「grudgingly」は英語の副詞で、「嫌々ながら」「渋々」「不承不承に」「不本意ながら」という意味を持ちます。何かをする際に、内心では嫌だと感じているものの、仕方なく行動する様子を表現する言葉です。
英会話でも文章でもよく使われる表現なので、ぜひマスターしておきたい単語です。この記事では、「grudgingly」の意味や使い方、例文などを詳しく解説します。
grudginglyとは?意味と語源

「grudgingly」は、何かを嫌々ながら、または不満を感じつつも仕方なく行うさまを表す副詞です。日本語でいえば、「渋々」「いやいや」「不承不承」といった意味に近いでしょう。相手の要求や状況に対して、心から賛同しているわけではないけれど、しぶしぶ従ったり認めたりする態度を表現します。
「grudgingly」の語源は「grudge(恨み、不満)」という名詞・動詞から来ています。15世紀中頃に「つぶやく、不平を言う」という意味で使われ始め、16世紀頃には「ねたむ、うらやむ、奪いたいと思う」といった意味合いを持つようになりました。この「grudge」に「-ing」と「-ly」が付いて、「不満を持ちながら」という意味の副詞「grudgingly」が形成されたのです。
現代英語では、何かに対して内心では反対や不満を感じながらも、状況に応じて表面上は同意したり従ったりする様子を描写する際によく使われます。
grudginglyの基本的な使い方
「grudgingly」は文中でどのように使われるのでしょうか。基本的には、動詞を修飾する副詞として使われることが多いです。特に「admit(認める)」「accept(受け入れる)」「agree(同意する)」「allow(許可する)」などの動詞と組み合わせて使われることが多いです。
これらの動詞と組み合わせることで、「不本意ながら認める」「渋々受け入れる」「嫌々ながら同意する」といった意味を表現します。文の中での位置は、主に以下のパターンがあります。
例文
- 動詞の前に置く:He grudgingly accepted the offer.(彼は渋々その申し出を受け入れた)
- 動詞の後に置く:She agreed grudgingly.(彼女は嫌々ながら同意した)
- 文の先頭に置く:Grudgingly, they moved back a few steps.(不本意ながら、彼らは数歩後ろに下がった)
「grudgingly」をよく使う表現や熟語としては、以下のようなものがあります。
- grudgingly accept(渋々受け入れる)
- grudgingly admit(嫌々認める)
- grudgingly agree(不本意ながら同意する)
- grudgingly acknowledge(しぶしぶ認める)
- grudgingly allow(嫌々許可する)
これらの表現は、日常会話やビジネスシーン、文学作品など様々な場面で使われます。
grudginglyを使った例文集
ここでは、「grudgingly」を使った例文を中学英語レベルで紹介します。実際の使用例を通して、この単語の使い方を理解しましょう。
日常会話での例文
例文
- I grudgingly agreed to help him with his homework.(私は渋々彼の宿題を手伝うことに同意した)
- She grudgingly admitted that I was right.(彼女は不本意ながら私が正しいと認めた)
- The teacher grudgingly gave me one more day for my report.(先生は渋々私のレポートをもう一日延長してくれた)
- He grudgingly accepted the apology.(彼は嫌々ながらその謝罪を受け入れた)
- My brother grudgingly shared his chocolate with me.(兄は渋々私にチョコレートを分けてくれた)
学校生活での例文
例文
- The students grudgingly returned to their seats.(生徒たちは嫌々と席に戻った)
- I grudgingly woke up early to study for the test.(私は渋々早起きして試験勉強をした)
- The class grudgingly cleaned the classroom after the party.(クラスは渋々パーティーの後に教室を掃除した)
- My friend grudgingly lent me her notebook.(友達は嫌々ながら私にノートを貸してくれた)
- The boy grudgingly apologized to his classmate.(その男の子は嫌々ながらクラスメイトに謝った)
家庭での例文
例文
- My sister grudgingly helped me with the dishes.(姉は渋々私の皿洗いを手伝ってくれた)
- My father grudgingly allowed me to go to the concert.(父は不本意ながら私がコンサートに行くことを許可してくれた)
