「result in」は英語学習者がよく目にする表現でありながら、その正確な使い方に戸惑うことも多い表現です。
この記事では、「result in」の基本的な意味から実際の使用場面、類似表現との違いまで、初学者の方でも理解しやすいように詳しく解説します。「result in」をマスターすることで、因果関係を表す英語表現の幅が広がり、より自然な英語が話せるようになるでしょう。例文も豊富に紹介しますので、ぜひ自分の英語学習に役立ててください。
「result in」の基本的な意味

「result in」は、「〜という結果になる」「〜をもたらす」「〜につながる」という意味を持つ英語表現です。何かの原因(理由や行動)があって、その結果として何かが起こるという因果関係を表します。日本語では「〜の結果として〜になる」「〜が原因で〜となる」と訳すことができます。
「result」は「結果」という意味の名詞としてもよく使われますが、ここでは動詞として「result in」という形で使われています。この表現は、原因と結果の間の時間差が比較的短く、直接的な因果関係を示す場合によく使われます。
以下の例文で「result in」の基本的な意味を確認してみましょう。
例文
- Hard work results in success.(努力は成功という結果をもたらす)
- The heavy rain resulted in flooding.(大雨は洪水という結果になった)
「result in」の使い方
「result in」を正しく使いこなすためには、文法的な使い方を理解する必要があります。ここでは、基本的な文型と「result in」がよく使われるパターンについて解説します。
基本的な文型
「result in」の基本的な文型は次のとおりです。
A result(s) in B(AがBという結果になる、AがBをもたらす)
この文型では、Aが原因で、Bがその結果として生じることを表します。時制によって、「results in」(現在形)、「resulted in」(過去形)、「will result in」(未来形)などの形になります。
例文
- Eating too much sugar results in weight gain.(糖分の摂りすぎは体重増加につながる)
- The mistake resulted in a big problem.(そのミスは大きな問題を引き起こした)
- This plan will result in better sales.(この計画は売上向上という結果をもたらすでしょう)
「〜ing」形を使った表現
「result in」の後に動名詞(〜ing形)を使うパターンもよく見られます。
例文
- His hard study resulted in passing the test.(彼の熱心な勉強は試験合格という結果になった)
- The new rule resulted in improving our work.(新しい規則は私たちの仕事の向上につながった)
- Playing games all day results in wasting time.(一日中ゲームをすることは時間の無駄遣いという結果になる)
分詞構文での使用
「resulting in」という形で分詞構文として使われることもあります。
例文
- The rain continued for days, resulting in floods.(雨が何日も続き、その結果洪水が起きた)
- He studied every day, resulting in good grades.(彼は毎日勉強し、その結果良い成績を取った)
「result in」の例文集
ここでは様々な場面での「result in」の使用例を紹介します。すべて中学英語レベルの簡単な例文になっています。
日常生活での例文
例文
- Getting up early results in having more time.(早起きすることで、より多くの時間が得られる)
- Eating vegetables every day results in better health.(毎日野菜を食べることは、より良い健康につながる)
- Not drinking enough water results in feeling tired.(十分な水を飲まないと、疲れを感じる結果になる)
- Good sleep results in a clear mind.(良い睡眠は頭をすっきりさせる結果となる)
- Taking a warm bath results in feeling relaxed.(温かいお風呂に入ることでリラックスできる)
学校生活での例文
例文
- Studying hard results in good grades.(一生懸命勉強することは良い成績という結果になる)
- Not doing homework results in low scores.(宿題をしないことは低い点数という結果になる)
- Joining a club resulted in making new friends.(クラブに入ることで新しい友達ができた)
- Reading books results in learning new words.(本を読むことで新しい言葉を学ぶ結果となる)
- Working together resulted in finishing the project early.(一緒に作業することでプロジェクトを早く終えることができた)
社会や環境に関する例文
例文
- Cutting trees results in fewer birds.(木を切ることで鳥が減少する結果になる)
- Using too much plastic results in ocean pollution.(プラスチックの過剰使用は海洋汚染という結果をもたらす)
