「minus(マイナス)」は英語において前置詞、名詞、形容詞として使われる多機能な単語です。基本的に「引く」「~を除いた」「~なしで」などの意味を持ち、数学の計算から日常会話まで幅広く活用されています。
日本語でも「マイナス」として馴染みがある言葉ですが、英語では様々な使い方があるため、本記事では英語初学者向けに詳しく解説していきます。
minusとは?基本的な意味と使い方

minusは元々ラテン語に由来する言葉で、英語では主に「引く」「減らす」「~なしで」という意味で使われています。最も一般的に知られているのは数学での使用法ですが、日常会話やビジネスの場面でも頻繁に登場する便利な単語です。
minusは品詞によって使い方が変わります。前置詞として使う場合は「~を引いた」「~を除いた」という意味になり、名詞として使う場合は「欠点」「マイナス点」を表します。また形容詞としては「マイナスの」「負の」といった意味を持ちます。これらの用法をしっかり理解することで、英語でのコミュニケーション能力が向上します。
前置詞としてのminus
前置詞として使われる場合、minusは「~を引いた」「~を除いた」という意味になります。主に数学の計算式や、何かを除外する表現で使われます。
例文
- Ten minus three equals seven.(10引く3は7です。)
- The total cost is $100 minus the discount.(合計金額は100ドルから割引額を引いたものです。)
- She came to the party minus her husband.(彼女は夫なしでパーティーに来ました。)
名詞としてのminus
名詞として使われる場合、minusは「欠点」「不利な点」「マイナス要素」を意味します。また数学では「マイナス記号」そのものを指すこともあります。
例文
- The cold weather is a big minus for this resort.(寒い天候はこのリゾートにとって大きな欠点です。)
- We need to consider all the pluses and minuses of this plan.(この計画のすべての長所と短所を考慮する必要があります。)
- The minus sign shows that the number is negative.(マイナス記号はその数が負であることを示しています。)
形容詞としてのminus
形容詞として使われる場合、minusは「マイナスの」「負の」「~を欠いた」という意味を持ちます。特に温度や数値の前に置かれることが多いです。
例文
- The temperature is minus ten degrees today.(今日の気温はマイナス10度です。)
- The company reported minus profits this quarter.(会社は今四半期マイナスの利益を報告しました。)
- He has a minus attitude about the project.(彼はそのプロジェクトに対して否定的な態度を持っています。)
minusの数学における使い方
minusは数学の世界では非常に重要な単語です。計算式を表現する際や、負の数を示す際に頻繁に使われます。英語圏の数学の授業では、計算を音読する時にもこの単語が必要になります。
数学でのminusの使い方をマスターすることは、特に英語で学ぶ際に重要です。基本的な計算から、より複雑な数式まで、様々な場面で活用できます。
減算を表すminus
計算式で引き算を表す場合、minusが使われます。「-」記号を英語で読み上げるときにも使います。
例文
- Five minus two equals three.(5引く2は3です。)
- Twenty minus fifteen is five.(20引く15は5です。)
- If you minus three from ten, you get seven.(10から3を引くと、7になります。)
負の数を表すminus
数値の前に置かれて、その数が「負」であることを示す場合もあります。特に温度や金融関係の文脈でよく使われます。
例文
- The temperature dropped to minus five degrees.(気温はマイナス5度まで下がりました。)
- The bank account showed a balance of minus fifty dollars.(銀行口座はマイナス50ドルの残高を示していました。)
- The profit was minus two hundred thousand yen.(利益はマイナス20万円でした。)
minusの日常会話での使い方
minusは数学だけでなく、日常会話でも頻繁に使われる表現です。特に「~なしで」「~を除いて」という意味で使われることが多く、様々な状況で役立ちます。
日常会話でのminusの使い方を知っておくと、より自然な英語表現ができるようになります。特に何かが欠けている状態や、不足している状況を表現するのに便利です。
「~なしで」を表すminus
何かがない状態、欠けている状態を表現する際にminusを使います。
例文
- I drink coffee minus sugar.(私は砂糖なしでコーヒーを飲みます。)
