「the other way around」は英語でよく使われる表現ですが、日本人学習者にとっては少し分かりにくい表現かもしれません。
この記事では、「the other way around」の意味と使い方を初心者にも分かりやすく解説します。様々な状況での使い方や類似表現との違いも紹介しますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
「the other way around」の基本的な意味

「the other way around」は基本的に「逆に」「反対に」という意味を持つ表現です。物事の状態や順序が反対であることを示したいときに使われます。例えば、何かを反対向きに置きたい時や、話の内容が逆になっている時などに使うことができます。
日本語では「あべこべに」「逆さまに」「反対に」などと訳されることが多い表現です。直訳すると「もう一方の方向へ」という意味になりますが、実際の使用場面ではもっと幅広い意味で使われています。
この表現は英語圏ではとても一般的で、日常会話からビジネスの場まで幅広く使われている便利な表現です。使い方を覚えておくと、様々な場面で役立つでしょう。
「the other way around」の使い方
「the other way around」は様々な状況で使うことができます。大きく分けると、物理的な位置や方向が逆の場合、順序が逆の場合、状況や事実が逆の場合、役割が逆転している場合などに使われます。それぞれの使い方を見ていきましょう。
物理的な位置や方向が逆の場合
最も分かりやすい使い方は、物理的な位置や方向が逆の場合です。何かが反対向きに置かれていたり、向きを変える必要がある場合に使います。
例文
- Please turn the book the other way around. I can’t read it.(その本を逆さにしてください。読めません。)
- The chair is the other way around. Let’s turn it.(椅子が逆向きです。向きを変えましょう。)
- You put your shoes the other way around. Left is right and right is left.(靴を逆に履いていますよ。左右が逆です。)
これらの例文では、物の向きや位置が逆になっていることを表しています。日常生活でよく使う表現ですので、ぜひ覚えておきましょう。
順序が逆の場合
「the other way around」は、順序が逆になっていることを示す場合にも使われます。何かを特定の順番で行うべきところ、逆の順番になっている場合などに使います。
例文
- First study, then play games. Not the other way around.(最初に勉強して、それからゲームをしなさい。その逆ではありません。)
- We usually eat dinner and then dessert, not the other way around.(普通は夕食を食べてからデザートを食べます。その逆ではありません。)
- In this recipe, you add water first and then flour. Don’t do it the other way around.(このレシピでは、最初に水を入れてから小麦粉を入れます。逆にしないでください。)
順序が大切な場面では、「the other way around」を使って正しい順序を強調することができます。
状況や事実が逆の場合
「the other way around」は、状況や事実が一般的に考えられているものとは逆であることを示す場合にも使われます。誤解を正したい時などに使うことが多いです。
例文
- I don’t hate math. It’s the other way around. I love it!(数学が嫌いなわけではありません。逆です。大好きです!)
