英検の試験で長文読解問題に取り組む際、誰もが一度は突然知らない単語に出くわす経験をします。そのたびに立ち止まってしまい、問題を解き進められなくなるという状況に陥ってはいませんか。
実は、わからない単語に対して完全に理解する必要はありません。文脈から意味を推測する能力を身につけることで、問題を解くことができるようになります。
この記事では、英検の長文に出てくる知らない単語を推測する具体的な方法を、初心者の方にも分かりやすく詳しく解説します。これらのテクニックを習得することが、英検のスコア向上に大きく貢献するはずです。
英検長文読解における「未知語推測能力」を磨く

英検の長文読解では、すべての単語の意味を完全に知っている必要はありません。むしろ、知らない単語にどう対応するかが、高得点獲得の鍵となります。
この対応力を「未知語推測能力」と呼びます。
未知語推測とは何か?
英検の長文には、一般的な単語帳に載っていない単語も多く出現します。
そのような単語に出会ったとき、文脈(前後の情報)からその単語の意味を推測し、文章全体の意味を理解する力が「未知語推測能力」です。
効果
- 焦りの軽減
- わからない単語による焦りを減らし、冷静に文章を読み進めることができる。
- 生涯学習の基礎
- 英検合格だけでなく、実生活で新しい単語に出会う際の応用力となり、生涯にわたる英語学習の基礎となる。
推測前に知っておくべき原則:すべてを理解する必要はない
推測のテクニックを学ぶ前に、以下の重要な原則を理解しましょう。
- すべての単語を理解する必要はない
- 特に、重要度の低い文(サポーティングセンテンス、具体例、装飾的な表現)にある未知語は、気にせず読み飛ばしても問題ありません。
- 固有名詞(人物名、地名、商品名など)も、文脈からの推測が難しく、読解に支障がなければそのまま進んで大丈夫です。
- 重要なのは「取捨選択」のスキル
- 設問に関連する主要な内容を理解することが目的です。
- どの単語が重要で、どの単語が理解しなくてもよいかを判断する能力は、推測能力と同じくらい重要です。
推測が「役に立つ単語」と「そうでない単語」
長文中の単語には、文章の構造や中心的な意味を担う単語と、説明・補足的な役割を担う単語があります。
- 推測が役に立つ単語
- 文の構造や意味を担う重要な単語。これらを推測することで、文全体の理解が深まります。
- 推測が難しい/不要な単語
- 固有名詞(人物名、地名など)や具体的な物の名前。これらは推測が難しいことが多く、読解に大きな支障がなければ優先順位を下げて構いません。
効率的な読解のためには、推測する単語の優先順位を決めることが重要です。
文構造から知らない単語を推測する方法
英語の文には決まった構造があり、この構造を理解することで、単語の意味を推測しやすくなります。
英語の基本的な文構造は「五文型」に分類され、このパターンを認識することが、未知語の意味範囲を狭めるための第一歩となります。
ステップ 1:品詞と役割を理解する
文構造から推測することは、単語の品詞(名詞、動詞、形容詞など、単語の性質の分類)や役割を理解する最初のステップです。
品詞がわかれば、その単語が文中でどのような役割を果たしているのか把握しやすくなり、意味の推測がより正確になります。
ステップ 2:文型内の関係性から推測する
S (主語) = C (補語) の関係から推測する(第二文型:SVC)
第二文型(SVC)の構文には、主語 (S) と補語 (C) が同じ意味を持つという原則があります。
例: This person is a successful entrepreneur. (この人は成功した起業家である)
- 推測
- entrepreneurがわからなくても、「This person=successful entrepreneur」の関係から、その人について説明する職業や属性を表す言葉だとわかります。
- さらに、successful (成功した) という形容詞が修飾しているため、肯定的で前向きなイメージの職業だと推測できます。
動詞と目的語の相性から推測する(第三文型:SVO)
第三文型(SVO)では、動詞の後ろに続く目的語が、その動詞とどのような関係にあるかによって、動詞や目的語の意味を推測できます。
例: He consumed the poison. (彼は毒を摂取した)
- 動詞の推測
- poison(毒)という目的語から、consumedは「摂取する」という意味だと推測できます。
- 目的語の推測
- consume(摂取する)という動詞の特性から、poisonが摂取されるべき食べ物か飲料か、あるいは危険な物質だと推測できます。
動詞と目的語の相性を考えることが、未知語の意味範囲を絞り込む鍵となります。
複雑な文型:要素間の関係から推測する(第四文型・第五文型)
| 文型 | 構造 | 要素間の関係 | 推測される動詞の意味 |
| 第四文型 | SVO1O2 (目的語が2つ) | O1 (人) に O2 (物) を | 「与える」系 |
| 第五文型 | SVOC | O (目的語) と C (補語) の関係 | OをCの状態に「する/保つ」系 |
第五文型の例: His words made her happy.
