「promise」は英語で名詞としても動詞としても使える便利な単語です。基本的に名詞では「約束」や「見込み」、動詞では「約束する」という意味を持ちます。
日常会話からビジネスシーンまで幅広く使われる重要な単語なので、しっかりとマスターしておきましょう。
「promise」とは?基本的な意味と用法

「promise」は最も基本的には「約束」という意味を持つ単語です。誰かに何かを必ずするという確約や、将来に対する誓いなどを表現するときに使います。名詞としても動詞としても使うことができ、日常生活でとても頻繁に登場する表現です。
「promise」という単語は古くからあり、ラテン語の「promissum(前に送る)」が語源となっています。つまり、自分の言葉を相手に対して「前もって出す」という意味合いがあるのです。約束を守ることは信頼関係を築く上で非常に重要なため、英語圏の文化でも「promise」は重要な価値を持つ言葉として認識されています。
「promise」は様々な場面で使用され、友達との個人的な約束から公式な契約まで幅広い状況を表現できます。例えば、友人との約束、ビジネスにおける納期の約束、政治家の選挙公約なども「promise」と表現します。
「promise」の品詞と基本形
「promise」は主に名詞と動詞として使われます。品詞によって使い方が変わりますので、それぞれの特徴を理解しておくことが大切です。
品詞 | 基本形 | 過去形 | 過去分詞 | 現在分詞 | 複数形 |
---|---|---|---|---|---|
名詞 | promise | – | – | – | promises |
動詞 | promise | promised | promised | promising | – |
「promise」の様々な意味
「promise」には主に以下のような意味があります。
- 約束、誓い(最も一般的な意味)
- 見込み、期待、可能性(将来性を示す場合)
- 確約、保証(何かを保証する場合)
特に2つ目の「見込み、期待」という意味は、「This young athlete shows great promise.(この若いアスリートは大きな可能性を秘めている)」のように使われます。
この場合は「将来性」や「才能の兆し」という意味合いになるのです。
「promise」の名詞としての使い方
「promise」は名詞として「約束」「誓い」「見込み」などの意味で使われます。誰かが何かを行うと言った言質や、将来に対する期待を表すときに使います。名詞としての「promise」は、単数形で「a promise」、複数形で「promises」となります。
名詞としての「promise」は以下のような表現でよく使われます。
- make a promise(約束をする)
- keep/fulfill a promise(約束を守る)
- break a promise(約束を破る)
- a promise of…(〜の見込み、〜の約束)
「promise」は比較的簡単な単語ですが、様々な熟語表現と一緒に使われることが多い点に注意が必要です。
「promise」を使った名詞の例文
名詞としての「promise」を使った例文をいくつか見てみましょう。
例文
- I made a promise to my mother.(私は母に約束をしました)
- He always keeps his promises.(彼はいつも約束を守ります)
- Breaking a promise is not a good thing.(約束を破ることは良いことではありません)
- The promise of summer vacation kept me motivated.(夏休みの約束が私のやる気を維持させました)
- There is a promise of rain in those dark clouds.(あの暗い雲には雨の兆しがあります)
- Her promises turned out to be empty words.(彼女の約束は結局空約束でした)
「promise」の動詞としての使い方
「promise」は動詞として「約束する」「保証する」という意味で使われます。何かを確実に行うことを相手に約束するときに使います。動詞としての「promise」の後には、「to不定詞」「that節」「名詞」などが続くことが多いです。
以下のような文型で使われます。
- promise to do(〜することを約束する)
- promise that…(〜することを約束する)
- promise someone something(誰かに何かを約束する)
動詞としての「promise」は、将来のことに対する強い意志や確約を表現する場合に使われます。単なる予定や計画よりも強い意味を持つのが特徴です。
「promise」を使った動詞の例文
動詞としての「promise」を使った例文をいくつか見てみましょう。
例文
- I promise to finish my homework before dinner.(夕食前に宿題を終わらせることを約束します)
- He promised that he would come to my birthday party.(彼は私の誕生日パーティーに来ることを約束しました)
- My father promised me a new bicycle if I got good grades.(父は良い成績を取ったら新しい自転車を買ってくれると約束しました)
