「tax」は英語で「税金」を意味する名詞と「課税する」を意味する動詞として使われる単語です。日常会話でも政治経済の文脈でもよく出てくる重要な単語なので、しっかりと意味と使い方を理解しておきましょう。
この記事では、「tax」の基本的な意味から応用的な使い方まで、わかりやすい例文を交えて詳しく解説していきます。
「tax」とは?税金を表す基本的な英単語

「tax」は主に「税金」や「課税」を意味する単語です。政府やその他の公的機関が公共サービスを提供するために、個人や企業から徴収するお金のことを指します。「tax」は不可算名詞として使われることが多いですが、具体的な税の種類を指す場合は可算名詞として複数形の「taxes」になることもあります。
英語圏では様々な種類の税金があり、所得税(income tax)、消費税(consumption tax/VAT/sales tax)、固定資産税(property tax)など、日本と同様の税制度が存在します。
「tax」は中学英語でも登場する基本的な単語ですが、その使い方は多岐にわたります。単に「税金」という意味だけでなく、「重荷」や「負担」という比喩的な意味でも使われることがあります。
「tax」の名詞としての使い方
名詞としての「tax」は、政府に支払う義務のある金銭を表します。日常会話や経済ニュースでよく使われる単語です。ここでは具体的な使い方を見ていきましょう。
基本的な使い方
「tax」は基本的に不可算名詞として使われます。一般的な「税金」という概念を表す場合は単数形で使います。
例文
- I have to pay tax on my income. (私は収入に対して税金を払わなければなりません。)
- No one enjoys paying tax. (誰も税金を払うのを楽しんではいません。)
- The price does not include tax. (この価格には税金が含まれていません。)
特定の税金を指す場合
特定の種類の税金を指す場合には、「income tax(所得税)」、「sales tax(売上税)」などのように使われます。
例文
- Income tax is deducted from your salary. (所得税はあなたの給料から差し引かれます。)
- We need to pay property tax every year. (私たちは毎年固定資産税を払う必要があります。)
- Sales tax varies from state to state in the USA. (アメリカでは売上税は州によって異なります。)
複数形の「taxes」
「taxes」という複数形は、複数の種類の税金や税金の総称として使われることがあります。
例文
- The government increased taxes last year. (政府は昨年税金を上げました。)
- He pays his taxes on time. (彼は税金を期限通りに支払います。)
- Local taxes are used to fund schools. (地方税は学校の資金として使われます。)
「tax」の動詞としての使い方
「tax」は動詞としても使われ、「課税する」という意味があります。政府や行政機関が個人や企業に対して税金を課すという文脈で使われます。
「課税する」という意味
例文
- The government taxes income at different rates. (政府は収入に対して異なる税率で課税します。)
- Luxury goods are heavily taxed. (高級品には重く課税されています。)
- They tax cigarettes to discourage smoking. (彼らは喫煙を思いとどまらせるためにタバコに課税します。)
「負担をかける」という意味
動詞としての「tax」には、「負担をかける」や「厳しく試す」という比喩的な意味もあります。
例文
- The long hike taxed my strength. (長いハイキングは私の体力に負担をかけました。)
- This math problem taxes my brain. (この数学の問題は私の頭を悩ませます。)
- The heat wave is taxing the city’s power supply. (熱波は都市の電力供給に負担をかけています。)
「tax」を含む重要な表現とフレーズ
「tax」を使った様々な表現やフレーズがあります。ここでは、よく使われるものをいくつか紹介します。
「tax rate(税率)」
「tax rate」は特定の収入や商品にかかる税金の割合を指します。
例文
- What is the tax rate for this income bracket? (この所得区分の税率はいくらですか?)
