「quail」は英語で名詞と動詞の2つの品詞があります。名詞の「quail」はウズラという小さな鳥を指し、動詞の「quail」は恐れる、ひるむという意味を持ちます。
この記事では、「quail」の意味や使い方について、わかりやすい例文を交えながら詳しく解説していきます。
quailとは?ウズラと恐れの二つの意味

「quail」には大きく分けて2つの意味があります。一つは名詞としての「quail(ウズラ)」で、もう一つは動詞としての「quail(恐れる、ひるむ)」です。
名詞の「quail」は、小型の鳥で、丸みを帯びた体と小さな尾を持つ特徴があります。主にヨーロッパ、アジア、アフリカなどの旧世界に生息する「コトルニクス属(Coturnix)」の鳥や、アメリカ大陸に生息する「ボブホワイト」などの鳥を指します。ウズラは食用として肉や卵が利用され、また狩猟の対象としても知られています。
動詞の「quail」は、「恐れる」「ひるむ」「怖がって後ずさりする」という意味を持ちます。主に文学的な表現で使われ、恐怖を感じてそれが外見にも表れる様子を表します。
では、それぞれの意味について、もう少し詳しく見ていきましょう。
名詞としてのquail
名詞としての「quail」は、キジ科(Phasianidae)に属する小型の鳥です。体長は約15〜20センチメートルで、丸みを帯びた体型と短い尾が特徴です。
ウズラは世界中で食用として飼育されており、その肉や卵は美味しいとされています。特にウズラの卵は、小さくて斑点のある見た目が特徴的で、料理の飾りとしても使われることがあります。
また、ウズラは狩猟の対象としても人気があり、特に北米ではボブホワイトという種類のウズラが狩猟鳥として知られています。
ウズラの群れを表す集合名詞としては、「a flock(群れ)」、「a covey(一群)」、「a bevy(群れ)」などがあります。
動詞としてのquail
動詞としての「quail」は、「恐れる」「ひるむ」「怖がって後ずさりする」という意味を持ちます。特に、恐怖を感じてそれが外見にも表れる様子を表す言葉です。
この動詞は主に文学的な表現として使われ、日常会話ではあまり頻繁には使われません。「quail at〜(〜に恐れをなす)」「quail before〜(〜の前でひるむ)」というような形で使われることが多いです。
quailの発音と語源
「quail」の発音は「クウェイル」に近く、国際音声記号(IPA)では /kweɪl/ と表記されます。「qu」の音は「クウ」と発音し、「ail」は「エイル」と発音します。
名詞の「quail」は、中世英語の「quaille」や「quaylle」から来ており、これは古フランス語の「quaille」に由来します。さらにさかのぼると、中世ラテン語の「quaccola」から来ていると考えられています。この言葉はウズラの鳴き声を模倣した擬音語が起源とされています。
動詞の「quail」は、中世英語から使われ始めました。これは中世オランダ語の「quelen」や「queilen」に由来するとされています。ラテン語の「coāgulāre(凝固する)」が語源という説もあります。
quailを使った例文
ここでは、名詞と動詞それぞれの「quail」を使った例文を紹介します。中学生レベルの英語で、意味がわかりやすい例文を選びました。
名詞のquailを使った例文
例文
- I saw a quail in the field this morning. (今朝、畑でウズラを見ました。)
- My grandfather likes to hunt quail. (私の祖父はウズラ狩りが好きです。)
- We had quail eggs for breakfast. (朝食にウズラの卵を食べました。)
- The quail has a small body and short tail. (ウズラは小さな体と短い尾を持っています。)
- A group of quail is called a covey. (ウズラの群れは「covey」と呼ばれます。)
- The quail makes a unique sound. (ウズラは独特の鳴き声を出します。)
- The farmer raises quail for their eggs. (その農家はウズラを卵のために飼育しています。)
- I found a quail’s nest with five eggs. (ウズラの巣を見つけ、そこに5つの卵がありました。)
動詞のquailを使った例文
例文
- He quailed at the thought of speaking in public. (彼は人前で話すことを考えると恐れおののきました。)
- The child quailed before the angry teacher. (その子供は怒った先生の前でひるみました。)
