「say」は英語の基本的な動詞で、主に「言う」「述べる」という意味を持ちます。日常会話や文章の中でとても頻繁に使われる重要な単語です。
この記事では、英語初学者の方に向けて「say」の意味や使い方、例文、そして似た意味を持つ単語との違いなどを詳しく解説していきます。「say」の使い方をマスターすることで、英語でのコミュニケーション能力が大きく向上するでしょう。
「say」とは?基本的な意味と使い方

「say」は最も基本的な「言う」という意味を持つ動詞です。誰かが言った言葉や内容を伝える際に使用されます。英語の会話や文章の中で非常によく使われる単語で、英語学習の初期段階から覚えておくべき重要な単語の一つです。「say」は主に他動詞として使われ、「何を言うか」という内容を目的語として取ります。
「say」の活用形は以下のとおりです。
基本的な使い方としては、「誰が何を言うか」を表現する時に使います。例えば、
例文
- He says hello to me every morning.(彼は毎朝私にこんにちはと言います。)
- She said she was tired yesterday.(彼女は昨日疲れていると言いました。)
- What did you say? I couldn’t hear you.(何と言いましたか?聞こえませんでした。)
「say」は直接話法(実際に言った言葉をそのまま引用する方法)と間接話法(言った内容を要約して伝える方法)の両方で使うことができます。これについては後ほど詳しく説明します。
「say」の基本的な意味
「say」の最も基本的な意味は「言葉で表現する」「口に出して言う」です。何かを声に出して言うことや、文章で述べることを意味します。日本語の「言う」とほぼ同じ意味と考えてよいでしょう。
例文
- My teacher says that reading is important.(先生は読書が大切だと言っています。)
- I said nothing about the mistake.(私はそのミスについて何も言いませんでした。)
- Can you say this word in English?(この単語を英語で言えますか?)
「say」は単に言葉を発するという意味だけでなく、意見や考えを述べる、主張する、という意味でも使われます。
例文
- What do you say about this plan?(この計画についてどう思いますか?)
- The newspaper says it will rain tomorrow.(新聞では明日雨が降ると書いてあります。)
- Scientists say that exercise is good for health.(科学者たちは運動が健康に良いと言っています。)
「say」の活用形と使い方
「say」の活用形と、それぞれの使い方について見ていきましょう。
say(原形):現在形(一般動詞)として使われる場合や、命令文で使われます。
- I say what I think.(私は自分が思ったことを言います。)
- Say your name, please.(あなたの名前を言ってください。)
says(三人称単数現在形):主語が he, she, it など三人称単数の場合に使います。
- He says he likes soccer.(彼はサッカーが好きだと言います。)
- My mother says dinner is ready.(母は夕食の用意ができたと言っています。)
said(過去形・過去分詞形):過去に言ったことを表す時や、完了形で使います。
- She said she would come tomorrow.(彼女は明日来ると言いました。)
- I have said it many times.(私はそれを何度も言いました。)
saying(現在分詞形):進行形や動名詞として使われます。
- He is saying something important.(彼は重要なことを言っています。)
- I remember him saying that.(彼がそれを言ったことを覚えています。)
「say」の様々な使い方
「say」は様々な状況や文脈で使われる汎用性の高い動詞です。ここでは「say」の主な使い方をいくつか紹介します。
直接話法での「say」の使い方
直接話法とは、実際に言われた言葉をそのまま引用符(” ”)で囲んで表現する方法です。「say」はこの直接話法でよく使われます。
例文
- He said, “I am hungry.”(彼は「お腹がすいた」と言いました。)
- She says, “I love music.”(彼女は「音楽が大好き」と言います。)
- The teacher said, “Open your textbooks.”(先生は「教科書を開きなさい」と言いました。)
直接話法では、引用符の中の内容はそのまま(時制や人称などを変えずに)引用されます。また、カンマが「said」の後に置かれることに注意してください。
間接話法での「say」の使い方
間接話法は、言われた内容を間接的に伝える方法で、引用符は使いません。通常、接続詞「that」を使いますが、会話では省略されることも多いです。
例文
- He said (that) he was hungry.(彼はお腹がすいていると言いました。)
- She says (that) she loves music.(彼女は音楽が大好きだと言います。)
- The teacher said (that) we should open our textbooks.(先生は教科書を開くべきだと言いました。)
間接話法では、時制の一致というルールがあります。主節(say の部分)が過去形の場合、従属節の動詞も通常は過去の時制に変化します。例えば、直接話法の「I am hungry」は間接話法では「he was hungry」になります。
「say」を使った慣用表現
「say」を使った慣用表現もたくさんあります。よく使われるものをいくつか紹介します。
Let’s say…(〜としましょう、〜と仮定しましょう)
- Let’s say we meet at 6 o’clock.(6時に会うということにしましょう。)
I must say…(言わざるを得ませんが…)
- I must say I’m impressed by your work.(あなたの仕事には感心せざるを得ません。)
