「Under the weather」は英語のイディオムで、主に「体調が優れない」「少し具合が悪い」という意味で使われる表現です。英語の日常会話でよく耳にするこのフレーズは、友人との会話からビジネスシーンまで幅広く使われています。重い病気というよりは、風邪や疲労、二日酔いなど一時的な体調不良を表現するために使用されることが多いです。
この記事では「Under the weather」の意味や使い方、例文などを英語初心者にもわかりやすく解説していきます。
「Under the weather」の基本的な意味

「Under the weather」は「天候の下で」という直訳になりますが、実際には「体調が優れない」「少し具合が悪い」という意味で使われています。日本語で言えば「ちょっと調子が悪い」「体調がすぐれない」といったニュアンスに近い表現です。
この言葉は軽い体調不良を示すため、深刻な病気や重大な健康問題を表現する場合には使われません。会話の中で「I’m feeling under the weather today」(今日は体調が優れません)というように使用されることが多いです。
語源と由来
「Under the weather」の起源は船乗りの言葉に由来していると言われています。悪天候(bad weather)の中で船に乗っていると船酔いや体調不良になりやすく、そのような状態を「天候の影響下にある(under the weather)」と表現したのが始まりだとされています。
また、船員が悪天候の影響で体調を崩した時に船の下のほうの船室で休んでいたことから、この表現が生まれたという説もあります。
時代とともにこの言葉は船の世界を超えて一般的に使われるようになり、現在では天候に関係なく単に「体調が優れない」という意味で広く使われています。
類似表現との違い
英語には体調不良を表す表現がいくつか存在しますが、それぞれニュアンスが異なります。「I’m sick」は「Under the weather」よりも症状が重い場合や、吐き気がある場合などに使われることが多いです。
「I’m not feeling well」は「Under the weather」と似た意味ですが、より直接的な表現です。「I’m feeling under the weather」は少し控えめな言い方で、相手に心配をかけすぎない配慮が含まれています。
また「I’m feeling lousy」や「I’m feeling crummy」なども同様の意味で使われますが、これらはよりカジュアルな表現です。
「I’m under the weather」は、フォーマルすぎずカジュアルすぎない、中間的なレベルの表現として、様々な場面で使いやすいという特徴があります。
「Under the weather」の具体的な使い方
「Under the weather」は会話の中で自分や他人の体調不良について触れる際に使うことができます。この表現は、深刻な病気というよりも一時的な体調不良を表すため、「仕事や約束をキャンセルするほどではないけれど、調子が良くない」という場面で特に適しています。
多くの場合、「I’m feeling under the weather」(体調が優れません)や「I’m a bit under the weather」(ちょっと調子が悪いです)のような形で使われます。
日常会話での使用例
友人や家族との会話では、気軽に「Under the weather」を使って体調不良を伝えることができます。例えば、約束の時間に遅れた友人に、

You look tired. Are you feeling okay?(疲れてるように見えるけど、大丈夫?)
と聞かれた時に、



Yeah, I’m just feeling a bit under the weather today(うん、今日はちょっと調子が悪いんだ)
と答えることができます。
また、



Why didn’t you come to the party last night?(昨夜のパーティーになぜ来なかったの?)
という質問に対して、



I was feeling under the weather, so I decided to stay home and rest(体調が優れなかったから、家で休むことにしたんだ)
と説明することもできます。このように、体調不良で何かをキャンセルした理由を説明する場合にも適した表現です。
ビジネスシーンでの使用例
ビジネスシーンでも「Under the weather」は適切に使うことができる表現です。例えば、上司や同僚に体調不良を伝える際に、



I’m feeling a bit under the weather today, but I’ll try my best to complete the report on time(今日は少し体調が優れませんが、レポートを期限内に完成させるよう努力します)
というように使えます。
また、会議やミーティングを欠席する必要がある場合に、



