TOEICのリスニングPart3は、受験初心者にとって大きな壁となることが多いパートです。リスニングセクションの中で最も問題数が多く(全39問)、「スコアアップの鍵」を握っているとも言えます。
会話の音声が長く、登場人物も複数いるため、「何を話しているのか掴めない」「内容を覚えきれずに問題に答えられない」と感じる方が少なくありません。
英語を聞き取れたとしても、内容が頭に入らず、点数に繋がらないという悩みもよく聞かれます。
そこでおすすめしたい対策が「イメージ化」です。これは、頭の中で会話の場面を思い浮かべながら聞く方法を指します。音声をただ追うだけでなく、情景を想像することで、内容の理解度が大きく向上します。
本記事では、TOEIC Part3対策としてイメージ化を活用するメリットと具体的な実践方法を、英語初学者にも分かりやすく解説します。
長めの会話が不安な方でも、コツを掴めばしっかり内容を把握できるようになりますので、ぜひ最後までお読みください。
TOEIC Part3とは?長文会話問題の特徴と攻略のポイント

TOEIC L&RテストのPart3は、複数人の英語の会話を聞き、その内容に関する設問に答えるリスニングセクションです。
- 出題数: 約13の短い会話が出題され、それぞれに3問ずつの設問があります(合計39問)。
- 特徴: 会話は一度しか流れないため、内容を聞き取りながら記憶し、設問に答えなければなりません。
- 重要な点: Part1やPart2と異なり、設問文と選択肢が問題冊子に印刷されています。このため、音声が流れる前に設問に目を通すことが攻略の鍵となります。
Part3はリスニングスコアに大きく影響するパートです。まずはその形式と求められる力を正しく理解しましょう。
Part3の出題形式と特徴
Part3では、2人または3人の話者による対話形式の会話を聞きます。
| 項目 | 詳細 |
| 会話の長さ | 約30〜45秒程度 |
| 話者 | 2人または3人(Aさん、Bさん、必要に応じてCさん) |
| 内容 | ビジネス上のやり取りや日常生活の場面など様々 |
| 設問の種類 | 主題・目的、今後の展開、具体的な情報(数字・日時)、発言の意図など多岐にわたる |
| 新形式 | 問題冊子に図表やメモが掲載され、それに関連した質問が出されることがあります。 |
設問と選択肢が印刷されているため目で確認できますが、そのぶん、音声を聞きながら英文を読む「マルチタスク」のスキルが要求されます。
リスニング全体の39問を占めるため、正しい対策をすれば大きな得点源になり得ます。
TOEIC Part3が難しいと感じる主な理由
Part3を難しいと感じる主な要因は、会話の長さと情報量の多さ、そして求められる高い言語処理能力にあります。
- 長い会話と情報量: 一つの会話で扱う内容が多く、それを聞きながら同時に理解・記憶し、3問に答える必要があります。短い応答で済むPart1・2に比べ、持続的な集中力と記憶力が求められます。
- 複数話者の聞き分け: 男性・女性の複数話者が登場し、それぞれの発言内容や口調、アクセント(アメリカ英語以外の発音も含む)を聞き分ける必要があります。
- 日本語訳の癖: 英語を聞いた瞬間に日本語に訳そうとする癖があると、会話のスピードに追いつけず、内容がどんどん進んでしまい、結果として「英語は聞こえているのに意味が入ってこない」という状態に陥ってしまいます。
Part3で高得点を取るためのポイント
Part3攻略の鍵は、会話の「全体像の把握」と「先読み」、そして「英語を英語のまま理解する」ことです。
- 会話の「文脈」や「状況」を掴む
- 細部の単語をすべて追おうとせず、まず「誰が」「どこで」「何のために」話しているのかといった大枠を掴みましょう。
- 会話の冒頭に重要な情報が示されることが多いので、出だしを特に集中して聞くのがコツです。
- 場面を頭の中にイメージしながら聞くことで、内容が整理しやすくなります。
- 設問の「先読み」で予測を立てる
- リスニング開始前の短い時間を利用して、問題冊子の設問と選択肢に素早く目を通します。
- 「人物の職業が問われるな」「次に話者が何をするか聞かれそうだ」と予測を立てておくことで、聞くべきポイントに意識を集中できます。
- 「英語のまま理解」する訓練をする
