TOEICで高得点を目指すなら、頻出フレーズの習得は不可欠です。
この記事では、英語初心者でも効率的にスコアアップできるよう、パート別に厳選した必須フレーズを詳しく解説します。
各フレーズの使い方から実際の問題での活用法まで、TOEIC攻略のポイントを網羅的に学べます。
文法の基礎から実践的なテクニックまで、段階的に学習できる構成になっているので、現在のスコアに関係なく、すぐにでも学習を始められます。
TOEIC頻出フレーズとは?スコアアップの鍵となる理由

TOEIC頻出フレーズは、TOEIC Listening & Reading Testで繰り返し出題される決まった表現や言い回しのことです。
これらのフレーズを覚えることは、TOEICのスコアアップに直結します。
なぜTOEIC頻出フレーズが重要なのか?
- リスニングとリーディングのスピードアップ
- 頻出フレーズを覚えておけば、音声を素早く理解できるようになり、リーディングの読解スピードも上がります。
- 記憶に残りやすい
- 特に英語の勉強を始めたばかりの人にとっては、単語を1つずつ覚えるよりも、フレーズとしてまとめて覚える方が記憶に定着しやすく、実際の試験で応用しやすくなります。
- 正答率アップにつながる
- TOEICはビジネスシーンを想定した問題が多いです。会議やプレゼン、メールなどで使われるフレーズのパターンを事前に知っておくことで、問題文の理解度が上がり、正答率がアップします。
- 文脈を推測する力がつく:
- フレーズを覚えることで、文脈から意味を推測する能力が向上し、知らない単語が出てきても対応できるようになります。
どんな人が学ぶべき?
TOEIC頻出フレーズの学習は、特に400点から700点台を目指す人にとって非常に効果的です。細かい文法ルールを暗記するよりも、実際に使われる形でフレーズを覚えた方が、短期間でスコアアップが期待できます。
また、TOEIC頻出フレーズは実際のビジネス英語でもよく使われるため、TOEIC対策をしながら実用的な英語力も同時に身につけることができます。
TOEIC Part1対策の頻出フレーズ(写真描写問題)
Part1は写真描写問題で、6問から構成されています。このパートで高得点を取るには、写真に写っている物や人の状態を正確に表現するフレーズを理解することが重要です。
特に受動態の表現や位置関係を示すフレーズが頻出します。
物の状態を表すフレーズ
- be covered with(~でおおわれている)
- 何かが別の物で覆われている状態を表します。
- 例文:The ground is covered with snow.(地面は雪でおおわれています。)
- be loaded with(~が積まれている)
- 荷物などがたくさん積まれている状況を表現します。
- 例文:The truck is loaded with boxes.(トラックには箱がたくさん積まれています。)
- be piled up with(~が積まれている)
- 物が積み重なっている状態を表します。
- 例文:The desk is piled up with documents.(机には書類が積み重なっています。)
- be hung on(~がかけられている)
- 壁などに絵や看板がかけられている状況で使われます。
- 例文:A picture is hung on the wall.(絵が壁にかけられています。)
- be propped up against(~が立てかけてある)
- 自転車や看板などが壁に立てかけられている場面でよく使われます。
- 例文:The bicycle is propped up against the wall.(自転車が壁に立てかけられています。)
人の動作と位置関係
- lean on/against(寄りかかる)
- 人が壁や机に寄りかかっている様子を表します。
- 例文:He is leaning against the wall.(彼は壁に寄りかかっています。)
- point at(~を指す)
- 指差しをしている場面で使われます。
- 例文:She is pointing at the map.(彼女は地図を指しています。)
- in a row(一列に)
- 人や物が一列に並んでいる状況を表します。
- 例文:The chairs are arranged in a row.(椅子が一列に並んでいます。)
TOEIC Part2対策の頻出フレーズ(応答問題)
Part2は応答問題で、25問の短い質問と回答のやり取りから構成されています。
このパートでは、日常的なオフィスでの会話やビジネスシーンでの定型的なやり取りが多く出題されるため、よく使われる質問パターンと適切な応答表現を覚えることが高得点のカギとなります。
責任・担当に関するフレーズ
- in charge of(~を担当して)
- 責任や担当者を尋ねる際によく使われる、最も頻出するフレーズの一つです。
- 例文:Who is in charge of this project?(このプロジェクトの担当者は誰ですか?)
