日常会話や文章表現において、「驚き」の感情を適切に伝えることは非常に重要です。英語では「驚かせる・驚く」という感情を表現するために、さまざまな単語が存在します。それぞれの単語には微妙なニュアンスの違いがあり、状況に応じて使い分けることで、より正確に自分の感情や意図を伝えることができます。
この記事では、「驚く」「驚かせる」を表す英単語の意味や特徴、適切な使い分け方について詳しく解説します。例文も交えながら、初学者にもわかりやすく説明していきますので、ぜひ参考にしてください。
「驚かせる・驚く」を表す英単語

英語には「驚かせる・驚く」という感情を表現するための豊富な語彙があります。以下に主な英単語とその基本的な意味を紹介します。
「驚かせる・驚く」を表す英単語
- surprise:予期していなかったことに驚く、驚かせる
- astonish:強い驚きを感じる、驚かせる
- amaze:非常に驚かせる、感嘆させる
- shock:ショックを与える、衝撃を受ける
- startle:突然の出来事に驚く、ぎょっとさせる
- stun:呆然とさせる、気絶させるほど驚かせる
- astound:非常に驚かせる、仰天させる
- dumbfound:言葉が出ないほど驚かせる
- flabbergast:度肝を抜くほど驚かせる
- wonder:驚きと好奇心を感じる
- be taken aback:予想外のことに驚く
これらの単語は似たような意味を持ちますが、驚きの程度や種類によって使い分けられます。それぞれの単語の詳しい意味や使い方について、次の章で詳細に解説していきます。
「驚かせる・驚く」を表す英単語の発音・意味・特徴と使い分け【例文あり】
「驚く」という感情は程度や状況によって表現が異なります。ここでは、それぞれの単語の発音、意味、特徴、そして具体的な使い方について解説します。
また、中学英語レベルの例文も挙げていますので、実際の使い方をイメージしやすくなっています。
surprise(サプライズ)
意味と特徴
「surprise」は最も一般的な「驚く・驚かせる」を表す単語です。予期していなかったことに対する驚きを表し、良い意味でも悪い意味でも使用できます。動詞、名詞、形容詞(surprised)として幅広く使われます。
使い分けのポイント
日常的な予想外の出来事に対して使われることが多く、驚きの程度は比較的穏やかです。パーティーやプレゼントなど、良い意味での驚きを表現する場合にもよく使われます。
例文
- Her birthday party surprised me.(彼女の誕生日パーティーは私を驚かせました。)
- I was surprised by the test results.(テストの結果に驚きました。)
- We are planning a surprise party for him.(彼のためにサプライズパーティーを計画しています。)
astonish(アストニッシュ)
意味と特徴
「astonish」は「非常に驚かせる」という意味で、「surprise」よりも強い驚きを表します。予想をはるかに超えた事柄に対する反応を表現する際に使われます。
使い分けのポイント
単なる驚きを超えた、強い驚きや感嘆を表現したい場合に使います。特に予想外の成果や能力に対して使われることが多いです。
例文
- Her singing voice astonished everyone.(彼女の歌声は皆を驚かせました。)
- I was astonished by his knowledge of history.(彼の歴史の知識に私は驚きました。)
- The magician’s tricks astonished the children.(マジシャンの手品は子どもたちを驚かせました。)
amaze(アメイズ)
意味と特徴
「amaze」は驚きと感嘆が混ざった強い感情を表します。素晴らしいことや信じられないことに対する驚きを表現する際に使われます。
使い分けのポイント
特に称賛や感嘆を伴う驚きを表現したい時に適しています。「驚く」と同時に「感心する」という意味合いが含まれます。
例文
- The view from the mountain amazed us.(山からの景色は私たちを驚かせました。)
- I am amazed at how quickly you learned English.(あなたが英語をどれほど速く学んだかに驚いています。)
- His piano skills amaze everyone.(彼のピアノの技術は皆を驚かせます。)
shock(ショック)
意味と特徴
「shock」は不快な驚きや衝撃を表します。悪いニュースや予想外の出来事による心理的な衝撃を意味します。「驚く」というよりも「ショックを受ける」というニュアンスです。
使い分けのポイント
主に否定的な驚きや衝撃を表現する時に使います。心に強い影響を与えるような出来事に対して使われます。
例文
- The news of the accident shocked me.(事故のニュースに私はショックを受けました。)
- We were shocked by his sudden resignation.(彼の突然の辞任に私たちはショックを受けました。)
- The shocking truth was finally revealed.(そのショッキングな真実がついに明らかになりました。)
startle(スタートル)
意味と特徴
「startle」は突然の出来事により、一瞬ぎょっとする状態を表します。主に突然の音や動きに対する驚きの反応を表現します。
使い分けのポイント
突発的な出来事による一時的な驚きを表す時に使います。身体的な反応(飛び上がる、叫ぶなど)を伴うことが多いです。
例文
- The loud noise startled the baby.(大きな音で赤ちゃんはびっくりしました。)
- I was startled by her sudden appearance.(彼女の突然の出現に私はぎょっとしました。)
- Don’t startle me like that!(そんな風に私をびっくりさせないで!)