- The company promised to deliver the package by Friday.(その会社は金曜日までに荷物を配達することを約束しました)
- She promised not to tell anyone about the surprise party.(彼女はサプライズパーティーのことを誰にも言わないと約束しました)
「promise」を使った表現と熟語
「promise」を使った一般的な表現としては以下のようなものがあります。
- keep a promise(約束を守る)
- break a promise(約束を破る)
- make a promise(約束をする)
- promise to do something(〜することを約束する)
- a promise is a promise(約束は約束だ)
- hold promise(見込みがある、期待できる)
- show promise(才能や可能性を示す)
- full of promise(有望な、期待できる)
- land of promise(約束の地、理想郷)
これらの表現は日常会話でよく使われるので、ぜひ覚えておきましょう。とくに「keep a promise」と「break a promise」は基本的な表現なので、必ず覚えておくべきです。
「promise」の応用例文
より実践的な場面での「promise」の使い方を見てみましょう。
例文
- I can’t promise that I will be there, but I will try my best.(そこにいることを約束はできませんが、最善を尽くします)
- The weather forecast promises a beautiful day tomorrow.(天気予報は明日が素晴らしい日になると予告しています)
- She is a promising young artist with a bright future.(彼女は明るい未来がある有望な若手アーティストです)
- Politicians often make promises they can’t keep.(政治家はしばしば守れない約束をします)
- The new treatment holds promise for cancer patients.(新しい治療法はがん患者にとって希望があります)
「promise」のよくある間違いと注意点
「promise」を使う際によくある間違いや注意点をいくつか紹介します。これらを知ることで、より自然な英語表現ができるようになります。
まず、「約束する」という意味で「promise」を使う場合、日本語の「約束します」という言い方からそのまま「I promise you」と言いがちですが、何を約束するのかを明確にする必要があります。例えば「I promise you to come early(早く来ることをあなたに約束します)」や「I promise you that I will help(手伝うことをあなたに約束します)」のように具体的な内容を加えましょう。
また、「promise」と「hope」や「plan」の違いを理解することも重要です。「promise」は強い約束や確約を意味するのに対し、「hope」は希望や願望、「plan」は計画や予定を意味します。「I promise to go(行くことを約束します)」と言えば、必ず行くという強い意志を表明することになりますので、単なる予定や希望を表す場合は「I plan to go」や「I hope to go」を使うべきです。
日本人が間違えやすいポイント
日本人が特に間違えやすい「promise」の使い方のポイントをいくつか挙げます。
- 「約束」と「予定」の混同:日本語では「約束があります」と言う場合、実際には単なる予定を指していることもありますが、英語の「I have a promise」は強い約束の意味になります。単なる予定なら「I have a plan」や「I have an appointment」を使いましょう。
- 「promise」の後の前置詞:「〜に約束する」と言いたい場合、「promise with」ではなく「promise to」を使います。例えば「I promised to my friend」(友達に約束した)となります。あるいは「I promised my friend that…」のように直接目的語を置くこともできます。
- 「約束を作る」の表現:日本語から直訳して「make promise」と言ってしまいがちですが、正しくは「make a promise」です。冠詞の「a」を忘れないようにしましょう。
- 「promise」の発音:カタカナ英語で「プロミス」と発音しがちですが、正しくは「プラミス」に近い発音です。「o」は「ア」に近い音で発音します。
「promise」に関する問題
ここでは「promise」の理解度を確認するための問題を10問用意しました。自分の知識をテストしてみましょう。
- 次の文の空欄に適切な語を入れてください:「I _ to help you with your homework tomorrow.」
- 「約束を守る」を英語で表現すると?
- 「He made a promise _ his daughter that he would attend her school play.」の空欄に入る適切な前置詞は?