- be responsible for(~を担当している)
- 責任の所在を明確にする際によく登場します。
- 例文:I am responsible for all the arrangements.(私がすべての手配を担当しています。)
時間・緊急性に関するフレーズ
- as soon as possible(可能な限り早く)
- 緊急性を示す質問や依頼でよく使われます。
- 例文:Please submit the report as soon as possible.(できるだけ早くレポートを提出してください。)
- in advance(あらかじめ)
- 事前の準備や告知に関する表現です。
- 例文:Please let me know in advance.(あらかじめ私に知らせてください。)
- Would you mind…?(~していただけますか?)
- 丁寧な依頼表現として非常によく使われます。
- 例文:Would you mind opening the window?(窓を開けていただけますか?)
提案・助言のフレーズ
- Why don’t you…?(~してはどうですか?)
- 提案を表す典型的なフレーズです。
- 例文:Why don’t you ask John?(ジョンに聞いてみてはどうですか?)
- May I…?(~させていただいてもよろしいでしょうか?)
- 許可を求める丁寧な表現です。
- 例文:May I use your computer?(あなたのコンピューターを使わせていただいてもよろしいでしょうか?)
TOEIC Part3・4対策の頻出フレーズ
Part3(会話問題)とPart4(説明文問題)は、TOEICリスニングセクションの中で最も配点が高く、39問と30問を占める重要なパートです。
これらのパートでは、より長い会話やアナウンス、プレゼンテーションが出題されるため、文脈を理解するための頻出フレーズを覚えることが不可欠です。
会話でよく使われる接続・展開フレーズ
- look forward to(~を楽しみにしている)
- 未来の予定や期待を表す際によく使われます。
- 例文:I’m looking forward to the meeting.(会議を楽しみにしています。)
- according to(~によると)
- 情報の出所を示す際に使われます。
- 例文:According to the report, sales increased last month.(そのレポートによると、先月は売り上げが増加しました。)
- come up with((案など)を思いつく)
- 問題解決や新しいアイデアについて話す場面でよく使われます。
- 例文:Did you come up with any solution?(何か解決策を思いつきましたか?)
代理・代表を表すフレーズ
- on behalf of(~に代わって)
- ビジネス場面で、代表的な立場から発言する際に使われます。
- 例文:On behalf of our company, I’d like to thank you.(当社を代表して、お礼を申し上げます。)
- stop by(立ち寄る)
- 日常的な行動を表し、依頼でよく出てきます。
- 例文:Could you stop by my office?(私のオフィスに立ち寄っていただけますか?)
ビジネス状況を表すフレーズ
- out of stock(在庫切れ)
- 商品や在庫の状況を伝える際によく使われます。
- 例文:The item is currently out of stock.(その商品は現在、在庫切れです。)
- depend on(~に依拠する)
- 状況や条件について話す際によく登場します。
- 例文:It depends on the budget.(それは予算によります。)
- take advantage of(~を利用する)
- 何かを利用する、恩恵を受けるといった意味で使われます。
- 例文:You should take advantage of this opportunity.(この機会を利用するべきです。)
- be scheduled for(~が予定されている)
- スケジュール管理について話す際に使われます。
- 例文:The meeting is scheduled for 2 p.m.(会議は午後2時に予定されています。)
TOEIC Part5・6対策の文法頻出フレーズ
Part5(短文穴埋め問題)とPart6(長文穴埋め問題)では、文法知識と語彙力が問われます。
これらのパートで高得点を取るには、文法的に正しいフレーズの形を理解し、文脈に応じて適切な表現を選択できることが重要です。
理由・原因を表すフレーズ