- I grudgingly turned off my game when my mother called me.(母が呼んだとき、私は嫌々ゲームを切った)
- She grudgingly agreed to share her room with her cousin.(彼女は渋々いとこと部屋を共有することに同意した)
- The child grudgingly ate his vegetables.(その子供は嫌々野菜を食べた)
grudginglyと関連表現
「grudgingly」の意味をより深く理解するため、類義語や関連表現も見ていきましょう。
類義語
- reluctantly(しぶしぶ、気が進まないながらも)
- unwillingly(不本意に、いやいや)
- begrudgingly(渋々と、悔しながら)
- hesitantly(ためらいながら)
- halfheartedly(気乗りせず、熱意なく)
これらの類義語は「grudgingly」と似た意味を持ちますが、微妙なニュアンスの違いがあります。
例えば、「reluctantly」は単に気が進まない様子を表すのに対し、「grudgingly」はより強い不満や抵抗感を含んでいます。
反意語
- willingly(喜んで、進んで)
- eagerly(熱心に、意欲的に)
- gladly(喜んで、嬉しく)
- cheerfully(明るく、快活に)
- enthusiastically(熱意を持って)
これらの単語は「grudgingly」と正反対の意味を持ち、何かを積極的に、喜んで行う様子を表します。
grudginglyの形容詞形「grudging」
「grudgingly」は副詞ですが、その形容詞形である「grudging」についても触れておきましょう。
「grudging」は「嫌々の」「けちけちした」「不本意な」という意味を持ちます。
- grudging acceptance(渋々の受け入れ)
- grudging admiration(思わず感心する気持ち、悔しいが称賛せざるを得ないという思い)
- grudging respect(思わず尊敬する気持ち、不本意ながら高く評価すること)
特に「grudging admiration」や「grudging respect」は、ライバルや、人間的に好きになれない相手などに対して、心の一部では「この人を認めたくない」と感じるものの、その人の言動や仕事が立派で、自然に称賛や敬意の念が湧く場合に使われます。
grudginglyのよくある間違いと注意点
「grudgingly」を使う際によくある間違いや注意点をいくつか紹介します。
発音の誤り
「grudgingly」の正しい発音は「grúdgingly」です。特に「dg」の発音に注意しましょう。
「j」の音に近いので、「グラジングリー」のように発音します。アクセントは最初の音節「grud」にあります。
「reluctantly」との混同
「grudgingly」と「reluctantly」はどちらも「嫌々ながら」という意味を持ちますが、ニュアンスが異なります。
「grudgingly」は不満や恨みを含んだ強い抵抗感を示すのに対し、「reluctantly」は単に気が進まない、迷いがあるという程度の意味です。
例文
- He grudgingly accepted the decision.(彼は不満を持ちながら渋々その決定を受け入れた)
- He reluctantly accepted the decision.(彼は気が進まないながらもその決定を受け入れた)
過剰な使用
「grudgingly」は強い感情を表す表現なので、軽い不満や単に乗り気でないだけの場合には使い過ぎないように注意しましょう。
特にビジネスの場面では、強すぎる表現は避けたほうが良い場合もあります。
肯定的な文脈での使用
「grudgingly」は基本的に否定的な感情を表す言葉なので、喜びや満足を表す文脈では使われません。
例えば、「He grudgingly enjoyed the movie.」(彼は嫌々その映画を楽しんだ)という文は意味が矛盾してしまいます。
丁寧な表現として使用
「grudgingly」は不満や抵抗感を示す言葉なので、丁寧さを求められる場面や、相手への敬意を示したい場面では避けるべきです。
特に目上の人に対して使うと失礼になる可能性があります。
「grudgingly」と「grudge」の関係
「grudgingly」は「grudge」という言葉から派生しています。「grudge」は名詞としても動詞としても使われる単語です。
名詞としての「grudge」
名詞としての「grudge」は「恨み」「怨恨」「遺恨」という意味を持ちます。過去の出来事に対して長く持ち続ける不満や恨みの感情を表します。
- hold a grudge against someone(誰かに恨みを持つ)
- bear a grudge(恨みを抱く)
- nurse a grudge(恨みを育てる、恨みを持ち続ける)
動詞としての「grudge」