- 「彼女は私に新しい本を買ってくれると約束しました」を英語で表現してください。
- 次の英文の意味を日本語で答えてください:「This young musician shows great promise.」
- 「promise」の名詞の複数形は?
- 「I promised _ go to the party, but I got sick.」の空欄に入る適切な語は?
- 「約束を破る」を英語で表現すると?
- 「Her parents promised her _ she could have a puppy if she got good grades.」の空欄に入る適切な語は?
- 次の英文の意味を日本語で答えてください:「The clear sky promises good weather for our picnic tomorrow.」
「promise」に関するよくある質問
- 「promise」を約束するとき、何か特別な表現はありますか?
-
「promise」を使った約束には、強調のために「I promise you」や「I give you my word」などの表現を添えることがあります。特に強い約束をする場合は「I solemnly promise」(厳粛に約束します)という表現も使われます。また、「cross my heart」(心に誓って)というフレーズを付け加えることもあります。子どもたちの間では「pinky promise」(小指を絡めての約束)という表現もあり、これは日本の「指切り」に似た文化です。
- 「promise」と「pledge」の違いは何ですか?
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どちらも「約束する」という意味ですが、「pledge」はより公式で厳粛な約束を意味することが多いです。「pledge」は特に忠誠や献身を誓う場合や、公的な宣誓の場面で使われます。例えば、「pledge allegiance」(忠誠を誓う)や「wedding pledge」(結婚の誓い)などがあります。一方「promise」はより日常的で個人的な約束に使われることが多いです。
- 「promise」の類義語にはどのようなものがありますか?
-
「promise」の類義語としては、「vow」(誓う、誓い)、「pledge」(誓約する、誓約)、「guarantee」(保証する、保証)、「assure」(保証する)、「commit」(約束する、確約する)などがあります。それぞれニュアンスが異なり、「vow」は特に結婚や宗教的な文脈での厳粛な誓いを指し、「guarantee」は何かを確実にすることを強調します。
- 「promise」を使った慣用表現や諺はありますか?
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「A promise is a promise」(約束は約束だ)、「Promises are made to be broken」(約束は破るためにあるもの、皮肉な表現)、「Promise little and do much」(少なく約束して多く実行せよ)などの表現があります。また、「full of promise」(有望な)という慣用表現や、「land of promise」(約束の地)というフレーズもあります。
- 「promise」の発音のコツはありますか?
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「promise」の発音は「プラミス」に近く、最初の「o」は「ア」に近い音で発音します。「r」は日本語の「ラ行」よりも軽く発音し、アクセントは最初の音節「pro-」に置きます。カタカナ英語の「プロミス」ではなく、正しい発音を心がけましょう。
まとめ

今回は英単語「promise」について詳しく解説しました。「promise」は「約束する」「約束」という意味を持つ重要な単語で、日常会話でもビジネスシーンでもよく使われます。
名詞としても動詞としても使える便利な単語ですので、しっかりとマスターしておきましょう。この記事のポイントをまとめると、
- 「promise」は名詞では「約束」「見込み」、動詞では「約束する」という意味がある
- 動詞としての「promise」は「to不定詞」「that節」「名詞」などを伴って使われる
- 名詞としての「promise」は「make a promise」「keep a promise」「break a promise」などの表現でよく使われる
- 「promise」は単なる予定や希望よりも強い確約を表す
- 「promise」には「見込み」「可能性」「期待」という意味もある
- 日本人は「約束」と「予定」の混同や、前置詞の使い方に注意が必要
- 「promise」の発音は「プラミス」に近い
「promise」は人間関係を築く上で重要な概念を表す単語です。約束を守ることは信頼を築く基本ですので、英語でのコミュニケーションでも「promise」の正しい使い方をマスターして、適切に約束を表現できるようになりましょう。
日常会話やビジネスシーンで自信を持って「promise」を使えるようになれば、英語でのコミュニケーション能力が一段と向上します。