「marvel」は、名詞と動詞の両方として使うことができる英単語です。名詞としては「驚くべきもの、驚異」という意味を持ち、動詞としては「驚く、感嘆する」という意味を持ちます。
日常会話からビジネス英語まで幅広く使われるこの単語について、詳しく解説していきます。
marvelとは?驚きと感嘆を表す多面的な英単語

「marvel」は、何か素晴らしいものや信じられないようなことに対する驚きや感嘆を表現するための英単語です。この言葉の語源はラテン語の「mirari(驚く)」に由来し、「miracle(奇跡)」という単語とも関連しています。
英語の中では使用頻度がそれほど高くない単語ですが、特に文学作品や格式高い表現の中でよく使われます。また、最近では「Marvel Comics」や「Marvel Studios」といった固有名詞でも知られるようになりました。
marvelの基本的な意味
名詞としての「marvel」は、驚くべきものや人、または驚異的な出来事を指します。何か通常では考えられないような素晴らしさを持つものに対して使われることが多いです。
動詞としての「marvel」は、何かに対して驚きや感嘆の気持ちを抱くという意味です。特に「marvel at〜」という形で「〜に驚嘆する」という形でよく使われます。
marvelの品詞と使い方
marvelは名詞と動詞として使うことができます。それぞれの使い方について詳しく見ていきましょう。
名詞としてのmarvel
名詞としての「marvel」は可算名詞として扱われ、複数形は「marvels」となります。「驚くべきもの」「驚異」という意味で使われます。
例文
- The Taj Mahal is a marvel of architecture.(タージマハルは建築の驚異です。)
- The human brain is a marvel of complexity.(人間の脳は複雑さの驚異です。)
- Modern technology is full of marvels.(現代の技術は驚くべきもので満ちています。)
- It’s a marvel that he survived the accident.(彼がその事故で生き残ったのは驚くべきことです。)
- The marvels of nature can be seen everywhere.(自然の驚異はどこでも見ることができます。)
動詞としてのmarvel
動詞としての「marvel」は自動詞として使われ、主に「marvel at」の形で「〜に驚嘆する」という意味になります。また、「marvel that」の形で「〜ということに驚く」という意味でも使われます。
例文
- I marvel at her ability to solve difficult problems.(彼女の難問を解く能力に驚嘆します。)
- They marveled at the beautiful sunset.(彼らは美しい夕日に感嘆しました。)
- We marvel at how quickly children learn languages.(子供たちがどれほど早く言語を学ぶかに私たちは驚きます。)
- He marveled that she could remember all those details.(彼はその詳細をすべて覚えていられる彼女に驚きました。)
- People marvel at the size of the universe.(人々は宇宙の大きさに驚嘆します。)
marvelの活用形と発音
英単語を学ぶ上では、活用形や発音についても知っておくことが大切です。marvelの活用形と発音について解説します。
marvelの活用形
動詞としての「marvel」の主な活用形は以下の通りです。
- 現在形:marvel(三人称単数現在形:marvels)
- 過去形:marveled(アメリカ英語)/ marvelled(イギリス英語)
- 現在分詞:marveling(アメリカ英語)/ marvelling(イギリス英語)
- 過去分詞:marveled(アメリカ英語)/ marvelled(イギリス英語)
イギリス英語ではlを重ねる形(marvelled, marvelling)が一般的ですが、アメリカ英語ではlを重ねない形(marveled, marveling)が一般的です。
marvelの発音
「marvel」の発音は以下の通りです。
- アメリカ英語:/ˈmɑrvl/
- イギリス英語:/ˈmɑːvl/
発音する際のポイントは、
- 「mar」は「マー」と長めに発音
- 「vel」は「ヴェル」というよりも「ヴル」に近い音
marvelを使った表現とフレーズ
「marvel」を含む一般的な表現やフレーズをいくつか紹介します。これらは日常会話やビジネスシーンで役立ちます。
よく使われる表現
- marvel at something(何かに驚嘆する)
例文:Tourists marvel at the beauty of Kyoto.(観光客は京都の美しさに驚嘆します。) - marvel that…(〜ということに驚く)
例文:I marvel that she can speak five languages.(彼女が5つの言語を話せることに私は驚きます。) - a marvel of…(〜の驚異)
例文:The new bridge is a marvel of engineering.(その新しい橋は工学の驚異です。) - do/work marvels(驚くべき効果をもたらす)
例文:This cream works marvels for dry skin.(このクリームは乾燥肌に驚くべき効果をもたらします。) - It’s a marvel that…(〜というのは驚くべきことだ)
例文:It’s a marvel that he finished the race with an injury.(怪我をしていたのに彼がレースを完走したのは驚くべきことです。)
