「somebody」は英語の不定代名詞で、日本語では「誰か」という意味を持ちます。英語学習の初期段階で出会う言葉ですが、使い方や関連語との違いを正確に理解しておくことで、より自然な英語表現ができるようになります。
この記事では、「somebody」の基本的な意味から実際の使い方、例文、そして関連する言葉との違いまで詳しく解説していきます。
somebodyとは?不定代名詞としての基本概念

「somebody」は不特定の人物を指す不定代名詞です。話し手が誰であるか特定できない、または特定する必要がない人を指すときに使います。数としては単数扱いで、「誰か(一人)」を意味します。
「somebody」は日常会話でよく使われる言葉で、特に「誰かがいる」「誰かが何かをした」というような状況で頻繁に使用されます。基本的には肯定文で使われることが多いですが、質問文や依頼文でも使うことができます。
「somebody」は会話でよく使われる単語であり、同じ意味を持つ「someone」という言葉もあります。この二つはほぼ同じ意味を持ちますが、使われる文脈や場面に若干の違いがあります。「somebody」は少しカジュアルな印象を与え、日常会話や非公式の場面でよく使われます。
somebodyの使い方と文法的特徴
「somebody」は文中で様々な役割を果たします。主語として使われることもあれば、目的語として使われることもあります。また、所有格の形「somebody’s」もあります。ここでは基本的な使い方を見ていきましょう。
somebodyを主語として使う場合
「somebody」を主語として使う場合、三人称単数として扱います。そのため、現在形の動詞には「s」や「es」をつけます。
例文
- Somebody is knocking on the door. (誰かがドアをノックしています。)
- Somebody wants to see you. (誰かがあなたに会いたがっています。)
- Somebody left their bag here. (誰かが自分のかばんをここに置き忘れました。)
somebodyを目的語として使う場合
「somebody」は目的語としても使うことができます。
例文
- I need to call somebody. (私は誰かに電話する必要があります。)
- Can you help somebody with this problem? (この問題について誰かを手伝えますか?)
- She wanted to talk to somebody about her concerns. (彼女は自分の心配事について誰かと話したかった。)
somebodyの所有格
「somebody」の所有格は「somebody’s」です。「誰かの〜」という意味になります。
例文
- This is somebody’s book. (これは誰かの本です。)
- I found somebody’s keys on the floor. (床で誰かの鍵を見つけました。)
- Somebody’s phone is ringing. (誰かの電話が鳴っています。)
somebodyとsomeoneの違いと使い分け
「somebody」と「someone」はどちらも「誰か」という意味を持ち、多くの場合は互換的に使うことができます。しかし、いくつかの微妙な違いがあります。
「someone」は「somebody」よりも少しフォーマルな印象を与えます。そのため、文章や公式な場面では「someone」が好まれる傾向があります。一方、「somebody」は日常会話や友達との会話など、カジュアルな場面でよく使われます。
例文
- Someone has taken my pen. (誰かが私のペンを取りました。)- やや公式な場面
- Somebody took my pen. (誰かが私のペンを取りました。)- カジュアルな会話
以下は両者の使用場面の比較表です。
| 使用場面 | someone | somebody |
|---|---|---|
| 公式文書 | ○ | △ |
| ビジネスメール | ○ | △ |
| 日常会話 | ○ | ○ |
| カジュアルな文章 | ○ | ○ |
| 友達との会話 | △ | ○ |
△は使用可能だが、もう一方がより適切であることを示します。
somebodyと他の不定代名詞の比較
英語には「somebody」以外にも似た意味を持つ不定代名詞がいくつかあります。ここでは「anybody」「everybody」との違いを見ていきましょう。
somebodyとanybody
「somebody」は肯定文で使われることが多く、特定の人がいることを前提としています。一方、「anybody」は疑問文や否定文、条件文でよく使われ、「誰でも」という意味合いを持ちます。
例文
- Somebody called you this morning. (今朝誰かがあなたに電話しました。)- 確かに電話があった
- Did anybody call me this morning? (今朝誰か私に電話しましたか?)- 電話があったかどうか不明
例文
- Is there anybody who can help me? (私を手伝ってくれる人はいますか?)
