英語で「財布」を表現する時によく使われる「wallet」と「purse」。どちらも日本語では「財布」と訳されることが多いですが、実は使い方やニュアンスに違いがあります。
この記事では、英語初心者でも理解できるように、これらの単語の違いや使い分け方について詳しく解説します。カジュアルな会話からショッピングの場面まで、実用的な例文と共に学んでいきましょう。
「wallet」と「purse」の基本的な違い

「wallet」と「purse」はどちらも「財布」を意味する単語ですが、その使い方には大きな違いがあります。まずは基本的な違いを理解しましょう。
一般的に「wallet」は、主に紙幣やカード類を入れるための二つ折りや三つ折りの財布を指します。特に男性が使うことが多い折りたたみ式の財布を意味することが一般的です。一方「purse」は、地域によって異なる意味を持ちます。アメリカ英語では「purse」は主に女性が持つハンドバッグを指し、イギリス英語では女性用の小さな財布や小銭入れを意味します。
例えば、次のような例文が考えられます。
例文
- My wallet is in my jacket.(私の財布はジャケットの中にあります。)
- She put her phone in her purse.(彼女は携帯電話をバッグに入れました。)[アメリカ英語]
このように、同じ「財布」を意味する単語でも、使われる場面や対象によって使い分ける必要があるのです。地域による違いもあるため、アメリカ英語とイギリス英語の両方の使い方を知っておくと便利です。
アメリカ英語での「wallet」と「purse」の使い方
アメリカ英語では、「wallet」と「purse」は明確に異なる意味で使われます。この違いを知ることで、アメリカ人との会話で混乱を避けることができます。
アメリカ英語では、「wallet」は男性も女性も使う財布を指します。クレジットカードや紙幣、身分証明書などを入れるための小さな折りたたみ式の入れ物です。通常はポケットに入るサイズで、男女問わず使います。
一方、「purse」はアメリカ英語では「ハンドバッグ」や「ショルダーバッグ」など、女性が持ち歩く鞄を意味します。財布やスマートフォン、化粧品など様々なものを入れる、比較的大きめの入れ物です。
「wallet」の意味と使用例
アメリカ英語における「wallet」は、お金やカード類を入れるための小型の財布です。男性も女性も使用しますが、特に男性が使うことが多いです。
例文
- I need a new wallet. This one is too old.(新しい財布が必要です。これは古すぎます。)
- Where is my wallet? I can’t find it.(私の財布はどこ?見つからないんです。)
- He keeps his ID in his wallet.(彼はIDを財布に入れています。)
アメリカ英語では、「wallet」は形状や大きさに関わらず、お金やカードを入れるための物を指します。二つ折り、三つ折り、長財布など、様々な種類の財布が「wallet」と呼ばれています。
「purse」の意味と使用例
アメリカ英語における「purse」は、主に女性が持ち歩く「ハンドバッグ」を意味します。「purse」は財布より大きく、様々なものを入れることができる鞄です。
例文
- She carries her books in her purse.(彼女は本をバッグに入れて持ち歩きます。)
- Can you hold my purse for a minute?(ちょっとバッグを持っていてもらえますか?)
