英語学習を始めたばかりの方なら、「no longer」という表現に出会ったことがあるかもしれません。この表現はシンプルですが、使いこなせると英語での表現の幅が広がります。
本記事では、英語初学者の方でもわかりやすいように「no longer」の意味と使い方を詳しく解説します。過去と現在の状態の変化を表すこの便利な表現をマスターして、英語力をアップさせましょう。
「no longer」の基本的な意味

「no longer」は、「もはや〜ではない」「もう〜ではない」「もう〜していない」という意味を持つ英語表現です。この表現が特別なのは、単なる否定ではなく、過去と現在の状態を比較しているところにあります。つまり、「以前はそうだったけれど、今はそうではない」という状況を表現します。
例えば、「I don’t play soccer.(私はサッカーをしません)」という単純な否定文があります。これは単に現在サッカーをしていないという事実を述べているだけです。一方、「I no longer play soccer.(私はもうサッカーをしていません)」と言うと、「私は以前はサッカーをしていたけれど、今はもうしていない」という意味になります。
このように、「no longer」を使うことで、過去と現在の変化を一つの表現で伝えることができるのです。
「no longer」の日本語訳
「no longer」は日本語でどのように訳されるでしょうか。主な訳し方は以下のとおりです。
- 「もはや〜ではない」
- 「もう〜ではない」
- 「もう〜していない」
- 「〜なくなった」
- 「〜しなくなった」
文脈によって最適な訳し方は変わりますが、いずれも「過去と現在の変化」というニュアンスが含まれています。
「no longer」の文中での位置と使い方
「no longer」を文章の中で正しく使うためには、その位置に注意する必要があります。位置は、使う動詞のタイプによって変わります。
be動詞と一緒に使う場合
be動詞(am, is, are, was, were)と一緒に「no longer」を使う場合、be動詞の後に「no longer」を置きます。
構文:主語 + be動詞 + no longer + 補語
例文
- I am no longer a student.(私はもう学生ではありません)
- She is no longer my friend.(彼女はもう私の友達ではありません)
- We are no longer interested in baseball.(私たちはもう野球に興味がありません)
- They were no longer happy at that school.(彼らはもうその学校で幸せではありませんでした)
これらの例文では、主語の状態が過去と現在で変化したことを表しています。「以前は〜だったが、今は違う」という変化を伝えています。
一般動詞と一緒に使う場合
一般動詞と一緒に「no longer」を使う場合は、一般動詞の前に「no longer」を置きます。
構文:主語 + no longer + 一般動詞
例文
- I no longer walk to school.(私はもう学校まで歩いていきません)
- She no longer reads books before bed.(彼女はもう寝る前に本を読みません)
- We no longer eat dinner together.(私たちはもう一緒に夕食を食べません)
- He no longer plays with his old toys.(彼はもう古いおもちゃで遊びません)
これらの例文も、過去には行っていたことが現在は行われなくなったという変化を表しています。
また、can、will、mustなどの助動詞がある場合は、助動詞の後に「no longer」を置きます。
例文
- I can no longer run fast.(私はもう速く走れません)
- She will no longer attend our meetings.(彼女はもう私たちの会議に出席しません)
「no longer」を使った日常会話の例
「no longer」は日常会話でよく使われる表現です。ここでは、学校生活や家庭での使用例を見てみましょう。
学校生活での使い方
学校生活では、様々な変化が起こります。そのような変化を「no longer」を使って表現できます。
例文
- I no longer go to math club after school.(私はもう放課後数学クラブに行きません)
- Our teacher is no longer strict with homework.(先生はもう宿題に厳しくありません)
- We no longer have lunch in our classroom.(私たちはもう教室で昼食を食べません)
- He no longer sits in the back row.(彼はもう後ろの列に座りません)
- They are no longer in our class.(彼らはもう私たちのクラスにいません)
家庭での使い方
家庭内での変化も「no longer」を使って表現できます。
例文
- My sister no longer shares her toys with me.(姉はもう私とおもちゃを共有しません)
- We are no longer allowed to watch TV after dinner.(私たちはもう夕食後にテレビを見ることが許されていません)
- My father no longer works on weekends.(父はもう週末に働きません)
- Our cat is no longer afraid of dogs.(私たちの猫はもう犬を怖がりません)
- I no longer help with cooking dinner.(私はもう夕食の料理を手伝いません)
「no longer」と似た表現の違い
英語には「no longer」と似た意味を持つ表現がいくつかあります。ここでは、それらの表現との違いを説明します。
「not anymore」との違い
「not anymore」も「もう〜ではない」という意味で「no longer」と似ています。しかし、いくつかの違いがあります。
- 「not anymore」はカジュアルな会話でよく使われる表現です
- 「no longer」はやや硬い表現で、フォーマルな文章や会話で使われることが多いです
- 「not anymore」は通常、文末に置かれることが多いです
例文(no longer)
- I no longer eat meat.(私はもう肉を食べません)
例文(not anymore)
- I don’t eat meat anymore.(私はもう肉を食べません)