marvelと似た意味を持つ他の英単語
「marvel」と似た意味を持つ英単語はいくつかあります。それぞれの微妙な違いを理解することで、より正確に英語を使いこなせるようになります。
wonder(驚き、不思議)
「wonder」は「marvel」と非常に似た意味を持ちますが、より一般的に使われる単語です。「wonder」は驚きや好奇心の感覚を表しますが、「marvel」はより印象的または畏敬の念を起こさせるものを説明するためによく使われます。
例文
- The Grand Canyon is a natural wonder.(グランドキャニオンは自然の驚異です。)
- I wonder how the pyramids were built.(ピラミッドがどのように建てられたのか不思議に思います。)
miracle(奇跡)
「miracle」は「marvel」より強い意味を持ち、通常は説明がつかないような驚くべき出来事や現象を指します。特に宗教的な文脈で使われることも多いです。
例文
- His recovery was nothing short of a miracle.(彼の回復は奇跡としか言いようがありませんでした。)
- It would take a miracle for us to win now.(今勝つには奇跡が必要でしょう。)
phenomenon(現象)
「phenomenon」は特に科学的または客観的な文脈で、珍しいまたは注目すべき出来事や事実を指します。
例文
- The northern lights are a natural phenomenon.(オーロラは自然現象です。)
- His rapid rise to fame was an unusual phenomenon.(彼の急速な有名化は珍しい現象でした。)
spectacle(壮観)
「spectacle」は視覚的に印象的なものや、人目を引くような出来事を指します。
例文
- The fireworks display was a spectacular spectacle.(その花火大会は壮観な光景でした。)
- The Olympics opening ceremony is always a grand spectacle.(オリンピックの開会式はいつも壮大な見世物です。)
marvelの使い方の例文
実際の状況でどのように「marvel」を使うのか、さまざまな例文を通して理解しましょう。中学英語レベルの基本的な文から少し高度な例文まで紹介します。
基本的な例文
例文
- She marveled at the beautiful sunset.(彼女は美しい夕日に感嘆しました。)
- The Eiffel Tower is a marvel of engineering.(エッフェル塔は工学の驚異です。)
- We marvel at how fast technology changes.(私たちは技術がいかに速く変化するかに驚きます。)
- The children marveled at the magic trick.(子どもたちはそのマジックに驚嘆しました。)
- It is a marvel that he can play the piano so well.(彼がピアノをあんなに上手に弾けるのは驚きです。)
状況別の例文
例文
- 【自然の美しさに感嘆する場面】
The tourists marveled at the beauty of Mount Fuji.(観光客たちは富士山の美しさに感嘆しました。) - 【技術の進歩に驚く場面】
People marvel at how small computers have become.(人々はコンピューターがどれだけ小さくなったかに驚きます。) - 【人の能力に感心する場面】
I marvel at her ability to speak six languages.(私は彼女が6つの言語を話す能力に感嘆します。) - 【歴史的建造物を見学する場面】
Visitors marvel at the ancient pyramids in Egypt.(訪問者たちはエジプトの古代ピラミッドに驚嘆します。) - 【スポーツ選手の技術に感動する場面】
Fans marvel at the athlete’s incredible skills.(ファンたちはその選手の信じられないような技術に感嘆します。)
marvelのよくある間違いと注意点
英語学習者がmarvelを使う際によく犯しやすい間違いと、気をつけるべきポイントについて解説します。
スペリングの間違い
「marvel」のスペリングに関して、特にアメリカ英語とイギリス英語での違いに注意しましょう。
【誤】He marvelled at the view.(アメリカ英語の場合)
【正】He marveled at the view.(アメリカ英語では「l」は重ねない)
【誤】She was marveling at the sunset.(イギリス英語の場合)
【正】She was marvelling at the sunset.(イギリス英語では「l」を重ねる)
前置詞の使い方の間違い
「marvel」の後に来る前置詞は主に「at」です。他の前置詞を使うと意味が変わってしまうことがあります。
【誤】I marvel about her talent.
【正】I marvel at her talent.(彼女の才能に驚嘆します。)
【誤】They marvel for the beautiful scenery.
【正】They marvel at the beautiful scenery.(彼らは美しい景色に感嘆します。)
品詞の混同
「marvel」は名詞と動詞の両方として使えますが、文中での役割によって使い方が異なります。
【誤】Her singing is very marvel.