stun(スタン)
意味と特徴
「stun」は非常に強い衝撃で相手を呆然とさせる状態を表します。言葉を失うほどの驚きや、一時的に思考や行動ができなくなるほどの衝撃を意味します。
使い分けのポイント
一時的に反応できないほどの強い驚きを表現する時に使います。良いニュースでも悪いニュースでも使えますが、強い衝撃を与えるものである必要があります。
例文
- The beautiful scenery stunned me.(その美しい景色に私は呆然としました。)
- We were stunned by the test results.(テスト結果に私たちは呆然としました。)
- The news stunned everyone into silence.(そのニュースで皆は言葉を失いました。)
astound(アスタウンド)
意味と特徴
「astound」は強い驚きと感嘆を表します。「astonish」に近い意味ですが、さらに程度が強く、仰天させるような驚きを意味します。
使い分けのポイント
信じられないほどの驚きを表現する際に使います。特に予想や想像をはるかに超える事柄に対して使用されます。
例文
- His magic tricks astounded the audience.(彼の手品は観客を仰天させました。)
- I was astounded by her courage.(彼女の勇気に私は驚嘆しました。)
- The scientific discovery astounded the world.(その科学的発見は世界を驚かせました。)
dumbfound(ダムファウンド)
意味と特徴
「dumbfound」は言葉が出ないほど驚かせる、または当惑させることを意味します。驚きのあまり一時的に話せなくなるような状態を表します。
使い分けのポイント
特に予想外の出来事によって言葉を失うような強い驚きを表現したい時に使います。否定的な驚きよりも、単に言葉が出ないほど驚いた状態を表します。
例文
- The magician’s performance dumbfounded the children.(マジシャンのパフォーマンスは子どもたちを唖然とさせました。)
- I was dumbfounded by his strange behavior.(彼の奇妙な行動に私は言葉を失いました。)
- The news dumbfounded everyone in the room.(そのニュースは部屋にいる全員を絶句させました。)
flabbergast(フラバーガスト)
意味と特徴
「flabbergast」は度肝を抜くほど驚かせることを意味します。非常に口語的で、驚きの強さを強調するために使われます。
使い分けのポイント
日常会話やくだけた表現で使われることが多く、フォーマルな場面ではあまり使われません。予想もしなかったことに対する強い驚きを表現します。
例文
- His answer flabbergasted the teacher.(彼の答えは先生を仰天させました。)
- I was flabbergasted by the price of the ticket.(チケットの値段に私は度肝を抜かれました。)
- The news flabbergasted everyone in town.(そのニュースは町中の人々を驚愕させました。)
wonder(ワンダー)
意味と特徴
「wonder」は驚きと好奇心が混ざった感情を表します。単純な驚きというよりも、驚きと同時に「なぜだろう?」と疑問に思う状態を意味します。
使い分けのポイント
驚きだけでなく、不思議に思ったり、疑問に思ったりする感情を表現する時に使います。物事の理由や原因について考える驚きを表します。
例文
- I wonder why he didn’t come to school today.(なぜ彼が今日学校に来なかったのか不思議に思います。)
- We all wondered at the beautiful sunset.(私たちは皆、美しい夕日に感嘆しました。)
- The child looked at the star with wonder in his eyes.(子どもは目を輝かせて星を見つめていました。)
be taken aback(ビー・テイクン・アバック)
意味と特徴
「be taken aback」は予想外のことに驚いて、一瞬たじろぐような状態を表す熟語です。突然の出来事に対する反応として使われます。
使い分けのポイント
予想外の状況に直面して一瞬後ずさりするような心理状態を表現します。通常、予想とは異なる展開に対する驚きを表します。
例文
- I was taken aback by his rude comment.(彼の失礼な発言に私は驚きました。)
- She was taken aback when she saw her ex-boyfriend.(彼女は元彼を見て驚きました。)
- We were taken aback by the sudden change in weather.(私たちは突然の天気の変化に驚きました。)
「驚かせる・驚く」を表す英単語には、このように様々な表現があります。それぞれの単語には微妙なニュアンスの違いがあり、驚きの程度や種類によって使い分けることが重要です。次に、これらの単語を比較した表を見てみましょう。
「驚かせる・驚く」を表す英単語の比較表
以下の表は、各単語の特徴や使い分けをまとめたものです。
| 単語 | 驚きの程度 | 感情の種類 | 使用場面 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| surprise | 軽度〜中度 | 良い/悪い | 日常的な予想外の出来事 | 最も一般的な表現 |
| astonish | 中度〜強度 | 主に良い | 予想をはるかに超える出来事 | 強い驚きを表す |
| amaze | 中度〜強度 | 主に良い | 感嘆すべき出来事 | 驚きと感心が混在 |
| shock | 中度〜強度 | 主に悪い | 不快な驚き/衝撃 | 心理的衝撃を伴う |
| startle | 軽度〜中度 | 中立 | 突然の刺激に対する反応 | 一時的な驚き |
| stun | 強度 | 良い/悪い | 強い衝撃を与える出来事 | 一時的に反応できないほどの驚き |
| astound | 強度 | 主に良い | 信じられないほどの出来事 | 仰天するような驚き |
| dumbfound | 強度 | 良い/悪い | 言葉を失うような出来事 | 言葉が出ない状態 |
| flabbergast | 強度 | 良い/悪い | くだけた会話 | 口語的表現 |
| wonder | 軽度〜中度 | 良い | 不思議な出来事 | 驚きと好奇心の混合 |
| be taken aback | 中度 | 良い/悪い | 予想外の状況 | 一瞬たじろぐような驚き |
この表を参考にすることで、状況に応じた適切な「驚く」表現を選ぶことができます。次に、これらの単語を実際に使う練習をしてみましょう。
「驚かせる・驚く」を表す英単語の使い分け練習問題
以下の練習問題で、適切な「驚く・驚かせる」を表す英単語を選ぶ練習をしてみましょう。それぞれの状況に最も適した単語を選んでください。
- The news really _______ me.