- 音声を聞く際に、頭の中で日本語に訳すのをやめましょう。日本語変換をしていると会話のスピードに追いつけません。
- 英語を英語のまま理解する(=「イメージ化」)を心がけます。耳に入った英語をそのまま情景として頭の中にイメージすることで、意味をダイレクトに捉えられるようになり、これがPart3攻略の鍵となります。
英語の「イメージ化」とは?映像で理解する具体的な方法
「イメージ化」とは、耳で聞いた英語の内容を、頭の中で映像(情景)として思い浮かべながら理解する方法です。
イメージ化のメリット
- 英語を日本語に置き換えるプロセスを省略し、情景として直接理解できます。
- 「英語を聞くとつい日本語に訳す」という学校教育で身についた癖を断ち切る助けになります。
- 一見難しそうですが、慣れれば映像が自然と浮かぶようになり、英語の理解が格段にスムーズになります。
ステップ1: 聞こえた単語をイメージに結びつける
英語を映像で理解する第一歩は、単語を聞いたときに日本語ではなくイメージを思い浮かべる習慣をつけることです。
基本的な練習方法
- 名詞で練習する
- 例:「zebra」と聞いたら、「シマウマ」という日本語ではなく、白黒の縞模様のシマウマの姿をすぐに思い浮かべる。
- 例:「apple」を聞いたら赤いリンゴの映像、「rain」を聞いたら雨が降っている光景を連想する。
- 抽象度の高い単語にも挑戦する
- 名詞だけでなく、動詞や形容詞も身近な場面に結びつけましょう。
- 例:「appointment」(約束)なら、誰かとオフィスで待ち合わせをしている場面を思い浮かべる。
ステップ2: 文や会話全体を情景として思い描く
単語レベルでイメージできるようになったら、次は聞こえてきた内容に合わせて頭の中で“小さなドラマ”を再生するようにイメージを更新していきます。
文全体をイメージする例
- 会話文: 「資料を水曜日までに仕上げる必要があるね」「私は残業して終わらせますよ」「それではジョンにも手伝ってもらえるか頼んでみます」
- 頭の中の映像:
- オフィスで同僚同士がレポート作成の締め切りについて話している光景。
- 登場人物の表情や身振り、資料作成の様子、カレンダーを確認しているシーンなど、具体的な映像を描く。
より効果的な実践方法
- 集中:リスニング中は可能であれば目を閉じ、耳からの情報に集中しながら情景イメージを膨らませてみる。
- 補完:音声のみだからこそ、自分の想像力をフルに働かせて映像を補完する。
- 結果:自分がその場に居合わせているかのように感じられ、記憶にも残りやすくなり、会話全体の流れや要点が把握しやすくなります。
イメージ化を実践する上での注意点
- 音声に基づいたイメージに留める:
- 想像を膨らませるあまり、音声で言及されていない要素まで勝手にストーリーを作り上げるのは禁物です。
- あくまで聞こえた英語に沿って映像を組み立てていきましょう。
- 柔軟に映像をアップデートする:
- 会話を聞き進める中で、当初の場面と異なる情報が出てきた場合は、速やかに頭の中の映像を切り替える柔軟性が必要です。
- (例: 最初はレストランの話かと思ったが、途中で銀行の話だと分かった)
- 音声を聞き逃さない:
- イメージ化はあくまで理解を助けるための手段です。音声を置き去りにして空想することが目的ではありません。
- 理想: 聞こえてくる英語に合わせてリアルタイムで映像が頭の中に浮かび、その映像が次に聞く内容の受け皿となってくれる状態。
この境地に至るまでは練習が必要ですが、焦らず徐々に音声とイメージを同時に処理できるようになることを目指しましょう。
TOEIC Part3の得点に直結するリスニング力向上術
リスニング中に「イメージ化」(聞いた英語を頭の中で映像や状況として捉えること)を取り入れると、理解力と記憶力が飛躍的に向上します。
これは特に、会話のテンポが速いTOEIC Part3・4で威力を発揮します。
イメージ化がもたらす主な4つのメリットを理解し、実践することで、あなたのリスニング力は総合的に高まります。
イメージ化の4大メリット
| メリット | 具体的な効果 |
| 1. 英語をそのまま理解 | 脳内での日本語訳プロセスを省略し、リアルタイムで内容を把握。 |
| 2. 内容が記憶に定着 | 音声情報が映像やストーリーとして記憶され、思い出しやすくなる。 |
