英語を勉強していると、「hurry up」という表現をよく耳にすることがあります。この表現は日常会話でとても頻繁に使われ、「急いで」「早くして」という意味を持つ便利なフレーズです。英語初学者のみなさんにとって、この表現をマスターすることは会話の幅を広げる大きな一歩となるでしょう。
この記事では、「hurry up」の基本的な意味から応用まで、様々な使い方を例文と共に詳しく解説していきます。ぜひ最後まで読んで、日常英会話に役立ててください。
「hurry up」の基本的な意味

「hurry up」は「急ぐ」「急いで行動する」「早くする」という意味を持つ句動詞(phrasal verb)です。「hurry(急ぐ)」と「up(上へ、より高く)」という単語の組み合わせですが、「up」が加わることで「行動のスピードを上げる」というニュアンスが強まります。日本語で言うと「急いで」「早くして」「さっさとして」という意味になります。
「hurry up」は特に相手に対して「急いでほしい」「早く行動してほしい」と促す場面でよく使われます。例えば、学校や職場で遅刻しそうなとき、電車やバスに乗り遅れそうなとき、約束の時間に遅れそうなときなど、急ぐ必要がある状況で使うことが多いです。
例文
- Hurry up! The bus is coming.(急いで!バスが来るよ。)
- We need to hurry up or we’ll be late for school.(急がないと学校に遅刻するよ。)
- Please hurry up with your breakfast.(朝食を急いで食べてください。)
「hurry up」の様々な使い方
「hurry up」はさまざまな状況で使うことができる便利な表現です。ここでは、いくつかの代表的な使い方を見ていきましょう。
命令形での使い方
最も一般的な使い方は命令形での使用です。相手に対して「急いで」と促すときに使います。
例文
- Hurry up! We don’t have much time.(急いで!時間がないよ。)
- Hurry up and finish your homework.(急いで宿題を終わらせなさい。)
- Hurry up, please. The movie is about to start.(急いでください。映画がもう始まりますよ。)
「hurry up and」の形での使い方
「hurry up and + 動詞」の形で、「急いで〜する」という意味を表すことができます。この場合、後に続く動詞は原形を使います。
例文
- Hurry up and eat your lunch.(急いで昼食を食べなさい。)
- Let’s hurry up and clean the room before mom comes home.(お母さんが帰ってくる前に急いで部屋を掃除しよう。)
- Hurry up and get dressed or you’ll miss the train.(急いで服を着なさい。そうしないと電車に乗り遅れるよ。)
「hurry up with」の形での使い方
「hurry up with + 名詞」の形で、「〜を急いでする」という意味を表すことができます。
例文
- Hurry up with your shower. Others want to use the bathroom too.(シャワーを急いで済ませて。他の人もバスルームを使いたがっているよ。)
- Can you hurry up with that report? The boss is waiting.(その報告書を急いでもらえますか?上司が待っていますよ。)
- Let’s hurry up with the preparations for the party.(パーティーの準備を急ごう。)
「hurry up」の文法と構文
「hurry up」を正しく使うためには、その文法と構文を理解することが大切です。ここでは、「hurry up」の基本的な文型と時制による変化を見ていきましょう。
基本的な文型
「hurry up」の基本的な文型はいくつかあります。
「hurry up」の時制による変化
「hurry up」は通常の動詞と同様に、様々な時制で使うことができます。
現在形
例文
- I hurry up every morning to catch the bus.(毎朝バスに乗るために急いでいます。)
- She hurries up to finish her homework before dinner.(彼女は夕食前に宿題を終わらせるために急ぎます。)
過去形
例文
- I hurried up to get to the meeting on time.(会議に間に合うように急ぎました。)
- They hurried up and caught the last train.(彼らは急いで最終電車に間に合いました。)
未来形
例文
- I will hurry up and clean my room tomorrow.(明日は急いで部屋を掃除します。)
- She will have to hurry up if she wants to finish on time.(彼女は時間内に終わらせたいなら急ぐ必要があるでしょう。)
現在進行形
例文
- I am hurrying up to finish this task.(この作業を終わらせるために急いでいます。)
- They are hurrying up with the preparations.(彼らは準備を急いでいます。)
「hurry up」と類似表現の違い
英語には「急ぐ」「早くする」という意味を持つ表現がいくつかあります。ここでは、「hurry up」と似た意味を持つ表現との違いを見ていきましょう。
「hurry up」と「hurry」の違い
「hurry up」と「hurry」はどちらも「急ぐ」という意味を持ちますが、ニュアンスに違いがあります。
- 「hurry up」:より強調された表現で、「もっと速く」「早くして」というニュアンスが強い。主に命令形で使われることが多い。
- 「hurry」:より一般的な「急ぐ」という意味。「hurry up」ほど強い急かし方ではない。
例文比較
- Hurry up! We’re going to be late!(急いで!遅れるよ!)- より急かす強い表現
