「itself」は英語の再帰代名詞で、「それ自身」という意味を持ちます。三人称単数中性の「it」に対応する再帰代名詞であり、英文の中で様々な役割を果たします。初心者にとって理解しづらいこともありますが、基本を押さえれば簡単に使いこなせるようになります。
この記事では、「itself」の意味と使い方について詳しく解説し、実用的な例文を多数紹介します。
itselfとは?再帰代名詞の基本

「itself」は英語の再帰代名詞の一つで、「it(それ)自身」を表します。再帰代名詞とは、文の主語と目的語が同じものを指す場合に使われる代名詞です。「itself」は、三人称単数の中性名詞(物や動物、概念など)を指す「it」に対応しています。
英語の再帰代名詞には、myself(私自身)、yourself(あなた自身)、himself(彼自身)、herself(彼女自身)、itself(それ自身)、ourselves(私たち自身)、yourselves(あなたたち自身)、themselves(彼ら/彼女ら自身)があります。これらはすべて、語尾に「-self」または「-selves」(複数形)が付いています。
「itself」を理解するには、まず再帰代名詞の基本的な機能を知ることが重要です。再帰代名詞は主に以下のような場合に使われます。
- 主語と目的語が同じものを指す場合
- 強調のために使う場合
- by oneselfなどの表現で「一人で、単独で」という意味を表す場合
「itself」は「it」が指すものが自分自身に対して何かをする、または何かが起こる場合に使用されます。
例えば、「The cat cleaned itself.(その猫は自分自身をきれいにした)」という文では、主語の「cat」と目的語の「itself」は同じ猫を指しています。
itselfの様々な使い方
「itself」の使い方は様々で、文章の中での役割によって異なります。ここでは、主な使い方を見ていきましょう。
itselfが直接目的語として使われる場合
「itself」が直接目的語として使われる場合、それは動詞の行為を受ける対象となり、主語と同じものを指します。この場合、「itself」は通常、動詞の後に置かれます。
例文
- The door opened itself. (そのドアは自分で開いた)
- The machine repairs itself. (その機械は自己修復する)
- The flower reproduces itself. (その花は自己繁殖する)
itselfが間接目的語として使われる場合
「itself」が間接目的語として使われる場合、それは直接目的語が与えられる先、または行為の受益者を示します。この場合、「itself」は通常、直接目的語の前に置かれます。
例文
- The machine gives itself a tune-up. (その機械は自分自身にチューンアップを与える)
- The system creates itself a new path. (そのシステムは自分自身に新しい経路を作る)
- The rabbit makes itself a nest. (そのうさぎは自分自身のために巣を作る)
itselfが前置詞の目的語として使われる場合
「itself」は前置詞の後に来て、その目的語として機能することもあります。この場合、「itself」は前置詞の後に配置されます。
例文
- The cat looks after itself. (その猫は自分の面倒を見る)
- The idea speaks for itself. (そのアイデアは自ら雄弁に語る)
- The box moves by itself. (その箱は自然に動く)
itselfが強調として使われる場合
「itself」は、特定の名詞や代名詞を強調するために使用されることもあります。この場合、「itself」は強調したい名詞のすぐ後、または文末に置かれます。
例文
- The picture itself is beautiful. (その絵自体が美しい)
- We enjoyed the concert itself. (私たちはコンサート自体を楽しんだ)
- Life itself is a miracle. (人生そのものが奇跡だ)
itselfを使った基本的な例文
「itself」の使い方をより理解するために、様々な状況での例文を見てみましょう。これらの例文は、中学英語レベルで理解できるシンプルなものです。
例文
- The door closed itself. (そのドアは自然に閉まった)
- The cat washes itself every day. (その猫は毎日自分を洗う)
- The problem will solve itself. (その問題は自然に解決するでしょう)
- The house itself is very old. (その家自体はとても古い)
- The book explains itself well. (その本は自らをうまく説明している)
- The machine turns itself off. (その機械は自動的に電源が切れる)
- The flower opens itself in the morning. (その花は朝に自ら開く)
- History repeats itself. (歴史は繰り返す)
- The truth will reveal itself in time. (真実はいずれ明らかになるだろう)
- The dog hurt itself when it fell. (その犬は落ちた時に自分を傷つけた)
これらの例文から、「itself」が様々な文脈で使われることがわかります。日常会話から学術的な表現まで、「itself」は英語の表現を豊かにする重要な要素です。
itselfの活用表と対応関係
「itself」を含む再帰代名詞の活用表を示すと、理解がさらに深まるでしょう。以下の表で、主格代名詞と対応する再帰代名詞の関係を確認できます。
| 主格代名詞 | 再帰代名詞 |
|---|---|
| I | myself |
| you | yourself |
| he | himself |
| she | herself |
| it | itself |
| we | ourselves |
| you (複数) | yourselves |
| they | themselves |
この表から、「it」に対応する再帰代名詞が「itself」であることがわかります。また、再帰代名詞は全て語尾に「-self」または「-selves」が付いていることも確認できます。
itselfのよくある間違いと注意点
「itself」を使う際に、英語学習者がよく間違える点をいくつか紹介します。これらの間違いを避けることで、より自然な英語表現ができるようになります。
主語と再帰代名詞の不一致
最も一般的な間違いの一つは、主語と再帰代名詞の不一致です。「it」に対応する再帰代名詞は「itself」でなければなりません。
誤:The computer fixed himself.
正:The computer fixed itself.
不必要な場面での使用
再帰代名詞が不要な場合に使ってしまうこともよくある間違いです。英語では、いくつかの動詞は再帰代名詞を必要としません。
誤:The bird hid itself behind the tree.