That is to say…(つまり…、言い換えれば…)
- He is very busy, that is to say, he has no time for hobbies.(彼はとても忙しい、つまり趣味の時間がないのです。)
As they say…(よく言われるように…)
- As they say, practice makes perfect.(よく言われるように、練習が完璧を作ります。)
To say the least…(控えめに言っても…)
- The movie was, to say the least, disappointing.(控えめに言っても、その映画はがっかりするものでした。)
Needless to say…(言うまでもなく…)
- Needless to say, health is more important than money.(言うまでもなく、健康はお金より大切です。)
「say」と似た意味を持つ単語との違い
英語には「say」以外にも「言う」「話す」という意味を持つ動詞がいくつかあります。ここでは「say」と似た意味を持つ「tell」「speak」「talk」との違いを解説します。
「say」と「tell」の違い
「say」と「tell」はどちらも「言う」という意味ですが、使い方に重要な違いがあります。
「say」の特徴
- 「何を言うか」に焦点を当てる
- 通常、「誰に」という情報がなくても使える
- 直接話法でよく使われる
例文
- I said goodbye.(さようならと言いました。)
- She says she likes cats.(彼女は猫が好きだと言います。)
「tell」の特徴
- 「誰に言うか」に焦点を当てる
- 必ず「誰に(人)」という情報が必要
- 間接話法でよく使われる
- 「伝える」「教える」というニュアンスが強い
例文
- He told me about his trip.(彼は私に旅行について話してくれました。)
- Please tell us the truth.(私たちに真実を教えてください。)
間違いやすい例
- 誤:He said me the answer.
- 正:He told me the answer.(彼は私に答えを教えてくれました。)
- 誤:She told, “I am happy.”
- 正:She said, “I am happy.”(彼女は「私は幸せです」と言いました。)
「say」と「speak」の違い
「say」の特徴
- 具体的な言葉や内容を表現する
- 短いやり取りでも使える
例文
- He said hello to me.(彼は私にこんにちはと言いました。)
- What did she say?(彼女は何と言いましたか?)
「speak」の特徴
- 言語を話す能力や行為を表す
- 一般的に「話す」という行為そのものを指す
- フォーマルな場での発言を表すことも
例文
- She speaks three languages.(彼女は3つの言語を話します。)
- He spoke at the meeting.(彼は会議で話しました。)
- Can I speak to Mr. Brown?(ブラウンさんとお話しできますか?)
「say」と「talk」の違い
「say」の特徴
- 一方的に言葉を発する行為
- 具体的な内容を伝える
例文
- I said I would help.(私は手伝うと言いました。)
- She said nothing.(彼女は何も言いませんでした。)
「talk」の特徴
- 双方向のコミュニケーションを表す
- 会話や議論などを意味する
- 「〜について話し合う」という意味で「about」とよく一緒に使われる
例文
- We talked about the movie.(私たちはその映画について話し合いました。)
- She likes talking with her friends.(彼女は友達と話すのが好きです。)
- Let’s talk later.(後で話しましょう。)
「say」のよくある間違いと注意点
「say」を使う際によくある間違いと注意点をいくつか紹介します。これらに気をつけることで、より自然な英語表現ができるようになります。
「say」と「tell」の混同
最もよくある間違いの一つが「say」と「tell」の混同です。前述したように、これらは使い方が異なります。
誤った使い方
- He said me about his vacation.
- She said me a story.
正しい使い方
- He told me about his vacation.(彼は私に休暇について話してくれました。)
- She told me a story.(彼女は私に物語を話してくれました。)
「say」を使って「誰かに言う」と表現したい場合は、「to」を使います。
例文
- He said to me that he was tired.(彼は私に疲れていると言いました。)
- Say hello to your mother for me.(私からあなたのお母さんによろしく言ってください。)
間接話法での時制の一致
間接話法で「say」を使う際、主節が過去形の場合は時制の一致に注意が必要です。
誤った使い方
- She said she is happy.
- He said he can swim.
正しい使い方
- She said she was happy.(彼女は幸せだと言いました。)
- He said he could swim.(彼は泳げると言いました。)
ただし、普遍的な真理や現在も続いている事実を述べる場合は、時制を変えないこともあります。
例文
- He said the earth revolves around the sun.(彼は地球が太陽の周りを回ると言いました。)
「say」の後の前置詞
「say」の後にどの前置詞を使うかで意味が変わることがあります。
「say to」(〜に言う)
- He said to me that he was sorry.(彼は私に申し訳ないと言いました。)
「say about」(〜について言う)
- What did she say about the movie?(彼女はその映画について何と言いましたか?)