- 構造: made (動詞) → her (人/O) → happy (状態/C)
- 推測: 「人を何かの状態にする」という意味が推測できます。
ステップ 3:修飾語句から推測する
関係代名詞は、先行詞という名詞を修飾します。
関係代名詞の種類から、先行詞がどのような特性を持つのかを知ることができます。
- who: 人に対して使う → 未知語が人についての言葉だと判断できる。
- which: 物に対して使う → 未知語が物についての言葉だと判断できる。
- 例: The scientist who discovered a new element.
- 推測: scientistがわからなくても、who以下(新しい元素を発見した)という情報から、何らかの研究に関わる人だと推測できます。
文型と単語の関係性を総合的に分析することが、推測能力を高める基本となります。
論理関係と接続詞から知らない単語を推測する方法
英文を読む際、単語一つ一つの意味にこだわるのではなく、文全体の論理的なつながりを理解することが、未知語を推測する鍵となります。
この論理関係を示すのが「接続詞」です。接続詞が示す関係性を分析することで、文脈から単語の意味を効果的に推測できます。
等位関係からの推測(類似情報)
等位関係とは、前後の文や句が同じレベル・同じ方向の情報を持つ関係です。
- 接続詞の例
- and, or, moreover, furthermore など。
- 原則
- 等位接続詞で結ばれた要素は、意味や性質が似ていると推測できます。
- 活用法
- 前後の文脈から、推測したい単語が肯定的なのか、否定的なのかなど、その方向性を判断するのに役立ちます。
具体例
「The environment is fragile and easily damaged (環境は脆く、簡単に傷つきやすい)」
→ and で結ばれた後ろの「easily damaged (簡単に傷つきやすい)」という情報から、fragile は「脆い」という意味だと推測できる。
対比・逆説関係からの推測(反対情報)
対比・逆説の関係では、前の情報と逆の方向の情報が続きます。
- 接続詞の例
- however, but, on the other hand, although など。
- 原則
- 接続詞の前後で、意味や性質が正反対になると推測できます。
- 活用法
- 前の文でわかっている単語の反対の意味を考えることで、未知語の意味を特定できます。この方法は推測の精度を大きく高めます。
具体例
「He is usually polite, but sometimes he can be very abrupt (彼は普通は丁寧だが、時々非常に無愛想になることがある)」
→ but の逆説関係から、abrupt は polite (丁寧な)の反対の性質、すなわち「無愛想な」や「ぶっきらぼうな」と推測できる。
原因・結果関係からの推測
原因・結果の関係では、前後の文が因果律で結ばれています。
- 接続詞・表現の例
- because, as, since, result in, therefore, consequently など。
- 原則
- 原因から結果を、または結果から原因を論理的に予測することで、未知語の意味を推測します。
- 活用法
- 特に学術的な文章で頻繁に使われます。原因(例:否定的な出来事)が判明していれば、結果(例:否定的な出来事)の内容を絞り込むことができます。
具体例
「Because of the severe storm, the match was postponed (激しい嵐のため、試合は延期された)」
→ 「severe storm (激しい嵐)」という否定的な原因から、試合は「中止された」か「延期された」など、否定的な影響を受けた結果であると推測し、postponed が「延期された」という意味だとわかる。
具体例・追加関係からの推測
具体例や追加情報として提示される文脈も、未知語推測の手がかりになります。
具体例による推測
- 接続詞・表現の例
- for example, for instance, in particular, such as など。
- 原則
- 抽象的な概念の具体的な例が後に続くため、例の内容から抽象概念(未知語)の意味を推測できます。
追加情報による推測
- 接続詞の例
- additionally, moreover, furthermore など。
- 原則
- 等位関係と同様に、前の文と同じ方向の類似した追加情報が来ます。前の情報で理解できた内容と照らし合わせることで、未知語の意味推測が容易になります。
具体例
「There are various hobbies, for example, painting and dancing (様々な趣味がある。例えば、絵画と踊りなど)」
→ 「painting (絵画)と dancing (踊り)」という具体例から、hobbies は人が楽しむ「趣味」を指す言葉だと推測できる。
知らない単語を推測する方法まとめ
| 論理関係 | 接続詞の例 | 前後の情報の関係性 | 推測のヒント |
| 等位/追加 | and, moreover, furthermore | 同じ方向(類似) | 似た意味・性質を予測する |
| 対比/逆説 | but, however, on the other hand | 逆の方向(反対) | 反対の意味・性質を予測する |
| 原因/結果 | because, therefore, result in | 因果関係 | 原因と結果の論理的なつながりから予測する |