- He went to school minus his homework.(彼は宿題なしで学校に行きました。)
- We enjoyed the beach minus the usual crowds.(私たちはいつもの人混みなしでビーチを楽しみました。)
「欠点」を表すminus
何かの欠点や不利な点を表現する際にも使われます。
例文
- The minus of living here is the long commute.(ここに住むことの欠点は通勤時間が長いことです。)
- On the minus side, the hotel is far from the station.(マイナス面としては、そのホテルは駅から遠いです。)
- Let’s look at the minuses of this proposal.(このプロポーザルの欠点を見てみましょう。)
minusを使った便利な表現
minusを含む便利なフレーズやイディオムもいくつかあります。これらの表現を覚えておくと、より豊かな英語表現ができるようになります。
日常会話やビジネスの場面でよく使われる表現をいくつか紹介します。これらの表現を使いこなせると、英語力がさらに向上します。
長所と短所を表す表現
「長所と短所」を表す表現として、「pluses and minuses」がよく使われます。
例文
- We need to weigh the pluses and minuses of moving to a new city.(新しい都市に引っ越すことの長所と短所を比較検討する必要があります。)
- Every job has its pluses and minuses.(どんな仕事にも長所と短所があります。)
- The pluses and minuses of this decision are clear.(この決断の長所と短所は明らかです。)
気温を表す表現
気温が氷点下であることを表現する際によく使われます。
例文
- It’s minus ten degrees outside.(外はマイナス10度です。)
- The forecast says it will be minus five tomorrow.(予報によると明日はマイナス5度になるでしょう。)
- I can’t ski when it’s minus twenty.(マイナス20度の時はスキーができません。)
minusのよくある間違いと注意点
英語学習者がminusを使う際によく犯す間違いや、混同しやすいポイントについて解説します。これらの注意点を理解することで、より正確にminusを使えるようになります。
まず、minusとlessの違いを理解することが重要です。minusは主に前置詞として「~を除いた」という意味で使われますが、lessは比較級として「より少ない」を意味します。日本語では両方とも「少ない」と訳せますが、使い方が異なります。
また、数学の文脈以外では、minusよりもwithoutを使うほうが自然な場合が多いことも覚えておきましょう。「Coffee minus sugar」よりも「Coffee without sugar」のほうが一般的です。
さらに、「マイナス思考」を英語で表現する場合、直訳して「minus thinking」とは言わず、「negative thinking」を使うのが正しいです。このように、日本語の「マイナス~」という表現が、必ずしも英語でminusを使うとは限らないことに注意が必要です。
温度表現に関しては、「minus five degrees」(マイナス5度)と言いますが、「It’s five degrees minus」とは言わないので注意しましょう。必ずminusを数字の前に置きます。
I drank tea less sugar.(誤り)
I drank tea without sugar. / I drank tea minus sugar.(正しい)
The minus thinking is not good for you.(誤り)
Negative thinking is not good for you.(正しい)
Today is five degrees minus.(誤り)
Today is minus five degrees.(正しい)
minusに関する問題
「minus」という単語に関する英語の問題を10問用意しました。「minus」は主に「マイナス」や「引く」という意味で使われますが、英語では他にもさまざまな表現や関連語があります。
問題を通して、「minus」の使い方や意味だけでなく、似たような意味を持つ単語や反対語についても学びましょう。
- 数学で「5 minus 3」はいくつになりますか?
- 「minus」の反対語として正しいものはどれですか?
a) plus b) zero c) equal - 「The temperature is 10 degrees below zero.」この文で「below zero」と同じ意味の単語は何ですか?
- 「minus」を使って「2を7から引く」を英語でどう言いますか?
- 「minus」はどの品詞として使われることが多いですか?
a) 動詞 b) 前置詞 c) 形容詞 - 「minus」を使わずに「マイナス10度」を英語で表現するにはどう言いますか?