- Please hurry. The taxi is waiting.(急いでください。タクシーが待っています。)- より一般的な表現
「hurry up」と「rush」の違い
「hurry up」と「rush」はどちらも「急ぐ」という意味ですが、使い方が少し異なります。
- 「hurry up」:誰かに対して「急いで」と促すときによく使う。
- 「rush」:「急いで移動する」「急いで何かをする」という意味で、特に自分自身の行動について述べるときによく使う。
例文比較
- Hurry up and get ready!(急いで準備して!)- 相手に促す
- I had to rush to the station.(駅まで急いで行かなければなりませんでした。)- 自分の行動を説明
「hurry up」と「speed up」の違い
「hurry up」と「speed up」は似ていますが、使われる文脈が異なります。
- 「hurry up」:人の行動全般について「急いで」と言うときに使う。
- 「speed up」:特に動きや作業のスピードを上げるときに使う。車やマシンの速度を上げる場合にも使われる。
例文比較
- Hurry up with your homework.(宿題を急いでください。)- 行動全般
- The worker needs to speed up the production process.(作業員は生産過程のスピードを上げる必要があります。)- 特定の作業のスピード
「hurry up」と「get a move on」の違い
「get a move on」も「急いで」という意味ですが、よりカジュアルな表現です。
- 「hurry up」:一般的な「急いで」という表現。
- 「get a move on」:より口語的で、友達同士などカジュアルな場面で使われる。
例文比較
- Hurry up! The bus is coming.(急いで!バスが来るよ。)- 一般的
- Come on, get a move on! We’re late already.(さあ、急げよ!もう遅れてるんだから。)- より口語的
「hurry up」と「shake a leg」の違い
「shake a leg」は「急いで」という意味のスラング表現です。
- 「hurry up」:一般的な「急いで」という表現。
- 「shake a leg」:非常にカジュアルなスラング表現。友達同士や家族間でのみ使われる。
例文比較
- Hurry up! We need to leave now.(急いで!今出発する必要があるよ。)- 一般的
- Come on, shake a leg! The movie starts in 10 minutes.(さあ、急げよ!映画は10分後に始まるよ。)- スラング
「hurry up」の使用に適した場面
「hurry up」はさまざまな場面で使うことができますが、状況によっては使い方に注意が必要です。以下のような場面で適切に使うことができます。
家族や友人との会話
家族や友人など親しい関係の人との会話では、「hurry up」を気軽に使うことができます。
例文
- Hurry up, Tom! We’ll miss the movie!(急いで、トム!映画に間に合わなくなるよ!)
- Can you hurry up with your shower? I need to use the bathroom too.(シャワーを急いでもらえる?私もバスルームを使いたいんだ。)
- Let’s hurry up and finish our homework before dinner.(夕食前に宿題を急いで終わらせよう。)
学校の場面
学校では、友達同士や、先生が生徒に対して使うことがあります。
例文
- Hurry up and finish your lunch. It’s almost time for class.(昼食を急いで食べなさい。もうすぐ授業の時間だよ。)
- Let’s hurry up and clean the classroom.(急いで教室を掃除しよう。)
- Hurry up, everyone! The school bus is waiting.(急いで、みんな!スクールバスが待っているよ。)
スポーツや活動の場面
スポーツや活動の中で、テンポを上げるために使うことがあります。
例文
- Hurry up and pass the ball!(急いでボールをパスして!)
- Let’s hurry up with the warm-up exercises.(準備運動を急いでやろう。)
- Hurry up, team! We need to practice before the sun sets.(急いで、チーム!日が沈む前に練習する必要があるよ。)
「hurry up」の使い方に注意すべき場面
「hurry up」は命令調の表現なので、使い方によっては失礼に聞こえることがあります。以下のような場面では注意が必要です。
目上の人や初対面の人との会話
目上の人や初対面の人に対しては、「hurry up」だけでは失礼になる可能性があります。丁寧な表現を加えるか、別の表現を使いましょう。
例文(避けるべき表現)
- Hurry up, Mr. Smith!(スミスさん、急いで!)- 失礼に聞こえる
例文(丁寧な表現)
- Could you please hurry up a little, Mr. Smith? We’re running late.(スミスさん、少し急いでいただけませんか?時間が遅れています。)
- I’m sorry to rush you, but we need to leave soon.(急かせて申し訳ありませんが、すぐに出発する必要があります。)
ビジネスの場面
ビジネスの場面では、「hurry up」は適切ではないことが多いです。より丁寧な表現を使いましょう。
例文(避けるべき表現)
- Hurry up with that report!(その報告書を急いで!)- ビジネスの場面では失礼
例文(丁寧な表現)
- Could you complete that report as soon as possible, please?(その報告書をできるだけ早く完成させていただけますか?)
