「or so」は英語の便利な表現で、「~くらい」「~ほど」「おおよそ」という意味を持ちます。数値や時間、量などを正確に言わなくても、大まかな範囲を伝えたいときに非常に役立ちます。例えば、「10分くらい待って」と言いたいとき、英語では「Wait for 10 minutes or so」と表現できます。
この記事では、英語初学者のために「or so」の意味や使い方、例文について詳しく解説していきます。日常会話でよく使われるこの表現をマスターして、英語表現の幅を広げましょう。
「or so」の基本的な意味

「or so」は、数字や量を表す言葉の後に付けて、「おおよそ」「だいたい」「~くらい」という意味を表現します。正確な数値ではなく、ある程度の幅を持たせたい場合に使います。日本語の「くらい」「ほど」「かそこら」などに相当する表現です。
例えば、友達と待ち合わせをするとき、「10分くらいで着くよ」と伝えたい場合、「I’ll be there in 10 minutes or so」と言えます。これは、正確に10分ではなく、8分かもしれないし12分かもしれないけれど、だいたい10分程度で到着するという意味になります。
この表現は日常会話でとても頻繁に使われるので、英語を学ぶ初心者にとっても覚えておくと便利です。特に、正確な数字にこだわらない場面で自然な英語を話したいときに役立ちます。
「or so」の発音
「or so」の発音は「オー ソー」となります。「or」の「r」は日本語にない音なので、少し巻き舌気味に発音しましょう。アメリカ英語では「オァ ソウ」、イギリス英語では「オー ソウ」に近い発音になります。
「or so」の基本的な使い方
「or so」は様々な状況で使えますが、基本的には数値や時間、量などを表す言葉の後に置いて使います。ここでは、いくつかの基本的な使い方を紹介します。
数値と一緒に使う
数字の後に「or so」を付けると、その数字がおおよその値であることを示します。
例文
- Five or so students were absent today.(5人くらいの生徒が今日は欠席でした)
- I need about ten or so pencils for the art class.(美術の授業には10本くらいの鉛筆が必要です)
- There are twenty or so books on the shelf.(棚には20冊ほどの本があります)
時間表現と一緒に使う
時間を表す言葉と一緒に使うと、おおよその時間を表現できます。
例文
- I will finish my homework in an hour or so.(1時間くらいで宿題を終わらせます)
- The movie started about thirty minutes or so ago.(映画は30分ほど前に始まりました)
- We will arrive at the station in ten minutes or so.(10分くらいで駅に着きます)
期間を表す表現と一緒に使う
ある期間を表す場合にも「or so」は便利です。
例文
- I have been studying English for a year or so.(1年ほど英語を勉強しています)
- She will stay in Japan for a week or so.(彼女は1週間ほど日本に滞在する予定です)
- My brother lived in London for three years or so.(兄はロンドンに3年ほど住んでいました)
「or so」の様々な使い方パターン
「or so」は様々な表現と組み合わせて使われます。ここでは、よく使われる組み合わせパターンを紹介します。
「数字 + or so」のパターン
最も基本的な使い方は、単純に数字の後に「or so」を付けるパターンです。
例文
- I have six or so friends who like baseball.(野球が好きな友達が6人くらいいます)
- She ate three or so apples.(彼女はリンゴを3つほど食べました)
- We need eight or so chairs for the meeting.(会議のために椅子が8脚ほど必要です)
「in + 時間 + or so」のパターン
「in」と組み合わせると、「~くらいで」という未来の時間を表します。
例文
- I will call you back in five minutes or so.(5分くらいでかけ直します)
- The cake will be ready in twenty minutes or so.(ケーキは20分ほどで出来上がります)
- The bus will come in an hour or so.(バスは1時間くらいで来ます)
「数字 + 時間/単位 + or so + 前/後」のパターン
時間や期間を表す言葉と組み合わせて、過去や未来のおおよその時点を表現できます。
例文
- I met her a month or so ago.(1ヶ月ほど前に彼女に会いました)
- We will go camping a week or so later.(1週間くらい後にキャンプに行きます)
- He bought this book a year or so ago.(彼はこの本を1年ほど前に買いました)