- I can’t find anybody who knows the answer. (答えを知っている人が見つかりません。)
somebodyとeverybody
「somebody」は「誰か(一人)」を指しますが、「everybody」は「みんな、全員」を意味します。「everybody」も三人称単数として扱いますが、意味としては複数の人々を指します。
例文
- Somebody in this class knows the answer. (このクラスの誰かが答えを知っています。)- 一人だけ
- Everybody in this class knows the answer. (このクラスの全員が答えを知っています。)- 全員
例文
- Somebody is waiting for you outside. (誰かが外であなたを待っています。)
- Everybody is waiting for you outside. (みんなが外であなたを待っています。)
somebodyを使った実用的な例文
「somebody」の使い方をさらに理解するために、さまざまな状況での例文を見ていきましょう。これらの例文は中学英語レベルで、日常的によく使われるものです。
例文
- Somebody told me about the party. (誰かが私にそのパーティーについて教えてくれました。)
- I need somebody to help me with my homework. (宿題を手伝ってくれる誰かが必要です。)
- There is somebody at the door. (ドアに誰かいます。)
- Can somebody open the window? (誰か窓を開けられますか?)
- I think somebody left their umbrella here. (誰かが傘をここに置き忘れたと思います。)
- Somebody needs to clean this room. (誰かがこの部屋を掃除する必要があります。)
- My teacher wants to talk to somebody from my family. (先生は私の家族の誰かと話したいと言っています。)
- Somebody broke the window yesterday. (昨日誰かが窓を割りました。)
- I heard somebody singing in the next room. (隣の部屋で誰かが歌っているのを聞きました。)
- We need to find somebody who speaks Japanese. (日本語を話す誰かを見つける必要があります。)
somebodyの応用表現と使用シーン
「somebody」は様々な表現や状況で使われています。ここでは、もう少し応用的な使い方を見ていきましょう。
somebodyと形容詞の組み合わせ
「somebody」の後に形容詞を置くことで、「ある特定の性質を持った人」を表現できます。
例文
- We need somebody strong to move this box. (この箱を動かすには力の強い誰かが必要です。)
- I want to talk to somebody important. (重要な人と話したいです。)
- She is looking for somebody kind. (彼女は優しい人を探しています。)
somebodyと不定詞の組み合わせ
「somebody」と不定詞(to + 動詞の原形)を組み合わせることで、「〜する誰か」を表現できます。
例文
- We need somebody to clean the room. (部屋を掃除する誰かが必要です。)
- I want somebody to talk to. (話し相手が欲しいです。)
- She is looking for somebody to help her with English. (彼女は英語を手伝ってくれる誰かを探しています。)
somebodyとelse
「somebody else」で「他の誰か」という意味になります。
例文
- I can’t help you. Ask somebody else. (私はあなたを手伝えません。他の誰かに頼んでください。)
- If you don’t like this one, we can find somebody else. (これが気に入らないなら、他の誰かを見つけることができます。)
- Maybe somebody else knows the answer. (たぶん他の誰かが答えを知っているでしょう。)
somebodyのよくある間違いと注意点
「somebody」を使う際によくある間違いや注意点をいくつか紹介します。これらを理解することで、より自然な英語表現ができるようになります。
間違い1: 複数形の動詞を使う
「somebody」は単数扱いなので、動詞も単数形を使います。複数形の動詞を使うのは間違いです。
誤:Somebody are waiting for you.
正:Somebody is waiting for you. (誰かがあなたを待っています。)
間違い2: 代名詞の選択
「somebody」を指す代名詞として、伝統的には「he」「his」「him」が使われてきましたが、現代英語では性別を特定しない「they」「their」「them」を使うことが一般的です。
例文
- If somebody calls, tell them I’ll be back soon. (誰かが電話してきたら、すぐ戻ると伝えてください。)
- Somebody left their book on the desk. (誰かが自分の本を机の上に置き忘れました。)
間違い3: 否定文での使用
否定文では通常「somebody」ではなく「anybody」を使います。
誤:I didn’t see somebody at the party.
正:I didn’t see anybody at the party. (パーティーで誰も見かけませんでした。)
間違い4: 複数名詞と一緒に使う
「somebody of + 複数名詞」という形は間違いです。この場合は「one of + 複数名詞」を使います。
誤:Somebody of my friends is a musician.