- The tax rate on luxury goods is 20%. (高級品の税率は20%です。)
- Japan raised its consumption tax rate to 10%. (日本は消費税率を10%に引き上げました。)
「tax free(非課税)」
「tax free」は税金がかからないことを意味します。
例文
- These medicines are tax free. (これらの薬は非課税です。)
- You can buy goods tax free at the airport. (空港では商品を免税で購入できます。)
- Some countries have tax free zones for businesses. (一部の国では企業向けの免税地域があります。)
「after tax(税引き後)」と「before tax(税引き前)」
これらの表現は、税金が差し引かれた後または差し引かれる前の金額を指します。
例文
- My after tax income is much less than my salary. (私の税引き後の収入は給料よりずっと少ないです。)
- The company reported profits of $2 million after tax. (その会社は税引き後の利益を200万ドルと報告しました。)
- Your before tax salary is higher than what you actually receive. (あなたの税引き前の給料は実際に受け取る額より高いです。)
「tax return(確定申告書)」
「tax return」は確定申告書を意味し、個人や企業が税務当局に提出する所得や税金の報告書です。
例文
- I need to file my tax return by April. (4月までに確定申告書を提出する必要があります。)
- He helps people prepare their tax returns. (彼は人々の確定申告書の作成を手伝います。)
- Tax returns must be accurate and complete. (確定申告書は正確で完全でなければなりません。)
「tax」のよくある間違いと注意点
「tax」を使う際によく見られる間違いと注意すべき点をいくつか紹介します。
可算名詞と不可算名詞の混同
「tax」は基本的に不可算名詞ですが、特定の税金や複数の種類の税金を指す場合は可算名詞として使われます。この区別を間違えると不自然な英語になるので注意しましょう。
- 正:I have to pay a lot of tax.(私はたくさんの税金を払わなければなりません。)
- 誤:I have to pay a tax.(特定の税金を指す場合以外は不自然)
「How much」と「What」の使い分け
税率を尋ねる際に、「How much is the tax rate?」と言うことがありますが、これは文法的に不自然です。「tax rate」は可算名詞なので、「What is the tax rate?」が正しい表現です。
- 正:What is the tax rate?(税率はいくらですか?)
- 誤:How much is the tax rate?(不自然な表現)
ただし、特定の商品にかかる税金の金額を尋ねる場合は「How much is the tax on this?」のように「How much」を使います。
「tax」と「charge」の違い
「tax」と「charge」はどちらも「料金を課す」という意味で使われることがありますが、「tax」は通常、政府や公的機関によって課される公的な費用を指します。
一方、「charge」は企業やサービス提供者が課す料金を指すことが多いです。
例文
- The government taxes income at 20%.(政府は所得に20%の税金をかけます。)
- The hotel charges extra for breakfast.(ホテルは朝食に追加料金を請求します。)
「taxed」と「taxing」の意味の違い
「taxed」は「課税された」という意味ですが、「taxing」は「負担になる、骨の折れる」という意味で使われることが多いです。
例文
- Luxury goods are heavily taxed in many countries.(高級品は多くの国で重く課税されています。)
- The marathon was very taxing on my body.(マラソンは私の体に非常に負担がかかりました。)
「tax」に関する問題
英語学習では「tax」の意味や使い方を問題形式で確認すると理解が深まります。ここでは10問の問題を用意しました。それぞれの問題を解いて、あなたの理解度を確認してみましょう。
問題を解いた後、解答と解説を確認してください。
- 「tax」の基本的な意味として最も適切なものはどれですか?
a) 給料
b) 税金
c) 請求書
d) 価格 - 「The government _ income at different rates.」の空欄に入る適切な形はどれですか?
a) tax
b) taxes
c) taxing
d) taxed - 「These goods are _ free.」の空欄に入る適切な単語はどれですか?
a) charge
b) cost
c) tax
d) price - 「My salary _ tax is much higher.」の空欄に入る適切な前置詞はどれですか?
a) with
b) after
c) before
d) under - 次のうち、「tax」の動詞としての使い方が正しいのはどれですか?
a) I tax to the government every month.
b) The long hike taxed my energy.
c) He taxes a lot of money.
