「narrow」は英語で主に形容詞と動詞として使われる単語です。形容詞としては「狭い」「細い」「限られた」という意味を持ち、動詞としては「狭くする」「範囲を限定する」といった意味で使われます。
日常会話から学術的な文脈まで幅広く使われる基本的な英単語ですので、しっかりとマスターしておきましょう。
「narrow」とは?基本的な意味と用法

「narrow」は最も基本的な意味としては「幅が狭い」「細い」という物理的な特性を表す形容詞です。道路や通路、隙間などの物理的な空間の狭さを表現する際によく使われます。また、視野や考え方が限られているといった抽象的な文脈でも使用されます。
「narrow」は形容詞としての使用が最も一般的ですが、動詞として使うこともできます。動詞の場合は「(何かを)狭くする」「範囲を絞る」という意味になります。発音は「ナロウ(nǽrou)」となり、比較級は「narrower(ナロウアー)」、最上級は「narrowest(ナロウイスト)」です。
形容詞としての「narrow」
形容詞としての「narrow」は、主に以下のような意味で使われます。
- 物理的に幅が狭い、細い
- 限られた、制限された
- (視野・考え方などが)狭い、偏った
- (勝利や敗北などが)わずかな、接戦の
形容詞としての使い方の例
- This is a narrow road.(これは狭い道です。)
- He has narrow shoulders.(彼は肩幅が狭いです。)
- She has a narrow point of view.(彼女は視野が狭いです。)
- It was a narrow victory.(それはわずかな差での勝利でした。)
動詞としての「narrow」
動詞としての「narrow」は、以下のような意味で使われます。
- 狭くする、細くする
- 範囲や選択肢を絞る、限定する
- (目を)細める
動詞としての使い方の例
- The road narrows ahead.(道は前方で狭くなっています。)
- We need to narrow our focus.(私たちは焦点を絞る必要があります。)
- He narrowed his eyes in suspicion.(彼は疑いの目を細めました。)
「narrow」の使い方と例文
「narrow」は日常生活の様々な場面で使用される便利な単語です。ここでは、具体的な使い方と例文を見ていきましょう。
物理的な狭さを表す場合、「narrow」は道路、廊下、川、隙間など様々な対象に使えます。日本語の「狭い」とほぼ同じ感覚で使えますが、特に幅が狭いという意味合いが強いです。また、抽象的な概念を表す際にも使われ、「限られた視野」や「わずかな差」を表現する際に便利です。
物理的な狭さを表す「narrow」
物理的な狭さを表す場合、「narrow」は道路、廊下、川、隙間など様々な対象に使えます。
例文
- The street is too narrow for trucks.(その通りはトラックには狭すぎます。)
- I can’t fit through that narrow gap.(私はあの狭い隙間を通り抜けられません。)
- We walked along a narrow path in the forest.(私たちは森の中の狭い小道を歩きました。)
- This shelf is too narrow for these books.(この棚はこれらの本には狭すぎます。)
- The narrow river flows quickly.(狭い川は速く流れています。)
抽象的な狭さや限定を表す「narrow」
「narrow」は抽象的な概念にも使われ、限られた視野や選択肢、わずかな差などを表現します。
例文
- He has a narrow mind.(彼は心が狭いです。)
- They won by a narrow margin.(彼らはわずかな差で勝ちました。)
- This is a narrow interpretation of the law.(これは法律の狭い解釈です。)
- We have a narrow window of opportunity.(私たちにはわずかなチャンスの窓があります。)
- The company has a narrow range of products.(その会社は製品の種類が限られています。)
「narrow」を使った熟語と表現
「narrow」を含むいくつかの重要な熟語や表現があります。ここでは、よく使われる表現を紹介します。熟語は単語単体よりも表現の幅が広がるので、ぜひ覚えておきましょう。
「narrow down」や「narrow escape」などの表現は日常会話でもよく使われ、英語らしい表現を身につけるのに役立ちます。また、「narrow-minded(偏狭な)」などの複合語も重要です。
「narrow down」の使い方
「narrow down」は「絞り込む」「限定する」という意味の句動詞です。選択肢や可能性を減らして焦点を絞る際に使います。
例文
- We need to narrow down our choices.(私たちは選択肢を絞る必要があります。)
- Let’s narrow down the list of candidates.(候補者のリストを絞り込みましょう。)
- I have narrowed down my search to three universities.(私は検索を3つの大学に絞りました。)