| 3. 次の展開を予測 | 文脈(場面)を把握することで、会話の先読みや重要ポイントへの集中が可能に。 |
| 4. 集中力の維持 | 受け身ではなく能動的な聞き取りになり、長い会話でも注意力が持続。 |
英語を英語のまま理解できるようになる
イメージ化の最大の利点は、英語を日本語に訳す「二段階のプロセス」をなくせることです。
- 従来のリスニング: 英語 → 日本語訳 → 理解
- イメージ化後のリスニング (英語脳): 英語 → 状況のイメージ → 理解
このダイレクトな理解が可能になることで、TOEICの速いテンポの会話でも置いていかれにくくなります。
日本語への変換作業という脳への負荷が軽減される分、次に耳に入る情報を処理する余裕が生まれ、会話全体の流れをリアルタイムで追うことができるようになります。
いわゆる「英語脳」が鍛えられ、聞いたそばから内容を直感的に理解できる思考パターンに近づけます。
内容が記憶に残りやすくなる
人間は、文字や音声だけの情報よりも、映像やストーリーとして捉えた方が、記憶に定着しやすい性質を持っています。
会話を具体的な「場面」としてイメージできれば、その情景ごと記憶に焼き付き、詳細な情報も思い出しやすくなります。
TOEIC Part3のように複数の質問に答える必要がある場合でも、イメージ化によって会話の流れ自体が記憶に残るため、「あの場面では何が起きていたか」を振り返りながら、安定して正解を導き出せるようになります。
次の展開を予測しやすくなる
場面を頭に描けていると、文脈に基づいた予測が立てやすくなります。
具体的な予測の例
- 客が苦情を言っている場面 →「この後、店員が謝罪や代替品の提案をするだろう」
- 上司に報告しているシーン →「上司からアドバイスや次の指示が来るかもしれない」
このような予測は必ずしも当たるとは限りませんが、ある程度シナリオを見通して聞くことで、実際の音声を聞いたときに内容をより捉えやすくなります。
設問を先読みした情報とイメージを組み合わせることで、答えに結びつく重要ポイントを聞き逃さずに集中できるのです。
集中力が維持しやすくなる
イメージ化は、受け身のリスニングを能動的な聞き取りに変えます。
これにより、長い会話でも注意がそれたり、わからない部分で意識が飛んだりすることを防げます。
まるで自分が会話の現場を目撃しているかのような「没入感」が生まれ、内容に対する興味と注意深さが最後まで持続します。
また、理解度が上がることで心理的な焦りが減り、結果的に落ち着いて集中できます。
TOEIC本番の緊張の中でも、イメージを描きながら「話に入り込む」ことで、雑念を抑えてリスニングに没頭できるでしょう。
これらのメリットを意識してトレーニングを積むことで、Part3での得点アップに直結する確かなリスニング力を手に入れられます。
TOEIC Part3攻略法:イメージ化を活用する勉強法
TOEIC Part3のリスニングでイメージ化(頭の中で会話の情景を思い描くこと)を最大限に活かすためには、日頃の勉強に取り入れ、慣れておくことが重要です。事前に練習を積むことで、本番でスムーズに実践できるようになります。
ここでは、イメージ化を鍛える方法、本番で実践するコツ、そしてPart3によく出るシチュエーションや語彙力アップのポイントを紹介します。
イメージ化に慣れると、長い会話も怖くなくなり、リスニングが格段に楽に感じられるでしょう。
日頃のリスニング練習でイメージ化を鍛える
まずは、普段のリスニング練習の中で積極的にイメージ化を行い、この聞き方に慣れましょう。
場面を描く練習
- 練習素材: 公式問題集や模試の音源、英語教材のダイアログなど。
- 方法: 一つ一つの会話を聞くたびに、頭の中で場面を描く練習をします。
- ステップ: 最初は短めの会話から始め、情景を想像できる部分を少しずつ増やしていきましょう。
イメージとスクリプトの照合(ずれの確認)
練習の際には、聞き取った内容を後で確認するプロセスが大切です。
- 自己説明・メモ: 音声を聞いた後、自分が思い浮かべた場面や理解したストーリーを言葉で説明したり、紙にメモしたりしてみましょう。
- 照合と復習: 実際のスクリプトや解説を読んで、イメージがずれていた部分がないかを照らし合わせます。
- 例:「女性が空港で案内係に質問するシーンだと思ったら、実は駅で駅員に尋ねていた」
