「Make up for lost time」は英語でよく使われる表現で、「失った時間を取り戻す」という意味を持ちます。何らかの理由で時間を無駄にしてしまった後、その遅れを取り戻すために急いだり、特別な努力をしたりする様子を表します。
この記事では、英語初学者向けに「Make up for lost time」の意味や使い方、さまざまな場面での例文を分かりやすく解説していきます。
「Make up for lost time」の基本的な意味

「Make up for lost time」は直訳すると「失われた時間を補う」という意味になります。これは勉強や仕事、趣味など様々な場面で、何らかの理由で遅れてしまった時間を埋め合わせようとする行動を表現する時に使います。例えば、病気で学校を休んだ学生が授業の遅れを取り戻すために一生懸命勉強したり、プロジェクトの進行が遅れていてリカバリーしようとするときなどに使われます。
日本語では「時間を取り戻す」「遅れを挽回する」などの表現に近いでしょう。このフレーズは「make up for(〜の埋め合わせをする)」という表現と「lost time(失われた時間)」が組み合わさったものです。日常会話でもビジネスシーンでも広く使われる表現です。
「Make up for lost time」の成り立ち
この表現は「make up for(埋め合わせる、補う)」というイディオムと「lost time(失われた時間)」が組み合わさったものです。「make up for」は何か失ったものや不足しているものを補うという意味があり、様々な名詞と組み合わせて使うことができます。特に「時間」と組み合わせた「make up for lost time」は英語圏でよく使われるイディオムとして定着しています。
この表現が広く使われる背景には、英語圏の文化で「時間は貴重なもの」という考え方が強いことが関係しています。「Time is money(時は金なり)」ということわざもあるように、失った時間を取り戻そうとする概念は重要視されているのです。
「Make up for lost time」の正しい使い方
「Make up for lost time」は基本的に「主語 + make up for lost time」の形で使われます。主語には人や組織など、意思を持って行動できるものがきます。様々な時制で使うことができ、どのように時間を取り戻すかを説明するために「by + 動名詞」や「by + 名詞」を後ろに付け加えることもできます。
例文
- I need to make up for lost time.(私は失った時間を取り戻す必要があります。)
- She is making up for lost time by studying twice as hard.(彼女は2倍の努力で勉強することによって失った時間を取り戻しています。)
- We will make up for lost time next week.(私たちは来週、失った時間を取り戻すでしょう。)
- They made up for lost time with extra practice.(彼らは追加の練習で失った時間を取り戻しました。)
このイディオムは肯定文だけでなく、疑問文や否定文でも使うことができます。
例文
- Can we make up for lost time before the deadline?(締め切りまでに失った時間を取り戻せますか?)
- He didn’t even try to make up for lost time.(彼は失った時間を取り戻そうともしませんでした。)
「Make up for lost time」のニュアンスと注意点
このイディオムを使う際の重要なポイントは、単に「急ぐ」だけでなく、「以前に失った時間を埋め合わせる」というニュアンスがあることです。つまり、何らかの理由で時間を無駄にしてしまった後の行動を表現するのに適しています。
例えば、最初から遅れているわけではなく、初めてのことに取り組む場合には「make up for lost time」は適切ではありません。逆に、以前の機会を逃してしまったり、何かの理由で遅れが生じた場合に使うのが自然です。
また、このフレーズはポジティブな意味合いで使われることが多いです。過去の損失を埋め合わせるための積極的な努力や行動を表現します。ただ単に「急いでいる」ことを表したい場合は、「hurry up」や「rush」などの表現の方が適切かもしれません。
「Make up for lost time」の例文
ここでは、日常会話、学校生活、ビジネスシーンなど、様々な場面での「Make up for lost time」の使い方を例文で見ていきましょう。中学英語レベルの簡単な表現を使った例文を紹介します。
日常会話での例文
例文
- I was sick for a week, so I need to make up for lost time on my hobby project.(一週間病気だったので、趣味のプロジェクトで失った時間を取り戻す必要があります。)
- After the rain stopped, the children played outside to make up for lost time.(雨が止んだ後、子どもたちは失った時間を取り戻すために外で遊びました。)
- We couldn’t meet for three months, so we talked for hours to make up for lost time.(3ヶ月間会えなかったので、私たちは失った時間を取り戻すために何時間も話しました。)
- My brother started jogging every day to make up for lost time after his injury.(兄は怪我をした後、失った時間を取り戻すために毎日ジョギングを始めました。)
学校生活での例文
例文
- I missed many classes because of my cold, so I must make up for lost time before the test.(風邪で多くの授業を休んでしまったので、テスト前に失った時間を取り戻さなければなりません。)