どちらも同じ意味を表していますが、「not anymore」の方がよりカジュアルな表現です。日常会話では「not anymore」の方がよく使われます。
「no more」との違い
「no more」も「もうこれ以上〜ない」という意味で使われますが、「no longer」とは少し違います。
- 「no more」は主に量や数に関して使われ、「これ以上の量はない」という意味合いが強いです
- 「no longer」は時間や状態の変化に焦点を当てています
例文(no more)
- There is no more water in the bottle.(ボトルにはもう水がありません)
- I want no more homework.(もう宿題は欲しくありません)
例文(no longer)
- The water is no longer clean.(その水はもう清潔ではありません)
- I am no longer tired after taking a nap.(昼寝をした後、もう疲れていません)
「no more」は「これ以上の〜はない」というニュアンスで、量や回数に焦点を当てているのに対し、「no longer」は状態の変化を表しています。
「no longer than」について
「no longer than」は「no longer」とは別の表現で、「〜より長くない」「最大で〜」という意味になります。これは長さや時間の制限を表す表現です。
例文
- My speech will be no longer than five minutes.(私のスピーチは5分を超えません)
- The line should be no longer than 10 people.(その列は10人を超えるべきではありません)
- The movie is no longer than two hours.(その映画は2時間より長くありません)
「no longer」が「もはや〜ではない」という意味であるのに対し、「no longer than」は「〜より長くない」という全く異なる意味を持つので注意が必要です。
「no longer」を使った会話例
「no longer」は日常会話の中でどのように使われるのか、具体的な会話例を見てみましょう。
友達との会話
例文
- A: Do you still collect baseball cards?(まだ野球カードを集めているの?)
- B: No, I no longer collect them. I became interested in video games instead.(いいえ、もう集めていません。代わりにビデオゲームに興味を持つようになりました)
例文
- A: Is Mary still in your English class?(メアリーはまだあなたの英語クラスにいるの?)
- B: She is no longer in our class. She moved to another school last month.(彼女はもう私たちのクラスにいません。先月別の学校に転校しました)
買い物での会話
例文
- A: I’d like to buy that red bag I saw last week.(先週見た赤いバッグを買いたいのですが)
- B: I’m sorry, but we no longer have that bag in stock.(申し訳ありませんが、そのバッグはもう在庫がありません)
例文
- A: Do you still sell those chocolate cookies?(まだあのチョコレートクッキーを売っていますか?)
- B: We no longer sell those cookies. Would you like to try our new vanilla cookies?(もうそのクッキーは販売していません。新しいバニラクッキーを試してみませんか?)
「no longer」を使った実用的な例文
「no longer」は様々な状況で使うことができます。ここでは、日常生活の様々な場面での例文を見てみましょう。
趣味や余暇に関する例文
例文
- I no longer watch TV every day.(私はもう毎日テレビを見ません)
- He no longer plays soccer with us.(彼はもう私たちとサッカーをしません)
- We no longer go to that park.(私たちはもうあの公園に行きません)
- They are no longer members of the club.(彼らはもうそのクラブのメンバーではありません)
- She no longer collects stamps.(彼女はもう切手を収集していません)
学校や勉強に関する例文
例文
- I no longer study English every day.(私はもう毎日英語を勉強しません)
- He is no longer interested in science.(彼はもう科学に興味がありません)
- We no longer have tests on Friday.(私たちはもう金曜日にテストがありません)
- The teacher no longer gives us homework on weekends.(先生はもう週末に宿題を出しません)
- She no longer attends piano lessons.(彼女はもうピアノのレッスンに通っていません)
「no longer」に関連する文法ポイント
「no longer」を使う際には、いくつかの文法ポイントに注意する必要があります。
時制との関係
「no longer」は現在形、過去形、未来形など、様々な時制で使うことができます。
現在形
- I no longer live in Tokyo.(私はもう東京に住んでいません)
過去形
- She no longer wanted to go to the party.(彼女はもうパーティーに行きたくありませんでした)
未来形
- From next week, we will no longer have math classes on Monday.(来週から、私たちはもう月曜日に数学の授業がありません)
- I have no longer been interested in that comic book.(私はもうその漫画に興味がなくなりました)
疑問文での使い方
「no longer」は疑問文でも使うことができます。
例文
- Is he no longer your friend?(彼はもうあなたの友達ではないのですか?)