「for + 期間 + or so」のパターン
「for」と組み合わせると、おおよその期間を表現できます。
例文
- I waited for my friend for thirty minutes or so.(友達を30分ほど待ちました)
- She studied in the library for two hours or so.(彼女は図書館で2時間ほど勉強しました)
- We played soccer for an hour or so in the park.(私たちは公園で1時間ほどサッカーをしました)
「or so」を使った例文
ここでは、中学校レベルの英語で「or so」を使ったオリジナル例文を紹介します。日常会話や学校生活でよく使えるフレーズを中心に集めました。
日常会話での例文
例文
- I will be ready in ten minutes or so.(10分くらいで準備ができます)
- My house is about two kilometers or so from school.(私の家は学校から2キロほど離れています)
- I have five or so good friends in my class.(クラスには5人くらいの仲の良い友達がいます)
- We meet at the park once a week or so.(私たちは週に1回くらい公園で会います)
- My mother goes shopping three times or so a month.(母は月に3回ほど買い物に行きます)
学校生活での例文
例文
- Our math test will take forty minutes or so.(数学のテストは40分くらいかかります)
- I spend an hour or so on my homework every day.(毎日1時間ほど宿題に時間を使います)
- There are thirty or so students in our class.(私たちのクラスには30人ほどの生徒がいます)
- The school festival is in a week or so.(学校祭は1週間ほど後です)
- I read a book in three days or so.(本を3日ほどで読みました)
旅行や外出の場面での例文
例文
- It takes twenty minutes or so to get to the station.(駅まで20分くらいかかります)
- We stayed at the beach for two hours or so.(ビーチに2時間ほど滞在しました)
- The museum is a kilometer or so from here.(博物館はここから1キロほど離れています)
- We will visit my grandparents for a day or so.(祖父母のところに1日ほど訪問する予定です)
- It rained for thirty minutes or so during our picnic.(ピクニック中に30分ほど雨が降りました)
「or so」と類似表現の違い
英語には「or so」以外にも、おおよその量や数を表す表現がいくつかあります。ここでは、「or so」と似た意味を持つ表現との違いを説明します。
「about」との違い
「about」も「~くらい」「およそ」という意味で使われますが、「or so」よりも少しフォーマルな印象があります。また、「about」は前置詞として使えるため、様々な位置に置くことができますが、「or so」は通常、数字や時間表現の後に置かれます。
例文
- I waited about 10 minutes.(約10分待ちました)
- I waited 10 minutes or so.(10分ほど待ちました)
「about」は他の意味(~について)も持っているので、文脈によって意味が変わることがあります。一方、「or so」は常に「~くらい」の意味でのみ使われます。
「approximately」との違い
「approximately」は「およそ」「約」という意味で、より正式な文脈やビジネスシーンで使われることが多いです。「or so」はカジュアルな会話で使われるのに対し、「approximately」は公式な報告や文書でよく見られます。
例文
- The project will cost approximately $1,000.(そのプロジェクトは約1,000ドルかかるでしょう)
- The project will cost $1,000 or so.(そのプロジェクトは1,000ドルほどかかるでしょう)
「approximately」は長い単語なので、日常会話ではあまり使われず、「or so」や「about」の方が一般的です。
「around」との違い
「around」も「~くらい」「およそ」の意味で使われますが、「or so」よりも幅広い意味(~の周りに、あちこちに)を持ちます。「around」は「about」と同様に、数字の前に置かれることが多いです。
例文
- There were around 50 people at the party.(パーティーには50人ほどいました)