【正】Her singing is a marvel.(彼女の歌は驚くべきものです。)
または
【正】Her singing is marvelous.(彼女の歌は素晴らしいです。)
類似語との混同
「marvel」と似た意味を持つ単語との使い分けにも注意が必要です。
【不自然】The child’s recovery was a marvel.(奇跡的な回復の場合)
【自然】The child’s recovery was a miracle.(「miracle」の方が適切)
口語表現での使用頻度
「marvel」は日常会話ではそれほど頻繁に使われるわけではなく、より文学的・格式高い表現です。日常会話では「amazing」「incredible」「wonderful」などの単語の方がよく使われます。
【文学的】I marvel at your courage.
【日常的】I’m amazed by your courage.(あなたの勇気に感心します。)
marvelの派生語と関連表現
「marvel」から派生した単語や関連する表現についても知っておくと、表現の幅が広がります。
marvelous/marvellous(形容詞)
「素晴らしい、驚くべき」という意味の形容詞です。アメリカ英語では「marvelous」、イギリス英語では「marvellous」と綴ります。
例文
- That was a marvelous performance.(それは素晴らしい演技でした。)
- She has a marvelous talent for music.(彼女は音楽に対する素晴らしい才能を持っています。)
marvelously/marvellously(副詞)
「素晴らしく、驚くべき方法で」という意味の副詞です。こちらもアメリカ英語とイギリス英語で綴りが異なります。
例文
- She sang marvelously well.(彼女は素晴らしく上手に歌いました。)
- The plan worked out marvelously.(その計画は素晴らしくうまくいきました。)
marvel of nature(自然の驚異)
自然界に存在する驚くべき現象や生物などを指す表現です。
例文
- The Great Barrier Reef is a marvel of nature.(グレートバリアリーフは自然の驚異です。)
- Fireflies are one of the marvels of nature.(ホタルは自然の驚異の一つです。)
marvel of engineering/technology(工学/技術の驚異)
人間が作り出した技術的に驚くべき建造物や機械などを指す表現です。
例文
- The Pyramids are marvels of engineering.(ピラミッドは工学の驚異です。)
- Smartphones are modern marvels of technology.(スマートフォンは現代の技術の驚異です。)
marvelを使った日常会話の例
実際の会話の中で「marvel」がどのように使われるのか、いくつかの会話例を通して理解しましょう。
観光地での会話
例文
- A: This castle is amazing! It’s over 500 years old.
(この城はすごいね!500年以上前のものなんだよ。) - B: I know! I marvel at how they built such huge structures without modern technology.
(本当だね!現代の技術なしでこんな巨大な建造物をどうやって建てたのか驚くよ。) - A: It’s truly a marvel of architecture.
(本当に建築の驚異だね。)
技術について話す場面
例文
- A: Have you seen the new smartphone? It can translate languages in real-time.
(新しいスマートフォン見た?リアルタイムで言語を翻訳できるんだよ。) - B: Yes, it’s incredible! I marvel at how quickly technology is advancing.
(うん、信じられないね!技術がこんなに早く進歩していることに驚くよ。) - A: Modern phones are truly marvels of engineering.
(現代の電話は本当に工学の驚異だね。)
人の才能に感嘆する場面
例文
- A: Did you hear Sarah play the piano yesterday? She’s only 10 years old!
(昨日サラのピアノ演奏聞いた?彼女はまだ10歳なんだよ!) - B: Yes, I did. I marvel at her talent. She plays better than many adults.
(うん、聞いたよ。彼女の才能に驚くよ。多くの大人よりも上手に弾くね。) - A: She is a marvel. I think she has a bright future ahead.
(彼女は驚くべき存在だね。明るい未来があると思うよ。)
marvelに関する問題
「marvel」の理解度を確認するための問題を10問用意しました。これらの問題を解くことで、この単語の理解を深めることができます。
- 名詞としての「marvel」の意味として最も適切なものは?
a) 奇跡
b) 驚異
c) 問題
d) 成功 - 動詞「marvel」の主な使い方として正しいのは?
a) marvel in
b) marvel at
c) marvel for
d) marvel on - 次の文を完成させるのに最も適切な単語は?
“The Great Wall of China is a _ of ancient engineering.”
a) marvel
b) marvelous
c) marveling
d) marvelled - 「I marvel at how quickly she learned English.」の日本語訳として最も適切なのは?
a) 彼女が英語を早く学んだことを疑います。
b) 彼女が英語を早く学んだことに驚きます。
c) 彼女が英語を早く学んだことを喜びます。
d) 彼女が英語を早く学んだことを残念に思います。 - 「marvel」の活用形として正しいのはどれ?(アメリカ英語)
a) marvel – marveled – marveled
b) marvel – marvelled – marvelled
c) marvel – marve – marven
d) marvel – marving – marved - 「marvel」と最も意味が近い単語は?
a) avoid
b) wonder
c) dislike
d) ignore - 次の文で「marvel」は何の品詞として使われていますか?