- Do you no longer like chocolate?(あなたはもうチョコレートが好きではないのですか?)
- Are they no longer living in this town?(彼らはもうこの町に住んでいないのですか?)
ただし、「no longer」を含む疑問文は少し硬い表現になるため、日常会話では「still…not?」や「anymore?」を使った表現の方が一般的です。
例文
- Is he no longer your friend?(やや硬い表現)
- Is he not your friend anymore?(より自然な表現)
- Isn’t he your friend anymore?(より自然な表現)
「no longer」に関するよくある質問
ここでは、「no longer」に関してよくある質問とその回答をまとめます。
- 「no longer」と「not anymore」はどちらを使えばいいですか?
-
どちらも「もう〜ではない」という意味ですが、「no longer」はやや硬い表現でフォーマルな文章に適しています。一方、「not anymore」はカジュアルな会話でよく使われます。状況に応じて使い分けるとよいでしょう。
- 「no longer」は否定文で使うのですか?
-
「no longer」自体が否定の意味を持っているため、追加の否定語(not)は必要ありません。例えば「I do not no longer play soccer.」は二重否定になるため誤りです。正しくは「I no longer play soccer.」です。
- 「no longer」は過去形と一緒に使えますか?
-
はい、「no longer」は過去形と一緒に使うことができます。例えば「He no longer lived there after the accident.」(その事故の後、彼はもうそこに住んでいませんでした)のように使えます。
- 「no longer」と「no more」の違いは何ですか?
-
「no longer」は時間や状態の変化に焦点を当て、「もはや〜ではない」という意味です。「no more」は主に量や数に関して使われ、「これ以上の〜はない」という意味合いが強いです。
- 「no longer」を文の最初に置くことはできますか?
-
通常、「no longer」は文の主語の後、または be 動詞の後に置かれます。文の最初に置くことは一般的ではありませんが、特に強調したい場合には「No longer do I believe in Santa Claus.」(もう私はサンタクロースを信じません)のように倒置を用いて文頭に置くこともできます。これは少し高度な表現なので、初学者は主語の後または be 動詞の後に置く基本的な用法を習得することをお勧めします。
まとめ

この記事では「no longer」の意味と使い方について詳しく解説しました。以下に主なポイントをまとめます。
- 「no longer」は「もはや〜ではない」「もう〜ではない」という意味で、過去と現在の状態の変化を表す表現です。
- be動詞と使う場合は、be動詞の後に「no longer」を置きます(例:I am no longer a student.)
- 一般動詞と使う場合は、一般動詞の前に「no longer」を置きます(例:I no longer play baseball.)
- 「not anymore」は「no longer」と似た意味を持ちますが、よりカジュアルな表現です。
- 「no more」は主に量や数に関して使われ、「これ以上の〜はない」という意味合いが強いです。
- 「no longer than」は「〜より長くない」「最大で〜」という意味で、長さや時間の制限を表します。
- 「no longer」は否定の意味を持っているため、追加の否定語(not)は必要ありません。
- 「no longer」は様々な時制(現在形、過去形、未来形、現在完了形など)で使うことができます。
- 疑問文では「no longer」を使うこともできますが、日常会話では「still…not?」や「anymore?」を使った表現の方が一般的です。
「no longer」は英語で状態の変化を表現する際に非常に便利な表現です。この記事で学んだ知識を活かして、自分の英語表現の幅を広げてみてください。日常会話や作文など、様々な場面で役立つことでしょう。