正:The bird hid behind the tree.
場所を表す前置詞の後では、通常、再帰代名詞ではなく人称代名詞を使います。
誤:He put the book next to itself.
正:He put the book next to it.
「ourself」の誤用
「our」に対応する再帰代名詞は「ourselves」であり、「ourself」ではありません。
誤:We did it ourself.
正:We did it ourselves.
強調の意味との混同
「itself」は強調の意味でも使われますが、この用法と再帰的な用法を混同しないよう注意が必要です。
例文
- 強調:The movie itself was good. (映画自体は良かった)
- 再帰:The movie plays itself automatically. (その映画は自動的に再生される)
相互代名詞との混同
複数の主語がお互いに対して行為を行う場合は、再帰代名詞ではなく相互代名詞(each other, one another)を使います。
誤:The dogs looked at themselves. (意味:各犬が自分自身を見た)
正:The dogs looked at each other. (意味:犬同士がお互いを見た)
itselfに関する問題
英語において「itself」は再帰代名詞であり、「それ自身」という意味を持ちます。この単語は、主語が自分自身を指す場合や、強調表現として使われることがあります。
本問題では「itself」に関連する文法や意味を問う問題を作成しました。ただし、回答がすべて「itself」にならないようにバランスを取っています。英語の再帰代名詞や関連表現の理解を深めることを目的としています。
- Fill in the blank: The cat cleaned _ with its tongue.
- Which word is used to emphasize the subject in this sentence? “The machine _ is very complex.”
- Choose the correct word: The company prides _ on its customer service.
- What is the appropriate word to complete this sentence? “The book explains everything by _.”
- Replace the blank with the correct word: “He taught _ how to play the guitar.”
- Identify the word that fits: “The city has rebuilt _ after the earthquake.”
- Fill in the blank: “She found _ lost in her thoughts.”
- Choose the correct word: “The dog injured _ while playing in the yard.”
- Select the correct word for this sentence: “The house _ was built over 100 years ago.”
- Complete this sentence with the right word: “We enjoyed _ during our trip to the mountains.”
この問題を通して、「itself」を含む再帰代名詞の使い方や意味の違いについて学ぶことができます。
itselfに関するよくある質問
ここでは、「itself」についてよく寄せられる質問とその回答を紹介します。
- 「itself」と「it self」はどう違うのですか?
-
「itself」は一語で書く正しい再帰代名詞です。「it self」のように分けて書くのは誤りです。再帰代名詞は常に一語で書きます。
- 「itself」は人に使えますか?
-
いいえ、「itself」は物、動物、概念など、中性の名詞に対してのみ使用します。人に対しては、性別に応じて「himself」(男性)または「herself」(女性)を使用します。複数の人には「themselves」を使います。
- 「by itself」はどういう意味ですか?
-
「by itself」は「一人で」「単独で」「自然に」という意味を持ちます。例えば、「The door opened by itself.」は「そのドアは自然に開いた」という意味です。
- 「itself」を文の主語として使うことはできますか?
-
通常、「itself」は主語としては使用されません。ただし、特殊な構文では主語位置に現れることもあります。例:「Itself is not a word that can be used as a subject in normal contexts.」(通常の文脈では、「itself」は主語として使われる単語ではない)
- 「it itself」という表現は正しいですか?
-
はい、「it itself」は強調のために使われる正しい表現です。例:「It itself is a miracle.」(それ自体が奇跡です)
- 「itself」はいつ使うべきですか?
-
「itself」は主に以下の場合に使います。
- 主語と目的語が同じものを指す場合
- 何かを強調したい場合
- 「by itself」などの表現で「単独で」という意味を表したい場合
- 「itself」の発音のコツはありますか?
-
「itself」の発音は「イットセルフ」に近いですが、「t」と「s」の音がつながることに注意してください。強勢は通常、二つ目の音節「self」にあります。
- 「itself」と混同しやすい単語はありますか?
-
「itself」はしばしば、「its self」(その自己)と混同されることがあります。しかし、「itself」は一語の再帰代名詞であり、「its self」という表現は通常使われません。
- 「itself」の複数形はありますか?
-
いいえ、「itself」に複数形はありません。複数の物や概念を指す場合は、「themselves」を使用します。
- 日本語の「自分自身」と「itself」は同じですか?
-
概念的には似ていますが、完全に同じではありません。日本語の「自分自身」は人にも物にも使えますが、英語の「itself」は中性の名詞(物、動物、概念など)にのみ使います。
まとめ

このブログでは、英語の再帰代名詞「itself」について詳しく解説しました。「itself」は、主語と目的語が同じものを指す場合や、何かを強調したい場合に使われる重要な文法要素です。
適切に使いこなせれば、より自然で豊かな英語表現が可能になります。以下に、このブログのポイントをまとめます。
- 「itself」は英語の再帰代名詞で、「それ自身」を意味する
- 「it」が指す名詞(物、動物、概念など)に対応する
- 主な用法は、直接目的語、間接目的語、前置詞の目的語、強調表現
- 「The cat cleans itself.」のように、主語が自分自身に対して行為を行う場合に使用する
- 「The movie itself was good.」のように、名詞を強調する場合にも使用する
- 「by itself」で「一人で」「単独で」「自然に」という意味を表す
- よくある間違いには、主語との不一致や不必要な場面での使用などがある
- 相互代名詞(each other, one another)と混同しないように注意が必要
「itself」の使い方を理解し、適切に活用することで、より自然な英語表現ができるようになります。日々の英語学習に「itself」の知識を役立て、表現の幅を広げていきましょう。

