英語学習において、似た意味を持つ単語の違いを理解することは非常に重要です。特に「suppose」と「think」は、どちらも「思う」という意味合いを持ちますが、使われる状況やニュアンスが異なります。
この記事では、英語初学者向けに「suppose」と「think」の意味の違いと使い分けについて詳しく解説します。例文や練習問題を通して、これらの単語を適切に使いこなせるようになりましょう。
「suppose」と「think」の基本的な違い

「suppose」と「think」はどちらも「思う」という意味を持ちますが、その確信度や使い方には明確な違いがあります。
「think」は「考える、思う」という意味で、自分の意見や考えを比較的確信を持って述べる場合に使われます。一方、「suppose」は「推測する、仮定する」という意味合いが強く、確証はないけれども「おそらくそうだろう」と推測する場合や、何かを仮定する場合に使われます。
例えば「I think it will rain tomorrow.(明日は雨が降ると思います)」と言えば、話者が天気予報などを見た上でかなり確信を持って述べている印象を与えます。一方「I suppose it will rain tomorrow.(明日は雨が降るかもしれません)」と言えば、可能性があるという程度の推測を表しています。
また「suppose」には「〜と仮定する」という使い方もあります。「Suppose we arrive late, what should we do?(私たちが遅れて到着したと仮定して、何をすべきでしょうか)」のように仮定の状況を設定する場合に使われます。これは「think」にはない用法です。
初級英語学習者にとって重要なのは、「think」は確信を持った意見、「suppose」は不確かな推測や仮定を表すと覚えておくことです。
「think」の意味と使い方
「think」は英語で最もよく使われる動詞の一つで、日常会話でも頻繁に登場します。ここでは「think」の様々な使い方について詳しく見ていきましょう。
「think」の基本的な意味は「考える」「思う」で、自分の意見や考えを述べる時に使います。確信を持って何かを述べたり、自分の考えを表現したりする場合に適しています。
「think」の基本的な用法
「think」は主に以下のような場面で使われます。
- 意見や考えを述べる場合
- 何かについて考える行為を表す場合
- 記憶を思い出そうとする場合
- 判断や評価を示す場合
例文
- I think this book is interesting.(この本は面白いと思います)
- What do you think about the movie?(その映画についてどう思いますか)
- I’m thinking about my homework.(宿題について考えています)
- I think I saw him yesterday.(昨日彼を見たと思います)
- Do you think it’s a good idea?(それはいい考えだと思いますか)
「think」を使った一般的な表現
「think」を使った一般的な表現には以下のようなものがあります。
例文
- I think so.(そう思います)
- I don’t think so.(そうは思いません)
- Let me think.(考えさせてください)
- Think about it.(それについて考えてみてください)
- What do you think?(どう思いますか)
これらの表現は、日常英会話でよく使われるので覚えておくと便利です。
「think」の時制による違い
「think」は時制によって使い方が少し変わります。
現在形の「think」は現在の意見や考えを表します。
例文
- I think he is right.(彼は正しいと思います)
過去形の「thought」は過去の意見や考えを表します。
例文
- I thought the test was easy.(そのテストは簡単だと思いました)
現在進行形の「am/is/are thinking」は「考えている最中」を表します。
例文
- I am thinking about the problem.(その問題について考えているところです)
「think」を使った慣用表現
「think」を使った慣用表現も多く存在します。
- think twice(よく考える)
- think over(熟考する)
- think up(思いつく)
- think highly of(高く評価する)
例文
- You should think twice before you speak.(話す前によく考えるべきです)
- I need to think over your suggestion.(あなたの提案を検討する必要があります)
- She thought up a good plan.(彼女はいい計画を思いつきました)
- We think highly of your work.(私たちはあなたの仕事を高く評価しています)
「suppose」の意味と使い方
「suppose」は「think」と似た意味を持ちますが、使われる状況や持つニュアンスが異なります。ここでは「suppose」の様々な使い方について詳しく見ていきましょう。
「suppose」の基本的な意味は「推測する」「仮定する」です。何かを確定的に述べるというよりは、可能性や仮説について言及する場合に使われます。
「suppose」の基本的な用法
「suppose」は主に以下のような場面で使われます。
- 不確かな推測を述べる場合
- 仮定の状況を設定する場合
- 消極的な同意を示す場合
- 義務や予定を不満そうに認める場合
例文
- I suppose he is right.(彼は正しいのかもしれません)
- Suppose we go by bus.(バスで行くとしましょう)
- “Is he coming?” “I suppose so.”(「彼は来ますか?」「たぶんそうでしょう」)
- I suppose I’ll have to do it myself.(自分でやらなければならないのでしょう)
「suppose」を使った推測表現
「suppose」を使って推測を表現する場合の例文を紹介します。
例文
- I suppose she is busy now.(彼女は今忙しいのだと思います)
- I suppose the train will be late.(電車は遅れるだろうと思います)
- Do you suppose he knows the answer?(彼は答えを知っていると思いますか?)