| 具体例 | for example, such as | 抽象と具体 | 具体例の内容から抽象的な概念を予測する |
接続詞が示す論理関係を読み解く力は、単語力以上に文脈を読む力を高め、高度で効果的な推測能力へとつながります。
知らない単語を推測する5つの効果的な方法
文章を読む際、知らない単語に遭遇することはよくあります。しかし、文脈や周辺の言葉からその意味を推測するスキルを身につければ、より複雑な長文でも理解できるようになります。
ここでは、実用的で効果的な5つの推測方法をご紹介します
文脈と周辺の言葉から推測する
文脈とは、文や段落全体の状況や背景のことです。この方法は、最も実用的で効果的な推測方法です。
推測のポイント
- その単語が属する文だけでなく、前後の複数の文を読むことが重要です。
- 段落全体のテーマや著者の意図を理解することで、推測の精度が格段に高まります。
同義語や言い換え(パラフレーズ)から推測する
文章では、同じ概念を複数の言葉で説明することがあります。
最初の説明で分かりやすい言葉を使い、その後で未知語を使って説明するパターンが多いです。
- 具体例
- 「Technology has enabled communication, and this advancement has created new opportunities(技術はコミュニケーションを可能にしたし、この進歩は新しい機会を作った)」
- この例では、advancement(進歩)が分からなくても、前の文の technology や communication の進展を指す言葉であることが推測できます。
- 推測のポイント
- わからない単語の近くに、同じテーマについて似た意味で説明している部分がないか探してみましょう。
反対の意味の言葉(反意語)から推測する
反意語や対比される表現が文脈に含まれている場合、わからない単語の意味をその反対から推測することができます。
- 具体例
- 「The wealthy businessman was compassionate, unlike his stingy neighbor(その裕福なビジネスマンは思いやりがあったが、けちな隣人とは違う)」
- compassionate(思いやりがある)が分からなくても、対比されている stingy(けちな)という否定的な特性から、その反対の肯定的な人格特性を示す言葉であると推測できます。
- 推測のポイント
- 人物の描写や物の特性が説明される文では、この対比を探す方法が非常に効果的です。
列挙された例(具体例)から推測する
複数の例が列挙されている場合、それらの例に共通する一般的な概念を推測することができます。
- 具体例
- 「Various sports such as tennis, basketball, and swimming require physical fitness(テニス、バスケットボール、水泳などの様々なスポーツは体力が必要である)」
- sports(スポーツ)が分からなくても、「tennis、basketball、swimming」という具体例の共通点から、身体活動や競技を指す言葉であることが推測できます。
- 推測のポイント
- 列挙されている具体例の共通点を見つけることが、わからない単語の意味を示しています。
説明や定義から直接推測する
文章では、新しい概念を導入する際に、その概念について直接説明を加えることがあります。
- 説明が挿入される目印
- ダッシュ(—)
- コンマ(,)
- 括弧()
- that is(すなわち)、in other words(言い換えれば)などの表現
- 具体例
- 「Photosynthesis—the process by which plants convert sunlight into energy—is essential for life(光合成、つまり植物が太陽光をエネルギーに変える過程、は生命に必須である)」
- この場合、ダッシュの後ろの「植物が太陽光をエネルギーに変える過程」が、photosynthesis の文字通りの定義となります。
これらの方法を意識して読書に取り組むことで、あなたの読解力は飛躍的に向上するでしょう。
語彙の構造から知らない単語を推測する方法
英語の単語は、「接頭辞」「語根」「接尾辞」という3つの構成要素から成り立っています。
これらの要素の意味を知ることで、知らない複合語の意味を効果的に推測することができます。
単語の構成要素
| 要素 | 位置 | 役割 |
| 接頭辞 | 単語の最初 | 全体の意味に特定の意味を付加する。 |
| 語根 | 単語の中心 | 単語の基本的な意味を持つ。 |
| 接尾辞 | 単語の最後 | 単語の品詞を決定することが多い。 |
接頭辞から意味を推測する方法
接頭辞は、単語全体の意味を大きく変える力を持っています。主要な接頭辞の意味を把握することで、意味推測が容易になります。
否定を表す接頭辞
- un-, dis- などは、後ろの単語の反対の意味を表します。
- 例: unfriendly (非友好的な) ← friendly (友好的な)
- 例: disbelieve (信じない) ← believe (信じる)
時間・場所・反復を表す接頭辞
時間的な位置
- pre-: 前 (before) を示します。
- after-: 後 (after) を示します。
反復・繰り返し