- 「minus」を使って、計算式「12から4を引く」を英語で書いてください。
- 「minus」と同じ意味を持つ数学記号は何ですか?
- 「minus」を使った例文を1つ作ってください。
- 「minus」のスペルミスを1つ挙げてください。
この問題を通して、「minus」の使い方や関連表現について理解を深めてください。
「minus」に関するよくある質問
- 「minus」と「negative」の違いは何ですか?
-
minusは主に数学的な文脈で「引く」「マイナス」を意味し、前置詞として「~なしで」という意味でも使われます。一方、negativeは「否定的な」「陰性の」といった幅広い意味を持つ形容詞です。気温表現では両方使えますが(minus five degrees / negative five degrees)、感情や態度を表す場合はnegativeを使うのが一般的です。
- 「minus」は日常会話でどのように使われますか?
-
日常会話では「~なしで」「~を除いて」という意味で使われることが多いです。例えば「I came to work minus my lunch」(ランチなしで仕事に来ました)のように使います。また「pluses and minuses」(長所と短所)のような表現もよく使われます。
- 気温を表す際の「minus」の使い方は?
-
気温が氷点下の場合、「minus five degrees」(マイナス5度)のように表現します。数字の前にminusを置くことが重要で、「five degrees minus」とは言いません。口語では単に「It’s minus ten today」(今日はマイナス10度だ)のように言うこともあります。
- 「マイナス思考」は英語で何と言いますか?
-
「マイナス思考」は英語では「negative thinking」と表現します。「minus thinking」とは言いません。日本語での「マイナス」の用法と英語での「minus」の用法が異なる例の一つです。
- 「minus」と「without」はどう違いますか?
-
minusは主に数学的な文脈や、何かを引いたり除外したりする意味合いが強いのに対し、withoutはより一般的に「~なしで」という状態を表します。日常会話では多くの場合、minusよりもwithoutを使う方が自然です。
- 数学以外の場面で「minus」はどのように使いますか?
-
数学以外では「~なしで」「~を除いて」という意味で使われます。例えば「The apartment costs $1000 minus utilities」(そのアパートは光熱費を除いて1000ドルです)のように使います。また「pluses and minuses」(長所と短所)のような表現もあります。
- 「minus」を使った数学的表現の例を教えてください。
-
「Five minus two equals three」(5引く2は3)、「minus five degrees」(マイナス5度)、「The result is minus ten」(結果はマイナス10です)などがあります。計算式を読み上げる際によく使われます。
- 「minus」と「less」の違いは何ですか?
-
minusは主に前置詞として使われ、明確に「~を除いた」という意味合いが強いのに対し、lessは比較級や「より少ない」という意味で使われることが多いです。「Ten minus three」(10引く3)のような計算表現にはlessは使えません。
まとめ

「minus」は英語の中で様々な使い方ができる便利な単語です。数学的な文脈での「引く」という意味から、日常会話での「~なしで」という意味まで、幅広く活用されています。この記事で学んだ内容を整理しておきましょう。
minusについての主なポイントは以下の通りです。
- minusは前置詞、名詞、形容詞として使われる多機能な単語である
- 数学では「引く」や「負の数」を表す際に使われる
- 日常会話では「~なしで」「~を除いて」という意味で使われる
- 「pluses and minuses」で「長所と短所」を表現できる
- 気温表現では「minus five degrees」のように使う
- 「マイナス思考」は英語では「negative thinking」と表現する
- minusとlessやwithoutなどの類似表現は使い分けが必要
- 数字の前にminusを置いて「マイナスの数」を表現する
- 「On the minus side」で「マイナス面としては」という表現ができる
- 日本語の「マイナス~」を英語にするとき、必ずしもminusを使うとは限らない
minusの様々な使い方をマスターすることで、より正確で豊かな英語表現ができるようになります。日常会話や学校の勉強、ビジネスシーンなど、様々な場面で活用してみてください。

