英語の知覚動詞とは?受動態での使い方やルールを分かりやすく解説【一覧表と例文あり】

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英語の知覚動詞とは?受動態での使い方やルールを分かりやすく解説【一覧表と例文あり】
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「彼が歌うのを聞きました」「子供たちが遊んでいるのを見ました」など、誰かの行動を見たり聞いたりする表現は日常会話でよく使います。英語では、このような「見る」「聞く」などの感覚を表す動詞を「知覚動詞」と言います。知覚動詞は特殊な文法ルールがあり、特に受動態(受け身)で使うときには注意が必要です。

この記事では、英語初学者の方でも理解できるよう、知覚動詞の基本から受動態での使い方まで、分かりやすく解説します。中学英語レベルの例文や一覧表も用意しましたので、ぜひ参考にしてください。

記事の最後にTOEIC・英語学習におすすめの教材をご紹介しているので、教材を探している方は参考にしてみて下さい。

目次

知覚動詞とは?基本的な意味と役割

English

知覚動詞とは、五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)を使って何かを感じ取る動作を表す動詞のことです。私たちが目で見たり、耳で聞いたり、手で触れたりして情報を得る際に使う動詞がこれにあたります。

英語の文法において、知覚動詞は特殊な構文を取ることができ、「〜が…するのを見る/聞く」というような表現が可能です。

基本的な知覚動詞には以下のようなものがあります。

  • see(見る)
  • watch(見る、観察する)
  • look at(見る)
  • hear(聞く)
  • listen to(聞く)
  • feel(感じる)
  • smell(匂いを嗅ぐ)
  • taste(味わう)
  • notice(気づく)
  • observe(観察する)

これらの動詞を使って、他の人やものの行動や状態を表現することができます。

知覚動詞の一覧表と基本用法

知覚動詞にはさまざまな種類があります。以下の表で主な知覚動詞とその基本的な意味を確認しましょう。

知覚動詞意味感覚の種類
see見る(無意識的に)視覚
watch見る(意図的に)視覚
look at〜を見る視覚
observe観察する視覚
hear聞く(無意識的に)聴覚
listen to〜を聞く(意図的に)聴覚
overhearたまたま耳にする聴覚
feel感じる触覚
smell匂いを嗅ぐ嗅覚
taste味わう味覚
notice気づく全般
perceive感知する、認識する全般

知覚動詞の基本的な用法には、以下のようなパターンがあります。

単純に目的語を取る場合

  • I see the mountain.(私は山を見ます)
  • She heard the music.(彼女は音楽を聞きました)

人やものの行動を表す特殊な構文

  • I saw him run.(彼が走るのを見ました)
  • We heard her sing.(彼女が歌うのを聞きました)

この2つ目のパターンが知覚動詞の特徴的な使い方で、さらに詳しく見ていきましょう。

知覚動詞の特殊な構文:原形不定詞とing形の違い

知覚動詞には、以下の2つの特殊な構文があります。

知覚動詞 + 人・もの + 動詞の原形

この構文は、「人・ものが〜するのを見る/聞く」という意味で、動作の一部始終(最初から最後まで)を見たり聞いたりした場合に使います。

例文

  • I saw the bird fly away.(私はその鳥が飛び去るのを見ました)
  • We heard the boy sing a song.(私たちはその少年が歌を歌うのを聞きました)
  • She felt her heart beat fast.(彼女は自分の心臓が速く鼓動するのを感じました)

知覚動詞 + 人・もの + 動詞のing形

この構文は、「人・ものが〜しているのを見る/聞く」という意味で、動作の一部分や進行中の状態を見たり聞いたりした場合に使います。

例文

  • I saw the children playing in the park.(私は子供たちが公園で遊んでいるのを見ました)
  • We heard the birds singing in the morning.(私たちは朝に鳥たちが歌っているのを聞きました)
  • She noticed him waiting at the bus stop.(彼女は彼がバス停で待っているのに気づきました)

この2つの構文の違いは微妙ですが、「動詞の原形」を使うと動作全体を見た/聞いたというニュアンスになり、「ing形」を使うと動作の途中や一部を見た/聞いたというニュアンスになります。