- We would appreciate it if you could speed up the process.(プロセスを早めていただければ幸いです。)
「hurry up」を使った実用的な例文
「hurry up」を実際の会話でどのように使うか、様々な場面での例文を見ていきましょう。
日常生活での例文
例文
- Hurry up! It’s already 8:00 and you’ll be late for school.(急いで!もう8時だよ、学校に遅れるよ。)
- Can you hurry up with your breakfast? The school bus will be here soon.(朝食を急いで食べられる?スクールバスがもうすぐ来るよ。)
- Let’s hurry up and clean the house before our guests arrive.(お客さんが来る前に急いで家を掃除しよう。)
- Hurry up, or we’ll miss the beginning of the concert.(急がないと、コンサートの始まりに間に合わないよ。)
- I need to hurry up and finish my project by tomorrow.(明日までにプロジェクトを急いで終わらせる必要があります。)
学校での例文
例文
- Hurry up and take out your textbooks.(急いで教科書を出しなさい。)
- Let’s hurry up and finish this group work before the bell rings.(ベルが鳴る前に急いでこのグループワークを終わらせよう。)
- Please hurry up with your test. Time is almost up.(テストを急いでください。もうすぐ時間切れです。)
- Hurry up, everyone! We need to line up for the assembly.(急いで、みんな!集会のために並ぶ必要があるよ。)
- Can you hurry up and write down the homework assignment?(宿題の課題を急いで書き留められますか?)
友達との会話の例文
例文
- Hurry up and get ready. The movie starts in 30 minutes.(急いで準備して。映画は30分後に始まるよ。)
- Let’s hurry up and decide where to go for lunch.(昼食をどこで食べるか急いで決めよう。)
- Hurry up! We don’t want to miss the last bus.(急いで!最終バスに乗り遅れたくないよ。)
- Can you hurry up with that game? It’s my turn next.(そのゲームを急いでもらえる?次は私の番だよ。)
- Hurry up and tell me what happened! I’m dying to know.(急いで何が起こったか教えて!知りたくてたまらないよ。)
「hurry up」の丁寧な言い方
「hurry up」は命令調の表現なので、状況によってはより丁寧な言い方が必要になります。ここでは、「hurry up」をより丁寧に言う方法を紹介します。
「please」を加える
最も簡単な方法は、「please」を加えることです。
例文
- Please hurry up. We’re running late.(急いでください。時間が遅れています。)
- Hurry up, please. The taxi is waiting.(急いでください。タクシーが待っています。)
- Please hurry up with your lunch. We need to leave soon.(昼食を急いでください。すぐに出発する必要があります。)
「Could you」や「Would you」などの表現を使う
より丁寧に頼むには、「Could you」や「Would you」などの表現を使います。
例文
- Could you please hurry up? We’re going to be late.(急いでいただけませんか?遅れそうです。)
- Would you mind hurrying up a bit? The meeting is about to start.(少し急いでいただけませんか?会議がもうすぐ始まります。)
- Could you hurry up with your preparation? Everyone is waiting.(準備を急いでいただけませんか?みんな待っています。)
「I’m sorry, but」などの前置きを使う
「I’m sorry, but」などの前置きを使うと、より丁寧な印象になります。
例文
- I’m sorry, but could you hurry up? The bus is about to leave.(申し訳ありませんが、急いでいただけませんか?バスがもうすぐ出発します。)
- I hate to rush you, but we need to hurry up.(急かして申し訳ありませんが、急ぐ必要があります。)
- I’m sorry to bother you, but could you please hurry up with your work?(お邪魔して申し訳ありませんが、仕事を急いでいただけませんか?)
「hurry up」に関連する表現
「hurry up」に関連するいくつかの表現を見ていきましょう。これらの表現を覚えると、英会話の幅が広がります。
「hurry up and」の使い方
「hurry up and + 動詞」の形で、「急いで〜する」という意味を表します。
例文
- Hurry up and get dressed. We need to leave in 5 minutes.(急いで服を着なさい。5分後に出発する必要があるよ。)
- Let’s hurry up and eat dinner so we can watch the movie.(映画を見られるように、急いで夕食を食べよう。)
- Hurry up and finish your homework before bedtime.(寝る時間前に急いで宿題を終わらせなさい。)
「hurry up with」の使い方
「hurry up with + 名詞」の形で、「〜を急いでする」という意味を表します。
例文
- Can you hurry up with your shower? Others are waiting.(シャワーを急いでもらえますか?他の人が待っています。)
- Let’s hurry up with the dishes so we can watch TV.(テレビを見られるように、急いで食器を洗おう。)
- He needs to hurry up with his project because the deadline is tomorrow.(締め切りが明日なので、彼はプロジェクトを急ぐ必要があります。)
「in a hurry」の使い方
「in a hurry」は「急いで」「慌てて」という意味の副詞句です。
例文
- I left home in a hurry this morning and forgot my lunch.(今朝、急いで家を出たので、昼食を忘れました。)
- She spoke in a hurry and I couldn’t understand her.(彼女は急いで話したので、理解できませんでした。)
- Don’t worry, there’s no need to do it in a hurry.(心配しないで、急いでやる必要はありません。)
「hurried」の使い方
「hurried」は「hurry」の過去分詞で、形容詞として「急いだ」「慌ただしい」という意味で使われます。
例文
- He gave me a hurried explanation and left.(彼は急いだ説明をしてから、去りました。)
- I ate a hurried breakfast and ran to the station.(急いだ朝食を食べて、駅まで走りました。)
- Her handwriting was hurried and difficult to read.(彼女の字は急いで書かれていて、読みにくかった。)
「hurry up」に関するよくある質問
「hurry up」に関してよくある質問とその回答をご紹介します。
- 「hurry up」は失礼な表現ですか?