- due to(~のおかげで、~のせいで)
- 理由や原因を表す代表的なフレーズです。
- 例文:Due to the bad weather, the flight was delayed.(悪天候のため、フライトが遅れました。)
- as a result of(~の結果)
- よりフォーマルな表現として、ビジネス文書でよく見られます。
- 例文:The project was a success as a result of our teamwork.(私たちのチームワークの結果、プロジェクトは成功しました。)
- in spite of(~にもかかわらず)
- 逆接を表すフレーズです。
- 例文:In spite of the difficulties, we succeeded.(困難にもかかわらず、私たちは成功しました。)
時間・順序関係のフレーズ
- prior to(~の前に)
- “before” のフォーマルな表現として、ビジネス文書で頻出します。
- 例文:Prior to the meeting, please review the documents.(会議の前に、書類を確認してください。)
- instead of(~の代わりに)
- 代替案や変更について述べる際の必須フレーズです。
- 例文:Let’s meet tomorrow instead of today.(今日ではなく明日会いましょう。)
- along with(~と一緒に)
- 何かに付随するものを表します。
- 例文:Along with the report, I’m sending the data.(レポートと一緒にデータを送ります。)
条件・場合を表すフレーズ
- in case of(~の場合には)
- 緊急時や特定の状況について述べる際に使われます。
- 例文:In case of emergency, call this number.(緊急の場合には、この番号に電話してください。)
- be subject to(~の対象になる)
- ルールや条件の適用について述べる際のフレーズです。
- 例文:All prices are subject to change.(すべての価格は変更される場合があります。)
TOEIC Part7対策の読解頻出フレーズ
Part7は読解問題で、シングルパッセージ、ダブルパッセージ、トリプルパッセージから構成される最も配点の高いパートです。
様々なビジネス文書、広告、メール、記事などが出題されるため、文書の種類に応じた頻出フレーズを理解することが高得点の鍵となります。
強調・重要度を表すフレーズ
- above all(とりわけ)
- 最重要事項を強調する際に使われます。
- 例文:Above all, safety is our priority.(とりわけ、安全が私たちの最優先事項です。)
- aside from(~のほかに)
- 追加情報を示すフレーズです。
- 例文:Aside from the basic fee, there are additional charges.(基本料金のほかに、追加料金がかかります。)
職務・任命に関するフレーズ
- be assigned to(~に任命される)
- 人事異動や職務分担について述べる際のフレーズです。
- 例文:She was assigned to the marketing department.(彼女はマーケティング部門に配属されました。)
- in person(直接)
- 対面での活動について述べる際に使われます。
- 例文:Please attend the meeting in person.(会議に直接ご出席ください。)
有効性・期限に関するフレーズ
- be valid for(~日間有効です)
- 有効期限について述べる際に使われます。
- 例文:This coupon is valid for 30 days.(このクーポンは30日間有効です。)
- bound for(~行きの)
- 交通機関や配送に関する文書で、目的地を表す際によく使われます。
- 例文:The train bound for Tokyo leaves at 3 PM.(東京行きの列車は午後3時に出発します。)
TOEIC頻出フレーズのよくある間違いと注意点
TOEICのスコアアップを目指すなら、頻出フレーズの学習は欠かせません。
でも、ただ丸暗記するだけでは不十分です。TOEIC対策でよくある間違いや注意点を把握しておくことで、効率的に学習を進め、確実にスコアを伸ばすことができます。
正確な形を覚える
似た意味でも、単語や文法的な形が違うフレーズに注意が必要です。
特に、Part 5で出題される文法問題では、正確な形を知っているかが問われます。
リスニングでの聞き間違いに注意する