- Do not quail in the face of danger. (危険に直面してもひるまないでください。)
- She quailed when she saw the large dog. (彼女はその大きな犬を見てひるみました。)
- The students quailed at the difficult math problem. (生徒たちはその難しい数学の問題に恐れをなしました。)
- He did not quail under pressure. (彼はプレッシャーの下でもひるみませんでした。)
- Many people quail at the idea of public speaking. (多くの人は人前でのスピーチという考えにひるみます。)
- The new student quailed when asked to introduce himself. (新しい生徒は自己紹介を求められると恐れおののきました。)
quailに関連する表現と慣用句
「quail」に関連するいくつかの表現や慣用句を紹介します。
名詞のquailに関連する表現
- Quail hunting(ウズラ狩り): ウズラを狩ることを指す表現です。特に北米では人気のあるスポーツです。
- Quail eggs(ウズラの卵): ウズラの小さな斑点のある卵を指します。料理の材料や装飾として使われます。
- A covey of quail(ウズラの一群): ウズラの群れを表す表現です。
動詞のquailに関連する表現
- Quail at the thought of〜(〜という考えにひるむ): 何かを考えると恐れる様子を表す表現です。
- Quail before〜(〜の前でひるむ): 誰かや何かの前で恐れる様子を表す表現です。
- Without quailing(ひるむことなく): 恐れずに何かに立ち向かう様子を表す表現です。
quailの類義語
「quail」の類義語をいくつか紹介します。
名詞のquailの類義語
- Partridge(ヤマウズラ): ウズラに似た小型の鳥です。
- Pheasant(キジ): ウズラよりも大きな鳥で、同じくキジ科に属します。
- Bobwhite(ボブホワイト): 北米に生息するウズラの一種です。
- Grouse(ライチョウ): ウズラに似た鳥で、主に北半球に生息します。
動詞のquailの類義語
- Cower(縮み上がる): 恐れて体を小さくする様子を表します。
- Flinch(ひるむ): 恐れや痛みで体が反射的に動く様子を表します。
- Recoil(後ずさりする): 恐れや嫌悪感で後ろに下がる様子を表します。
- Shrink(縮こまる): 恐れや不安で体が小さくなる様子を表します。
- Cringe(身をすくめる): 恐れや恥ずかしさで体が縮こまる様子を表します。
quailの使い方のポイント
「quail」を使う際のポイントをいくつか紹介します。
名詞のquailの使い方
- 単複同形: 「quail」は単数形も複数形も同じ形を取ることがあります。例えば、「one quail(ウズラ1羽)」、「five quail(ウズラ5羽)」と言えます。ただし、「quails」という複数形も使われます。
- 不可算名詞としての使用: 食べ物としての「quail」は不可算名詞として使われることがあります。例えば、「We ate quail for dinner.(夕食にウズラを食べました。)」
- 集合名詞との組み合わせ: ウズラの群れを表す際には、「a covey of quail(ウズラの一群)」のように集合名詞と組み合わせて使います。
動詞のquailの使い方
- 前置詞との組み合わせ: 「quail at〜(〜に恐れをなす)」「quail before〜(〜の前でひるむ)」のように、特定の前置詞と組み合わせて使われることが多いです。
- 文学的表現: 動詞の「quail」は主に文学的な文章で使われ、日常会話ではあまり一般的ではありません。
- 視覚的な恐怖表現: 「quail」は単に恐れるだけでなく、その恐怖が外見にも表れる様子を表します。
quailのよくある間違いと注意点
「quail」を使う際によくある間違いと注意点をいくつか紹介します。
発音の間違い
「quail」は「クウェイル」と発音しますが、「qu」の音が苦手な日本人学習者は「クエイル」と発音してしまうことがあります。
正しくは、「クウ」と「エイ」を素早くつなげて発音します。
名詞のquailに関する間違い
- 複数形の混乱: 「quail」の複数形は「quail」と「quails」の両方が使われます。文脈によって適切な形を選ぶ必要があります。
- ウズラの種類の混同: 「quail」はさまざまな種類の小型鳥を指す言葉です。日本で一般的に「ウズラ」と呼ばれる鳥(Japanese quail)はその一種ですが、英語の「quail」はより広い範囲の鳥を指すことがあります。