- Her purse is very heavy because she has many things in it.(彼女のバッグは多くのものが入っているので、とても重いです。)
アメリカ英語では、財布としての「purse」よりも、バッグとしての「purse」の使用が一般的です。女性が「purse」と言った場合、それは通常、ハンドバッグやショルダーバッグなどの鞄を指します。
イギリス英語での「wallet」と「purse」の使い方
イギリス英語での「wallet」と「purse」の使い方は、アメリカ英語とは少し異なります。イギリスでの使い分けを理解することで、イギリス人との会話でも適切な単語を選べるようになります。
イギリス英語では、「wallet」は主に男性が使う二つ折りや三つ折りの財布を指します。紙幣やカード類を入れるための、ポケットに入るサイズの財布です。
一方、「purse」はイギリス英語では、主に女性が使う小さな財布や小銭入れを意味します。これはアメリカ英語とは大きく異なる点です。イギリスでは、女性が持ち歩く財布を「purse」と呼び、鞄は「handbag」と呼ぶことが一般的です。
「wallet」の意味と使用例
イギリス英語における「wallet」は、主に男性が使う折りたたみ式の財布です。紙幣、カード、身分証明書などを入れるためのものです。
例文
- His wallet is made of leather.(彼の財布は革製です。)
- I left my wallet at home today.(今日は財布を家に忘れてきました。)
- The wallet has many card slots.(その財布にはたくさんのカード入れがあります。)
イギリス英語では、「wallet」は男性用の財布として考えられていますが、最近では若い女性も自分の財布を「wallet」と呼ぶことがあります。しかし、伝統的には男性用の財布を指す言葉です。
「purse」の意味と使用例
イギリス英語における「purse」は、主に女性が使う小銭入れや小型の財布を意味します。硬貨やカード、時には紙幣も入れる小さな財布です。
例文
- She took some coins from her purse.(彼女は財布からいくつかの硬貨を取り出しました。)
- I need a new purse. This one is broken.(新しい財布が必要です。これは壊れています。)
- Her purse matches her shoes.(彼女の財布は靴と合っています。)
イギリス英語では、女性が持つバッグは「handbag」と呼ばれ、「purse」とは区別されています。「purse」は財布そのものを指し、バッグではありません。
財布の種類とその英語表現
財布にはさまざまな種類があり、それぞれに対応する英語表現があります。ここでは、一般的な財布の種類とその英語での言い方を紹介します。
財布の種類は形状や用途によって分けられます。二つ折り財布、三つ折り財布、長財布、小銭入れ、がま口財布など、様々な種類があります。英語でもそれぞれに対応する表現があり、これらを知ることで、自分の欲しい財布や持っている財布について正確に伝えることができます。
特に海外で買い物をする際や、外国人と会話する際には、これらの表現を知っておくと便利です。それでは、具体的な財布の種類とその英語表現を見ていきましょう。
二つ折り・三つ折り財布
二つ折り財布は英語で「bifold wallet」または「billfold」と呼ばれます。「bi」は「2つの」、「fold」は「折る」という意味です。つまり、「2回折りたたむ財布」という意味になります。
例文
- I like bifold wallets because they fit in my pocket.(ポケットに入るので、二つ折り財布が好きです。)
- His billfold is full of receipts.(彼の二つ折り財布はレシートでいっぱいです。)
- This bifold wallet has many card slots.(この二つ折り財布にはたくさんのカード入れがあります。)
三つ折り財布は「trifold wallet」と呼ばれます。「tri」は「3つの」という意味です。三つ折り財布は二つ折り財布よりも収納力が高いですが、やや厚みがあります。
例文
- I use a trifold wallet because I have many cards.(カードがたくさんあるので、三つ折り財布を使っています。)
- This trifold wallet has six card slots.(この三つ折り財布には6つのカード入れがあります。)
- My father always uses a trifold wallet.(私の父はいつも三つ折り財布を使っています。)
これらの財布は主に男性が使うことが多いですが、女性用のデザインもあります。
長財布
長財布は英語で「long wallet」または「continental wallet」と呼ばれます。紙幣を折らずに収納できる長方形の財布です。
例文
- She keeps her long wallet in her bag.(彼女は長財布をバッグに入れています。)
- I bought a new long wallet yesterday.(昨日、新しい長財布を買いました。)
- This long wallet has a zipper.(この長財布にはファスナーが付いています。)
長財布は特に女性に人気がありますが、男性用のデザインもあります。「long wallet」は文字通り「長い財布」という意味ですが、より正式には「continental wallet」と呼ばれることもあります。
小銭入れ
小銭入れは英語で「coin purse」または「change purse」と呼ばれます。硬貨を入れるための小さな財布です。
例文
- I keep my coins in a small coin purse.(硬貨は小さな小銭入れに入れています。)