- There were 50 people or so at the party.(パーティーには50人ほどいました)
「around」は他の文脈では「周りに」という意味になることもあります。例えば、「Look around you.」(あなたの周りを見てください)というように使われます。
「roughly」との違い
「roughly」は「大まかに」「ざっと」という意味で、より不正確さを強調する表現です。「or so」よりも幅広い範囲を示唆することがあります。
例文
- The distance is roughly 5 kilometers.(距離はざっと5キロです)
- The distance is 5 kilometers or so.(距離は5キロほどです)
「roughly」は時に「乱暴に」という意味でも使われるため、文脈によっては誤解を招くこともあります。
「more or less」との違い
「more or less」は「多かれ少なかれ」「ほぼ」という意味で、「or so」よりも幅広い範囲を示唆します。また、数量だけでなく、状態や状況にも使えます。
例文
- The work is more or less finished.(その作業はほぼ終わっています)
- I’ll be there in 10 minutes more or less.(10分ほどでそこに着きます)
「more or less」は「or so」より少しフォーマルな印象があり、文中の位置もより自由です。
「give or take」との違い
「give or take」は「前後」「およそ」という意味で、特に数値の前後に幅があることを強調したい場合に使われます。「or so」よりも明確に「上下に変動する可能性がある」というニュアンスがあります。
例文
- It will take 30 minutes, give or take 5 minutes.(30分くらいかかります、5分前後の誤差はあるかもしれません)
- It will take 30 minutes or so.(30分ほどかかります)
「give or take」はより具体的な誤差範囲を示すことができ、「or so」よりも精密な表現が可能です。
「or so」を使うときの注意点
「or so」は便利な表現ですが、使う際にはいくつか注意点があります。ここでは、「or so」を正しく使うためのポイントを解説します。
文中での位置
「or so」は通常、数字や時間表現の直後に置かれます。文の最初や途中に置くことはあまりありません。
- 正:I waited 20 minutes or so.(20分ほど待ちました)
- 誤:Or so I waited 20 minutes.
フォーマルな場面での使用
「or so」はカジュアルな表現なので、ビジネス文書や学術論文など、フォーマルな文脈では「approximately」「about」などの表現の方が適切です。
- カジュアル:The meeting will last an hour or so.(会議は1時間ほど続きます)
- フォーマル:The meeting will last approximately one hour.(会議は約1時間続きます)
大まかな数値との使用
「or so」は大まかな数値を表現するのに適していますが、非常に正確な数値が必要な場面では使わない方が良いでしょう。
- 適切:I have read 20 books or so this year.(今年は20冊ほどの本を読みました)
- 不適切:The patient’s temperature is 37.5 degrees or so.(患者の体温は37.5度ほどです)
体温のような精密な測定値では、「or so」よりも正確な数値を使うべきです。
否定文での使用
「or so」は否定文でも使えますが、文脈によっては意味が曖昧になることがあります。
- I didn’t wait 20 minutes or so.(20分ほど待ちませんでした)
この文は「全く待たなかった」という意味にもなりますし、「20分ほどは待たなかった(もっと短かった、もしくは長かった)」という意味にもなり得ます。
質問文での使用
「or so」は質問文でも使えますが、相手に正確な数値を求める質問には適していません。
- Did you wait 20 minutes or so?(20分ほど待ちましたか?)
この質問は、相手に正確な時間ではなく、おおよその時間を確認していることになります。
「or so」に関するよくある質問
ここでは、「or so」に関するよくある質問とその回答をまとめました。初学者が疑問に思いやすいポイントについて解説します。
- 「or so」と「about」はどちらを使うべきですか?
-
状況によって使い分けるとよいでしょう。カジュアルな会話では「or so」の方が自然に聞こえることが多いです。一方、より正式な場面や文書では「about」の方が適切です。また、「about」は数字の前に置けますが、「or so」は数字の後ろに置くという違いもあります。
- Casual: I’ll be there in 10 minutes or so.(10分くらいで着きます)
- More formal: I’ll be there in about 10 minutes.(約10分で着きます)
- 「or so」は大きな数字にも使えますか?