- 「buttonquail」との混同: 「buttonquail(ツカツクリ)」は見た目がウズラに似ていますが、分類学上はウズラとは異なる鳥です。
動詞のquailに関する間違い
- 日常会話での過剰使用: 動詞の「quail」は主に文学的な表現であり、日常会話ではあまり使われません。「be afraid」「be scared」などの表現の方が一般的です。
- 前置詞の誤用: 「quail at〜」「quail before〜」のように特定の前置詞と組み合わせて使われますが、これらを間違えると不自然な表現になります。
- 他の類似単語との混同: 動詞の「quail」は「quell(鎮める)」や「qualify(資格を与える)」などの似た発音の単語と混同されることがあります。
quailに関する問題
ここでは「quail」に関する問題を10問出題します。問題を解いて、「quail」の理解を深めましょう。
- 名詞の「quail」の意味として最も適切なものはどれですか?
a) ウサギ
b) ウズラ
c) カモ
d) ハト - 動詞の「quail」の意味として最も適切なものはどれですか?
a) 喜ぶ
b) 恐れる、ひるむ
c) 走る
d) 歌う - 次の文の中で「quail」が正しく使われているものはどれですか?
a) I quail a song at the party.
b) The quail flew over the field.
c) She quailed the door open.
d) We quail every morning. - ウズラの群れを表す集合名詞として正しいものはどれですか?
a) a pack of quail
b) a covey of quail
c) a herd of quail
d) a school of quail - 次の文の中で「quail」の使い方が間違っているものはどれですか?
a) I saw a quail in the garden.
b) He quailed at the sight of the snake.
c) We quailed a delicious dinner.
d) A covey of quail ran across the road. - 「quail eggs」とは何ですか?
a) ウズラの巣
b) ウズラの羽
c) ウズラの卵
d) ウズラの鳴き声 - 動詞「quail」の正しい過去形はどれですか?
a) quailed
b) quall
c) quoil
d) quelt - 次の英文の中で、下線部の「quail」の品詞は何ですか?
“The child quailed before the angry teacher.”
a) 名詞
b) 動詞
c) 形容詞
d) 副詞 - 「quail」の発音として正しいものはどれですか?
a) クアイル
b) クウェイル
c) キュアル
d) クオイル - 次の英文の空欄に入る最も適切な表現はどれですか?
“Don’t __ in the face of danger.”
a) quail
b) quails
c) quailing
d) quailed
「quail」に関するよくある質問
- 「quail」は日本語で何と訳しますか?
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名詞の「quail」は日本語で「ウズラ」と訳します。これは小型の鳥で、食用としても知られています。動詞の「quail」は「恐れる」「ひるむ」「怖がって後ずさりする」などと訳されます。
- 「quail」の複数形は何ですか?
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「quail」の複数形は「quail」と「quails」の両方が使われます。例えば、「one quail(ウズラ1羽)」、「five quail(ウズラ5羽)」または「five quails(ウズラ5羽)」と言うことができます。特に狩猟や料理の文脈では、複数でも「quail」とそのまま使われることが多いです。
- 動詞の「quail」はどのような場面で使いますか?
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動詞の「quail」は主に文学的な文章で使われ、恐れや不安で体が萎縮したり、後ずさりしたりする様子を表します。例えば、「quail at the thought of〜(〜という考えにひるむ)」「quail before〜(〜の前でひるむ)」のような表現でよく使われます。日常会話ではあまり一般的ではなく、代わりに「be afraid」「be scared」などの表現が使われることが多いです。
- 「quail」と「partridge」の違いは何ですか?