知覚動詞の受動態:基本ルールと形

知覚動詞を使った文を受動態(受け身)にする場合、いくつかの特別なルールがあります。

知覚動詞の受動態は、「〜するのを見られる/聞かれる」という意味になります。

原形不定詞を使った知覚構文の受動態

原形不定詞を使った知覚構文(動作の一部始終を見た場合)を受動態にすると、次のような形になります。

人・もの + be動詞 + 知覚動詞の過去分詞 + to + 動詞の原形

例文

  • 能動態:I saw the girl cross the street.(私はその少女が道路を横断するのを見ました)
  • 受動態:The girl was seen to cross the street.(その少女は道路を横断するのを見られました)

特に注意すべき点は、能動態では原形不定詞だったものが、受動態では「to + 動詞の原形」(to不定詞)になることです。

ing形を使った知覚構文の受動態

ing形を使った知覚構文(動作の一部分を見た場合)を受動態にすると、次のような形になります:

人・もの + be動詞 + 知覚動詞の過去分詞 + 動詞のing形

例文

  • 能動態:I saw the girl crossing the street.(私はその少女が道路を横断しているのを見ました)
  • 受動態:The girl was seen crossing the street.(その少女は道路を横断しているのを見られました)

この場合、ing形はそのままの形で受動態にすることができます。

具体的な例で学ぶ知覚動詞の受動態

ここでは、様々な知覚動詞を使った受動態の例文を見ていきましょう。

これらの例を通じて、知覚動詞の受動態の使い方をより深く理解できるでしょう。

「see」を使った受動態の例

例文

  • 能動態:Many people saw the soccer player score a goal.(多くの人がそのサッカー選手がゴールを決めるのを見ました)
  • 受動態:The soccer player was seen to score a goal.(そのサッカー選手はゴールを決めるのを見られました)
  • 能動態:I saw the children swimming in the river.(私は子供たちが川で泳いでいるのを見ました)
  • 受動態:The children were seen swimming in the river.(子供たちは川で泳いでいるのを見られました)

「hear」を使った受動態の例

例文

  • 能動態:We heard the girl sing a beautiful song.(私たちはその少女が美しい歌を歌うのを聞きました)
  • 受動態:The girl was heard to sing a beautiful song.(その少女は美しい歌を歌うのを聞かれました)
  • 能動態:My neighbor heard the baby crying at night.(隣人は夜に赤ちゃんが泣いているのを聞きました)
  • 受動態:The baby was heard crying at night.(赤ちゃんは夜に泣いているのを聞かれました)

「feel」を使った受動態の例

例文

  • 能動態:The doctor felt the patient’s heart beat.(医師は患者の心臓が鼓動するのを感じました)
  • 受動態:The patient’s heart was felt to beat.(患者の心臓は鼓動するのを感じられました)

「notice」を使った受動態の例

例文

  • 能動態:The teacher noticed the student write a note.(先生はその生徒がメモを書くのに気づきました)
  • 受動態:The student was noticed to write a note.(その生徒はメモを書くのに気づかれました)
  • 能動態:We noticed the old man walking with a cane.(私たちはその老人が杖をついて歩いているのに気づきました)
  • 受動態:The old man was noticed walking with a cane.(その老人は杖をついて歩いているのに気づかれました)

知覚動詞と使役動詞の受動態の違い

知覚動詞(see, hear, feelなど)と使役動詞(make, have, letなど)は似た構文を取りますが、受動態にする際には少し違いがあります。

両者の違いを理解して、正しく使い分けられるようにしましょう。

使役動詞の受動態

使役動詞の「make」「let」などを受動態にする場合も、知覚動詞の原形不定詞構文と同様に「to不定詞」になります。

例文

  • 能動態:The teacher made the students study hard.(先生は生徒たちに一生懸命勉強させました)
  • 受動態:The students were made to study hard.(生徒たちは一生懸命勉強させられました)
  • 能動態:My parents let me go to the party.(両親は私をパーティーに行かせてくれました)
  • 受動態:「let」の場合は直接受動態にせず、「allow」を使います。
    I was allowed to go to the party.(私はパーティーに行くことを許されました)