似た発音の単語は、TOEICのひっかけ問題としてよく使われます。
フレーズを覚えるときは、単語の発音をしっかり区別できるように練習しましょう。
間違いやすい例
- coffee (コーヒー)と copy (コピー)
- hold (持つ)と fold (たたむ)
- walk (歩く)と work (働く)
文脈を理解する
フレーズの意味だけでなく、どんな場面で使われるかを理解することが重要です。
特にTOEICでは、ビジネスシーンでの使われ方が頻繁に問われます。
「look into」 は「調べる」という意味ですが、カジュアルな「ちょっと調べてみるね」ではなく、ビジネスで使われる「詳細に調査する」というニュアンスを理解しておきましょう。
パラフレーズを意識する
TOEICでは、本文と選択肢で同じ単語が使われることはほとんどありません。
言い換え(パラフレーズ)を理解しているかが、正解を選ぶ鍵となります。
言い換えの例
- purchase → buy
- competent → professional
一つのフレーズを複数の表現で言えるようにしておくことで、リーディングセクションの正答率が上がります。
TOEIC頻出フレーズに関するよくある質問
- 頻出フレーズはどのくらい覚えればスコアアップにつながりますか
-
一般的に、50個程度の基本的な頻出フレーズを確実に覚えることで、初心者レベルでも50点から100点のスコアアップが期待できます。ただし、重要なのは数だけでなく、各フレーズを正確に理解し、実際の問題で活用できるレベルまで習得することです。毎日10個ずつ新しいフレーズを覚えながら、前日までのフレーズを復習する方法が効果的です。
- リスニングとリーディングで重視すべきフレーズは違いますか
-
はい、パートによって重要度が異なります。リスニング(Part1-4)では音の変化や連結を伴うフレーズ、特にPart1の位置関係を表すフレーズやPart2の日常会話フレーズが重要です。リーディング(Part5-7)では文法的に正確なフレーズや、ビジネス文書でよく使われる formal なフレーズの理解が求められます。
- フレーズを覚えても実際の問題で活用できません
-
フレーズの暗記だけでは不十分で、実際の問題演習との組み合わせが必要です。覚えたフレーズが実際にどのような文脈で使われるかを公式問題集で確認し、音声と一緒に練習することが大切です。また、一つのフレーズについて複数の例文を作成し、様々な使い方を理解することで応用力が向上します。
- 新形式TOEICで従来のフレーズ学習法は有効ですか
-
2016年の形式変更後も、基本的な頻出フレーズの重要性は変わりません。ただし、新形式では3人会話や図表を用いた問題、文章挿入問題などが追加されたため、より実践的で文脈理解が重要なフレーズの学習が必要になりました。従来のフレーズに加えて、意図推測や論理関係を示すフレーズも重要になっています。
- 短期間で効率的にフレーズを習得する方法はありますか
-
スキマ時間を活用した反復学習が最も効果的です。通勤時間や休憩時間を使って、音声付きのフレーズを1日20個ずつ聞き、意味と音を一緒に覚えます。また、覚えたフレーズを実際に声に出して言う練習や、簡単な例文を作成する練習も記憶の定着に有効です。ただし、短期間で詰め込みすぎると忘れやすくなるため、継続的な復習が重要です。
まとめ

TOEIC頻出フレーズの習得は、効率的なスコアアップのための最重要戦略の一つです。本記事で紹介したフレーズを確実に身につけることで、リスニングとリーディング両方のスコア向上が期待できます。
重要なポイントをまとめると以下のようになります。
- パート別学習: 各パートの特性に応じた頻出フレーズを重点的に学習する
- 音声との連携: リスニング対策として、フレーズを音声と一緒に覚える
- 文法的正確性: Part5・6対策として、フレーズの正確な形と用法を理解する
- 文脈理解: Part7対策として、ビジネス文書での使われ方を把握する
- パラフレーズ対策: 言い換え表現にも対応できるよう、同義語も併せて学習する
- 継続的復習: 一度覚えたフレーズも定期的に復習し、記憶を定着させる
- 実践演習: 公式問題集での練習を通じて、実際の問題での活用法を身につける
- 音の変化対応: リスニングでの音の連結や変化も含めて習得する
- 間違いパターン把握: よくある間違いを理解し、ひっかけ問題に対応する
- 段階的学習: 基本フレーズから応用フレーズまで、レベルに応じて段階的に学習する
これらのフレーズを効果的に活用することで、TOEICスコアの大幅アップだけでなく、実際のビジネスシーンでも通用する実践的な英語力を身につけることができるでしょう。
継続的な学習と実践練習を通じて、目標スコア達成を実現してください。

