「what」は英語において主に疑問詞として使われる単語で、「何」「どんなもの」「どれほど」などの意味を持ちます。また、関係代名詞としても使われ、英会話や文章の中で非常に頻繁に登場する重要な単語です。
この記事では、英語初学者の方向けに「what」の基本的な使い方から応用まで、例文を交えて詳しく解説していきます。
whatとは?基本的な意味と使い方

「what」は主に質問をするときに使われる疑問詞の一つです。日本語では「何」や「どんなもの」といった意味を持ち、物事や状況についての疑問を示す際に用いられます。相手が答えを持っていると想定して、その答えを引き出すために使用します。
「what」は中学英語の最初の段階で学ぶ基本的な単語ですが、その使い方は多岐にわたります。疑問詞としての用法だけでなく、関係代名詞としても使われるため、英語学習において早い段階でしっかりと理解しておくべき単語の一つです。
基本的な例文を見てみましょう。
例文
- What is your name?(あなたの名前は何ですか?)
- What time is it now?(今何時ですか?)
- What do you want to eat?(何を食べたいですか?)
- What did you do yesterday?(昨日何をしましたか?)
これらの例文からわかるように、「what」は質問文の冒頭に置かれ、何かについて尋ねる役割を果たしています。英語の質問文を作る際の基本となる単語です。
疑問詞としてのwhat
疑問詞としての「what」は、物事や状況について質問するときに使います。以下のようなパターンで使われます。
「何」を尋ねる基本的な使い方
例文
- What is this?(これは何ですか?)
- What are you doing?(あなたは何をしていますか?)
- What did she say?(彼女は何と言いましたか?)
- What will you do tomorrow?(明日あなたは何をしますか?)
「どんな〜」と尋ねる使い方
「what + 名詞」の形で「どんな〜」「何の〜」という意味になります。
例文
- What book are you reading?(どんな本を読んでいますか?)
- What music do you like?(どんな音楽が好きですか?)
- What language does he speak?(彼はどんな言語を話しますか?)
- What sports do you play?(どんなスポーツをしますか?)
「what + be動詞 + 名詞 + like」で「〜はどんな感じ?」と尋ねる
例文
- What is your teacher like?(あなたの先生はどんな人ですか?)
- What was the movie like?(その映画はどんな感じでしたか?)
- What is your new school like?(あなたの新しい学校はどんな感じですか?)
関係代名詞としてのwhat
「what」は関係代名詞としても使われ、この場合は「〜するもの」「〜であるもの」という意味になります。関係代名詞の「what」の特徴は、先行詞を含んでいるという点です。
例文
- I don’t know what he wants.(彼が何を望んでいるのか分かりません。)
- This is what I bought yesterday.(これが私が昨日買ったものです。)
- What you need is more practice.(あなたに必要なのはもっと練習することです。)
- She understands what we should do in a disaster.(彼女は災害時に私たちが何をすべきか理解しています。)
- Tell me what happened at the party.(パーティーで何が起きたのか教えてください。)
間接疑問文でのwhat
「what」は間接疑問文でも使われます。この場合、通常の疑問文とは語順が異なることに注意が必要です。間接疑問文では「what + 主語 + 動詞」の順になります。
例文
- I know what you want.(あなたが何を欲しいのか知っています。)
- She asked what time the movie starts.(彼女は映画が何時に始まるのか尋ねました。)
- Can you tell me what this means?(これが何を意味するのか教えていただけますか?)
- Do you know what his name is?(彼の名前が何か知っていますか?)
- I wonder what she will say.(彼女が何と言うか気になります。)
whatを使った慣用表現
「what」は多くの慣用表現でも使われています。日常会話でよく使われるものを紹介します。
- What’s up?(どうしたの?/調子はどう?)
- What about going to the park?(公園に行くのはどうですか?)
- What if it rains tomorrow?(もし明日雨が降ったらどうしますか?)
- So what?(それがどうした?)