- Can you narrow down the problem?(問題を絞り込むことができますか。)
- They narrowed down the possible locations to two cities.(彼らは可能な場所を2つの都市に絞りました。)
「narrow escape」の使い方
「narrow escape」は「危機一髪」「間一髪の脱出」という意味の表現です。危険な状況からかろうじて逃げ出したことを表します。
例文
- He had a narrow escape from the burning building.(彼は燃えている建物から危機一髪で脱出しました。)
- It was a narrow escape from the accident.(それは事故からの間一髪の脱出でした。)
- The cat had a narrow escape when the car just missed it.(その猫は車にかすめられただけで危機一髪でした。)
- We had a narrow escape during the storm.(私たちは嵐の間に危機一髪の経験をしました。)
- It was a narrow escape from disaster.(それは災害からの危機一髪の回避でした。)
その他の「narrow」を含む表現
「narrow」を含むその他の表現も見ていきましょう。
narrow-minded(偏狭な、心の狭い)
- Don’t be so narrow-minded about new ideas.(新しいアイデアに対してそんなに偏狭にならないでください。)
narrow the gap(格差を縮める)
- We need to narrow the gap between rich and poor.(私たちは貧富の差を縮める必要があります。)
narrow the focus(焦点を絞る)
- Let’s narrow the focus of our research.(研究の焦点を絞りましょう。)
in the narrow sense(狭い意味では)
- In the narrow sense, this word means…(狭い意味では、この単語は…を意味します。)
narrow view(狭い視野)
- He has a narrow view of the world.(彼は世界に対して狭い視野を持っています。)
「narrow」のよくある間違いと注意点
「narrow」を使う際に気をつけるべきポイントや、よくある間違いについて説明します。英語学習者がつまずきやすいポイントですので、しっかり理解しておきましょう。
特に「narrow」と似た意味を持つ「tight」「slim」「thin」などの単語との使い分けは重要です。これらは微妙にニュアンスが異なりますので、適切な場面で適切な単語を選べるようにしましょう。
「narrow」と「tight」の違い
「narrow」と「tight」はどちらも「狭い」という意味を持ちますが、使い方に違いがあります。
「narrow」は主に幅や空間の狭さを表し、「tight」は主に「きつい」「ぴったりしている」というニュアンスがあります。
例えば、
- a narrow road(狭い道)- 幅が狭い
- tight jeans(きついジーンズ)- 体にぴったりしている
間違いやすい例
- ✓ The corridor is narrow.(廊下は狭いです。)
- ✗ The corridor is tight.(不自然な表現)
- ✓ These shoes are too tight for me.(この靴は私にはきつすぎます。)
- ✗ These shoes are too narrow for me.(幅が狭すぎる場合には正しいが、全体的なきつさを表現する場合は不自然)
「narrow」と「slim」の違い
「narrow」と「slim」も混同されることがあります。「slim」は主に「すらっとした」「細い」という意味で、特に人の体型を表現する際に使われます。
例えば、
- a narrow road(狭い道)
- a slim person(すらっとした人)
間違いやすい例
- ✓ She has a slim figure.(彼女はすらっとした体型をしています。)
- ✗ She has a narrow figure.(不自然な表現)
- ✓ The path is narrow.(小道は狭いです。)
- ✗ The path is slim.(不自然な表現)
「narrow」の比較級と最上級
「narrow」の比較級は「narrower」、最上級は「narrowest」となります。スペルに注意しましょう。
例文
- This road is narrower than that one.(この道はあの道より狭いです。)
- This is the narrowest part of the river.(ここが川の最も狭い部分です。)
「narrow」に関する問題
ここでは「narrow」の理解度をチェックするための問題を10問用意しました。自分の理解を確認するためにチャレンジしてみてください。
- 次の文の空欄に適切な単語を入れてください:The road _ as you approach the bridge.
- 「narrow escape」の意味として正しいものはどれですか?
- 「He has a narrow mind」の意味は何ですか?