「say for」(〜のために言う)
- I’ll say a few words for the bride and groom.(新郎新婦のために少し言葉を述べます。)
「say」に関する問題
ここでは「say」の理解度を確認するための問題を10問用意しました。挑戦してみましょう。
- 次の文を完成させなさい:She _ she likes dogs.
- 次の直接話法を間接話法に変えなさい:He said, “I am busy.”
- 空欄を埋めなさい:Please _ your name.
- 正しい形を選びなさい:He (say/says/said) he was tired yesterday.
- 次の文を完成させなさい:They _ that the movie is good.
- 次の間接話法を直接話法に変えなさい:She said she would come tomorrow.
- 空欄を埋めなさい:What did you _ about the book?
- 正しい表現を選びなさい:I want to (say to you / tell you) something important.
- 次の文を完成させなさい:As the _ goes, “Actions speak louder than words.”
- 正しい文を選びなさい:a) He said me his name. b) He told me his name.
「say」に関するよくある質問
「say」に関してよく質問される内容をQ&A形式でまとめました。
- 「say」と「tell」の違いは何ですか?
-
「say」は「何を言うか」に焦点を当て、「tell」は「誰に言うか」に焦点を当てます。「tell」は必ず「誰に(人)」という情報が必要ですが、「say」はその必要がありません。また、「say」は直接話法でよく使われ、「tell」は間接話法で使われることが多いです。
- He said, “I’m hungry.”(彼は「お腹がすいた」と言いました。)
- He told me that he was hungry.(彼は私にお腹がすいていると言いました。)
- 間接話法で「say」を使うときの時制の変化はどうなりますか?
-
間接話法で「say」が過去形(said)の場合、従属節の動詞も通常は一つ過去の時制に変化します。
- 現在形 → 過去形:He said, “I am happy.” → He said (that) he was happy.
- 過去形 → 過去完了形:She said, “I visited Paris.” → She said (that) she had visited Paris.
- will → would:They said, “We will help.” → They said (that) they would help.
- can → could:He said, “I can swim.” → He said (that) he could swim.
ただし、普遍的な真理や現在も続いている事実については時制が変わらないこともあります。
- 「say」の過去形と過去分詞形は何ですか?
-
「say」の過去形と過去分詞形はどちらも「said」です。発音は「セッド」です。
- 過去形:I said goodbye to him yesterday.(昨日彼にさようならと言いました。)
- 過去分詞形:I have said it many times.(私はそれを何度も言いました。)
- 「say」を使った慣用表現にはどのようなものがありますか?
-
「say」を使った慣用表現には以下のようなものがあります。
- Let’s say…(〜としましょう、〜と仮定しましょう)
- I must say…(言わざるを得ませんが…)
- That is to say…(つまり…、言い換えれば…)
- As they say…(よく言われるように…)
- To say the least…(控えめに言っても…)
- Needless to say…(言うまでもなく…)
- I can’t say for sure.(確かなことは言えません。)
- I would say so.(そう思います。)
- 「say」は前置詞とどのように組み合わせて使いますか?
-
「say」はいくつかの前置詞と組み合わせて使うことができます。
- say to(〜に言う):She said to me that she was tired.(彼女は私に疲れていると言いました。)
- say about(〜について言う):What did he say about the plan?(彼はその計画について何と言いましたか?)
- say for(〜のために言う):Let me say something for my friend.(友人のために何か言わせてください。)
まとめ

「say」は英語の基本的な動詞で、日常会話や文章で頻繁に使われる重要な単語です。この記事では「say」の意味、使い方、似た意味を持つ単語との違いなどを詳しく解説しました。
「say」をマスターすることで、英語でのコミュニケーション能力が大きく向上するでしょう。
- 「say」は基本的に「言う」「述べる」という意味を持つ動詞である
- 「say」の活用形は say(原形)、says(三人称単数現在形)、said(過去形・過去分詞形)、saying(現在分詞形)
- 「say」は直接話法と間接話法の両方で使うことができる
- 「say」と「tell」の違いは、「say」は「何を言うか」に焦点を当て、「tell」は「誰に言うか」に焦点を当てる
- 「speak」は言語を話す能力や行為を表し、「talk」は双方向のコミュニケーションを表す
- 「say」を使った慣用表現には Let’s say…、That is to say…、As they say… などがある
- 間接話法では時制の一致に注意が必要である
「say」は英語学習の基礎となる重要な動詞です。この記事で紹介した様々な使い方や注意点を理解し、実際の会話や文章の中で積極的に使ってみることで、自然な英語表現ができるようになるでしょう。
日常的に使う基本動詞をしっかりマスターすることが、英語力向上の近道です。

