大学入試を控える高校生にとって、英語の勉強方法は合否を分ける重要な要素です。特に、英検の対策をするか、共通テストに絞るかという選択は、多くの受験生が悩むポイントでしょう。
英検は大学入試で優遇措置を受けられるメリットがある一方、共通テストは国公立大学志望者にとって必須の試験です。近年、私立大学でも共通テスト利用入試が増えており、その重要性は高まっています。
この記事では、英検と共通テストのそれぞれの特徴を比較しながら、あなたの志望校や現在の英語力に応じた最適な学習戦略を提示します。
英語初学者にもわかりやすいよう、効率的に英語力を伸ばし、大学合格を勝ち取るための具体的な方法を解説していきます。
英検と共通テスト:大学入試における位置づけと重要性

大学入試における英語試験として、英検(実用英語技能検定)と大学入学共通テストは、受験戦略において核となる役割を担っています。
英検(実用英語技能検定)の概要と特徴
英検は、日本英語検定協会が実施する民間の英語資格試験で、5級から1級までの8つの級があります。
- 技能測定
- リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの4技能を総合的に測定します。
- 優遇基準
- 主に2級以上が大学入試で評価され、準1級以上では大幅な優遇措置を受けられる大学が多くあります。
- 受験機会
- 年3回の従来型に加えて、毎週実施されるS-CBT方式(コンピュータ受験)があり、受験機会が豊富です。
大学入学共通テストの概要と特徴
共通テストは毎年1月中旬に全国一斉で実施され、国公立大学受験では必須です。
私立大学でも利用入試が増加しています。
- 必須科目
- 国公立大学受験生は必須。私立大学でも約800以上の大学・短期大学が利用。
- 英語の構成
- 配点:リーディング100点、リスニング100点の合計200点満点(センター試験から1:1配点に変更)。
- 試験時間:リーディング80分、リスニング約30分(機器操作含め60分)。
- 難易度の変化
- リーディング:発音・文法などの単独問題がなくなり、すべて読解問題に。図表や複数資料を組み合わせた情報処理能力を測る問題が増加。総語数はセンター試験時代に比べ約1.3倍の約5,600語。
- リスニング:音声が1回のみの出題が増加。視覚情報(図表・グラフ)と音声情報を統合して処理する能力が求められ、難易度が大幅に上昇。
大学入試における英検の活用方法(主に4パターン)
大学入試では、英検の級やスコアを以下の4つの方法で活用できます。
- 出願資格
- 総合型選抜や学校推薦型選抜などで、一定の級やスコアを出願条件とする。
- 試験免除
- スコア提出により、大学独自の英語試験の受験を免除する。
- 得点換算
- 英検の級やスコアに応じて、大学独自の英語試験を一定の点数(例:満点、80点など)とみなす。
- 加点
- 実際の試験の点数に、英検のスコアに応じた点数を加算する。
英検の級別レベルと大学入試での評価はこちら。
| 英検の級 | レベル目安 | 大学入試での評価と活用 | 語彙力目安 |
| 英検3級 | 中学卒業程度 | ほぼ優遇措置なし | – |
| 英検準2級 | 高校中級程度 | 一部の大学で出願資格となるケースあり(優遇は限定的) | – |
| 英検2級 | 高校卒業程度 | 本格的に評価開始。 約200大学で優遇措置あり。 得点換算(80~90点)や加点の対象となる。 | 4,000~5,000語 |
| 英検準1級 | 大学中級程度 | 難関大で非常に高く評価。 早稲田・明治・立命館など:満点換算、大幅加点。 国公立大(東北大・広大など):共通テスト英語満点扱い、二次試験優遇。 | 7,500~9,000語 |