- I don’t suppose you have any money?(お金を持っていないですよね?)
これらの例文では、確信を持っているわけではないが、そうである可能性が高いと推測していることを表しています。
「suppose」を使った仮定表現
「suppose」は仮定を設定する際にも使われます。
例文
- Suppose you had a million yen, what would you buy?(100万円あったとしたら、何を買いますか?)
- Suppose it rains tomorrow, will the game be canceled?(明日雨が降ったとしたら、試合は中止になりますか?)
- Let’s suppose that he is innocent.(彼は無実だと仮定しましょう)
- Supposing we can’t find a hotel, where will we stay?(ホテルが見つからなかったとしたら、どこに泊まりますか?)
これらの例文では、実際に起きているわけではない仮想の状況を設定しています。
「I suppose so」などの定型表現
「suppose」を使った定型表現も多く存在します。
- I suppose so.(たぶんそうでしょう)
- I suppose not.(たぶんそうではないでしょう)
- I’m supposed to…(〜することになっています)
- It is supposed to…(〜するはずです)
例文
- “Will he come?” “I suppose so.”(「彼は来ますか?」「たぶんそうでしょう」)
- I’m supposed to finish this by tomorrow.(これを明日までに終えることになっています)
- The movie is supposed to be good.(その映画は良いと言われています)
「I suppose so」は、積極的な同意ではなく、消極的あるいは不確かな同意を表す表現です。「I think so」よりも確信度が低いことを示しています。
「suppose」と「think」の使い分けのポイント
「suppose」と「think」はどちらも「思う」という意味を持ちますが、適切に使い分けることでより正確に自分の考えを伝えることができます。ここでは、これらの単語を使い分けるポイントを詳しく解説します。
「think」は自分の意見や考えを強く主張する時に使われることが多いのに対し、「suppose」は不確かさや仮定を含む時に使われます。このような基本的な違いを理解した上で、状況に応じた使い分けができるようになりましょう。
確信度による使い分け
確信度の違いは「suppose」と「think」を使い分ける最も重要なポイントです。
- 「think」:比較的確信を持って意見を述べる時に使います。
- 「suppose」:不確かさや可能性を示唆する時に使います。
例文
- I think she will come to the party.(彼女はパーティーに来ると思います)→ 確信を持った意見
- I suppose she will come to the party.(彼女はパーティーに来るかもしれません)→ やや不確かな推測
「I think」は「私はそう思う」という自分の意見を強く表現するのに対し、「I suppose」は「たぶんそうだろう」という推測を表現します。
フォーマル・カジュアルの違い
「think」と「suppose」はフォーマル度にも違いがあります。
- 「think」:日常会話でも幅広く使われます。
- 「suppose」:やや形式的な印象があり、特に「I suppose so」などの表現はやや丁寧な響きを持ちます。
例文
- I think we should go now.(今行くべきだと思います)→ カジュアルでも適切
- I suppose we should go now.(そろそろ行くべきなのでしょう)→ やや形式的な印象
特定の文脈での使い方の違い
「suppose」は「think」にはない特定の用法を持っています。
例文
- 仮定を設定する用法
- Suppose we miss the bus, what will we do?(バスに乗り遅れたとしたら、どうしますか?)
