「obese(オビース)」は英語の形容詞で、「肥満の」「太り過ぎの」という意味を持ちます。この単語は特に医学的な文脈でよく使われ、健康に影響を及ぼすほどの過剰な体脂肪がある状態を表します。単なる「太っている」よりもより深刻な状態を指し示す単語です。
今回は、このobeseの意味や適切な使い方、例文などを詳しく解説していきます。
obeseとは?意味と基本知識

obeseは「肥満した」「太り過ぎの」「肥満体の」という意味を持つ形容詞です。医学的には、BMI(Body Mass Index:体格指数)が30以上の状態を指します。BMIは体重(kg)を身長(m)の二乗で割った値で、人の肥満度を示す国際的な指標として使われています。
obeseは単に「太っている」という状態を超えて、健康リスクを伴うレベルの肥満状態を表現する際に使われます。そのため、特に医療や健康に関する文脈で使用されることが多い単語です。
発音と語源
obeseの発音は英国英語では /əʊˈbiːs/、米国英語では /oʊˈbiːs/ となり、カタカナでは「オビース」または「オウビース」と表記されます。
この単語はラテン語由来で、もともとは医療用語として使われていました。
関連する形態
「肥満」という状態を表す名詞形は「obesity(オビーシティ)」です。
また、「obesely(肥満的に)」という副詞形や「obeseness(肥満性)」という名詞形もありますが、これらは使用頻度が低いです。
obeseの使い方
obeseは主に医学的または科学的な文脈で使われる単語です。日常会話でも使われることはありますが、人を直接形容する際には注意が必要です。
適切な使用場面
obeseが適切に使われる場面としては、以下のようなものがあります。
- 医学的な診断や健康報告書
- 健康や肥満に関する科学的な記事や議論
- 健康統計や研究結果の説明
- 特定の医学的状態を客観的に説明する場合
使用時の注意点
obeseは直接人を形容する際に使うと、失礼に当たることがあります。太っている人を指して「He is obese(彼は肥満です)」というような使い方は、相手を傷つける可能性があります。
より丁寧な表現を選ぶか、医学的文脈で明確に必要な場合にのみ使うようにしましょう。
obeseの例文
ここでは、obeseの使い方が理解できる中学英語レベルの例文をいくつか紹介します。
例文
- The doctor said I am obese and need to lose weight.(医者は私が肥満で、体重を減らす必要があると言いました。)
- Many children in this country are becoming obese.(この国の多くの子どもたちが肥満になってきています。)
- He was not just overweight, he was clinically obese.(彼は単に太っているだけでなく、臨床的に肥満でした。)
- Obese people have a higher risk of heart disease.(肥満の人々は心臓病のリスクが高くなります。)
- She is trying to exercise more because she doesn’t want to be obese.(彼女は肥満になりたくないので、もっと運動するようにしています。)
- The number of obese students in our school is increasing.(私たちの学校の肥満生徒の数が増えています。)
- My grandfather became obese after he stopped walking every day.(祖父は毎日の散歩をやめた後、肥満になりました。)
- If your BMI is over 30, you are considered obese.(あなたのBMIが30を超えると、肥満と見なされます。)
obeseの類義語と違い
英語には「太っている」状態を表すさまざまな単語がありますが、それぞれニュアンスや使用場面が異なります。ここではobeseと関連する主な類義語について解説します。
overweightとobeseの違い
「overweight(過体重)」と「obese(肥満)」はよく混同されますが、明確な違いがあります。
- overweight:BMI 25〜29.9の状態。標準体重より重いが、obeseほど深刻ではない状態。
- obese:BMI 30以上の状態。健康リスクが高まる深刻な肥満状態。
日本では、BMI 25以上を肥満と定義していますが、国際的にはBMI 30以上がobeseに分類されるという違いがあります。
その他の類義語との比較
| 単語 | 意味 | ニュアンス | 使用場面 |
|---|---|---|---|
| fat | 脂肪が多い、太った | やや直接的で失礼になることがある | カジュアルな場面、自分のことを言う場合 |
| chubby | ぽっちゃり、丸々とした | 比較的ポジティブな印象、可愛らしさを含む | 子どもや若い人、愛情を込めて描写する場合 |
| plump | ふっくらとした | やや肯定的、健康的な太り方 | 柔らかい表現を求める場面 |
| corpulent | でっぷり太った | やや文学的、フォーマル | 文学や格式高い文脈 |
| portly | 堂々とした体格の | 年配の男性に対して使われることが多い | フォーマルな描写 |
| stout | がっしりした、頑丈な | 体格の大きさを表す | 中立的な描写 |
obeseのよくある間違いと注意点
obeseを使用する際には、いくつかの間違いや注意すべき点があります。これらを知っておくことで、より適切に単語を使えるようになります。
直接人を指して使う
obeseは医学的な状態を表す用語であり、直接人を形容するのに使うと失礼になることがあります。特に、初対面の人や親しくない関係の人に対しては避けるべきです。
例えば「You are obese(あなたは肥満です)」と言うのではなく、「Your BMI is in the obesity range(あなたのBMIは肥満範囲にあります)」のように客観的な表現に言い換えることが望ましいです。
overweightとの混同
obeseとoverweightは明確に異なる概念ですが、しばしば混同されます。
単に「太っている」という意味でobeseを使うと、状態を過剰に深刻に表現してしまいます。
医学的根拠なしの使用
obeseはBMIなどの客観的指標に基づいて使用される医学用語です。
単に見た目で判断して「彼はobese(肥満)だ」などと使うのは適切ではありません。
文化的感受性の欠如
体型に関する認識や表現は文化によって大きく異なります。
世界的には肥満が健康問題として認識されていますが、それを表現する際の言葉遣いには文化的配慮が必要です。
名詞と形容詞の混同
「obese」は形容詞、「obesity」は名詞です。
例えば「He has obese(彼は肥満を持っている)」は誤りで、正しくは「He is obese(彼は肥満です)」または「He has obesity(彼は肥満症を持っています)」となります。
obeseに関する問題
ここでは「obese」に関する理解度をチェックするための問題を10問用意しました。これらの問題を解くことで、obeseの意味や使い方についての知識を確認できます。
- 「obese」の正しい意味を選びなさい。
a) 痩せた
b) 肥満の
c) 怒った
d) 幸せな - 「obese」と同じ意味を持つ単語を選びなさい。
a) slim
b) overweight
c) tall
d) short - 「obese」の反対語を選びなさい。
a) thin
b) heavy
c) large
d) strong - 次の文の空欄に入る最も適切な単語を選びなさい。
He became ______ after eating too much fast food.