| 英検1級 | 大学上級程度 | ほとんどの大学で最高レベルの優遇。 ただし、入試対策としては準1級を目指す方が時間対効果が高い。 | 10,000~15,000語 |
大学入試における共通テストの位置づけ
共通テストの扱いは、国公立大学と私立大学で異なります。
国公立大学での活用
- 必須
- 原則として必須。
- 一次選抜(足切り)
- 共通テストの得点が一定基準に達しないと二次試験を受験できない場合がある。
- 合否判定
- 共通テストと二次試験の配点比率は大学によって異なり、「共通テスト重視型」と「二次試験重視型」がある。
私立大学での活用(共通テスト利用入試)
- 単独型
- 共通テストの成績のみで合否を判定。大学独自の試験は不要。
- 併用型
- 共通テストと大学独自試験を組み合わせて判定。共通テストの点数が低くても独自試験で挽回できる可能性がある。
英検と共通テストの両方に取り組むメリット
両方の試験対策を並行して行うことで、入試の合格チャンスが広がります。
- 相乗効果
- 英検で培った4技能の総合力は、共通テストのリーディング・リスニングにも活かせます。特に英検のリスニング対策は共通テストにも効果的です。
- 保険機能
- 英検を取得していれば、共通テストで点数が取れなかった場合の保険として機能します。
- 併願戦略
- 私立大学で英検利用入試、共通テスト利用入試、一般入試を併願することで、合格のチャンスを最大限に広げることができます。
大学ごとの英語試験活用方法の違い
国公立大学の具体例
| 大学名 | 英検・共通テストの活用 |
| 東京大学 | 二次試験重視型(配点比率1:4程度)だが、共通テストで失敗すると足切りにかかる可能性あり。 |
| 東北大学・広島大学 | 英検準1級以上で共通テスト英語が満点換算または二次試験で優遇。 |
| 鹿児島大学 | 英検準1級取得者は、共通テスト英語が80%以上なら満点扱い、80%未満なら得点に25%が加点。 |
私立大学の具体例(難関私立大学)
| 大学名 | 学部 | 英検・共通テストの活用 |
| 早稲田大学 | 国際教養学部 | 英検1級で20点加点、準1級で14点加点。 |
| 明治大学 | 経営学部 | 英検準1級以上で150点換算(学部による)。 |
| 立教大学 | 全学部 | 英検が利用可能。 スコア(CSEスコア)に応じて得点換算。 例:英検2級合格かつCSEスコア2304以上が求められる場合あり。 |
グローバル化に伴い、大学入試における英語の重要性は高まっています。英語の配点が高い大学も多く、合否を大きく左右します。
合格への近道は、英検と共通テスト、それぞれの特性を理解し、自分の志望校に合った戦略を立てることです。
英検 vs. 共通テスト:どちらを優先すべきか判断基準ガイド
英検と大学入学共通テスト(共通テスト)のどちらを優先すべきかは、志望校、現在の英語力、そして残された時間という3つの要素によって異なります。
最適な選択をするために、まずはあなたの状況に合わせた判断基準を確認しましょう。
志望校による優先度の違い
志望校が国公立か私立かによって、対策の優先順位は大きく変わります。
国公立大学志望者の場合
| 優先度 | 対策内容 | ポイント |
| 最優先 | 共通テスト対策 | 共通テストは必須です。配点や足切り制度を考慮し、まずは高得点を目指します。 |
| 並行して | 英検 | 余裕があれば対策します。 英検で共通テストの英語が満点換算される大学もあるため、募集要項を必ず確認しましょう。 万が一の保険にもなります。 |
私立大学志望者の場合
| 優先度 | 対策内容 | ポイント |
| 最優先 | 志望校の入試制度確認 | 英検利用入試を実施しているかどうかが重要です。 |