- Building new parks resulted in a better city life.(新しい公園を作ることでより良い都市生活となった)
- Helping others results in feeling happy.(人を助けることで幸せを感じる結果になる)
- Saving money results in being able to buy bigger things.(お金を貯めることでより大きなものを買えるようになる)
「result in」と類似表現の違い
英語には「result in」以外にも結果や因果関係を表す表現がいくつかあります。ここでは「result in」と似た意味を持つ表現との違いを解説します。
「result from」との違い
「result in」と「result from」は混同しやすい表現ですが、因果関係が逆になります。
- A result in B:AがBという結果をもたらす(AがBを引き起こす)
- B result from A:BはAから生じる(Bの原因はA)
例文を比較してみましょう。
例文
- Hard work results in success.(努力は成功という結果をもたらす)
- Success results from hard work.(成功は努力から生まれる)
この2つの文は同じ内容を表していますが、主語と目的語が入れ替わっています。
「lead to」との違い
「lead to」も「〜につながる」「〜を引き起こす」という意味で使われますが、「result in」と比べると間接的な因果関係や、原因と結果の間に複数のステップがある場合に使われる傾向があります。
例文
- Smoking leads to health problems.(喫煙は健康問題につながる)
- The mistake led to many other problems.(そのミスが他の多くの問題につながった)
「lead to」は原因と結果の間の過程が複数ある場合や、時間的経過が長い場合に適しています。
「contribute to」との違い
「contribute to」は「〜に貢献する」「〜の一因となる」という意味です。「result in」が直接的な因果関係を示すのに対し、「contribute to」は複数ある原因の一つであることを強調します。
例文
- Poor diet contributes to health problems.(偏った食事は健康問題の一因となる)
- His hard work contributed to the team’s success.(彼の努力はチームの成功の一因となった)
「give rise to」との違い
「give rise to」は「〜を生じさせる」「〜をもたらす」という意味で、特に意外性のある結果や状況の変化を強調したい場合に使います。
例文
- The discovery gave rise to new theories.(その発見は新しい理論を生み出した)
- His speech gave rise to many questions.(彼のスピーチは多くの質問を引き起こした)
「result」に関連する英単語
「result in」を理解するためには、「result」という単語自体やその他の関連する英単語についても知っておくと便利です。
result(名詞)
「result」は名詞としても使われ、「結果」「成果」という意味を持ちます。
例文
- What was the result of the test?(テストの結果はどうでしたか?)
- I am happy with the results of my work.(自分の仕事の成果に満足しています)
- We will know the results next week.(結果は来週わかります)
effect(名詞)
「effect」も「結果」という意味を持ちますが、特に「影響」「効果」というニュアンスが強いです。
例文
- The medicine had a good effect.(その薬は良い効果がありました)
- What is the effect of this new rule?(この新しい規則の影響は何ですか?)
- The effects of exercise are wonderful.(運動の効果は素晴らしいです)
outcome(名詞)
「outcome」は「結果」「結末」を意味し、特に物事の最終的な結果を表す場合に使われます。ビジネスシーンなどでよく使われ、良い結果・悪い結果のどちらにも使えます。
例文
- No one expected this outcome.(誰もこのような結果を予想していなかった)
- The outcome of the game was surprising.(試合の結果は驚くべきものだった)
- We are waiting for the outcome of the meeting.(会議の結果を待っています)
consequence(名詞)
「consequence」も「結果」を意味しますが、特に重大な結果や、望ましくない結果について話す場合によく使われます。「結果として生じる事態」というニュアンスがあります。
例文
- The consequences of his actions were serious.(彼の行動の結果は深刻でした)
- He must face the consequences.(彼は結果に向き合わなければなりません)
- Not studying has bad consequences.(勉強しないことは悪い結果をもたらします)
「result in」の活用シーン
「result in」はさまざまな状況で使うことができる便利な表現です。ここでは具体的にどのようなシーンで活用できるかを見ていきましょう。
