「keep away from」は英語学習の初期段階で覚えておくと非常に便利な表現です。基本的な単語から構成されていながらも、様々な場面で活用できる表現であるため、しっかりとマスターしておきましょう。
この記事では、「keep away from」の意味や使い方、そして類似表現との違いについて詳しく解説していきます。例文も多数紹介しますので、実際の使い方をイメージしながら読み進めてください。
「keep away from」の基本的な意味と構造

「keep away from」は、「~から離れておく」「~に近づかない」「~を避ける」という意味を持つフレーズです。この表現は、物理的な距離を表す場合と、抽象的な概念を避けるという両方の場面で使うことができます。
構造としては、「keep + away + from + 対象」の形で使われます。「keep」は「状態を保つ」、「away」は「離れている」、「from」は「~から」を意味し、これらが組み合わさることで「~から離れた状態を保つ」という意味になります。
例文
- Please keep away from the fire.(火から離れていてください)
- You should keep away from bad friends.(悪い友達とは距離を置くべきです)
このように、危険なものや避けたほうがよいものに対して使われることが多い表現です。
「keep away from」の主な使い方
「keep away from」の使い方には主に二つのパターンがあります。物理的な距離を表す場合と、抽象的な回避を表す場合です。それぞれの使い方について詳しく見ていきましょう。
物理的な距離を表す場合
「keep away from」は、危険なものやトラブルの原因となるものから物理的に距離を置くよう指示する際に使われます。特に、安全上の理由から何かに近づかないことを伝える場合に適しています。
例文
- Children should keep away from the swimming pool without adults.(子どもたちは大人なしでプールに近づくべきではありません)
- Please keep away from my desk when I am working.(私が作業しているときは、私の机に近づかないでください)
- The doctor told me to keep away from dust because of my allergy.(医師はアレルギーのために埃から離れるように言いました)
- We must keep away from the cliff edge because it is dangerous.(崖の端は危険なので、近づかないようにしなければなりません)
- Keep away from that dog. It sometimes bites people.(あの犬に近づかないで。時々人を噛むことがあります)
これらの例文のように、危険を避けるために物理的に距離を置く場面で使われることが多いです。
抽象的な回避を表す場合
「keep away from」は物理的な距離だけでなく、抽象的な概念や習慣、行動を避けるという意味でも使われます。健康や成功のために避けるべきものを表現する際に役立ちます。
例文
- If you want to be healthy, keep away from fast food.(健康でいたいなら、ファーストフードを避けましょう)
- I try to keep away from negative thoughts.(私はネガティブな考えを避けるようにしています)
- My mother told me to keep away from video games during exam week.(母は試験週間中はビデオゲームを避けるように言いました)
- She keeps away from social media to protect her privacy.(彼女はプライバシーを守るためにSNSを避けています)
- It’s better to keep away from difficult topics when you meet someone for the first time.(初めて会う人とは難しい話題を避けた方がいいです)
これらの例文では、物理的な距離というよりも、ある行動や習慣を避けるという意味で使われています。
「keep A away from B」の形での使い方
「keep away from」には、「keep A away from B(BからAを遠ざける)」という形での使い方もあります。これは、ある対象(A)が別の対象(B)に近づかないようにする、または接触しないようにするという意味です。
例文
- Please keep your dog away from my garden.(あなたの犬を私の庭に近づけないでください)
- Parents should keep dangerous items away from small children.(親は危険なものを小さな子どもから遠ざけるべきです)
- The teacher keeps her phone away from students during class.(先生は授業中、携帯電話を生徒から遠ざけています)
- We must keep cats away from the baby’s room.(赤ちゃんの部屋から猫を遠ざけなければなりません)
- You should keep water away from electrical devices.(電気製品から水を遠ざけるべきです)
このパターンでは、主語が能動的に何かを遠ざける行為を行っています。前述の「keep away from」とは少し異なり、こちらは「AをBから遠ざける」という他動詞的な使い方になります。
「keep away from」の類似表現との違い
英語には「keep away from」と似た意味を持つ表現がいくつかあります。ここでは、それらの類似表現との違いについて説明します。
「keep away from」と「stay away from」の違い
「stay away from」も「~から離れる」という意味で、「keep away from」と非常によく似ています。しかし、微妙な違いがあります。
- 「keep away from」:継続的に離れた状態を維持する、能動的に避け続けるというニュアンス
- 「stay away from」:その場にとどまらない、近づかないというニュアンス
例文
- You should keep away from alcohol if you have a liver problem.(肝臓に問題があるなら、アルコールを避けるべきです)