- What’s the matter?(どうしたの?何か問題があるの?)
whatと他の疑問詞の違いと使い分け方
「what」と他の疑問詞(which, who, how など)は似た役割を持ちますが、使い方や意味合いが異なります。ここでは、「what」と他の疑問詞の違いについて解説します。
whatとwhichの違い
「what」と「which」はどちらも「何」や「どれ」を意味しますが、使い方に違いがあります。
- 「what」:選択肢が明確でない場合や、広い範囲から質問する場合に使います。
What color do you like?(どんな色が好きですか?)- 色全般から質問 - 「which」:限られた選択肢から選ぶ場合に使います。
Which color do you prefer, red or blue?(赤と青、どちらの色が好きですか?)- 2つの選択肢から
以下に両者の違いがわかる例文を示します。
例文
- What book do you want to read?(どんな本を読みたいですか?)- 本全般から
- Which book do you want to read, this one or that one?(この本とあの本、どちらを読みたいですか?)- 2冊から選択
whatとhowの違い
「what」と「how」も混同されやすい疑問詞です。
- 「what」:物や事柄そのものについて尋ねる場合に使います。
What is your job?(あなたの仕事は何ですか?) - 「how」:方法や状態について尋ねる場合に使います。
How do you go to school?(どうやって学校に行きますか?)
ただし、日本語の「どう」という言葉は文脈によって「what」と「how」のどちらで表現するかが変わります。
例文
- What do you think about this idea?(このアイデアについてどう思いますか?)
- How do you feel today?(今日の気分はどうですか?)
whatとwhoの違い
「what」と「who」も明確に使い分ける必要があります。
- 「what」:物事や状況について尋ねる場合に使います。
What is in the box?(箱の中には何がありますか?) - 「who」:人について尋ねる場合に使います。
Who is your English teacher?(あなたの英語の先生は誰ですか?)
以下の表で、各疑問詞の基本的な違いをまとめています。
| 疑問詞 | 主な意味 | 例文 |
|---|---|---|
| what | 何、どんなもの | What is your name?(あなたの名前は何ですか?) |
| which | どれ、どちら(選択肢あり) | Which is your bag?(どれがあなたのバッグですか?) |
| who | 誰(人) | Who is that girl?(あの女の子は誰ですか?) |
| when | いつ(時間) | When is your birthday?(あなたの誕生日はいつですか?) |
| where | どこ(場所) | Where do you live?(どこに住んでいますか?) |
| why | なぜ(理由) | Why are you sad?(なぜ悲しいのですか?) |
| how | どのように(方法・状態) | How do you make this?(これをどのように作りますか?) |
whatの質問に対する答え方と例文
「what」で始まる質問に対する基本的な答え方について解説します。質問の種類によって、答え方も変わってきます。
基本的な「what」の質問への答え方
例文
- What is your name?(あなたの名前は何ですか?)
My name is Taro.(私の名前はタロウです。) - What time is it now?(今何時ですか?)
It is three o’clock.(3時です。) - What do you do on weekends?(週末に何をしますか?)
I usually play soccer on weekends.(週末はたいていサッカーをします。) - What did you have for breakfast?(朝食に何を食べましたか?)
I had toast and eggs for breakfast.(朝食にトーストと卵を食べました。)
「what … like」の質問への答え方
例文
- What is your new house like?(あなたの新しい家はどんな感じですか?)
It is big and has a nice garden.(大きくて、素敵な庭があります。) - What was the concert like?(そのコンサートはどんな感じでしたか?)
It was amazing. The music was very good.(素晴らしかったです。音楽がとても良かったです。)
「what kind of」の質問への答え方
例文
- What kind of music do you like?(どんな種類の音楽が好きですか?)
I like pop music and jazz.(ポップスとジャズが好きです。) - What kind of books do you read?(どんな種類の本を読みますか?)