動詞としての「grudge」は「惜しむ」「嫌々与える」「不満に思う」という意味を持ちます。
- grudge the money(お金を惜しむ)
- grudge the time spent(費やした時間を惜しむ)
- grudge doing something(何かをすることを嫌がる)
「grudge」から派生した「grudgingly」は、このような不満や嫌悪の感情を伴いながら行動する様子を表す副詞となっています。
「grudgingly」を使った慣用表現
「grudgingly」はいくつかの慣用表現でも使われます。以下に代表的なものをご紹介します。
grudgingly accept(渋々受け入れる)
最も一般的な表現の一つで、何かを不本意ながら受け入れる様子を表します。
例文
- He grudgingly accepted the terms of the contract.(彼は渋々契約条件を受け入れた)
grudgingly admit(嫌々認める)
自分の誤りや相手の正しさを不本意ながら認める場合に使われます。
例文
- She grudgingly admitted that I was right.(彼女は不本意ながら私が正しいと認めた)
grudgingly agree(渋々同意する)
提案や意見に対して、気が進まないながらも同意する様子を表します。
例文
- After the long discussion, he grudgingly agreed to our plan.(長い議論の後、彼は渋々私たちの計画に同意した)
grudgingly allow(嫌々許可する)
何かをすることを不満を感じながらも許可する場合に使われます。
例文
- My parents grudgingly allowed me to go to the party.(両親は渋々私がパーティーに行くことを許可してくれた)
grudgingly support(渋々支持する)
完全には賛同できないものの、仕方なく支持する様子を表します。
例文
- Some members grudgingly supported the new policy.(一部のメンバーは渋々新しい方針を支持した)
「grudgingly」の使用場面
「grudgingly」は様々な場面で使われますが、特に以下のような状況でよく見られます。
妥協を強いられる場面
自分の希望通りにいかず、妥協せざるを得ない状況では「grudgingly」がよく使われます。
例文
- After hours of negotiation, the company grudgingly accepted our conditions.(何時間もの交渉の末、その会社は渋々私たちの条件を受け入れた)
自分の非を認める場面
自分の間違いを認めることは誰でも難しいものです。そうした場面では「grudgingly admit」という表現がよく使われます。
例文
- He grudgingly admitted that he had made a mistake.(彼は渋々自分がミスをしたことを認めた)
許可を出す場面
特に親が子供に対して、あまり乗り気ではないものの許可を出す場面でもよく使われます。
例文
- The father grudgingly allowed his daughter to go to the concert.(父親は渋々娘がコンサートに行くことを許可した)
評価や称賛を与える場面
競争相手や敵対関係にある人に対して、認めたくはないけれど評価せざるを得ない場合にも使われます。
例文
- The critics grudgingly praised the film.(評論家たちは渋々その映画を称賛した)
grudginglyに関する問題
ここでは「grudgingly」の理解度をチェックするための問題を10問用意しました。それぞれの問題の解答は後ほど示します。
- 「grudgingly」の品詞は何ですか?
- 次の文の空欄に適切な単語を入れなさい。
The student __ admitted that he had not done his homework. - 「grudgingly」の類義語として適切でないものはどれですか?
a) reluctantly
b) eagerly
c) unwillingly
d) begrudgingly - 「She grudgingly helped her brother.」この文の和訳として最も適切なものを選びなさい。
a) 彼女は喜んで弟を手伝った。
b) 彼女は渋々弟を手伝った。
c) 彼女は熱心に弟を手伝った。
d) 彼女は不器用に弟を手伝った。 - 「grudgingly」の意味に最も近いものはどれですか?
a) willingly
b) happily
c) unwillingly
d) carefully - 次の英文を和訳しなさい。
“I will grudgingly lend you my pen, but please return it.” - 次の和文を英訳しなさい。
「彼は渋々その条件に同意した。」 - 「grudgingly」の形容詞形は何ですか?