a) obese
b) clever
c) lazy
d) shy - 「obese」という単語が使われている文として正しいものを選びなさい。
a) She is obese because she exercises every day.
b) He is obese due to his unhealthy diet.
c) The obese cat runs very fast.
d) He is obese because he is very short. - 「obese」の発音に最も近いものを選びなさい。
a) /əbíːs/
b) /əbéɪs/
c) /əbáɪs/
d) /əbús/ - 「obese」の品詞を選びなさい。
a) 動詞
b) 名詞
c) 形容詞
d) 副詞 - 「obese」を使って「その犬はとても太っている」と英語で表現しなさい。
a) The dog is very obese.
b) The dog is very thin.
c) The dog is very clever.
d) The dog is very small. - 「obese」に関する正しい説明を選びなさい。
a) 体重が標準よりかなり多い状態
b) 体重が標準よりかなり少ない状態
c) 体重が標準と同じ状態
d) 体重が全く関係ない状態 - 「obese」の語源に関する説明として正しいものを選びなさい。
a) ラテン語が由来
b) フランス語が由来
c) ギリシャ語が由来
d) ドイツ語が由来
「obese」に関するよくある質問
- 「obese」と「overweight」の違いは何ですか?
-
「obese(肥満)」はBMI 30以上、「overweight(過体重)」はBMI 25〜29.9の状態を指します。obeseはより深刻な肥満状態で、健康リスクも高くなります。
- 「obese」は日本語でどう訳されますか?
-
「obese」は日本語で「肥満の」「肥満体の」「太り過ぎの」と訳されます。医学的には「肥満症の」という訳もあります。
- 「obese」を人に対して使っても失礼にならない状況はありますか?
-
医学的な診断や健康指導の場面、健康統計の説明など、客観的な医学的文脈であれば適切に使えます。ただし、カジュアルな会話で直接人を形容する場合は避けるべきです。
- 「obesity」はどのような健康リスクと関連していますか?
-
肥満(obesity)は心臓病、2型糖尿病、高血圧、脳卒中、呼吸障害、いくつかの種類のがんなど、多くの健康問題のリスク因子となります。
- 子どもに対して「obese」という言葉を使うことは適切ですか?
-
医学的な診断として使用する場合を除いて、子どもに直接「obese」と言うのは避けるべきです。子どもの自尊心に悪影響を与える可能性があります。代わりに、「健康的な体重」を目指すことの重要性を伝えるアプローチが望ましいです。
- 日本と海外では肥満の定義に違いがありますか?
-
はい、日本ではBMI 25以上を肥満と定義していますが、WHO(世界保健機関)や多くの西洋諸国ではBMI 30以上をobese(肥満)と定義しています。日本人を含むアジア人は、同じBMI値でも体脂肪率が高い傾向があるため、基準値が異なります。
- 「obese」の形容詞としての比較級と最上級は何ですか?
-
「obese」の比較級は「more obese」、最上級は「most obese」です。「obeser」「obesest」という形はありません。
- 「He is obese」と「He has obesity」はどう違いますか?
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「He is obese」は「彼は肥満である」という状態を表し、「He has obesity」は「彼は肥満症を持っている」という病態を表します。微妙な違いがありますが、どちらも医学的文脈で使われます。
まとめ

この記事では、英単語「obese」の意味と使い方について詳しく解説しました。obeseは単なる「太っている」という意味を超え、医学的な状態を表す重要な用語です。適切な使用法を理解することで、健康や体型に関する会話をより正確に、そして配慮を持って行うことができるようになります。
以下に、この記事のポイントをまとめます。
- 「obese」は形容詞で、医学的に深刻な肥満状態(BMI 30以上)を表す。
- 名詞形は「obesity(肥満、肥満症)」。
- 「overweight(過体重、BMI 25〜29.9)」と「obese(肥満、BMI 30以上)」は明確に区別される。
- obeseは主に医学的文脈で使われ、直接人を形容すると失礼になることがある。
- 類義語には fat, overweight, plump, chubby, corpulent などがあり、それぞれニュアンスが異なる。
- 日本と国際的な基準では、肥満の定義(BMI値)に違いがある。
- 健康的な体重の維持は、多くの深刻な健康問題の予防につながる重要な要素である。
英語で健康や体型について話す機会があれば、この記事で学んだ知識を活かして、適切な言葉選びをしましょう。
語学学習においては、単に単語の意味を知るだけでなく、その使用場面やニュアンスを理解することが、効果的なコミュニケーションへの鍵となります。