- 原因の特定: ずれの原因となった単語や表現をチェックし、次回から正しくイメージできるよう復習します。
ステップアップ
- 慣れてきたら、徐々に長めの会話やナチュラルスピードの音声でも映像を思い浮かべられるか挑戦してください。
- 応用訓練: 英語ニュースやドラマの一場面を聞いて情景を想像するのも良い訓練になります。
- 習慣化: 日々のリスニングで「ただ何となく聞き流す」のではなく、「頭をフル回転させて情景を思い描く」習慣をつけましょう。
TOEIC本番でイメージ化を実践するコツ
TOEIC本番でPart3を解く際にイメージ化を活用するための具体的なコツをまとめます。
音声前の準備(先読みと予測)
- Part3の指示文が読まれている間に、最初のセットの設問文に目を通しましょう。
- 「どんなシチュエーションの会話かな」「何について尋ねられそうかな」と考えながら心の準備をしておくことで、音声が始まったときに映像を描きやすくなります。
音声再生中の場面設定と映像更新
- 冒頭で瞬時に把握: 冒頭から集中して聞き、話者の最初の一言に注目し、「どこで誰が何の話をしているのか」を瞬時にイメージします。
- 例:「Thank you for calling ○○ Hotel.」→ 電話での会話
- 例:「Our printer isn’t working again.」→ 職場で機器トラブルの話
- 会話に合わせて映像を更新: 練習で培った力で、各発言の内容に合わせて映像を更新し、「今○○している場面だな」と思い描きながら聞き進めましょう。
- 聞き取れない部分への対処: 一瞬聞き取れない部分があっても、直前までの情景が頭に残っていれば文脈から推測できる場合があります。焦らず、聞こえた範囲で映像を維持しつつ次の情報に耳を傾けてください。
解答時のイメージ再現
- 再現: 設問ごとに改めて頭の中でその場面を思い浮かべ、「誰が何と言っていたか」「何が起こったか」を再現してみます。
- 選択: 目の前に広がっていたイメージを頼りに、最も適切な選択肢を選びましょう。
- 切り替え: 各会話が終わったら、すぐに気持ちを切り替えて次のセットの先読みとイメージ準備に移りましょう。
Part3によく出る代表的なシチュエーション
出題される会話のシチュエーションにはある程度パターンがあります。
事前によくある場面に慣れておくことで、本番でも情景を思い浮かべやすくなります。
| シチュエーション | 会話内容の例 |
| オフィスでの会話 | 会議の日程変更、打ち合わせ内容の確認、資料やプロジェクト進捗の報告、問題発生時の解決策の検討など。 |
| 店やホテルでの会話 | 商品の交換・返品、ホテルの予約やチェックイン、レストランの予約、旅行代理店での手配など、接客や予約に関する会話。 |
| 日常生活における会話 | 荷物の配達依頼、サービスの見積もり依頼、交通機関や銀行での案内、近所のトラブル報告など、日常的な場面でのやり取り。 |
普段から様々な場面の会話に触れ、それぞれのシチュエーション特有の流れやキーワードに慣れておきましょう。
語彙力を増やしてイメージの精度を上げる
知らない単語があると、その部分だけイメージが描けず理解が止まってしまいます。
語彙力が豊富であればあるほど、スムーズにイメージ化できます。
- TOEIC頻出単語の学習: 公式問題集や単語帳で、ビジネスや日常生活に関するTOEIC頻出の単語を学習します。
- 例: オフィス関連の“quarterly report”(四半期報告書)、旅行場面の“itinerary”(旅程表)
- イメージとの結びつけ: 単語を覚える際、日本語訳だけでなく具体的なシーンや物の姿と結びつけて覚えるよう工夫します。「この単語はこういう場面で使われる」というイメージごと記憶しておくと効果的です。
- 相互補完: 語彙力とイメージ力は相互に補完し合います。継続的に単語力を伸ばすことが、Part3攻略の底力となります。
TOEIC Part3対策:初学者が陥りがちな「よくある間違い」と改善策
TOEIC Part3対策において、初学者が陥りがちなミスを知っておくことは非常に重要です。誤った方法で勉強していると、せっかくの努力も効果が半減してしまいます。
以下に、Part3でありがちな間違いとその具体的な対策を挙げます。自分にも当てはまるものがないかチェックし、今日から改善を始めましょう。