- 「grudgingly」を使って、「彼女は嫌々ながら彼の提案を受け入れた」という文を作りなさい。
- 「grudgingly」と「reluctantly」の違いを簡単に説明しなさい。
「grudgingly」に関するよくある質問
ここでは、「grudgingly」に関してよく寄せられる質問とその回答をまとめています。
- 「grudgingly」の発音はどうすればいいですか?
-
「grudgingly」は「グラジングリー」と発音します。アクセントは最初の音節「grud」にあります。「dg」の部分は「j」の音に近いので注意しましょう。
- 「grudgingly」と「reluctantly」の違いは何ですか?
-
どちらも「嫌々ながら」という意味を持ちますが、「grudgingly」はより強い不満や恨みの感情を含み、「reluctantly」は単に気が進まない、迷いがあるという程度の意味です。「grudgingly」のほうがより否定的なニュアンスが強いと言えます。
- 「grudgingly」はフォーマルな場面でも使えますか?
-
「grudgingly」はフォーマルな文章でも使えますが、ビジネスメールや公式文書では強い感情を表すため、使用する場面に注意が必要です。また、目上の人に対して直接使うと失礼になる可能性があります。
- 「grudgingly」の名詞形はありますか?
-
直接的な名詞形はありませんが、関連する名詞として「grudge(恨み、怨恨)」があります。また、「grudgingness」という形で名詞化することもできますが、あまり一般的ではありません。
- 「grudgingly」は肯定的な意味で使うことはできますか?
-
基本的に「grudgingly」は否定的な感情を表す言葉なので、肯定的な文脈では使われません。しかし、「grudging admiration(しぶしぶの称賛)」のように、認めたくない相手の良さを認めざるを得ない場合には使われることがあります。
- 「grudgingly」を使う際の注意点はありますか?
-
この単語は強い不満や嫌悪感を表すので、軽い不満の場合や丁寧さを求められる場面では使わないほうが良いでしょう。また、意味が矛盾する表現(例:grudgingly enjoy)は避けるべきです。
- 子供向けの英語教育で「grudgingly」は教えられますか?
-
「grudgingly」は中学・高校レベルの単語なので、小学生には難しいかもしれません。しかし、日常会話でもよく使われる単語なので、中学生以上であれば理解しておくと良いでしょう。
まとめ

この記事では、英語の副詞「grudgingly」について詳しく解説しました。「grudgingly」は「嫌々ながら」「渋々」「不承不承に」という意味を持ち、何かを不本意ながらも行う様子を表現する単語です。
「grudge(恨み、怨恨)」から派生した言葉で、不満や嫌悪感を含んだ行動を描写する際に使われます。以下に、この記事のポイントをまとめます。
- 「grudgingly」は副詞で、「嫌々ながら」「渋々」「不承不承に」という意味を持つ。
- 語源は「grudge(恨み、怨恨)」から来ている。
- 特に「admit」「accept」「agree」「allow」などの動詞と組み合わせて使われることが多い。
- 形容詞形は「grudging」で、「嫌々の」「けちけちした」「不本意な」という意味を持つ。
- 類義語には「reluctantly」「unwillingly」「begrudgingly」などがある。
- 反意語には「willingly」「eagerly」「gladly」などがある。
- 「grudgingly」は「reluctantly」より強い否定的なニュアンスを持つ。
- 肯定的な文脈では使われず、丁寧さを求められる場面では注意が必要。
「grudgingly」は日常英会話でもビジネス英語でもよく使われる表現です。不本意ながら何かを行う場面は生活の中でよくあるものなので、この単語をマスターしておくと表現の幅が広がるでしょう。
適切な場面で正しく使えるように、例文を参考にして練習してみてください。