| 英検利用入試あり | 英検対策(準1級以上推奨) | 早慶上智やGMARCHなどの難関私立大の多くは英検利用入試を実施しており、準1級以上で大きなアドバンテージになります。 |
| 英検利用入試なし | 一般入試・共通テスト利用入試に集中 | 英検対策に時間を割くよりも、一般入試の過去問演習などに集中すべきです。 |
その他の重要な判断基準
現在の英語力
| 現在の実力レベル | 優先すべき対策 | 理由 |
| 英検2級合格または見込み | 英検準1級にチャレンジ | 準1級対策は、共通テストや一般入試に対応できるより高い総合的な英語力の向上に繋がります。 |
| 英検準2級レベル以下 | 共通テストレベルの基礎固めを優先 | まずは英単語・英文法など、共通テストで60点程度を取るための基礎英語力を確実に身につけましょう。 |
残された時間
- 高校2年生の段階
- 英検と共通テストの両方に取り組む余裕があります。
- 理想は、高2で英検2級を取得し、高3の春~夏に準1級にチャレンジするスケジュールです。
- 高校3年生の秋以降
- 共通テストや一般入試の直前期です。
- 英検対策よりも、過去問演習や苦手分野の克服に時間を使うべきです。
英語以外の科目とのバランス
- 大学入試は総合点で合否が決まります。
- 英語が極端に苦手で他の科目の学習も不十分な場合は、英検対策に時間をかけすぎないよう、バランスの取れた学習計画が必要です。
- 英語が得意で他の科目の学習が順調な場合は、英検準1級の取得が差別化に繋がります。
経済的な側面
- 英検は複数回受験する可能性があり、受験料(例:2級 約9,700円、準1級 約11,800円)が積み重なります。
- 家計の状況も考慮に入れ、受験回数や受験方式(S-CBTなど)を選びましょう。
具体的な学習戦略:国公立大志望者
国公立大学志望者は、共通テスト対策を基本戦略としつつ、英検を効率的に組み合わせることが大切です。
理想的な学習スケジュール(国公立大)
| 時期 | 対策内容 | 目標 |
| 高1~高2 | 英語の基礎力徹底、英検2級に挑戦 | 高校で習う英単語・英文法のマスター、英検2級取得 |
| 高2後半~高3春 | 共通テスト・二次試験の傾向把握、英検準1級に挑戦 | 共通テストレベルを超える高い英語力、英検準1級取得 |
| 高3夏以降 | 共通テスト対策に集中、二次試験対策と並行 | 共通テストの形式慣れ(特にリスニング)、二次試験過去問演習 |
英検を活用する際の注意点
- 有効期限の確認
- 多くの大学が2年以内のスコアを有効としています。高2後半~高3前半に取得するのが理想的です。
- 出願時期からの逆算
- 英検の結果が出るまでには約1か月かかるため、出願時期から逆算して受験日程を組みましょう。
- 最難関大対策
- 東大・京大などの最難関大志望者は、二次試験の学術的な英文に対応するため、英検準1級レベル以上の高度な語彙力強化が必要です。
具体的な学習戦略:私立大志望者
私立大学志望者は、英検利用、共通テスト利用、一般入試を組み合わせる「併願戦略」が重要です。
成功へのステップ
- 志望校の英検活用方法を徹底調査
- 必要な級やスコア、得点換算方法などを確認します。
- 英語得意な受験生は準1級を目指す
- 準1級は多くの難関私大で大幅な優遇措置(満点換算など)の対象になります。
- 理想は、高2で2級取得、高3の第1回(6月)または第2回(10月)で準1級にチャレンジ。
- 一般入試対策
- 各大学の出題傾向に合わせた学習が必要です(例:早慶上智は速読力と精読力)。
- 共通テスト利用入試の活用
- 共通テスト利用は、1回のテストで複数の大学に出願でき、受験の負担を軽減できます。ただし、ボーダーラインが高めに設定されていることが多いです。
- 併願戦略
- 英検利用、共通テスト利用、一般入試を組み合わせることで、合格のチャンスを最大化できます。
