The meeting ( ) on for three hours.
これらの問題は「go」の基本的な使い方から少し応用的な表現まで含まれています。間違えた問題があれば、該当する部分をもう一度復習してみましょう。
goに関するよくある質問
ここでは、「go」について学習者からよく寄せられる質問とその回答をまとめました。
- 「go」と「come」の違いは何ですか?
-
「go」と「come」はどちらも移動を表す基本動詞ですが、視点が異なります。「go」は話し手や聞き手がいる場所から離れる移動、「come」は話し手や聞き手がいる場所(または話し手が意識している場所)に向かう移動を表します。
- Please go to the store.(お店に行ってください。[話し手はお店にいない])
- Please come to my house.(私の家に来てください。[話し手は家にいるか、家を意識している])
- 「be going to」と「will」の違いは何ですか?
-
どちらも未来を表現する方法ですが、ニュアンスが異なります。「be going to」は既に決まっている計画や現在の状況から予測される未来、「will」はその場での決定や単純な未来の予測に使われることが多いです。
- I am going to visit my grandmother next week.(来週祖母を訪ねる予定です。[既に計画されている])
- I will help you with your homework.(宿題を手伝いますよ。[その場での申し出])
- 「gone」と「been」の違いは何ですか?
-
どちらも「go」の完了形で使われますが、意味が異なります。「have/has gone to」は「行ってまだそこにいる(戻っていない)」状態を、「have/has been to」は「行ったことがある(そして戻ってきた)」経験を表します。
- He has gone to Paris.(彼はパリに行っています。[まだ戻っていない])
- He has been to Paris.(彼はパリに行ったことがあります。[そして戻ってきた])
- 「go」と「go to」の違いは何ですか?
-
基本的に特定の場所に行く場合は「go to」を使いますが、「home」「upstairs」「downstairs」「downtown」などの特定の表現では「to」を省略します。
- I go to school every day.(私は毎日学校に行きます。)
- I go home at 5 p.m.(私は午後5時に家に帰ります。)
- 「go -ing」(go swimming など)の表現は何を意味しますか?
-
「go + 動名詞」の形で、特定の活動や娯楽のために出かけることを表します。一般的なものには「go shopping」「go swimming」「go fishing」「go hiking」などがあります。
- We go swimming every Sunday.(私たちは毎週日曜日に泳ぎに行きます。)
- Let’s go shopping tomorrow.(明日買い物に行きましょう。)
- 「go ahead」はどのような意味で使われますか?
-
「go ahead」には主に2つの意味があります。1つは「先に進む」という物理的な移動、もう1つは「許可を与える」や「続けてよい」という意味です。
- You can go ahead of me in the line.(列で私の前に行ってもいいですよ。)
- Go ahead and start without me.(私なしで先に始めてください。)
- 「go away」と「go out」の違いは何ですか?
-
「go away」は「離れる」「去る」という意味で、しばしば長期間の不在を示唆します。「go out」は「外出する」「出かける」という意味で、短時間の外出を表すことが多いです。
- He went away for a month.(彼は1ヶ月間いなくなりました。)
- She goes out every weekend.(彼女は毎週末出かけます。)
まとめ

この記事では、英語の基本動詞「go」について、その基本的な意味から応用的な使い方まで詳しく解説しました。「go」は単に「行く」という意味だけでなく、様々な前置詞や副詞と組み合わさることで多様な表現を作ることができる便利な動詞です。
英語学習において「go」をマスターすることは非常に重要です。ここでは、記事の重要ポイントをまとめておきます。
- 「go」は主に「行く」「移動する」という意味を持つ基本動詞である
- 「go」の活用形は不規則:go(原形)、goes(三人称単数現在形)、went(過去形)、gone(過去分詞)、going(現在分詞)
- 「go to」は特定の場所への移動を表すが、「home」など特定の表現では「to」を使わない
- 「be going to」は未来の予定や計画を表す重要な文法構造
- 「go + 動名詞」(go shopping など)は特定の活動に出かけることを表す
- 「go」は様々な前置詞や副詞と組み合わさって句動詞を形成する(go on, go away, go through など)
- 「gone」と「been」の使い分け、「go」と「come」の視点の違いなど、混同しやすいポイントに注意が必要
「go」は英語の基礎を築く上で欠かせない動詞です。この記事で学んだ知識を活かして、日常会話や文章の中で積極的に「go」を使ってみましょう。使えば使うほど理解が深まり、自然な英語表現ができるようになります。
英語学習の旅はまだ始まったばかりですが、「go」のような基本動詞をしっかりマスターすることで、より複雑な表現や文法も徐々に理解できるようになっていくでしょう。