- re-: 再び (again) の意味を持ち、何かを繰り返すことに関わります。
外部・外側
- ex- / out-: 外へ (out) の意味を持ち、外に出すことや外部に関わることを示します。
接尾辞から品詞を推測する方法
接尾辞は、その単語が文中でどのような役割(品詞)を果たすのかを決定することが多いです。
名詞を作る接尾辞
- -tion, -sion, -ment など
- 例: creation (創造) ← create (創造する)
- 例: enjoyment (楽しみ) ← enjoy (楽しむ)
形容詞を作る接尾辞
- -ly (副詞にもなる), -ous, -ful, -less (〜がない) など
- 例: beautiful (美しい) ← beauty (美しさ)
- 例: careless (不注意な) ← care (気をつける)
動詞を作る接尾辞
- -ize, -ify など
- 例: realize (実現する) ← real (実在する)
語根から意味を推測する方法
多くの英単語は、ラテン語やギリシャ語の語根に由来しています。
一般的な語根の意味を知ることは、意味推測の最も強力な手がかりになります。
例: 語根 -port- (運ぶ)
| 単語 | 分解 | 意味 |
| transport | trans (横切って) + port (運ぶ) | 運搬する |
| report | re (再び) + port (運ぶ) | 報告する |
| import | in (中へ) + port (運ぶ) | 輸入する |
例: 語根 -dict- (言う)
| 単語 | 分解 | 意味 |
| predict | pre (前に) + dict (言う) | 予測する |
| dictate | dict (言う) + ate (動詞化) | 指示する |
語根の学習は地味に見えますが、複合語全体の意味を効果的に推測し、長期的には語彙力を飛躍的に高める有効な方法です。
英検長文における単語推測のよくある間違いと対策
単語推測のテクニックを学んでも、実行方法が間違っていては効果は半減します。
多くの学習者が陥る典型的な間違いを知り、より効果的な推測を身につけましょう。
間違い 1: 不正確な推測で満足してしまう
問題点
推測した意味が不正確であるにもかかわらず、「これで文意はだいたい通じるから十分だ」と考えてしまう。
対策のポイント
- 推測の目的を理解する
- 推測の目的は、文全体を理解するために必要な情報を得ることです。完全に正確な辞書的な意味を知ることではありません。
- 重要度の判断
- 推測をする前に、その単語が設問に直結する、または文章の主要な理解に必須であるかどうかを判断します。
- 重要度が高い場合: 推測の精度を高くする必要があります。(例:和訳問題や、筆者の主張の根幹に関わる単語)
- 重要度が低い場合: ある程度スキップしたり、最低限の推測で済ませたりすることも効率的です。
- 推測をする前に、その単語が設問に直結する、または文章の主要な理解に必須であるかどうかを判断します。
間違い 2: 文脈を無視して語根(語源)だけで推測する
問題点
語根(prefix, root, suffix)から推測することは有効ですが、それだけに頼ると、文脈によって生じた意味の転換を見過ごす危険性があります。
対策のポイント
- 文脈が最優先
- 推測をするときは、常に文脈全体を確認し、その単語がその文中でどのような役割を果たしているのかを把握します。
- 語根は補助ツール
- 語根の知識は、推測の補助的な情報として使用します。
- 例: 「light」は「光」の語根を持ちますが、「Her bag was light in weight.」では「軽い」という意味であり、文脈が優先されます。
- 語根の知識は、推測の補助的な情報として使用します。
間違い 3: 推測に時間をかけすぎる
問題点
英検の試験時間は限られています。わからない単語にあまりにも多くの時間をかけて推測しようとするのは、時間的な非効率につながります。
対策のポイント
- 時間制限を設ける
- 推測にかける時間を意識的に制限し、スピーディーに行う習慣をつけます。
- 戦略的な諦めも重要
- 1回の推測で失敗したり、時間がかかりすぎたりする場合は、その単語を推測することを一旦諦めて、次に進むという判断も重要です。
- 文章全体の流れを理解した後で、改めてその単語の意味を考え直すアプローチも有効です。
- 1回の推測で失敗したり、時間がかかりすぎたりする場合は、その単語を推測することを一旦諦めて、次に進むという判断も重要です。
間違い 4: 周辺情報をすべて推測に利用しようとする
問題点
文脈推測の際に、周辺のすべての情報(段落全体のテーマと関係のない装飾的な表現など)を推測に利用しようとすると、かえって情報が多すぎて複雑になり、効率が悪くなります。
対策のポイント
- 必要な情報を選別する
- 推測に必要な最小限の情報に焦点を当てます。
- スキップの活用
- 段落全体の理解に必須ではない装飾的な表現に含まれる単語などは、意味を深く推測せず、スキップすることも効果的な戦略です。
- 効率の追求
- すべての情報を処理しようとするのではなく、「どの情報が推測の精度を上げるか」を素早く判断する能力が、質の高い推測を実現します。
英検長文のための単語推測に関するよくある質問
単語推測は、長文読解の鍵となるスキルです。多くの学習者が抱える疑問を解消し、効果的な推測能力を身につけましょう。
- 推測しやすい単語と推測しにくい単語の違いは?