I usually read mystery novels.(普通はミステリー小説を読みます。)
whatのよくある間違いと注意点
「what」を使う際によくある間違いと注意点について解説します。
「what」と「how」の混同に注意
日本語の「どう」という言葉を英語に訳す際、多くの人が「how」を使ってしまいがちですが、文脈によっては「what」が正しい場合があります。
- 誤:How do you think about this movie?
正:What do you think about this movie?(この映画についてどう思いますか?) - 誤:How does it look like?
正:What does it look like?(それはどんな見た目ですか?)
「what」の後の語順に注意
疑問詞「what」を使った疑問文では、通常「what + 動詞 + 主語…?」という語順になりますが、「what」自体が主語の場合は「what + 動詞…?」となります。この語順を間違えないように注意しましょう。
- 誤:What you are doing?
正:What are you doing?(あなたは何をしていますか?) - 誤:What you want?
正:What do you want?(あなたは何が欲しいですか?)
間接疑問文での語順に注意
「what」を含む間接疑問文では、通常の疑問文と語順が異なります。間接疑問文では「疑問詞 + 主語 + 動詞」の語順になります。
- 誤:I don’t know what is his name.
正:I don’t know what his name is.(彼の名前が何か分かりません。) - 誤:Could you tell me what are they doing?
正:Could you tell me what they are doing?(彼らが何をしているのか教えていただけますか?)
「what」と「which」の使い分けに注意
「what」と「which」の使い分けは初学者にとって難しいポイントです。選択肢の有無で使い分けるよう注意しましょう。
- 誤:Which color do you like?(選択肢が明示されていない場合)
正:What color do you like?(好きな色は何ですか?) - 誤:What do you prefer, coffee or tea?(選択肢が明示されている場合)
正:Which do you prefer, coffee or tea?(コーヒーと紅茶、どちらが好きですか?)
「what about」と「how about」の使い分け
「what about」と「how about」はどちらも「〜はどうですか?」という提案をするときに使われますが、微妙にニュアンスが異なる場合があります。
基本的にはどちらも同じような意味で使えますが、「what about」は「〜についてはどうですか?」と、話題を変える意味合いが強く、「how about」は「〜するのはどうですか?」と、提案の意味合いが強いと言われています。
例文
- What about this weekend?(今週末はどうですか?)
- How about going to the park?(公園に行くのはどうですか?)
whatを使った会話例と日常表現
「what」は日常会話でよく使われる単語です。ここでは、「what」を使った会話例と日常的によく使われる表現を紹介します。
基本的な会話例
会話例1:名前を尋ねる
- A: What is your name?(あなたの名前は何ですか?)
- B: My name is Yuki. What’s yours?(私の名前はユキです。あなたは?)
- A: I’m Ken. Nice to meet you.(ケンです。よろしくお願いします。)
会話例2:趣味について尋ねる
- A: What do you do in your free time?(あなたは暇な時間に何をしますか?)
- B: I usually read books or watch movies. What about you?(たいてい本を読んだり映画を見たりします。あなたは?)
- A: I like playing soccer and listening to music.(サッカーをしたり音楽を聴いたりするのが好きです。)
会話例3:道を尋ねる
- A: Excuse me, what is the way to the station?(すみません、駅への道はどちらですか?)
- B: Go straight and turn left at the second traffic light.(まっすぐ行って、2つ目の信号を左に曲がってください。)
- A: Thank you very much.(どうもありがとうございます。)
日常でよく使われる表現
以下に、「what」を使った日常でよく使われる表現をまとめました。
- What’s up?(どうしたの?/調子はどう?)- カジュアルな挨拶として使われます。
- What’s the matter?(どうしたの?/何か問題があるの?)- 相手が困っているときや悲しそうなときに使います。
- What’s new?(何か新しいことある?)- 久しぶりに会った人に近況を尋ねるときに使います。
- What’s going on?(何が起きているの?)- 状況を把握したいときに使います。
- What’s the time?(今何時?)- 時間を尋ねるカジュアルな言い方です。
- What’s the point?(それの要点は何?/それの意味は?)- 話の核心や意味を尋ねるときに使います。
- What for?(何のために?)- 目的を尋ねる簡潔な言い方です。
whatに関するよくある質問
「what」に関するよくある質問とその回答をまとめました。
- 「what」と「which」はどう使い分ければいいですか?