- The teacher gave us extra homework to help us make up for lost time.(先生は私たちが失った時間を取り戻すのを助けるために追加の宿題を出しました。)
- After changing schools, Tom studied hard to make up for lost time.(転校後、トムは失った時間を取り戻すために一生懸命勉強しました。)
- We had a shorter semester, so we are making up for lost time with Saturday classes.(短い学期だったので、私たちは土曜日の授業で失った時間を取り戻しています。)
ビジネスシーンでの例文
例文
- Our team is working overtime to make up for lost time on the project.(私たちのチームはプロジェクトの失った時間を取り戻すために残業しています。)
- The company hired more workers to make up for lost time.(会社は失った時間を取り戻すためにより多くの労働者を雇いました。)
- We need to make up for lost time before the product launch next month.(来月の製品発売までに失った時間を取り戻す必要があります。)
- After the system crash, all employees worked hard to make up for lost time.(システムクラッシュの後、全従業員は失った時間を取り戻すために懸命に働きました。)
「Make up for lost time」を使った関連表現
「Make up for lost time」には類似した表現やバリエーションがあります。ここでは、関連する表現をいくつか紹介します。
「Make up for」は時間だけでなく、様々なものに対して使うことができます。
例文
- He tried to make up for his mistake by buying her flowers.(彼は花を買うことで自分の間違いを埋め合わせようとしました。)
- I will make up for the trouble I caused.(私は自分が引き起こした問題の埋め合わせをします。)
「Catch up」は「追いつく」という意味で、「Make up for lost time」に近い意味を持ちます。
例文
- I need to catch up on my reading.(読書の遅れを取り戻す必要があります。)
- She is trying to catch up with the rest of the class.(彼女はクラスの残りの人たちに追いつこうとしています。)
「Make up for lost time」に関するよくある質問
- 「Make up for lost time」と「Catch up」の違いは何ですか?
-
両方とも遅れを取り戻すという意味がありますが、微妙な違いがあります。「Make up for lost time」は特に「失われた時間を補う」というニュアンスが強く、過去に時間を無駄にしてしまったことを前提としています。一方、「Catch up」は単に「追いつく」という意味で、必ずしも時間の損失を意味せず、人や進度に追いつくという意味でも使われます。
- 「Make up for lost time」は否定文でも使えますか?
-
はい、否定文でも使うことができます。例えば:
- He didn’t try to make up for lost time after his vacation.(彼は休暇後、失った時間を取り戻そうとはしませんでした。)
- We cannot make up for lost time in this project anymore.(もうこのプロジェクトでは失った時間を取り戻せません。)
- 「Make up for lost time」はフォーマルな場面でも使えますか?
-
はい、このイディオムはカジュアルな会話からビジネスや学術的な文脈まで幅広く使えます。特に形式ばった言い換えが必要なほど口語的な表現ではなく、ビジネスレポートや公式な場面でも問題なく使うことができます。
- 「Make up for」の後には他の表現も使えますか?
-
はい、「Make up for」の後には様々な名詞を置くことができます。例えば、
- Make up for a mistake(間違いを埋め合わせる)
- Make up for lost opportunities(失った機会を埋め合わせる)
- Make up for absence(不在を埋め合わせる)
まとめ

「Make up for lost time」について、主なポイントをまとめます。
- 「Make up for lost time」は「失った時間を取り戻す」という意味のイディオムです。
- 何らかの理由で時間を無駄にしてしまった後、その遅れを取り戻そうとする行動や努力を表現します。
- 基本的に「主語 + make up for lost time」の形で使われます。
- 「by doing(〜することによって)」を付け加えて、どのように時間を取り戻すかを具体的に説明できます。
- 日常会話、学校生活、ビジネスシーンなど、幅広い場面で使用できる便利な表現です。
- 類似表現に「catch up」「make up for」などがあります。
- このイディオムはポジティブな文脈で使われることが多く、過去の損失を埋め合わせるための積極的な努力を表します。
- カジュアルな会話からビジネスシーンまで幅広く使用できる表現です。
「Make up for lost time」は英語学習の中でも覚えておくと便利なイディオムの一つです。失った時間を取り戻す必要がある場面は誰にでもあるものです。
この表現を適切に使えるようになれば、より自然な英語表現ができるようになるでしょう。