-
特性 推測しやすい単語 推測しにくい単語 文脈 明確な手がかり(類義語、反意語、説明など)がある。 手がかりが少ない。 方法 複数の推測方法(文脈、文法、語彙知識など)が使える。 推測方法が限られる。 単語の種類 一般的な単語が多い。 固有名詞や専門用語である場合が多い。 推測が成功しやすいのは、文脈に明確なヒントがあり、複数の角度から意味を絞り込める単語です。
- すべての単語を知らないと長文は読めない?
-
いいえ、すべての単語を知る必要はありません。
長文読解で最も重要なのは、文全体の意味や、パラグラフごとの論旨を理解することです。
ネイティブスピーカーでも、読む文章によっては知らない単語に出会います。一部の単語がわからなくても、文脈から全体の意味が把握できれば、問題は解けます。完璧を目指すより、全体を把握する力を重視しましょう。
- 推測の精度を高める効果的な学習方法は?
-
推測能力は、一つの知識だけで成り立つものではありません。以下の4つの要素を並行して強化することが有効です。
- 文法知識の強化
- 文の構造を正確に捉え、単語が文中でどのような役割を果たしているか理解する。
- 接続詞・論理関係の理解
- However (しかし) や Therefore (したがって) などの接続詞から、前後の文の関係(対比、因果、具体例など)を把握する。
- 語根・接頭辞の学習
- 単語の構成要素から意味を類推する力をつける。(例: tele- は「遠い」)
- 多読を通じた文脈理解の向上
- 多くの英文を読むことで、自然な文脈の流れや単語の使われ方に慣れる。
- 文法知識の強化
- 推測できない場合、すぐに辞書を引くべき?
-
学習段階では、「まず推測を試みる」ことが重要です。
- 試験中
- 辞書は使えないため、最後まで推測を試みるのが鉄則です。
- 学習中
- まず、文脈や文法から推測を試みる。
- その後、答え合わせや確認のために辞書を引く。
ただし、その単語が文章の核心的な理解に不可欠であるにもかかわらず全く推測できない場合は、効率のために辞書を引いて解決することも一つの方法です。
- 試験中
- 複数の推測方法が使える場合の優先順位は?
-
最も確実な手がかりを持つ方法を優先します。
- 【最優先】文脈による言い換え・定義
- 文中にその単語を説明する明確な表現(in other words, that is など)や、類義語・反意語がある場合。
- 【高優先】文構造・品詞からの推測
- 単語の形や文法的な位置(動詞か、形容詞かなど)から意味を絞り込む。
- 【次に】語根・接頭辞の知識
- 上記の手がかりが乏しい場合に、補助的に使用する。
明確な手がかりがあればあるほど、推測の精度は高まります。
- 【最優先】文脈による言い換え・定義
まとめ

英検の長文読解で高スコアを獲得するためには、知らない単語の意味を推測する能力が不可欠です。
この記事で紹介した方法を習得すれば、未知の単語に直面しても冷静に対応できるようになります。
単語を推測するための基本的なアプローチを、以下に分かりやすく整理しました。
単語推測の基本ポイント(5つの柱)
- 文構造から推測する
- 目的: 単語が文の中で果たす役割と、意味の範囲を特定する。
- 論理関係・接続詞から推測する
- 目的: 前後の文脈との関係性(対比、原因・結果など)を正確に理解する。
- 文脈と周辺の言葉から推測する
- 目的: 最も実用的で確実な意味の情報を得る。
- 語彙の構造(接頭辞・接尾辞など)から推測する
- 目的: 複合語全体の意味を効率的に把握する。
- 推測に使う時間とエネルギーを選別する
- 目的: 限られた試験時間の中で効率的に読解を進める。
英検の試験対策として推測能力を磨くことは、単に試験に合格するためだけではありません。それは、生涯を通じた英語学習の強固な基盤を築くことにつながります。
日々の学習の中で、これらの推測方法を意識的に練習することで、自然とスキルは身についていきます。わからない単語に対する「不安」を「推測能力」という自信に変え、万全の状態で英検に臨みましょう。