-
「what」は選択肢が明確でない場合や広い範囲から質問する場合に使い、「which」は限られた選択肢から選ぶ場合に使います。例えば、「What is your favorite fruit?(好きな果物は何ですか?)」は果物全般について尋ねていますが、「Which fruit do you prefer, an apple or a banana?(リンゴとバナナ、どちらの果物が好きですか?)」は2つの選択肢から選ぶよう尋ねています。
- 「what about」と「how about」の違いは何ですか?
-
「what about」と「how about」はどちらも「〜はどうですか?」という提案や質問をする際に使われ、基本的には同じような意味で使うことができます。ただし、「what about」は「〜についてはどうですか?」と話題を変える意味合いが強く、「how about」は「〜するのはどうですか?」と提案の意味合いが強いと言われています。例えば、「What about this weekend?」(今週末はどうですか?)と「How about going to the park?」(公園に行くのはどうですか?)はニュアンスが少し異なります。
- 「what」で始まる疑問文の語順は?
-
「what」で始まる疑問文の基本的な語順は以下のとおりです。
- 「what」と「that」の関係代名詞としての違いは何ですか?
-
関係代名詞としての「what」と「that」の主な違いは、「what」は先行詞を含む(= the thing(s) that)のに対し、「that」は先行詞の後に続く点です。例えば、「I don’t understand what you mean.」(あなたが言っていることがわかりません。)の「what」は「the thing that」を意味しています。一方、「I don’t understand the thing that you explained.」(あなたが説明したものがわかりません。)の「that」は先行詞「the thing」を修飾しています。
- 「what’s up」はどういう意味ですか?
-
「what’s up」は主にカジュアルな挨拶として使われる表現で、「どうしたの?」「調子はどう?」「何かあった?」などの意味があります。友人や知人に対する軽い挨拶としても使われますが、フォーマルな場面では使わない方が良いでしょう。
- 「what」を使った間接疑問文の作り方は?
-
「what」を使った間接疑問文は、「主語 + 動詞 + what + 主語 + 動詞」の語順で作ります。例えば、「I don’t know what she wants.」(彼女が何を望んでいるのかわかりません。)や「Could you tell me what time the train leaves?」(列車が何時に出発するのか教えていただけますか?)のように使います。間接疑問文では、通常の疑問文と違って語順が「疑問詞 + 主語 + 動詞」となることに注意しましょう。
まとめ

この記事では、英語の疑問詞「what」の意味や使い方について詳しく解説してきました。「what」は英語学習の基本となる重要な単語で、日常会話から複雑な表現まで様々な場面で使われます。
基本的な使い方をしっかりと理解し、例文を参考にしながら実際に使ってみることで、自然な英語表現ができるようになるでしょう。
ここで学んだ「what」についての主なポイントをまとめます。
- 「what」は主に「何」「どんなもの」を意味する疑問詞である
- 疑問詞として質問文を作る際に使われる
- 関係代名詞としても使われ、「〜するもの」「〜であるもの」という意味を持つ
- 「what + 名詞」の形で「どんな〜」「何の〜」という意味になる
- 「what」と「which」は選択肢の有無で使い分ける
- 「what」と「how」は文脈によって使い分ける
- 間接疑問文では語順が変わるので注意する
- 「what’s up」「what about」など慣用表現も多い
- 「what」の質問に対しては、問われている内容に応じて適切に答える
英語の基礎となる「what」をしっかりと理解し、様々な場面で活用できるようになると、英語でのコミュニケーションがより円滑になります。
この記事で紹介した例文や表現を参考に、ぜひ日常会話の中で「what」を使ってみてください。