I’m sorry, but I’m under the weather and won’t be able to attend the meeting this afternoon(申し訳ありませんが、体調が優れないので今日の午後の会議に出席できません)
と伝えることもできます。ビジネスメールでも同様に使用でき、フォーマルすぎず、かといってカジュアルすぎない適度な丁寧さを持つ表現として重宝されます。
注意すべきニュアンスと間違った使い方
「Under the weather」を使う際に注意すべき点がいくつかあります。まず、この表現は軽い体調不良を表すため、重病や深刻な症状を伝える場合には適していません。例えば、救急車を呼ぶほどの状態や、長期入院が必要な病状を「Under the weather」と表現するのは不適切です。
また、体調不良以外の文脈で「調子が悪い」という意味で使うこともありますが、主に健康面での不調を指すことが多いです。例えば機械や設備の不調を「The computer is under the weather」とは一般的に言いません。さらに、冗談や遠回しな表現として「二日酔い」を意味することもありますが、公式な場ではその点に注意が必要です。
「Under the weather」を使った例文
「Under the weather」の使い方をマスターするためには、実際の例文を通して学ぶことが効果的です。ここでは、さまざまな状況での使用例を紹介します。
これらの例文を参考にして、自分の英会話に取り入れてみましょう。
会話での例文
例文
- A: You don’t look so good today. What’s wrong?(今日は調子が悪そうだね。どうしたの?)
- B: I’m feeling a bit under the weather. I think I might be coming down with a cold.(ちょっと体調が優れないんだ。風邪をひきかけているかもしれない。)
例文
- A: We missed you at the gym yesterday.(昨日ジムで会えなかったね。)
- B: Yeah, I was under the weather, so I decided to rest at home instead.(うん、体調が悪かったから、代わりに家で休むことにしたんだ。)
例文
- A: Can you help me move these boxes on Saturday?(土曜日にこれらの箱を運ぶのを手伝ってくれる?)
- B: I’d love to, but I’ve been under the weather all week. If I feel better by then, I’ll definitely help.(喜んで手伝うけど、今週ずっと体調が悪いんだ。その時までに良くなっていたら、絶対手伝うよ。)
例文
- A: You’re unusually quiet today. Is everything okay?(今日はいつになく静かだね。大丈夫?)
- B: I’m just a little under the weather. Nothing serious, just didn’t sleep well last night.(ちょっと体調が優れないだけだよ。大したことじゃない、昨夜よく眠れなかっただけ。
メールやメッセージでの例文
メールの件名:「Absence from work today」(本日の欠勤について)
- Dear Mr. Johnson, I regret to inform you that I’m feeling under the weather today and won’t be able to come to work. I hope to recover quickly and return tomorrow. I’ll check my emails periodically throughout the day. Best regards, Sarah
(ジョンソン様、本日は体調が優れないため出勤できないことをお知らせします。早く回復して明日には戻れることを願っています。日中は定期的にメールをチェックします。敬具、サラ)
友人へのメッセージ
- Hey, I’m sorry but I need to cancel our coffee date this afternoon. I’m feeling a bit under the weather and think I should rest. Can we reschedule for next week?
(ごめん、今日の午後のカフェの約束をキャンセルする必要があるんだ。ちょっと体調が悪くて休んだほうがいいと思うんだ。来週に延期できる?)
同僚へのメール
- Hi team, Just a quick note to let you know that I’m a bit under the weather today, so I’ll be working from home. I’ll be available via email and phone for our scheduled meeting at 2 PM. Thanks for your understanding.
(チームの皆さん、今日は少し体調が優れないため、在宅勤務することをお知らせします。予定通り午後2時のミーティングにはメールと電話で参加可能です。ご理解いただきありがとうございます。)
「Under the weather」に関するよくある質問
「Under the weather」というイディオムについて、英語学習者からよく寄せられる質問とその回答をまとめました。これらの疑問点を理解することで、このフレーズをより適切に使いこなせるようになるでしょう。
- 「Under the weather」は丁寧な表現?カジュアルな表現?
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「Under the weather」は、フォーマルすぎずカジュアルすぎない、中間的な丁寧さを持つ表現です。友人との会話でも、上司や取引先とのビジネスコミュニケーションでも使用できる汎用性の高いフレーズと言えます。例えば、病欠の理由を伝えるビジネスメールで「I’m feeling under the weather」と書くことは適切です。
一方で、医師に症状を説明する際などのより正式な場面では、より具体的で医学的な表現を使う方が良いでしょう。また、非常にフォーマルな文書や演説などでは、「indisposed」(不調で)や「unwell」(体調が悪い)といったより格式高い表現が好まれる場合もあります。
- 「Under the weather」は病気以外の文脈でも使える?
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「Under the weather」は主に体調不良を表すイディオムですが、時には比喩的に使われることもあります。例えば、「The economy has been under the weather recently」(最近経済は不調だ)のように、経済状況や企業の業績などが思わしくない状態を表現するために使われることがあります。
また、「My car is feeling a bit under the weather」(私の車の調子が少し悪い)のように、機械や設備の不調を表すためにも使うことがありますが、これはやや口語的な用法です。さらに、時には「I’m feeling under the weather after last night’s party」(昨夜のパーティーの後で体調が悪い)のように、遠回しに「二日酔い」を意味することもあります。ただし、最も一般的で基本的な用法は、人の体調不良を表す場合です。
- 「Under the weather」の代わりに使える表現は?
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「Under the weather」と似た意味を持つ表現はいくつかあります。状況や話す相手によって、以下のような類似表現を使い分けると良いでしょう。
- 「I’m not feeling well」(調子が良くない)- よりシンプルで直接的な表現です。
- 「I’m feeling a bit off」(ちょっと調子が悪い)- カジュアルな表現で、友人との会話で使いやすいです。
- 「I’m feeling unwell」(体調が悪い)- やや丁寧な表現で、ビジネスシーンでも使えます。
- 「I’m a bit under the weather」(ちょっと体調が悪い)- 「under the weather」に「a bit」を加えることで、より軽い症状を強調できます。
- 「I’m feeling poorly」(具合が悪い)- 特にイギリス英語でよく使われる表現です。
- 「I’m feeling out of sorts」(調子が出ない)- やや古風な表現ですが、今でも使われています。
これらの表現を状況に応じて使い分けることで、より豊かな英語表現が可能になります。
まとめ


「Under the weather」は英語でよく使われる便利なイディオムです。この記事のポイントを整理すると、
- 「Under the weather」は「体調が優れない」「少し具合が悪い」という意味の英語のイディオムである。
- 語源は船乗りの言葉に由来し、悪天候の影響で体調を崩した状態を指していた。
- 重病ではなく、一時的な軽い体調不良を表現するのに適している。
- 日常会話からビジネスシーンまで幅広く使える、フォーマルすぎずカジュアルすぎない表現である。
- 「I’m feeling under the weather」「I’m a bit under the weather」などの形でよく使われる。
- 病欠の理由を伝えたり、約束をキャンセルする際の説明として適している。
- 重病や深刻な症状を伝える場合には不適切である。
- 体調不良以外にも、経済状況や機械の不調などを比喩的に表現する場合もある。
- 「I’m not feeling well」「I’m feeling a bit off」など、類似表現も状況に応じて使い分けると良い。
「Under the weather」をマスターして、自分の体調を英語で適切に伝えられるようになりましょう。このイディオムを知っていると、英語でのコミュニケーションがより自然になり、ネイティブスピーカーのように表現できるようになります。