- Please stay away from my room when I’m studying.(私が勉強しているとき、私の部屋に近づかないでください)
「keep away from」は長期的な回避を示すことが多く、「stay away from」はより短期的または一時的な回避を示すことが多いです。
「keep away from」と「keep off」の違い
「keep off」も「~から離れる」「~に立ち入らない」という意味を持ちますが、使われる状況が少し異なります。
- 「keep away from」:対象物からかなり離れた状態を保つ、特に危険なものから距離を置く
- 「keep off」:対象物から少し離れた状態を保つ、立ち入ることを避ける
例文
- Keep away from the fire. It’s very dangerous.(火から離れてください。とても危険です)
- Keep off the grass. We just planted new seeds.(芝生に入らないでください。新しい種を植えたばかりです)
「keep off」は特に立入禁止の意味で使われることが多く、「芝生に入らないで」という表現でよく見かけます。一方、「keep away from」はより危険性の高いものから離れるという意味合いが強いです。
「keep away from」と「keep out」の違い
「keep out」も「~に近づかない」「~に入らない」という意味を持ちますが、使われる文脈が異なります。
- 「keep away from」:対象物から距離を置く、近づかない
- 「keep out」:ある場所や領域に入らない、外にいる状態を保つ
例文
- Keep away from the cliff edge when taking photos.(写真を撮るとき、崖の端に近づかないでください)
- Keep out of my room without permission.(許可なく私の部屋に入らないでください)
「keep out」は主に「入らない」という意味で使われ、建物や特定の領域への立ち入りを禁止する際に使われます。「keep away from」は対象物から距離を置くというより広い意味で使われます。
「keep away from」を使った日常会話での表現
「keep away from」は日常会話の中でもよく使われる表現です。ここでは、実際の会話で使える例文をいくつか紹介します。
例文
- “I have a cold. You should keep away from me for a few days.”(風邪をひいています。数日間は私に近づかない方がいいですよ)
- “How do you stay so healthy?” “I keep away from junk food and exercise regularly.”(「どうやってそんなに健康でいるの?」「ジャンクフードを避けて、定期的に運動しています」)
- “My brother always keeps away from crowded places.”(私の兄は常に混雑した場所を避けています)
- “Can you keep your cat away from my room? I’m allergic to cats.”(あなたの猫を私の部屋から遠ざけてもらえますか?猫アレルギーなんです)
- “I try to keep away from negative people. They affect my mood.”(ネガティブな人を避けるようにしています。彼らは私の気分に影響します)
このように、健康上の理由や個人の好みなど、様々な文脈で「keep away from」を使うことができます。
「keep away from」を使った警告や注意書き
「keep away from」は警告や注意書きでもよく見かける表現です。特に、危険な場所や物から離れるよう促す際に使われます。
例文
- “Warning: Keep away from fire.”(警告:火に近づかないでください)
- “Keep away from children.”(子どもの手の届かないところに保管してください)
- “Danger: Keep away from the edge.”(危険:端に近づかないでください)
- “Keep medicines away from reach of children.”(薬は子どもの手の届かないところに保管してください)
- “Keep away from direct sunlight.”(直射日光を避けてください)
これらの例文は、製品の注意書きや公共の場での警告としてよく見かけるものです。簡潔で明確な指示を伝えるのに適した表現です。
「keep away from」の活用方法と表現のバリエーション
「keep away from」の表現には、時制や助動詞を変えることでさまざまなバリエーションがあります。ここでは、その活用方法と表現のバリエーションについて説明します。
時制による変化
「keep away from」は異なる時制で使うことができます。
現在形
- I keep away from sweet snacks.(私は甘いスナックを避けています)
過去形
- She kept away from the party last night.(彼女は昨夜のパーティーを避けました)
現在完了形
- He has kept away from smoking for two years.(彼は2年間喫煙を避けています)
未来形
- They will keep away from the danger zone.(彼らは危険地帯から離れるでしょう)
現在進行形
- We are keeping away from the construction site.(私たちは建設現場から離れているところです)
助動詞との組み合わせ
助動詞と組み合わせることで、異なるニュアンスを表現できます。
Should(すべき)
- You should keep away from dangerous animals.(危険な動物から離れるべきです)
Must(しなければならない)
- We must keep rain away from these electronic devices.(これらの電子機器から雨を遠ざけなければなりません)
Can/Could(できる)
- Can you keep your dog away from my garden?(あなたの犬を私の庭から遠ざけることはできますか?)