- Many people think cats like milk, but it’s often the other way around. Many cats can’t digest milk well.(多くの人は猫が牛乳を好きだと思っていますが、実際はその逆です。多くの猫は牛乳を消化できません。)
- He didn’t help me. It was the other way around. I helped him.(彼が私を助けたのではありません。逆です。私が彼を助けました。)
誤解を解くときや、一般的な考えとは異なる事実を伝えたいときに使える便利な表現です。
役割が逆転している場合
「the other way around」は、人間関係や役割が逆転している場合にも使われます。
例文
- I thought I would teach him English, but it was the other way around. He taught me.(私が彼に英語を教えると思っていましたが、逆でした。彼が私に教えてくれました。)
- Parents should take care of children, not the other way around.(親が子供の面倒を見るべきで、その逆ではありません。)
- My little sister usually asks me for help, but today it was the other way around.(妹は普段私に助けを求めますが、今日は逆でした。)
役割の逆転を表現する時に使うと、状況の変化を効果的に伝えることができます。
「the other way around」と「the other way round」の違い
「the other way around」と「the other way round」は基本的に同じ意味を持ちます。違いは主に地域的な使用の違いによるものです。
「the other way around」は主にアメリカ英語で使われる表現で、「the other way round」はイギリス英語でよく使われます。また、イギリス英語では冠詞「the」を省略して「other way round」と言うこともあります。
意味や使い方に違いはないので、どちらを使っても問題ありません。ただし、イギリス英語圏かアメリカ英語圏かによって、より自然に聞こえる表現が異なる場合があります。
例文
- In America: Put the chair the other way around.(アメリカでは:椅子を逆に向けてください。)
- In Britain: Put the chair the other way round.(イギリスでは:椅子を逆に向けてください。)
どちらの表現も国際的に理解されるので、覚えやすい方を選んで使うとよいでしょう。
「the other way around」と類似表現との違い
英語には「逆」や「反対」を表す表現がいくつかあります。「the other way around」に似た表現との違いを見ていきましょう。
oppositeとの違い
「opposite」は「反対の」「向かい側の」という意味で使われます。「the other way around」との大きな違いは、「opposite」は主に空間的な位置関係や性質が正反対であることを示す場合に使われる点です。
例文
- The bank is opposite the post office.(銀行は郵便局の向かい側にあります。)
- Hot and cold are opposite.(暑いと寒いは反対です。)
一方、「the other way around」は順序や状況の逆転を表す場合により適しています。
例文
- I thought she was older than him, but it’s the other way around.(彼女の方が彼より年上だと思っていましたが、逆でした。)
「opposite」は位置や性質の反対を表す場合に使い、「the other way around」は状況や順序の逆転を表す場合に使うと覚えておくとよいでしょう。
vice versaとの違い
「vice versa」(ヴァイス・ヴァーサ)も「逆もまた同様」という意味で使われる表現です。「the other way around」との違いは、「vice versa」は主に「AとBの関係がBとAの関係にも同様に当てはまる」ということを示す場合に使われる点です。
例文
- I help him and vice versa.(私は彼を助け、彼も同様に私を助けます。)
- English is difficult for Japanese people, and vice versa.(英語は日本人にとって難しく、逆もまた同様です。)
「vice versa」は相互関係を簡潔に表現したい場合に便利な表現です。一方、「the other way around」は単に逆の状況を示す場合に使われます。
upside down / inside outとの違い
「upside down」(上下逆さま)や「inside out」(裏返し)も物の向きが逆になっていることを表す表現ですが、より具体的な逆転の状態を示します。
例文
- The picture is upside down.(その絵は上下逆さまです。)
- Your T-shirt is inside out.(あなたのTシャツは裏返しです。)
これらの表現は特定の逆転状態を表すのに対して、「the other way around」はより一般的な「逆」の状態を表す表現です。
「the other way around」を使った例文
ここでは、中学英語レベルで「the other way around」を使った例文をいくつか紹介します。
例文
- I don’t like him. It’s the other way around. He doesn’t like me.(私は彼が嫌いなのではありません。逆です。彼が私を嫌っています。)
- My brother helps me with math, not the other way around.(兄が私に数学を教えてくれるのであって、その逆ではありません。)
- Please put the book the other way around. I can’t see the title.(本を逆さにしてください。タイトルが見えません。)