現在の英語力別の具体的アプローチ
あなたの今の実力から、次のステップを明確にしましょう。
| 現状のレベル | 目安(英検/共通テスト) | 最優先事項と具体的な学習法 |
| かなり苦手 | 英検3級程度 / 40点未満 | 中学レベルの英単語・英文法の完全マスター。 基礎の土台作りが最優先。 |
| 苦手 | 英検準2級程度 / 40点~60点 | 高校基礎レベルの英単語(2000~3000語)と英文法の定着。 単語帳と文法参考書を1冊ずつ完璧にする。 英検2級にチャレンジ。 |
| 普通 | 英検2級程度 / 60点~80点 | 語彙力の拡充(4000~5000語)と長文読解力の強化。 英文解釈の訓練で複雑な構文を理解する。 共通テスト過去問演習を開始。 |
| 得意 | 英検準1級程度 / 80点以上 | より高度な語彙力と速読力・精読力の向上。 英字新聞や学術論文に触れる。志望大の過去問を徹底研究し、共通テストは満点を目指す。 英検準1級の取得を強く推奨。 |
【共通のメッセージ】
英語力は継続的な学習によって向上します。
1日30分でも良いので、毎日英語に触れる習慣を確立することが何よりも重要です。
英検対策の効果的な勉強法と共通テストへの活用法
英検対策を効果的に行うことは、共通テストや一般入試にも通用する総合的な英語力を身につけるための最良の道です。
出題形式は異なりますが、基礎となる英語力は共通しているため、英検対策は決して無駄になりません。
英検対策が共通テストに「効く」理由
英検はリーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの4技能を総合的に測定することが最大の特徴です。
| 技能 | 共通テストでの関連性 | 対策の具体的な効果 |
| リーディング | 全問が読解問題。精読力が必要。 | 論理的で内容の濃い長文に触れ、精読力が向上する。 |
| リスニング | 直接的に役立つ。レベルが近い。 | 会話文・説明文など幅広い音源に慣れ、聴解力が向上する。 |
| ライティング | (直接問われないが) 二次試験で有効。 | 文法の正確性が高まり、論理的な文章構成力が身につく。 |
| スピーキング | (直接問われないが) 総合力向上。 | 発音・イントネーションが改善され、リスニング力も向上する。 |
語彙力・文法力の共通点
- 英検2級の語彙力(4,000〜5,000語)は、共通テストでも十分に通用するレベルです。
- 単語は例文(文脈)ごと、発音も一緒に覚えることで、記憶に定着し、リスニング力向上にも繋がります。
英検2級:大学入試で評価される基礎固め
英検2級は高校卒業程度のレベルで、大学入試で本格的に評価される級です。
語彙対策
- 単語帳の活用: 『でる順パス単』や『英検文で覚える単熟語』などの専用単語帳を使用。
- 学習サイクル: 1日に大量の単語に触れ(例:1日100語)、同時に前日までの単語を復習するサイクルを確立する。
- 定着のコツ: 1回で完璧を目指さず、何度も繰り返し触れることで記憶に定着させる。
リーディング対策
- 文法: 高校で学習する英文法をすべて理解し、短文の空所補充問題で正確に解答できるようにする。
- 長文読解: 段落ごとに内容をまとめながら読む習慣をつけ、文脈から意味を推測する力を養う。
- 実践: 制限時間内に解き終える訓練を積む。
リスニング対策
- 慣れ: 過去問のCDを繰り返し聞き、英語の音声やリズムに慣れる。
- トレーニング: シャドーイング(音声を聞きながら同時に声に出して真似る)を実践する。
- テクニック: 問題文を先読みし、聞くべきポイントを明確にしておく。
ライティング対策