d) We tax the receipt from the store. - 「The company reported $1 million in profits _ tax.」の空欄に入る適切な表現はどれですか?
a) before
b) after
c) without
d) under - 「tax rate」の意味として最も適切なものはどれですか?
a) 税金を払う速度
b) 税金の種類
c) 税金の割合
d) 税金の期限 - 次のうち、複数形の「taxes」の使い方が正しいのはどれですか?
a) I paid a taxes yesterday.
b) How much taxes do I owe?
c) Local taxes fund public services.
d) This taxes is too high. - 「The math exam was very _ for students.」文脈から考えて、空欄に入る適切な単語はどれですか?
a) taxed
b) taxing
c) taxation
d) taxable - 「I need to file my tax _ by April.」の空欄に入る適切な単語はどれですか?
a) payment
b) form
c) return
d) document
「tax」に関するよくある質問
「tax」に関してよく質問される内容をいくつかご紹介します。
- 「tax」と「fee」の違いは何ですか?
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「tax」は政府や公的機関によって課される義務的な支払いを指します。法律によって定められており、公共サービスの資金として使われます。一方、「fee」はサービスや特権に対して支払う料金で、特定のサービスを受ける際に支払うものです。例えば、入場料や手数料などが「fee」に当たります。
- 「tax」は常に不可算名詞ですか?
-
基本的に「tax」は不可算名詞として使われることが多いですが、具体的な税金や複数の種類の税金を指す場合は可算名詞として使われることもあります。一般的な税金の概念を指す場合は「tax」、複数の種類の税金を指す場合は「taxes」と表現します。
- 「tax free」と「duty free」の違いは何ですか?
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「tax free」は一般的に国内の税金(主に消費税や売上税)がかからないことを指します。一方、「duty free」は主に輸入品に課される関税がかからないことを意味し、主に国際空港や国境地域のショップで使われる表現です。
- 「income tax」と「tax on income」の違いは何ですか?
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「income tax」は「所得税」という特定の税金の種類を指す複合名詞です。一方、「tax on income」は「収入にかかる税金」という一般的な表現で、より説明的な言い方です。意味的にはほぼ同じですが、「income tax」の方がより一般的で公式な表現です。
- 「tax」の語源は何ですか?
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「tax」はラテン語の「taxare(評価する、非難する、計算する)」に由来し、古代フランス語の「taxer」を経て英語に入りました。元々は「価値を評価する」という意味から始まり、後に「課税する」という意味に発展しました。
- 「tax bracket」とは何ですか?
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「tax bracket」(税率区分)は、所得税制度において、所得の範囲ごとに異なる税率が適用される区分のことです。多くの国では累進課税制度を採用しており、収入が高くなるほど適用される税率が上がる仕組みになっています。
まとめ

この記事では、英語の「tax」という単語の意味と使い方について詳しく解説しました。「tax」は名詞と動詞の両方で使われる重要な単語で、税金に関する会話や文章を理解するうえで欠かせない知識です。
基本的な意味から応用的な使い方まで、幅広く学ぶことができたと思います。ここで学んだポイントを簡単にまとめると、
- 「tax」は名詞で「税金」、動詞で「課税する」という意味を持つ
- 不可算名詞として一般的に使われるが、複数形の「taxes」も存在する
- 「income tax(所得税)」「sales tax(売上税)」など様々な種類の税金がある
- 「tax rate(税率)」「tax free(非課税)」「after tax(税引き後)」など重要な関連表現がある
- 動詞としての「tax」には「負担をかける」という比喩的な意味もある
- 「taxing」は「負担になる、骨の折れる」という形容詞として使われる
英語学習の中で税金に関する話題は避けて通れません。特にビジネス英語や時事英語では頻繁に登場する単語なので、しっかりと使い方を覚えておきましょう。
この記事で学んだ内容を活かして、ぜひ実際の会話や文章で「tax」を正しく使ってみてください。