-
「hurry up」自体は失礼な表現ではありませんが、使い方や言い方によっては失礼に聞こえることがあります。特に目上の人や知らない人に対しては、「Could you please hurry up?」などの丁寧な言い回しを使うのが良いでしょう。また、友達や家族に対しても、状況によっては丁寧に言うことが大切です。
- 「hurry up」と「rush」はどう違いますか?
-
「hurry up」は主に「早くして」「急いで」という表現で、相手に急ぐよう促すことが多いです。一方、「rush」は「急いで移動する」「急いで何かをする」というニュアンスが強く、特に自分自身の行動について述べるときによく使います。「I need to rush to the station」(駅まで急いで行かなければなりません)のように使います。
- 「hurry up」の別の言い方はありますか?
-
「hurry up」の代わりに使える表現はいくつかあります。
- get a move on(急げ、早くしろ):カジュアルな表現
- speed up(スピードを上げる):特に作業や動きについて
- make it quick(早くして):カジュアルな表現
- shake a leg(急げ):とてもカジュアルなスラング
- chop-chop(急げ):やや古風なスラング
- 「hurry up」を使わないほうがいい場面はありますか?
-
以下のような場面では、「hurry up」を使わないか、より丁寧な表現を使うのが良いでしょう。
- ビジネスの場面や公式な場面
- 目上の人や初対面の人との会話
- 相手がプレッシャーを感じている状況
- 相手が何か重要な作業や集中が必要な作業をしているとき
このような場面では、「Could you please try to finish that as soon as possible?」(できるだけ早く終わらせていただけますか?)などの丁寧な表現を使いましょう。
- 「hurry up」は否定形でも使えますか?
-
「hurry up」は否定形でも使えます。「Don’t hurry up」(急がないで)や「You don’t need to hurry up」(急ぐ必要はありません)のように使います。ただし、否定形では「Don’t rush」(急がないで)や「Take your time」(ゆっくりでいいよ)などの表現の方がより一般的です。
- 「hurry up」の発音のコツはありますか?
-
「hurry up」は「ハリーアップ」のように発音します。「hurry」の「r」の音をしっかり発音し、「up」の「u」は短く「ア」に近い音で発音します。また、「hurry」と「up」をつなげて発音することが多いです。リズムはHURRY upと一つ目の単語にアクセントがくることが多いです。
まとめ

「hurry up」は英語で「急いで」「早くして」という意味を持つ表現で、日常会話でとても頻繁に使われます。主な使い方には以下のようなものがあります。
- 命令形での使用
- Hurry up! We’re going to be late!(急いで!遅れるよ!)
- Hurry up and finish your homework.(急いで宿題を終わらせなさい。)
- 「hurry up and」の形
- Hurry up and get dressed.(急いで服を着なさい。)
- Let’s hurry up and eat dinner.(急いで夕食を食べよう。)
- 「hurry up with」の形
- Can you hurry up with your shower?(シャワーを急いでもらえますか?)
- Let’s hurry up with the preparations.(準備を急ごう。)
「hurry up」は家族や友人との会話、学校の場面、スポーツや活動の場面などで適切に使うことができますが、ビジネスの場面や目上の人との会話では、より丁寧な表現を使うことが大切です。
丁寧に言いたい場合は、「please」を加えたり、「Could you please hurry up?」のような丁寧な表現を使ったりすると良いでしょう。
また、「hurry up」と似た表現として、「rush」(急いで移動する)、「speed up」(スピードを上げる)、「get a move on」(カジュアルな「急げ」)、「shake a leg」(スラングの「急げ」)などがあります。
英語を話す上で、「hurry up」はとても便利な表現です。状況に応じて適切に使い分けることで、より自然な英会話ができるようになるでしょう。