- 基本構造: 序論(意見)→本論(理由2つ)→結論(再主張)の基本の「型」を身につける。
- 文法: 三単現のS、冠詞、時制の一致などの文法ミスを減らすことに注力する。
- 添削: 英語の先生に添削してもらい、ミスのパターンを把握する。
二次試験(スピーキング)対策
- 音読: 意味のまとまりで区切り、重要な語を強調して読むことを意識する。
- イラスト: 現在進行形や現在完了形を使って、人物の動作や状況を正確に描写する訓練をする。
- 質疑応答: Yes/Noだけでなく、理由や具体例を加えて答えることで評価を高める。
英検準1級:共通テスト満点へ繋がる上級対策
共通テストのリスニングで満点を目指すなら、英検準1級レベルの力が求められます。
| 項目 | 2級との主な違い | 対策のポイント |
| 語彙力 | 7,500〜9,000語が必要。抽象的で難解な語が多い。 | 語源や接頭辞・接尾辞の知識を活用。英字新聞などで自然な文脈に触れる。 |
| リーディング | 学術的・社会的な内容が多く、論理的思考力が必須。 | 速読より精読を重視。各段落の要点をまとめ、論理展開を正確に把握する。 |
| リスニング | 音声が1回しか読まれないことを想定した練習が必要。 | 1.2〜1.5倍速で聞く訓練。メモを取る技術(数字、固有名詞)を習得する。 |
| ライティング | 120〜150語程度の英文で、より高度な論理展開が求められる。 | 説得力のある理由を3つ程度挙げる構成。語彙や表現のバリエーションを増やす。 |
| 二次試験 | 4コマイラストのナレーションと社会問題に関する質疑応答。 | 過去形を中心に、時制を正確に使い分ける。社会問題への自分の意見を論理的に述べる。 |
リスニング力強化のための実践的トレーニング
リスニング力は、英検・共通テスト両方で点数に直結する重要な技能です。
| 段階 | トレーニング内容 | 目的と効果 |
| 第1段階 | 英語の音声に慣れる(毎日15〜30分)。 | 英語特有の音やリズムに耳を慣らす。自分のレベルに合った教材を使う。 |
| 第2段階 | 音声を聞きながら文字を目で追う。 | 英文と音の対応関係を理解する。その後、音声だけで理解する訓練へ移行する。 |
| 第3段階 | シャドーイング(音声とほぼ同時に声に出す)。 | 発音改善、リスニング力向上、スピーキング力強化など多面的な効果。 |
| 第4段階 | ディクテーション(聞いた英文を書き取る)。 | 自分が聞き取れない音のパターンを把握し、弱点を克服する。 |
共通テスト対策に特化した訓練
- 1回聞き取り練習: 音声が1回しか読まれない問題(第3問以降)の対策を徹底する。
- 先読み: 音声が流れる前に選択肢や図表に目を通し、聞くべき情報を明確にする。
- 習慣化: 通学時間や寝る前など、日常生活の中に英語の音声を取り入れ、英語の環境を作る。
読解力とスピードを同時に高める方法
共通テストのリーディングは、正確な読解力と時間内に解き終えるスピードの両方が必須です。
読解力の基礎固め
- 語彙・文法
- 共通テストレベルの語彙力と、複雑な文構造も分析できる英文法の知識を固める。
- 精読訓練
- 1文1文、主語や動詞などの要素を明確にする英文解釈の練習を行い、どんな英文も正確に理解できる力を養う。
速読力向上トレーニング
- 音読
- 英文を声に出して読むことで、集中力と内容理解を深める。目標はネイティブスピーカーが話すスピード(150〜200語/分)での音読。
- スラッシュリーディング
- 意味のまとまり(フレーズ)ごとにスラッシュ(/)を入れ、返り読みせずに前から理解する習慣をつける。
- 多読
- 辞書を使わずに大量の英文を読むことで、英語を英語のまま理解する力を養い、読解スピードを自然と向上させる。
共通テスト実戦テクニック