“Scientists marvel at the complexity of the human brain.”
a) 名詞
b) 形容詞
c) 副詞
d) 動詞 - 「The audience marveled at the magician’s tricks.」はどのような状況を表していますか?
a) 観客が手品師のトリックを批判した
b) 観客が手品師のトリックに驚嘆した
c) 観客が手品師のトリックを学んだ
d) 観客が手品師のトリックを理解できなかった - 次のうち、「marvel」の形容詞形として正しいのは?
a) marvelly
b) marvelous
c) marvelish
d) marvelful - 「It’s a marvel that he survived the accident.」の意味として正しいのは?
a) 彼が事故で生き残ったのは当然だ。
b) 彼が事故で生き残ったのは不思議だ。
c) 彼が事故で生き残ったのは驚くべきことだ。
d) 彼が事故で生き残ったのは残念だ。
「marvel」に関するよくある質問
「marvel」について学習者からよく質問される内容をまとめました。
- 「marvel」と「miracle」の違いは何ですか?
-
「marvel」と「miracle」はどちらも驚くべきものや出来事を指しますが、「miracle」はより強い意味を持ち、通常は説明がつかないような超自然的または不可能と思われる出来事を指します。一方、「marvel」は驚くべきものや出来事を指しますが、必ずしも超自然的である必要はありません。例えば、優れた建築物は「marvel of engineering」と表現できますが、病気が突然治ったような出来事は「miracle」と表現する方が適切です。
- 「marvel」は日常会話でよく使われますか?
-
「marvel」は一般的な日常会話ではそれほど頻繁には使われず、より文学的または格式高い表現として使われることが多いです。日常会話では、同様の意味を表す「amazing」「incredible」「awesome」などの単語の方がよく使われます。ただし、「marvel at」という表現は教養のある会話の中では時折見られます。
- 「marvel」のスペリングで気をつけるべき点はありますか?
-
「marvel」の活用形において、アメリカ英語とイギリス英語でスペリングが異なる点に注意が必要です。アメリカ英語では過去形と過去分詞が「marveled」、現在分詞が「marveling」ですが、イギリス英語ではそれぞれ「marvelled」「marvelling」となり、「l」が重ねられます。形容詞形も同様に、アメリカ英語では「marvelous」、イギリス英語では「marvellous」となります。
- 「marvel」を使うときの前置詞は何が正しいですか?
-
「marvel」を動詞として使う場合、通常は前置詞「at」と一緒に使います(marvel at〜)。これは「〜に驚嘆する」という意味になります。時には「marvel that…」の形で「〜ということに驚く」という意味で使われることもあります。
- 「marvelous」と「wonderful」の違いは何ですか?
-
「marvelous」と「wonderful」はどちらも「素晴らしい」という意味を持つ形容詞ですが、微妙なニュアンスの違いがあります。「marvelous」は驚きや驚嘆の要素が強く、何か期待を超えるような素晴らしさを表します。一方、「wonderful」はより一般的に使われ、喜びや満足感を与えるような素晴らしさを表します。「marvelous」の方がやや文学的で格式高い表現とされることもあります。
まとめ

この記事では「marvel」の意味と使い方について詳しく解説しました。英語初学者にとって、この言葉を理解し適切に使いこなすためのポイントを振り返りましょう。
「marvel」について学んだ主なポイントは以下の通りです。
- 「marvel」は名詞と動詞の両方として使うことができる
- 名詞としては「驚くべきもの、驚異」という意味を持つ
- 動詞としては「驚く、感嘆する」という意味を持ち、主に「marvel at」という形で使われる
- アメリカ英語とイギリス英語でスペリングが異なる場合がある(marveled vs marvelled)
- 「marvelous/marvellous」は「marvel」の形容詞形で「素晴らしい、驚くべき」という意味
- 「wonder」「miracle」「phenomenon」などの類似語との使い分けが重要
- 日常会話ではあまり使われず、より文学的または格式高い表現として使われることが多い
英語学習の過程で、単語の意味だけでなく、その使い方や類似語との違いを理解することは非常に重要です。「marvel」のような多面的な単語を学ぶことで、英語表現の幅が広がり、より豊かな英語を使いこなせるようになるでしょう。
ぜひ日々の英語学習に「marvel」を取り入れて、表現力を高めていってください。