- 「We need to narrow down our options」を日本語に訳してください。
- 「narrow」の反対語として最も適切なものを選んでください。
- 次の文を英語に訳してください:「この廊下は狭すぎます。」
- 「narrow margin」の意味として正しいものはどれですか?
- 「narrow」の比較級と最上級はそれぞれ何ですか?
- 次の文の空欄に適切な表現を入れてください:The detective _ his eyes as he examined the evidence.
- 「narrow-minded」の意味を説明してください。
「narrow」に関するよくある質問
- 「narrow」と「thin」はどう違いますか?
-
「narrow」は主に幅や空間の狭さを表す言葉で、道路や通路などの幅が限られていることを示します。一方、「thin」は主に厚みの少なさを表し、紙や布、人の体型などが薄いことを示します。
- a narrow path(狭い小道)- 幅が狭い
- a thin book(薄い本)- 厚みが少ない
- 「narrow down」と「narrow」の違いは何ですか?
-
「narrow」は単独で「狭い」という形容詞、または「狭くなる・狭くする」という動詞として使います。「narrow down」は句動詞で、「選択肢や可能性を絞り込む」という特定の意味を持ちます。
- The road narrows ahead.(道は前方で狭くなります。)- 単独の動詞
- We need to narrow down our choices.(選択肢を絞る必要があります。)- 句動詞
- 「narrow-minded」は失礼な表現ですか?
-
「narrow-minded(心が狭い、偏狭な)」はやや否定的なニュアンスを持つ表現です。人を直接この言葉で表現すると失礼に受け取られる可能性があります。より丁寧に表現する場合は、「has strong opinions(強い意見を持っている)」や「is not very open to new ideas(新しいアイデアにあまり開かれていない)」などの言い方ができます。
- 「narrow」はどんな名詞と一緒に使われますか?
-
「narrow」はさまざまな名詞と組み合わせて使うことができます。一般的な組み合わせには以下のようなものがあります。
- narrow road/street/path/corridor(狭い道/通り/小道/廊下)
- narrow gap/space(狭い隙間/空間)
- narrow margin/victory/defeat(わずかな差/勝利/敗北)
- narrow mind/view/perspective(狭い心/視野/視点)
- narrow escape(危機一髪)
- narrow range/selection(限られた範囲/選択)
- 「narrow」は抽象的な概念にも使えますか?
-
はい、「narrow」は物理的な狭さだけでなく、抽象的な概念にも広く使われます。例えば、「narrow interpretation(狭い解釈)」「narrow focus(限定された焦点)」「narrow range of interests(限られた興味の範囲)」など、限定された範囲や視野の狭さを表現する際に使われます。
- 「narrow」を使った英語の慣用表現はありますか?
-
「narrow」を含む主な慣用表現には以下のようなものがあります。
- narrow down(絞り込む)
- narrow escape(危機一髪)
- by a narrow margin(わずかな差で)
- narrow the gap(格差を縮める)
- walk a narrow line/path(慎重に行動する)
まとめ

この記事では、英語の「narrow」の意味と使い方について詳しく解説しました。「narrow」は基本的には「狭い」「細い」という意味を持つ形容詞ですが、動詞として「狭くする」「絞り込む」という意味でも使われます。
物理的な狭さだけでなく、抽象的な概念の限定にも用いられる多様な単語です。ポイントをまとめると、
- 「narrow」は主に「狭い」「細い」「限られた」という意味の形容詞
- 動詞としては「狭くする」「絞り込む」という意味がある
- 物理的な空間(道、廊下など)の狭さを表現できる
- 抽象的な概念(視野、考え方など)の限定にも使える
- 「narrow down」(絞り込む)や「narrow escape」(危機一髪)などの重要な熟語がある
- 「narrow」の比較級は「narrower」、最上級は「narrowest」
- 「tight」「slim」「thin」など似た意味を持つ単語との違いを理解することが重要
「narrow」は基本的な英単語ですが、様々な文脈で使われるため、例文とともに使い方をマスターしておくと英語力向上に役立ちます。
日常会話から学術的な文脈まで幅広く使える単語ですので、ぜひ積極的に使ってみてください。