- 義務や予定を表す用法(be supposed to)
- We are supposed to be there by 8:00.(8時までにそこにいることになっています)
- 消極的な同意や譲歩を表す用法
- “Can I borrow your pen?” “I suppose so.”(「ペンを借りてもいい?」「まあ、いいですよ」)
これらの用法は「think」では表現できないものです。
例文
- I think I will go to the park.(公園に行くつもりです)→ 自分の意志や計画
- I suppose I will go to the park.(公園に行くことになるでしょう)→ あまり積極的ではない同意
これらの違いを理解し、状況に応じて適切な単語を選ぶことが、自然な英語表現につながります。
「suppose」と「think」の類似表現
「suppose」と「think」以外にも、「思う」「考える」を表現する単語は英語にはいくつもあります。ここでは、他の類似表現との違いについて解説します。
これらの類似表現を理解することで、より豊かな英語表現ができるようになります。状況やニュアンスに応じて最適な単語を選べるようになりましょう。
「believe」との比較
「believe」は「信じる」「確信している」という意味で、より強い確信を表します。
- 「think」:個人的な意見や考えを表す
- 「suppose」:不確かな推測を表す
- 「believe」:強い確信や信念を表す
例文
- I think she is telling the truth.(彼女は本当のことを言っていると思います)→ 個人的意見
- I suppose she is telling the truth.(彼女は本当のことを言っているのかもしれません)→ 不確かな推測
- I believe she is telling the truth.(彼女は本当のことを言っていると信じています)→ 強い確信
「believe」は宗教的信念や強く持っている信条を表現する場合にも使われます。「I believe in God.(私は神を信じています)」のような表現は「think」や「suppose」では代用できません。
「assume」との比較
「assume」は「〜だと思い込む」「〜と仮定する」という意味で、証拠が少ないにもかかわらず何かを事実として受け入れる場合に使われます。
- 「think」:考えや意見を表す
- 「suppose」:推測や仮定を表す
- 「assume」:根拠が少なくても事実として受け入れることを表す
例文
- I think he is at home.(彼は家にいると思います)→ 単なる考え
- I suppose he is at home.(彼は家にいるかもしれません)→ 推測
- I assume he is at home.(彼は家にいるものと思います)→ そう思い込んでいる
「assume」は「suppose」に近い意味を持ちますが、より強い思い込みや前提を示すことが多いです。
「guess」との比較
「guess」は「推測する」「当てる」という意味で、より不確かな推測や直感的な判断を表します。
- 「think」:考えに基づいた意見
- 「suppose」:論理的な推測
- 「guess」:不確かな推測や当て推量
例文
- I think it will rain today.(今日は雨が降ると思います)→ 考えに基づいた意見
- I suppose it will rain today.(今日は雨が降るかもしれません)→ 論理的な推測
- I guess it will rain today.(今日は雨が降るんじゃないかな)→ 当て推量
「guess」はカジュアルな表現で、特に確かな根拠がなくても使うことができます。
「consider」との比較
「consider」は「〜とみなす」「検討する」という意味で、より深く考えることを示します。
- 「think」:考えや意見を表す
- 「suppose」:推測や仮定を表す
- 「consider」:熟考したり、みなしたりすることを表す
例文
- I think he is a good teacher.(彼は良い先生だと思います)→ 単なる意見
- I suppose he is a good teacher.(彼は良い先生なのかもしれません)→ 推測
- I consider him a good teacher.(私は彼を良い先生とみなしています)→ 判断や評価
「consider」は検討や熟考を表す場合にも使われます:「I need to consider your offer.(あなたの申し出を検討する必要があります)」
これらの類似表現を適切に使い分けることで、より微妙なニュアンスを伝えることができます。初心者のうちは「think」と「suppose」の基本的な使い分けをマスターし、徐々に他の表現も取り入れていくとよいでしょう。
「suppose」と「think」の使い分け練習問題
ここでは、「suppose」と「think」の使い分けを練習するための問題を20問用意しました。カッコ内に適切な単語(suppose または think)を入れてください。
- I ( ) it will rain tomorrow.
- ( ) we are lost, what should we do?
- I ( ) that movie was really interesting.
- Do you ( ) he knows the answer?
- I ( ) so, but I’m not sure.
- What do you ( ) about my new haircut?
- I ( ) I’m supposed to be there by 9:00.
- ( ) you had a million yen, what would you buy?
- I don’t ( ) that’s a good idea.
- I ( ) we should start now.
- “Will Tom come to the party?” “I ( ) so.”
- I ( ) she is very smart.
- I ( ) he will help us, but I can’t be certain.
- What do you ( ) will happen next?
- I ( ) we can finish this work today.
- ( ) the test is difficult, how will you prepare for it?