- スキャニング/スキミング
- 全文精読せず、問題に必要な情報だけを効率的に見つけ出す技術(スキャニング:特定情報、スキミング:概要把握)を使う。
- 解答手順
- 問題文を読む→本文で該当箇所に印→精読し選択肢と照合、という手順で無駄を省く。
- 時間配分訓練
- 過去問で制限時間内に解き終える訓練を繰り返し、本番では大問1〜4を25分程度、大問5〜8を55分程度で解くことを目標とする。
効率的な学習プラン
英検と共通テストの違いを理解した上で、段階的に学習を進めることが効率的です。
- 英検の勉強で基礎固め: 語彙力と文法力を固める。
- 精読力強化: 英検の長文読解問題で論理的な精読力を鍛える。
- 共通テスト対策へ移行: 共通テストの過去問で速読力と情報処理能力を高める。
このロードマップで、効率的に総合的な英語力を伸ばしていきましょう。
共通テスト対策:高得点のための効率的学習法
共通テストは独特の出題形式を持つため、形式に慣れることが高得点への近道です。
過去問演習を中心とした実戦的な対策が不可欠です。
共通テストの出題傾向と求められる力
共通テストの最大の特徴は、実用的な英語力を測ることを重視している点です。
- 出題される英文の種類
- 広告、メール、ウェブサイト、ブログ、ニュースレター、学術論文など、実生活で接する様々な英文。
- 求められる能力
- 形式的な文法知識だけでなく、情報を読み取り、活用する能力が求められます。
リーディング:時間配分と各大問の対策
| 大問 | 内容 | 特徴 | 対策のポイント |
| 第1問~第3問 | 短い実用的な文章 (イベント案内、パンフレットなど) | 配点が低く、素早い解答が重要。 | 情報を素早く見つけ出し、選択肢と照合する。 |
| 第4問~第6問 | 中程度の長さの文章 (複数記事の比較、エッセイなど) | 文章の要点把握が重要。 | 各段落の主張を簡潔にまとめ、全体の論旨を理解する。 |
| 第7問 | 長文読解(論理的な文章) | 配点が高い。 | 筆者の主張や論理展開を正確に理解する。 |
| 第8問 | 複数資料の統合問題(2025年度〜) | 配点が高い。 意見文、統計資料、図表などを統合して考える。 | 十分な時間をかけ、複数の情報を丁寧に処理する。 |
リーディングの時間配分戦略(目安)
前半の問題を素早く解き、後半の配点の高い問題に時間を残すのが鉄則です。
- 第1問~第4問 (計): 約25分
- 第5問: 約12分
- 第6問: 約16分
- 第7問: 約14分
- 第8問: 約16分
リスニング:集中力維持と聞き取りの訓練
リスニング対策では、音声が1回しか読まれない問題への対応が重要です(第3問以降)。
大問別の対策
- 第1問・第2問(音声2回)
- 比較的易しい。1回目で全体の流れを把握し、2回目で細部を確認する。ケアレスミスに注意する。
- 第3問以降(音声1回のみ)
- 集中力を維持し、重要な情報を確実に聞き取る訓練が必要。
- 第3問(短い対話): 最後の発言がヒントになることが多い。
- 第4問(図表と説明): 視覚情報と聴覚情報を同時に処理する能力が求められる。
- 第5問(講義・プレゼン): 全体の流れを把握しながら重要な情報をメモする。
- 第6問(複数人物の対話): 誰が何を主張しているかを正確に理解する。
過去問演習と復習の進め方
過去問演習のステップ
- 開始時期: 本番の3か月前から本格的に開始。
- Step 1: 時間を気にせず丁寧に解き、自分の弱点を把握する。
- Step 2: 制限時間内に解く訓練を行い、時間配分を確立する。
- Step 3: 本番と同じ時間設定で模擬試験形式で解き、シミュレーションを行う。
演習量と復習の重要性
- 演習量
- 最低でも5年分、できれば10年分解くことを推奨。