- She bought a cute coin purse at the store.(彼女は店でかわいい小銭入れを買いました。)
- My coin purse is full.(私の小銭入れはいっぱいです。)
小銭入れは主に女性が使うことが多いですが、男性用のデザインもあります。日本語では「コインケース」と呼ばれることもありますが、英語では「coin case」ではなく「coin purse」が一般的です。
がま口財布
がま口財布は英語で「clasp purse」または「frame purse」と呼ばれます。金属のフレームで開閉する財布です。日本では「がま口」という呼び方が一般的ですが、英語ではその形状から「clasp(留め金)」や「frame(枠)」という言葉が使われます。
例文
- My grandmother gave me a clasp purse.(祖母ががま口財布をくれました。)
- This frame purse is very old but still works well.(このがま口財布はとても古いですが、まだうまく機能しています。)
- I like the design of this clasp purse.(このがま口財布のデザインが好きです。)
がま口財布は伝統的なデザインで、小銭入れとして使われることが多いです。最近ではファッションアイテムとして、様々なデザインのがま口財布が人気です。
その他の財布関連の英語表現
その他にも、様々な財布関連の英語表現があります。ここでは、カードケースやマネークリップなど、財布に関連する英語表現を紹介します。
カードケースは英語で「card case」または「card holder」と呼ばれます。クレジットカードや身分証明書などのカード類を入れるための小さな入れ物です。
例文
- I use a card holder instead of a wallet.(財布の代わりにカードホルダーを使っています。)
- This card case can hold up to 10 cards.(このカードケースは最大10枚のカードを入れることができます。)
- My card holder is very thin.(私のカードホルダーはとても薄いです。)
マネークリップは英語でそのまま「money clip」と呼ばれます。紙幣を折りたたんで挟むためのクリップです。
例文
- He uses a money clip instead of a wallet.(彼は財布の代わりにマネークリップを使っています。)
- This money clip is made of silver.(このマネークリップは銀でできています。)
- A money clip is smaller than a wallet.(マネークリップは財布よりも小さいです。)
ファスナー付きの財布は「zip wallet」または「zippered wallet」と呼ばれます。ファスナーで開閉するタイプの財布です。
例文
- I prefer a zip wallet because it’s safer.(安全なので、ファスナー付きの財布の方が好きです。)
- Her zippered wallet is pink.(彼女のファスナー付き財布はピンク色です。)
- This zip wallet has many compartments.(このファスナー付き財布にはたくさんの仕切りがあります。)
これらの表現を覚えておくと、自分に合った財布の種類を英語で説明したり、探したりする際に役立ちます。
「wallet」と「purse」の使い分け練習問題
ここでは、「wallet」と「purse」の使い分けを練習するための問題を20問用意しました。それぞれの文の空欄に適切な単語(「wallet」または「purse」)を入れてみましょう。解答は問題の後にまとめて記載しています。
- I need to buy a new _ because my old one is torn.
- She took out her keys from her _.
- He keeps his driver’s license in his _.
- My mother has a beautiful leather _ where she keeps her coins.
- The man put the money in his _ after paying.
- She carries her makeup in her _.
- My _ is full of credit cards.
- She bought a new _ to match her shoes.
- I forgot my _ at home, so I can’t pay for lunch.
- The child put the coin in his small _.
- Her _ is too heavy because she carries too many things in it.
- He bought a new _ made of leather.
- She opened her _ to take out some money.
- I keep my bus pass in my _.
- The thief stole her _ while she was shopping.
- He put his _ in his back pocket.
- She has a small _ for coins and a larger one for her other things.
- My father’s _ is always full of receipts.
- I can’t find my keys in my _.
- The boy saved his pocket money in his _.