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「quail(ウズラ)」と「partridge(ヤマウズラ)」はどちらも小型の鳥ですが、異なる種類です。一般的に、「quail」はより小さく、「partridge」はやや大きいです。また、「quail」は主に地面に近い場所で生活し、短い距離を飛ぶ傾向がありますが、「partridge」はより長い距離を飛ぶことができます。北米では、「quail」という言葉が「partridge」を指すこともあり、地域によって用法が異なる場合があります。
- 「quail eggs」は何に使われますか?
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「quail eggs(ウズラの卵)」は小さくて斑点のある卵で、様々な料理に使われます。特に高級料理やフランス料理、日本料理などで見られます。生食(例えば、寿司のトッピング)、ゆで卵(サラダのトッピング)、炒め物の具材など、多様な調理法があります。また、その小ささと美しい見た目から、料理の装飾としても人気があります。
- 「quail hunting」とは何ですか?
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「quail hunting(ウズラ狩り)」はウズラを狩猟するスポーツや活動を指します。特に北米では人気のある狩猟活動で、通常、訓練された猟犬の助けを借りて行われます。猟犬がウズラを見つけて「ポイント」(獲物の方向を示す姿勢)をとり、猟師がウズラを撃つというパターンが一般的です。多くの国や地域では、ウズラ狩りは特定の季節に限定され、狩猟免許やライセンスが必要です。
- ウズラは何を食べますか?
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ウズラは主に雑食性で、種子、穀物、昆虫、小さな無脊椎動物などを食べます。野生のウズラは、畑や草地で落ちている種子を拾ったり、昆虫を捕まえたりして生活しています。飼育されているウズラには、通常、バランスの取れた配合飼料が与えられます。
- 「quail」という言葉は他の意味を持っていますか?
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古いスラングでは、「quail」が「若い女性」や「娼婦」を指すこともありましたが、この用法は現代ではほとんど使われていません。また、名詞の「quail」と動詞の「quail」は同じ綴りですが、語源が異なり、無関係の単語です。
- 日本で飼育されているウズラは英語で何と呼ばれますか?
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日本で一般的に飼育されているウズラは「Japanese quail」または「Coturnix japonica」と呼ばれます。これは世界中で食用や研究用に広く飼育されているウズラの一種です。
- 「quail」の語源は何ですか?
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名詞の「quail」は中世英語の「quaille」から来ており、これは古フランス語の「quaille」に由来します。さらにさかのぼると、中世ラテン語の「quaccola」から来ていると考えられています。この言葉はウズラの鳴き声を模倣した擬音語が起源とされています。
動詞の「quail」は中世英語から使われ始め、中世オランダ語の「quelen」や「queilen」に由来するとされています。ラテン語の「coāgulāre(凝固する)」が語源という説もあります。
まとめ

この記事では、「quail」の意味と使い方について詳しく解説しました。「quail」には名詞と動詞の2つの意味があり、名詞では小型の鳥「ウズラ」を、動詞では「恐れる、ひるむ」という感情や行動を表します。
以下に、この記事のポイントをまとめます。
- 「quail」は名詞ではウズラという小型の鳥を指す
- 動詞では恐れる、ひるむという意味を持つ
- 名詞の「quail」は食用や狩猟の対象として知られている
- 動詞の「quail」は主に文学的な表現で使われる
- 「quail」の発音は「クウェイル」
- 名詞の「quail」は単複同形で使われることがある
- 動詞の「quail」は「quail at〜」「quail before〜」のような表現でよく使われる
- 「quail」にはいくつかの注意点や間違いやすいポイントがある
「quail」は英語学習者にとって、その二重の意味や特有の用法から興味深い単語です。名詞としての意味はシンプルですが、動詞としての使い方は少し高度で、主に文学的な文脈で使われることが多いです。
この記事が「quail」という単語の理解を深め、英語学習の一助となれば幸いです。