- I was _______ to hear about her sudden resignation.
- The magician’s trick _______ the audience.
- She looked _______ when she saw the bill.
- His answer _______ everyone in the room.
- I’m _______ that you finished so quickly!
- The ending of the movie _______ us all.
- He was _______ by how easy the test was.
- The loud noise _______ the baby.
- They were _______ at the size of the cake.
- Her talent never fails to _______ me.
- We were _______ by the beautiful scenery.
- The results _______ the scientists.
- I was _______ to find my lost wallet.
- The teacher’s question _______ the students.
- She was _______ at how much he had changed.
- The sudden rainstorm _______ the hikers.
- He was _______ to see his favorite actor at the restaurant.
- The speed of the car _______ the passengers.
- I was _______ when I heard the good news.
「驚かせる・驚く」を表す英単語に関するよくある質問
- 「surprise」と「astonish」の違いは何ですか?
-
「surprise」は最も一般的な「驚く・驚かせる」を表す英単語で、日常的な予想外の出来事に対する驚きを表します。一方、「astonish」はより強い驚きを表し、予想をはるかに超えた事柄に対して使われます。例えば、誕生日プレゼントに対しては「surprised」が適切ですが、信じられないような特技を見せられた場合は「astonished」が適切です。
- 「shock」は常に悪い意味で使われるのですか?
-
「shock」は主に不快な驚きや衝撃を表現するために使われますが、稀に強い良い驚きを表す場合もあります。ただし、通常は悪いニュースや予想外の不快な出来事による心理的な衝撃を意味します。「I was shocked by the bad news.(悪いニュースにショックを受けました)」のように使います。
- 「amazed」と「astonished」はどう使い分ければいいですか?
-
「amazed」は驚きと感嘆が混ざった感情を表し、特に称賛や感心を伴う驚きに使われます。一方、「astonished」は単純な強い驚きを表現します。「I was amazed by his piano skills.(彼のピアノの技術に感嘆しました)」「I was astonished by the news.(そのニュースに驚きました)」というように使い分けます。
- 「startle」と「surprise」の違いは何ですか?
-
「startle」は突然の刺激(音、動き、出来事など)による一瞬の驚きを表し、身体的な反応を伴うことが多いです。一方、「surprise」はより広い意味での予想外の出来事に対する驚きを表します。「The loud noise startled me.(大きな音に私はぎょっとしました)」のように、突発的な出来事による驚きを表現する時に「startle」を使います。
- 最も強い驚きを表す英単語は何ですか?
-
最も強い驚きを表現する英単語としては、「astound」「flabbergast」「dumbfound」「stun」などがあります。特に「flabbergast」は度肝を抜くほどの強い驚きを表し、「dumbfound」は言葉が出ないほど驚くことを意味します。状況や文脈によって最適な単語は異なりますが、これらは一般的に非常に強い驚きを表現する際に使われます。
まとめ

この記事では、英語の「驚く・驚かせる」を表すさまざまな単語について解説しました。英語には驚きを表現するための豊富な語彙があり、驚きの程度や種類によって適切な単語を選ぶことが重要です。
日常的な予想外の出来事に対しては「surprise」、強い驚きには「astonish」や「amaze」、不快な驚きには「shock」、突然の驚きには「startle」など、状況に応じた使い分けをマスターすることで、より豊かな英語表現が可能になります。
英語での「驚き」の表現は多岐にわたりますが、この記事を参考にすることで、状況に応じた適切な単語選びができるようになるでしょう。実際の会話や文章の中で積極的に使ってみることで、より自然な英語表現が身につきます。