知覚動詞と使役動詞の受動態の共通点

知覚動詞と使役動詞の受動態の共通点は、どちらも原形不定詞が「to不定詞」に変わることです。これは理解しておくべき重要なポイントです。

しかし、知覚動詞のing形構文は、受動態でもing形のままです。これが知覚動詞特有のルールです。

英語の知覚動詞に関する練習問題

以下の問題を解いて、知覚動詞とその受動態の理解を深めましょう。

問題の文章を受動態に変えてください。

  1. I saw the boy (run) across the street.
  2. We heard her sing a song.
  3. The teacher noticed the student (write) a note during class.
  4. Many people saw the singer perform on stage.
  5. My mother watched me (play) soccer yesterday.
  6. They heard the baby cry at midnight.
  7. We felt the earth (shake) during the earthquake.
  8. She noticed him take her book.
  9. Did you see the bird (fly) away?
  10. The police officer saw the thief steal the wallet.
  11. I heard the bell (ring) five minutes ago.
  12. Everyone heard the students singing in the choir.
  13. He noticed his friend (wait) at the bus stop.
  14. The whole audience watched the magician perform a trick.
  15. We saw the sun (rise) over the mountains.
  16. The tourists heard the guide explain the history.
  17. She felt her phone (vibrate) in her pocket.
  18. The teacher observed the children playing in the schoolyard.
  19. Did you hear the thunder (sound) last night?
  20. I saw my friend cross the finish line.

知覚動詞の受動態に関するよくある質問

知覚動詞の受動態に関してよくある質問とその回答をまとめました。

知覚動詞の受動態で、なぜ原形不定詞がto不定詞になるのですか?

受動態では文の構造が変わり、知覚動詞と見られる/聞かれる人やものの関係性が変化します。原形不定詞をそのまま使うと文法的に不自然になるため、to不定詞の形に変えることで文法的な整合性を保ちます。

知覚動詞の「ing形」を使った構文と「原形不定詞」を使った構文の違いは何ですか?

「原形不定詞」を使った構文(例:I saw her walk)は動作の一部始終(最初から最後まで)を見た/聞いた場合に使います。一方、「ing形」を使った構文(例:I saw her walking)は動作の途中や一部分を見た/聞いた場合に使います。

「watch」と「see」の違いは何ですか?

「see」は無意識的に目に入る「見る」という行為を表すのに対し、「watch」はある程度の時間をかけて意識的に「見る、観察する」という行為を表します。「I see a bird」は「鳥が目に入る」という意味ですが、「I watch a bird」は「鳥を観察する」というニュアンスになります。

「hear」と「listen to」の違いは何ですか?

「hear」は無意識的に耳に入る「聞こえる」という行為を表すのに対し、「listen to」は意識的に「聞く」という行為を表します。「I hear music」は「音楽が聞こえる」という意味ですが、「I listen to music」は「音楽を聴く」という意図的な行動を表します。

知覚動詞の受動態はどのような場面で使いますか?

知覚動詞の受動態は、誰かに見られた/聞かれたという事実を強調したい場合や、見た人/聞いた人よりも見られた人/聞かれた人に焦点を当てたい場合に使います。例えば「The thief was seen to enter the building」(泥棒がその建物に入るのを見られた)というように、見られた側(泥棒)に焦点を当てる場合に使います。

まとめ

まとめ

この記事では、英語の知覚動詞とその受動態の使い方について解説しました。

主なポイントをまとめると、

  1. 知覚動詞の基本
    • 知覚動詞は五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)で感じ取る動作を表す動詞
    • 代表的な知覚動詞:see, watch, hear, listen to, feel, smell, taste, notice, observe など
  2. 知覚動詞の特殊構文
    • 知覚動詞 + 人・もの + 動詞の原形:動作の一部始終(全体)を見た/聞いた場合
    • 知覚動詞 + 人・もの + 動詞のing形:動作の途中や一部を見た/聞いた場合
  3. 知覚動詞の受動態
    • 原形不定詞構文の受動態:人・もの + be動詞 + 知覚動詞の過去分詞 + to + 動詞の原形
    • ing形構文の受動態:人・もの + be動詞 + 知覚動詞の過去分詞 + 動詞のing形
  4. 重要なポイント
    • 原形不定詞が受動態ではto不定詞になるのに対し、ing形はそのままの形で使われる
    • 使役動詞(make, letなど)の受動態も同様のルールに従う

英語の文法において、知覚動詞は特殊な用法を持つ重要な要素です。この記事で解説した基本ルールとパターンを理解し、練習問題に取り組むことで、知覚動詞の受動態を正しく使えるようになるでしょう。

日常会話や英作文で積極的に活用して、英語表現の幅を広げてください。

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