-
はい、大きな数字にも使えます。ただし、非常に大きな数字の場合は、「約」という意味の「about」や「approximately」の方がよく使われる傾向があります。
- There were 1,000 people or so at the concert.(コンサートには1,000人ほどいました)
- The company has approximately 10,000 employees worldwide.(その会社は世界中に約10,000人の従業員がいます)
- 「or so」は時間以外にも使えますか?
-
はい、時間だけでなく、距離、重さ、数量など、様々な測定値に使えます。
- The shop is two kilometers or so from here.(お店はここから2キロほど離れています)
- This bag weighs five kilograms or so.(このバッグは5キロほどの重さです)
- I have read twenty books or so this year.(今年は20冊ほどの本を読みました)
- 「or so」は文章の最初に使えますか?
-
通常、「or so」は数字や時間表現の後に置かれるため、文の最初に使うことはあまりありません。ただし、「Or so they say.」(そう言われていますが)のような特定の慣用表現では、文の最初に来ることもあります。
- 「or so they say」とはどういう意味ですか?
-
「or so they say」は「そう言われています」「噂によると」という意味の慣用表現です。話者が情報の真偽を確信していない場合や、伝聞情報であることを示す場合に使われます。
- He is the richest man in town, or so they say.(彼は町で一番の金持ちだと言われています)
- 「a day or so later」のような表現は正しいですか?
-
はい、正しいです。「a day or so later」は「1日ほど後に」という意味で、時間的な経過を表す表現としてよく使われます。同様に、「a week or so ago」(1週間ほど前に)などの表現もあります。
- 「or so」と数字の間にカンマは必要ですか?
-
通常、「or so」と数字の間にカンマは必要ありません。
- 正:I waited 20 minutes or so.(20分ほど待ちました)
- 不要:I waited 20 minutes, or so.
ただし、文の構造によっては、カンマが必要な場合もあります。例えば、「I think it was 20 minutes, or so it seemed.」(20分だったと思います、少なくともそう思えました)のような場合です。
- 「or so」は正式な文書でも使えますか?
-
「or so」はカジュアルな表現なので、学術論文やビジネス文書などの正式な文脈では、「approximately」「about」「around」などの表現の方が適切です。
- 「or so what」という表現はありますか?
-
「or so what」という一般的な表現はありません。「or so」と「so what」は別の表現です。「so what」は「それがどうした」という意味の表現です。
- 「or so I thought」という表現の意味は?
-
「or so I thought」は「そう思っていたが(実際は違った)」という意味で使われます。自分の過去の認識が間違っていたことを示す表現です。
- The test would be easy, or so I thought.(テストは簡単だと思っていたが、実際はそうではなかった)
まとめ

この記事では「or so」の意味と使い方について詳しく解説しました。以下にポイントをまとめます。
- 「or so」は「~くらい」「~ほど」「およそ」という意味を持ち、正確な数値ではなく、おおよその範囲を示すために使われる
- 数字や時間表現の後に置いて使うのが一般的
- 「10 minutes or so」(10分くらい)、「5 books or so」(5冊ほど)のように使う
- 時間、距離、重さ、数量など様々な測定値に使える
- 「a week or so ago」(1週間ほど前に)、「for an hour or so」(1時間ほどの間)など、様々な時間表現と組み合わせて使える
- カジュアルな表現なので、日常会話でよく使われる
- 類似表現として「about」「approximately」「around」「roughly」「more or less」「give or take」などがある
- フォーマルな場面では「approximately」や「about」の方が適切
- 精密な数値が必要な場面では使わない方が良い
「or so」は英語の日常会話でとても頻繁に使われる便利な表現です。正確な数値にこだわらず、おおよその範囲を示したい場面で活用してみましょう。この表現をマスターすれば、より自然な英語表現ができるようになります。
英語学習において、このような日常的によく使われる表現を覚えることは非常に重要です。「or so」のような小さな表現一つで、あなたの英語はより自然で流暢なものになるでしょう。ぜひ日常会話の中で積極的に使ってみてください。