- I ( ) he is about 40 years old.
- I ( ) learning English is important.
- I don’t ( ) I can come to your party.
- “Is this the right way?” “I ( ) it is.”
「suppose」と「think」に関するよくある質問
- 「I think so」と「I suppose so」の違いは何ですか?
-
「I think so」は「そう思います」という比較的確信のある同意を表します。一方、「I suppose so」は「たぶんそうでしょう」というやや消極的で不確かな同意を表します。
例えば、「Will it rain tomorrow?(明日雨が降りますか?)」という質問に対して、
-「I think so.」と答えると、「はい、そう思います」という確信のある返答になります。
-「I suppose so.」と答えると、「たぶんそうでしょうね」というやや不確かな返答になります。 - 「be supposed to」はどういう意味ですか?
-
「be supposed to」は「〜することになっている」「〜するはずである」という意味で、義務や予定、期待を表します。これは「think」にはない「suppose」特有の表現です。
- I am supposed to finish this report by tomorrow.(私は明日までにこのレポートを終えることになっています)
- The train is supposed to arrive at 7:00.(電車は7時に到着するはずです)
- You’re not supposed to use your phone during class.(授業中は携帯電話を使ってはいけないことになっています)
- 「suppose」で始まる仮定の文はどのように使いますか?
-
「Suppose」で文を始めると、仮定の状況を設定することができます。これは条件文の一種で、「もし〜だとしたら」という意味になります。
- Suppose you won the lottery, what would you do?(宝くじに当たったとしたら、何をしますか?)
- Suppose we can’t find a hotel, where will we sleep?(ホテルが見つからなかったとしたら、どこで寝ますか?)
- Suppose it rains tomorrow, will the game be canceled?(明日雨が降ったとしたら、試合は中止になりますか?)
この用法は「think」にはありません。
- 「I don’t suppose」という表現はどのように使いますか?
-
「I don’t suppose」は否定的な推測を表す表現で、「〜ではないと思う」という意味になります。しかし、しばしば丁寧な質問や控えめな依頼として使われます。
- I don’t suppose you know his phone number?(彼の電話番号をご存知ではないでしょうか?)
- I don’t suppose you could help me with this?(これを手伝っていただけないでしょうか?)
- I don’t suppose there’s any coffee left?(コーヒーはもう残っていないですよね?)
これは控えめな表現方法で、直接的な質問や依頼よりも丁寧な印象を与えます。
- 「think about」と「think of」の違いは何ですか?
-
「think about」は「〜について考える」という意味で、何かについて熟考する場合に使います。一方、「think of」は「〜を思いつく」「〜をどう思うか」という意味で、アイデアや意見が関わる場合に使います。
- I need to think about your proposal.(あなたの提案について考える必要があります)→ 熟考する
- I can’t think of any solutions.(解決策が思いつきません)→ 思いつく
- What do you think of my new car?(私の新しい車をどう思いますか?)→ 意見を求める
まとめ

この記事では、「suppose」と「think」の意味の違いと使い分けについて詳しく解説しました。以下に、この記事のポイントをまとめます。
- 「think」は「考える、思う」という意味で、自分の意見や考えを確信を持って表現する時に使います。
- 「suppose」は「推測する、仮定する」という意味で、不確かさを含む推測や仮定を表現する時に使います。
- 「think」は確信度が高く、「suppose」は確信度が比較的低いという違いがあります。
- 「suppose」には「仮定を設定する」という「think」にはない特殊な用法があります。
- 「I think so」は確信のある同意、「I suppose so」はやや不確かな同意を表します。
- 「be supposed to」は「〜することになっている、〜するはずである」という意味で、義務や予定を表します。
- 「suppose」「think」以外にも「believe」「assume」「guess」「consider」などの類似表現があり、それぞれニュアンスが異なります。
- 仮定を表す場合や不確かな推測を表す場合は「suppose」を、自分の確かな意見を表す場合は「think」を使うと覚えておくと良いでしょう。
英語でのコミュニケーションでは、微妙なニュアンスの違いが重要になることがあります。「suppose」と「think」の適切な使い分けをマスターすることで、より豊かで正確な英語表現ができるようになるでしょう。日常会話から学術的な場面まで、様々な状況でこれらの単語は頻繁に使われる重要な表現です。