「wallet」と「purse」に関するよくある質問
「wallet」と「purse」について、初心者がよく抱く疑問について回答します。これらの質問と回答を通じて、より理解を深めることができるでしょう。
- 「wallet」と「purse」の違いは何ですか?
-
「wallet」と「purse」の主な違いは、使われる地域や使用者の性別によって異なります。アメリカ英語では、「wallet」は男女問わず使われる財布を指し、「purse」は主に女性が持つハンドバッグを指します。イギリス英語では、「wallet」は主に男性が使う折りたたみ式の財布を指し、「purse」は女性が使う小銭入れや財布を指します。
- 男性が使う財布は何と呼ぶべきですか?
-
男性が使う財布は一般的に「wallet」と呼ばれます。これはアメリカ英語でもイギリス英語でも同じです。男性が使用する典型的な財布は、二つ折りや三つ折りの折りたたみ式で、ポケットに入れて持ち運びやすいサイズです。
- 女性が使う財布は何と呼ぶべきですか?
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女性が使う財布の呼び方は、英語の種類によって異なります。アメリカ英語では、女性が使う財布も一般的に「wallet」と呼ばれます。女性のハンドバッグは「purse」と呼ばれます。イギリス英語では、女性が使う財布や小銭入れは「purse」と呼ばれることが多いです。
- 「wallet」と「purse」以外に財布を表す英語はありますか?
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はい、他にもいくつかの表現があります。例えば、「billfold」(二つ折り財布)、「money clip」(マネークリップ)、「card holder」(カードケース)などがあります。また、財布の種類によって「coin purse」(小銭入れ)や「long wallet」(長財布)などの表現も使われます。
- 旅行中に財布を紛失した場合、英語でどのように伝えればいいですか?
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旅行中に財布を紛失した場合は、次のように伝えることができます。
- 「I’ve lost my wallet/purse.」(財布をなくしました。)
- 「Can you help me? I can’t find my wallet/purse.」(助けてもらえますか?財布が見つかりません。)
- 「My wallet/purse was stolen.」(財布が盗まれました。)
財布の中身や特徴についても説明できると良いでしょう。例えば、
- 「It contained my credit cards, ID and some cash.」(クレジットカード、身分証明書、現金が入っていました。)
- 「It’s a black leather wallet with a zipper.」(黒い革のファスナー付きの財布です。)
- アメリカとイギリスで「purse」の意味が異なるのはなぜですか?
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言語は文化や地域の影響を受けて発展するため、同じ英語でも国や地域によって意味が変わることがあります。「purse」の場合、歴史的な使用法の違いや、ファッションアイテムの呼び方の違いなどが影響していると考えられます。このような違いは言語の面白い特徴の一つで、英語を学ぶ上で理解しておくと役立ちます。
まとめ

この記事では、英語の「wallet」と「purse」の意味の違いと使い分けについて詳しく解説しました。以下にポイントをまとめます。
- 「wallet」は一般的に財布を指し、特に男性が使う折りたたみ式の財布を表すことが多い。
- 「purse」はイギリス英語では女性用の財布や小銭入れを指し、アメリカ英語では女性が持つハンドバッグを指すことが多い。
- アメリカ英語では財布は男女問わず「wallet」と呼ばれることが一般的。
- イギリス英語では男性の財布は「wallet」、女性の財布は「purse」と区別されることが多い。
- 財布の種類によって「bifold wallet」(二つ折り財布)、「long wallet」(長財布)、「coin purse」(小銭入れ)など様々な表現がある。
- 言語や文化の違いによって同じ単語でも意味や使い方が異なることがある。
- 状況や対象によって適切な単語を選ぶことで、より効果的なコミュニケーションが可能になる。
「wallet」と「purse」の違いを理解することで、英語での会話やショッピングがよりスムーズになるでしょう。特に海外旅行や外国人との交流の際には、これらの違いを知っておくと役立ちます。
英語の学習においては、単に単語の意味を覚えるだけでなく、使われる文脈や地域による違いも理解することが大切です。

