「On the fence」は英語のイディオムで、日本語では「迷っている」「決めかねている」「どっちつかずの状態」を表現する言葉です。このフレーズを知っていると、自分の気持ちや状況を英語で的確に伝えることができます。
この記事では、英語初学者向けに「On the fence」の意味、使い方、例文について詳しく解説します。
「On the fence」の基本的な意味

「On the fence」は直訳すると「フェンスの上にいる」という意味になります。これは二つの選択肢や意見の間で迷っている状態を表しています。フェンスの上に座って、どちら側に降りるべきか決断できない様子をイメージすると理解しやすいでしょう。
日常会話でよく使われる表現で、何かを決めるのに悩んでいるときに「I’m on the fence」と言うことができます。
「On the fence」の由来
この表現の由来は、文字通りフェンス(柵)の上に座っている状態から生まれました。二つの土地(選択肢)の境界にあるフェンスの上に座り、どちらの土地に飛び降りるべきか決められない状況を表しています。
この比喩的な表現は、決断に迷う人の心理状態を的確に表しているため、英語圏で広く使われています。
「On the fence」の具体的な使い方
「On the fence」は主に「be on the fence about(~について迷っている)」という形で使われます。例えば、「I’m on the fence about buying a new car(新しい車を買うかどうか迷っている)」というように使います。
この表現は、二つの選択肢があり、それぞれにメリットとデメリットがあって決断できない状況や、まだ最終的な結論を出していない状態を示すのに最適です。
「I’m on the fence about…」の表現パターン
最も一般的な使い方は「I’m on the fence about…(~について迷っている)」というパターンです。「about」の後には迷っていることや決断に悩んでいる事柄が続きます。
また、「still」を加えて「I’m still on the fence」と言うことで、「まだ決めかねている」というニュアンスを強調することもできます。
「On the fence」を使った例文
ここでは「On the fence」を使った実際の例文をいくつか紹介します。これらの例を参考にして、日常会話で使えるようになりましょう。
例文
- I’m still on the fence about going to the party tonight. I might just stay home.(今夜のパーティーに行くか迷っている。家にいるかもしれない。)
- She’s on the fence about which university to attend. Both have great programs.(彼女はどの大学に行くべきか迷っている。どちらも素晴らしいプログラムがある。)
- We’re on the fence about buying a house or continuing to rent.(家を買うか、賃貸を続けるか迷っている。)
- He’s on the fence about the job offer because it’s close to home but the salary is lower.(その仕事のオファーについて彼は迷っている。家から近いけど給料が低いから。)
日常会話での使用例
実際の会話の中で「On the fence」がどのように使われるかを見てみましょう。
例文
- A: Are you going to climb Mount Fuji this summer?(今年の夏に富士山に登る?)
- B: I’m still on the fence about it.(まだ決めていない。)
例文
- A: Is he going to buy the house?(彼、あの家を買うことにしたの?)
- B: He’s on the fence, it’s close to work but very expensive.(迷っているよ、職場には近いけど、すごく高いんだって。)
例文
- A: Have you decided which phone to buy?(どの電話を買うか決めた?)
- B: I’m on the fence between the latest model and the previous one.(最新モデルと一つ前のモデルの間で迷っている。)
「On the fence」に似た表現
英語には「迷っている」「決断できない」状態を表す他の表現もあります。以下に類似表現をいくつか紹介します。
- Sitting on the fence(フェンスに座っている):「On the fence」と同じ意味です。
- I can’t make up my mind(決められない)
- I’m torn between A and B(AとBの間で引き裂かれている)
- I’m in two minds about it(それについて二つの考えがある)
- It’s a tough call(難しい選択だ)
類似表現との使い分け
「On the fence」は中立的な立場や決断できない状態を表す表現ですが、他の表現との微妙なニュアンスの違いもあります。「I can’t make up my mind」は単に決断できない状態を表し、「I’m torn between」は二つの選択肢の間で激しく引き裂かれているような強い葛藤を表します。
「On the fence」は比較的穏やかに迷っている状態を表す場合に適しています。
「On the fence」に関するよくある質問
- 「On the fence」は否定的な意味がありますか?
-
基本的には否定的な意味はなく、単に決断に迷っている状態を表します。ただし、長期間「on the fence」の状態が続くと、「優柔不断」という否定的なニュアンスで受け取られることもあります。
- 「On the fence」と「undecided」の違いは何ですか?
-
「On the fence」は比喩的な表現であり、より口語的です。「undecided」はより正式な表現で、単に「未決定」「決めていない」という意味です。ニュアンスとしては似ていますが、「On the fence」の方が選択肢の間で揺れ動いているイメージが強いです。
- 「In the fence」ではなく「On the fence」なのはなぜですか?
-
これは英語の前置詞の使い方の問題です。「on」は表面の上にあることを表します。フェンスの上に座っているイメージなので「on」が正しく、「in」(中に)は使いません。「I’m in the fence」という表現は誤りです。
- ビジネスシーンでも「On the fence」は使えますか?
-
「On the fence」はやや口語的な表現ですが、カジュアルなビジネス環境では使用可能です。ただし、より正式な場面では「I’m undecided」や「I haven’t made a decision yet」などの表現の方が適切かもしれません。
まとめ

「On the fence」についての主なポイントをまとめます。
- 「On the fence」は「迷っている」「決めかねている」「どっちつかずの状態」を表す英語のイディオム。
- フェンスの上にいて、どちら側に降りるか決められない様子から来た表現。
- 主に「be on the fence about…」の形で使われる。
- 日常会話でよく使われる表現で、決断に迷っていることを表現するのに適している。
- 類似表現として「sitting on the fence」「I can’t make up my mind」「I’m torn between」などがある。
- やや口語的な表現なので、フォーマルな場面では別の表現を検討するとよい。
「On the fence」は英語の日常会話でよく使われる便利な表現です。二つの選択肢の間で迷っている時、このフレーズを使って自分の気持ちを的確に伝えてみましょう。