頭の中で日本語に訳しながら聞いてしまう
| 種別 | 詳細 |
| 問題 | 英語を聞くと同時に、頭の中で日本語に訳しながら理解しようとする。 |
| なぜダメか | 日本語訳を作っている間に会話はどんどん進み、次の発言を聞き逃す原因になります。 特にPart3はテンポが速く情報量が多いため、日本語への変換を挟んでいては到底追いつけません。 |
| 改善策 | 英語を英語のまま理解する訓練を積みましょう。 イメージ化によって、単語を聞いたらすぐに情景を思い浮かべる練習がおすすめです。 この「聞こえたまま理解する」習慣を身につけることで、リスニング中の処理速度に余裕が生まれ、Part3でも落ち着いて内容を追えるようになります。 |
設問を先読みせずに音声を聞き始める
| 種別 | 詳細 |
| 問題 | 会話の音声が流れる前に設問文を読まず、ぶっつけ本番で聞き始めてしまう。 |
| なぜダメか | 何が問われるか分からないまま聞くと、膨大な情報の中から何に注意を払えばいいか判断できず、重要なポイントを聞き逃しやすくなります。 設問を把握しておかないと、全ての内容を丸暗記するような負担がかかってしまいます。 |
| 改善策 | 必ず音声前の短い時間で設問を先読みする習慣をつけましょう。 各設問で「誰についての質問か」「何を問われているか」をチェックするだけでも、聞くべきポイントが絞れます。 日頃から英文を素早く読む速読力もトレーニングしておくと安心です。 |
聞こえた単語にだけ反応して文脈を捉えられない
| 種別 | 詳細 |
| 問題 | 聞こえた英単語にだけ反応して満足し、会話全体の文脈や流れを把握できていない。 |
| なぜダメか | 部分的に知っている単語が聞き取れても、それだけでは正しい答えを導けません。 TOEICでは紛らわしいキーワードが選択肢を惑わせることが多く、文脈を無視して単語だけで判断すると誤答につながります。 |
| 改善策 | 単語単体ではなく、文脈の中で意味を捉える意識を持ちましょう。 イメージ化を活用し、場面全体を頭に描きながら聞くことで、発言の意図が見えてきます。 「誰が何の話題でその言葉を使ったのか」まで踏み込んで理解する癖をつけることで、会話全体のストーリーを掴む力が養われます。 |
聞き取れなかった箇所で思考が止まってしまう
| 種別 | 詳細 |
| 問題 | 会話中に一部聞き取れない箇所があると、そこで固まってしまい、その後の内容まで頭に入らなくなる。 |
| なぜダメか | 一度聞き逃した部分に意識が向くと、次の発言を集中して聞けなくなり、被害が拡大します。 Part3は巻き戻しができないため、途中で思考が止まると、重要な情報を逃すリスクが高まります。 |
| 改善策 | 聞き逃しがあっても立ち止まらず、すぐ次の内容に意識を切り替えましょう。 会話全体の流れを捉えていれば、一部が不明でも後続の情報から補える場合があります。 「完璧に聞き取ろうとするあまり立ち止まる」のではなく、「分かる範囲でどんどん先へ進む」姿勢で臨むことがPart3攻略には肝心です。 |
これらの改善策を意識して日々の学習に取り組むことで、TOEIC Part3のスコアアップが期待できます。
TOEIC Part3対策:よくある質問と回答
ここでは、TOEIC Part3対策と「イメージ化」に関して、初心者の方が抱きやすい疑問にお答えします。
- イメージ化が上手くできません。どうすれば身につきますか?
-
イメージ化は、一朝一夕に身につくものではありません。最初はうまく情景が浮かばなくても心配いりません。
練習のステップ
- 簡単な単語や短い会話から練習を始めましょう。
- 身近な名詞を聞いて、すぐにそれに対応する絵を思い浮かべる練習を繰り返す。
- 模試の短い会話で、場面を想像する練習を繰り返す。
語彙力を並行して強化する
イメージ化が難しい原因の一つに語彙不足があります。知らない単語ばかりだと、映像化しようにも材料がなく、理解が追いつきません。単語学習を並行して行い、語彙力を底上げすることで、イメージ化もしやすくなります。
焦らずコツコツと練習を積むことが大切です。毎日のリスニング学習で「英語を聞いたら情景を描く」ことを意識し続ければ、スキルは必ず身についていきます。
- リスニング中にメモを取ったほうが良いですか?