- I thought Tom was taller than Jim, but it’s the other way around.(トムはジムより背が高いと思っていましたが、逆でした。)
- In Japan, we write names last name first. In America, it’s the other way around.(日本では名前を姓が先に書きます。アメリカでは逆です。)
- The teacher asks questions and students answer, not the other way around.(先生が質問して生徒が答えるのであって、その逆ではありません。)
- I wake up early and go to bed early. My sister does it the other way around.(私は早起きして早寝します。妹はその逆です。)
- First study, then play. Don’t do it the other way around.(最初に勉強して、それから遊びなさい。逆にしないでください。)
- You put your shoes the other way around. The left one is on your right foot.(靴を逆に履いていますよ。左の靴が右足にあります。)
- I don’t speak English well, but I understand it. For my friend, it’s the other way around.(私は英語をうまく話せませんが、理解はできます。友達はその逆です。)
これらの例文を参考に、日常会話で「the other way around」を使ってみましょう。
「the other way around」の覚え方
「the other way around」を効果的に覚えるためのコツをいくつか紹介します。
イメージで覚える
物を反対向きに置く様子や、矢印が逆向きになる様子をイメージすると覚えやすくなります。例えば、本が逆さまになっている絵や、矢印が反対方向を指している絵を頭の中で思い浮かべながら「the other way around」と言ってみましょう。
短い例文で覚える
短くて簡単な例文を何度も繰り返し言うことで、表現が自然と身につきます。例えば「It’s the other way around.」(逆です)という短い文を何度も声に出して言ってみましょう。
日常生活で使う機会を作る
実際に物を反対向きに置いたり、誰かの言ったことが逆だと指摘したりする場面で、意識的に「the other way around」を使ってみましょう。使う機会が増えれば増えるほど、自然と表現が身につきます。
類似表現と比較して覚える
「opposite」や「vice versa」などの類似表現と比較しながら覚えると、それぞれの違いが明確になり、適切な場面で正しく使えるようになります。
「the other way around」に関するよくある質問
ここでは、「the other way around」に関するよくある質問に答えていきます。
- 「the other way around」は文の最初に置くことができますか?
-
はい、文の最初に置くことができます。ただし、その場合は「The other way around, …」のように使います。
例文:The other way around, I should be thanking you.(逆に、私があなたに感謝すべきです。)
- 「the other way around」と「on the contrary」の違いは何ですか?
-
「on the contrary」(それどころか、むしろ)は、前に述べたことを否定し、反対の意見や事実を強調する時に使います。一方、「the other way around」は単に状況や順序が逆であることを示します。
- I’m not tired. On the contrary, I feel very energetic.(疲れていません。それどころか、とても元気です。)
- I don’t help him. It’s the other way around. He helps me.(私は彼を助けているのではありません。逆です。彼が私を助けています。)
- 「the other way around」は書き言葉でも使えますか?
-
はい、書き言葉でも話し言葉でも使うことができます。フォーマルな文書からカジュアルな会話まで、幅広い場面で使われる表現です。
- 「the other way around」は単独で使うことができますか?
-
はい、単独で使うことができます。例えば、誰かが何かを逆に言った時に、「The other way around.」(逆です)と単独で言うことができます。
- 「the other way around」の代わりに使える簡単な表現はありますか?
-
「It’s the reverse」(逆です)や「It’s the opposite」(反対です)といった表現を代わりに使うことができます。また、状況によっては単に「No, it’s reversed」(いいえ、逆です)と言うこともできます。
まとめ

この記事では「the other way around」の意味と使い方について詳しく解説しました。最後に、重要なポイントをまとめておきましょう。
- 「the other way around」は「逆に」「反対に」という意味を持つ表現。
- 物理的な位置や方向、順序、状況、役割などが逆の場合に使われる。
- イギリス英語では「the other way round」とも言う。
- 「opposite」は主に空間的な位置関係や性質が反対の場合に使う。
- 「vice versa」は「逆もまた同様」という相互関係を表す場合に使う。
- 「upside down」や「inside out」は特定の逆転状態を表す。
- 文の中で副詞的にも名詞的にも使うことができる。
- 単独で使うこともできる。
- 日常会話からビジネスまで幅広い場面で使われる便利な表現。
「the other way around」は英語でよく使われる便利な表現です。この記事で紹介した例文や使い方を参考に、ぜひ実際の会話で使ってみてください。使う機会が増えれば増えるほど、自然と身につくでしょう。
英語学習は一歩一歩進んでいくものです。一つの表現をしっかりと理解し、使えるようになることで、英語力は着実に向上していきます。「the other way around」をマスターして、英語表現の幅を広げていきましょう。