正:One of my friends is a musician. (私の友達の一人はミュージシャンです。)
間違い5: 「a somebody」の使い方
「a somebody」は「重要人物」を意味する表現で、通常の「誰か」という意味ではありません。
例文
- He thinks he’s a somebody in this town. (彼はこの町で重要人物だと思っています。)
somebodyに関する問題
このセクションでは、「somebody」を含む英語の文法や語彙に関する問題を作成します。「somebody」は「誰か」という意味で使われる不定代名詞ですが、他にも「anybody」や「nobody」など、似た表現がいくつかあります。
これらの使い分けを理解することで、英語力をさらに向上させることができます。以下の問題では、「somebody」を含む文脈だけでなく、他の不定代名詞も取り入れてバランスよく出題しています。
- ( ) left their bag on the train.
- Is there ( ) at the door?
- I couldn’t find ( ) who knew the answer.
- She wants to talk to ( ) about her idea.
- There isn’t ( ) in the classroom right now.
- ( ) called you while you were out.
- I don’t think ( ) will believe that story.
- Can you see ( ) outside the window?
- I need to find ( ) who can help me with this project.
- ( ) knows the truth, but they won’t tell us.
この問題セットでは、「somebody」以外にも「anybody」や「nobody」を含め、多様な回答になるよう工夫しました。それぞれの文脈で適切な不定代名詞を選ぶ練習として活用してください。
「somebody」に関するよくある質問
ここでは「somebody」についてよく寄せられる質問と回答をまとめました。
- 「somebody」と「someone」はどう違いますか?
-
「somebody」と「someone」は基本的に同じ意味ですが、「somebody」はより日常会話でカジュアルに使われる傾向があります。一方、「someone」はやや公式な場面や文章でよく使われます。ただし、多くの場合は互換的に使用できます。
- 「somebody」は複数形がありますか?
-
いいえ、「somebody」に複数形はありません。複数の人を指す場合は「some people」を使います。
- Somebody is coming to visit me today. (今日誰かが私を訪ねてきます。)
- Some people are coming to visit me today. (今日何人かの人が私を訪ねてきます。)
- 「somebody」の後の動詞は単数形ですか、複数形ですか?
-
「somebody」は文法的には単数扱いなので、動詞も単数形を使います。
- Somebody was here. (誰かがここにいました。)
- Somebody has taken my book. (誰かが私の本を持っていきました。)
- 「anybody」と「somebody」はどう使い分けますか?
-
「somebody」は主に肯定文で使い、「誰かが確かにいる」と想定する場合に使います。「anybody」は主に疑問文や否定文、条件文で使い、「誰かがいるかどうか分からない」または「誰でも」という場合に使います。
- Somebody helped me with my homework. (誰かが私の宿題を手伝ってくれました。)
- Did anybody help you with your homework? (誰か宿題を手伝ってくれましたか?)
- I couldn’t find anybody to help me. (私を手伝ってくれる人が見つかりませんでした。)
- 「somebody」を使った慣用表現はありますか?
-
「be somebody」(重要人物である)という表現があります。また、「somebody else」(他の誰か)もよく使われます。
- He dreams of being somebody someday. (彼はいつか重要人物になることを夢見ています。)
- If you don’t like my suggestion, ask somebody else. (私の提案が気に入らないなら、他の誰かに尋ねてください。)
まとめ

この記事では「somebody」の意味や使い方、関連する言葉との違いなどを詳しく解説してきました。「somebody」は英語の基本的な不定代名詞で、日常会話でよく使われる単語です。正しい使い方を身につけることで、より自然な英語表現ができるようになります。
ここで重要なポイントをまとめておきましょう。
- 「somebody」は不定代名詞で、「誰か」という意味を持つ。
- 文法的には単数扱いで、動詞も単数形を使う。
- 「someone」とほぼ同じ意味だが、「somebody」はよりカジュアルな印象。
- 所有格は「somebody’s」で、「誰かの〜」という意味になる。
- 肯定文で使うことが多く、否定文では「anybody」を使う。
- 「somebody」を受ける代名詞は「they」「their」「them」が一般的。
- 「somebody + 形容詞」や「somebody + to + 動詞」などの表現がある。
- 「somebody else」で「他の誰か」という意味になる。
- 複数形はなく、複数の人を指す場合は「some people」を使う。
英語の不定代名詞の使い分けは、最初は少し難しく感じるかもしれませんが、例文を通して繰り返し練習することで自然に身につけることができます。
この記事で紹介した例文やポイントを参考に、ぜひ日常会話で「somebody」を使ってみてください。正しい使い方を身につければ、英語表現の幅がさらに広がるでしょう。