-
TOEICのリスニングでは、基本的にメモを取る余裕はないと考えましょう。
- Part3の会話は次々に流れるため、ペンを動かしている間に肝心の内容を聞き逃してしまう危険が高いです。
- 1回きりのチャンスをフルに活用するには、耳と頭をフル稼働させて内容理解に集中する方が得策です。
イメージ化による記憶の保持
イメージ化が身についていれば、頭の中で映像として情報を保持できるため、メモを取らなくても内容を覚えていられます。
- どうしても不安な場合:ごく短いキーワード(人名や数字など)を問題冊子に書き込む程度に留め、手元の操作は最小限にしましょう。
- 記憶の補完:TOEICでは設問文と選択肢があらかじめ印刷されているため、音声を聞いた後で選択肢を見返せば記憶が蘇ることも多いです。
基本的には、日頃の練習で鍛えたイメージ記憶を信じ、メモよりも耳と頭をフルに使って集中することをおすすめします。
- Part3の設問先読みはやはり必須ですか?
-
先読み(設問を音声前に読むこと)は、Part3攻略の鍵と言える重要なテクニックです。
先読みの効果
- 会話を聞く前に「何が問われるのか」「誰に関する質問か」が把握できます。
- 重要なポイントを意識して聞けるようになります。
- 記憶しなければならない情報を取捨選択できるため、解答しやすくなります。
慣れと練習が必要
初心者の方は、最初は音声を聞きながら設問を読む余裕がなく感じるかもしれません。しかし、設問文は放送開始前の短い間やナレーション中に素早く目を通すだけでも効果があります。
- 模擬練習で少しずつ先読みの練習を重ね、設問文をざっと理解するスピードを上げておきましょう。
- 先読みは慣れの部分も大きいので、訓練すれば音声と設問の両方に対応できるようになります。
最低限最初の設問だけでも確認するなど部分的に取り入れるだけでも理解度が違ってきます。可能な限り先読みを活用することを強くおすすめします。
- 知らない単語が出てきたらどうすればいいですか?
-
リスニング中に知らない単語が出てきても、慌てずに文脈から推測するよう努めましょう。
対処法
- 思考停止しない:一語分からなくても会話は進みます。わからない単語が出てきた瞬間は一旦無視して、引き続き後の発言に耳を傾けてください。
- 文脈から推測:会話全体の流れがつかめていれば、その単語の細かい意味が分からなくても大意は理解できる場合が多いです。その単語の意味は後続の説明や言い換えで明らかになることもあります。
- ヒントの活用:もし設問でその単語について問われても、他のヒント(話者の反応や周囲の単語)から推測できる可能性があります。
もちろん、普段の勉強で語彙力を増やし「知らない単語」を減らすことが根本的には大切です。試験後には、その単語をメモして意味を調べ、次回以降の糧にしましょう。
- イメージ化はPart3以外のパートでも役立ちますか?
-
はい、イメージ化はTOEIC全般の英語理解力を高める基本的なスキルであり、Part3以外のセクションでも有効です。
パート イメージ化の活用例 Part4 (説明文/アナウンス) 話の場面や話者の立場(空港のアナウンス、プレゼンテーションなど)を想像しながら聞くことで、理解しやすくなる。 Part2 (一問一答) 質問の状況をイメージする(例:「オフィスに〜はありますか?」の質問なら、オフィスを思い描く)。適切な返答かどうか判断しやすくなる。 リーディング 長文(Eメール、記事など)を読む際に情景を思い浮かべる。内容を実際に見聞きしているようにイメージすると、内容把握が容易になる。 イメージ化は特にリスニングで威力を発揮しますが、他のパートでも是非意識してみてください。
まとめ

TOEIC Part3攻略には、イメージ化を中心とした効果的な対策が有効です。最後に、本記事のポイントをまとめます。
- Part3は複数人による長文会話問題(全39問)であり、冒頭で場面をつかみ文脈を理解することが高得点の鍵。
- 「イメージ化」とは、英語を聞いた際に頭の中で情景を思い浮かべることで、英語を日本語に訳さず直接理解する方法。
- イメージ化により、英語をそのまま理解できるようになり、内容が記憶に残りやすく、会話の展開も予測しやすくなる。
- イメージ化を身につけるには、日頃のリスニング練習で場面を想像する訓練を積み、語彙力も強化して未知の語を減らすことが重要。
- 本番では設問の先読みでポイントを予測し、聞きながら頭の中で映像化することで、Part3の長い会話も集中して理解できる。
イメージ化のコツを習得すれば、TOEIC Part3の会話内容も怖くありません。ぜひ日々の学習に取り入れて、次回のTOEICでリスニングの得点アップを目指しましょう。
あなたの努力が実を結ぶことを応援しています。