因果関係を説明する時
物事の原因と結果を明確に説明したい場合、「result in」は非常に役立ちます。
例文
- Too much rain resulted in flooding.(雨が多すぎて洪水になった)
- His kindness resulted in everyone liking him.(彼の親切さにより、みんなが彼を好きになった)
- Not listening to the teacher results in missing important information.(先生の話を聞かないと、重要な情報を逃す結果になる)
科学的な現象を説明する時
自然現象や科学的プロセスの結果を説明する際にも「result in」は適しています。
例文
- Heating water results in steam.(水を熱すると蒸気が発生する)
- Mixing blue and yellow results in green.(青と黄色を混ぜると緑色になる)
- Plants getting sunlight results in growth.(植物が日光を浴びると成長する)
行動の結果を表現する時
個人や集団の行動がどのような結果をもたらすかを述べる際にも使えます。
例文
- Working together resulted in finishing early.(協力して作業することで早く終わらせることができた)
- Cleaning the room resulted in finding my lost book.(部屋を掃除した結果、なくした本が見つかった)
- Helping my mother resulted in getting a nice present.(母の手伝いをした結果、素敵なプレゼントをもらった)
「result in」に関するよくある質問
ここでは、「result in」に関してよく寄せられる質問とその回答をまとめました。
- 「result in」と「result from」の違いは何ですか?
-
これらは因果関係の方向が逆になります。「A result in B」はAが原因でBという結果が生じることを表し、「B result from A」はBという結果がAが原因で生じることを表します。つまり、同じ因果関係を違う視点から表現しています。
- His hard work resulted in success.(彼の努力は成功という結果をもたらした)
- Success resulted from his hard work.(成功は彼の努力から生まれた)
- 「result in」の後には何が来ますか?
-
「result in」の後には名詞や動名詞(〜ing形)が来ます。
- The accident resulted in injury.(事故は怪我という結果になった)
- His mistake resulted in losing the game.(彼のミスは試合に負けるという結果になった)
- 「result in」は日常会話でよく使われますか?
-
「result in」はフォーマルな表現として認識されることが多く、日常の会話よりも書き言葉やビジネスの場で頻繁に使われます。日常会話では「lead to」や「cause」などの表現が使われることが多いです。
- 「result in」は受動態でも使えますか?
-
はい、「be resulted in」という形で受動態として使うことができます。
- Many problems were resulted in by his carelessness.(彼の不注意によって多くの問題が引き起こされた)
ただし、この用法はあまり一般的ではなく、「be caused by」などの表現がより自然に使われることが多いです。
- 「result」という単語だけでも使えますか?
-
はい、「result」は単独で名詞として「結果」という意味で使うことができます。また、「result from」や「result in」などの形で動詞としても使用されます。
- What was the result of the test?(テストの結果はどうでしたか?)
- This problem results from a lack of communication.(この問題はコミュニケーション不足から生じています)
まとめ

この記事では、「result in」の意味と使い方について詳しく解説しました。以下にポイントをまとめます。
- 「result in」は「〜という結果になる」「〜をもたらす」「〜につながる」という意味を持つ
- 基本的な文型は「A result(s) in B」で、AがBという結果をもたらすことを表す
- 原因と結果の時間差が短く、直接的な因果関係を示す場合に適している
- 「result in」の後には名詞や動名詞(〜ing形)が来る
- 「resulting in」という形で分詞構文としても使われる
- 「result from」との違いは因果関係の方向が逆になること
- 「lead to」は間接的な因果関係や時間的経過が長い場合に適している
- 「contribute to」は複数ある原因の一つであることを強調する
- 「give rise to」は意外性のある結果や状況の変化を強調したい場合に使う
- 「result」は名詞としても使われ、他にも「effect」「outcome」「consequence」など類似した単語がある
「result in」を正しく使いこなせるようになれば、因果関係を表す英語表現の幅が広がり、より自然な英語が話せるようになります。日常生活や学校での場面を想定した例文も参考にしながら、ぜひ積極的に使ってみてください。
英語学習は継続が大切です。「result in」のような表現をマスターすることが、最終的には英語力の向上という結果をもたらすでしょう。頑張ってください!