May/Might(かもしれない)
- He might keep away from the meeting tomorrow.(彼は明日の会議を避けるかもしれません)
否定形での使用
「keep away from」の否定形も使うことができます。
例文
- I can’t keep away from chocolate. I love it too much.(チョコレートから遠ざかることができません。大好きなんです)
- He couldn’t keep his son away from video games.(彼は息子をビデオゲームから遠ざけることができませんでした)
このように、時制や助動詞、否定形など様々な形で「keep away from」を使うことができます。状況や意図に応じて適切な形を選びましょう。
「keep away from」を使ったビジネスシーンでの表現
ビジネスシーンでも「keep away from」はしばしば使われます。特に、問題やリスクを避けるという文脈で役立ちます。
例文
- “We should keep away from risky investments in this economic climate.”(この経済状況では、リスクの高い投資は避けるべきです)
- “Our company keeps away from controversial advertising.”(私たちの会社は物議を醸す広告を避けています)
- “It’s advisable to keep away from office politics.”(オフィスの政治的な問題は避けた方がよいでしょう)
- “Please keep personal matters away from business discussions.”(個人的な問題をビジネスの議論に持ち込まないでください)
- “The manager told us to keep away from sensitive topics during the client meeting.”(マネージャーはクライアントとの会議中に繊細な話題を避けるよう指示しました)
ビジネスの場では、リスク管理や適切なコミュニケーションのために「keep away from」を使うことが多いです。
「keep away from」に関するよくある質問
ここでは、「keep away from」に関してよくある質問に答えていきます。
- 「keep away from」と「avoid」の違いは何ですか?
-
「keep away from」と「avoid」はどちらも「避ける」という意味を持ちますが、ニュアンスが異なります。「keep away from」は物理的な距離感を含むことが多く、「そこに近づかない」というイメージがあります。一方、「avoid」はより一般的で、「回避する」「避ける」という意味で、必ずしも物理的な距離を示すわけではありません。
- Keep away from the dog.(その犬に近づかないで)- 物理的な距離
- Avoid making the same mistake.(同じ間違いをしないようにしてください)- 行動の回避
- 「keep away from」は命令文でどのように使いますか?
-
命令文では、主語を省略して「Keep away from + 対象」の形で使います。警告や指示を与える際によく使われます。
- Keep away from the fire!(火に近づかないで!)
- Keep away from my personal belongings.(私の私物に触らないでください)
- 「keep away from」を使って質問するにはどうすればいいですか?
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質問文にするには、助動詞を文頭に置く、または疑問詞を使います。
- Should I keep away from spicy food with my stomach condition?(胃の状態で辛い食べ物を避けるべきですか?)
- Why do you keep away from social gatherings?(なぜあなたは社交の集まりを避けるのですか?)
- How can I keep insects away from my plants?(どうすれば植物から虫を遠ざけられますか?)
- 「keep away from」は子供にどのように教えるのが良いですか?
-
子供には具体的な状況と理由を示しながら教えるのが効果的です。
- “Keep away from the hot stove because it can burn you.”(熱いコンロに近づかないで。火傷するかもしれないから)
- “Keep away from strangers for your safety.”(安全のために見知らぬ人に近づかないでね)
- 「keep away from」は自然な日常会話でよく使われますか?
-
はい、「keep away from」は日常会話でよく使われる表現です。特に、健康上の理由や安全上の警告、個人的な好みなどを表現する際に使われます。ただし、フォーマルな状況では「avoid」や「refrain from」などの表現が好まれることもあります。
まとめ

この記事では「keep away from」の意味と使い方について詳しく解説しました。ポイントをまとめると以下のようになります。
- 「keep away from」は「~から離れる」「~に近づかない」「~を避ける」という意味を持つ
- 物理的な距離を表す場合と抽象的な回避を表す場合の両方で使える
- 「keep A away from B」の形で「BからAを遠ざける」という使い方もできる
- 類似表現には「stay away from」「keep off」「keep out」などがあり、それぞれ微妙に使い方が異なる
- 日常会話やビジネスシーン、警告や注意書きなど様々な場面で使われる
- 時制や助動詞を変えることで、様々な状況や意図を表現できる
「keep away from」は基本的な単語から構成される表現ですが、様々な場面で活用できる便利なフレーズです。危険を避ける、健康を維持する、トラブルを回避するなど、日常生活のさまざまな状況で使うことができます。この記事で紹介した例文やポイントを参考に、ぜひ積極的に使ってみてください。
正しく使いこなせれば、英語でのコミュニケーション能力が大きく向上するでしょう。また、この表現を理解することで、英語の文章や会話での注意や警告を適切に理解できるようになります。英語学習の一環として、「keep away from」とその類似表現の違いを意識しながら、実際の使用場面を想像して練習してみてください。