- 共通テストの過去問を優先しつつ、センター試験の過去問も形式に注意して活用する。
- 復習
- 間違えた問題は必ず原因を分析する(単語、文法、時間不足、ケアレスミスなど)。
- 原因を明確にして、同じミスを繰り返さないよう対策する。
共通テスト特有の問題形式への対応テクニック
| 問題形式 | 解答テクニック |
| イラスト選択問題 | 細部まで正確に読み取る。 消去法を使い、明らかに違うイラストから除外する。 |
| 情報の統合問題 | 条件を1つずつ確認しながら、該当する選択肢を絞り込む。 |
| 時系列の並べ替え問題 | 時を表す表現(yesterday, later, finally など)に注目し、出来事の順序をメモする。 |
| 意見の分類問題 | 人物と意見を表にして整理し、それぞれの立場(賛成/反対など)を把握する。 |
| 要約問題 | 細部ではなく全体の主旨を把握する。選択肢全体が本文の目的と一致するか吟味する。 |
| 図表の読み取り問題 | 図表の軸や凡例を確認し、英文と該当部分の図表を照らし合わせ、数値や傾向を正確に読み取る。 |
| NOT問題 | 通常とは逆の思考が必要。各選択肢を本文と照らし合わせ、本文の内容と一致しないものを選ぶ。 |
| 空所補充問題 | 前後の文脈を丁寧に読み、論理的に繋がる選択肢を選ぶ。接続詞や指示語に注目する。 |
| 予想問題集の活用 | 過去問だけでは演習量が不足する場合に利用する。過去問を中心に据えることが重要。 |
マーク式試験の解答テクニックとミス防止策
解答テクニック
- 消去法
- 正解が必ず選択肢にあるため、明らかに違う選択肢から積極的に除外する。
- 言い換えの注目
- 本文と選択肢を照合する際は、類義語や言い換え表現(例: increase → rise)に注意する。
- 全体一致の確認
- 部分的に正しくても全体として間違っている選択肢に惑わされないよう、選択肢全体が本文と完全に一致するか確認する。
- わからない問題
- 飛ばして次に進む。印をつけておき、後で戻る。ただし、マークのズレを防ぐため、当てずっぽうでもマークしておく。
ミス防止策
- マークは「大問ごと」に
- 効率的で、マークのズレのリスクが減るため、大問ごとにまとめてマークすることを推奨。
- マークの確認
- 問題番号とマーク欄の番号が一致しているか慎重に確認する。
- マークは濃くはっきりと塗りつぶす。
- 自己採点のための記入
- 問題用紙に選択した答え(選択肢に丸をつける程度)を必ず書き込む。
本番での集中力とメンタル対策
- 見直し
- 時間が余ったら、わからなかった問題や自信のない問題から優先的に見直す。ケアレスミス(問題文の読み間違いなど)がないか確認する。
- 緊張対策
- 事前に本番と同じ時間設定で模擬試験を行い、緊張感に慣れておく。
- 集中力維持
- 大問と大問の間などで数秒間目を閉じて深呼吸するなど、簡単なリフレッシュを行う。
- 最後まであきらめない
- 1問1問に丁寧に取り組み、確実に得点を積み重ねる。
英検で陥りがちな間違いと対策
英検の対策を効率的に進めるために、多くの受験生が陥りやすい「落とし穴」と、その具体的な対策をまとめました。
受験計画に関する間違い
| ❌ 間違い | ✅ 対策とポイント |
| 級を飛ばして受験する | 段階を踏んで受験する。 準2級レベルならまず2級へ。 各級で求められる語彙力や知識は大きく異なるため、順序立てる方が結果的に効率的です。 |
| 一次試験対策に集中しすぎる | 二次試験(面接)対策を一次試験と並行して進める。 一次合格後では遅く、特に軽視されがちなスピーキング力を意識的に鍛える必要があります。 |
| 取得時期の計画ミス | 大学入試での有効期限をチェックする。 英検自体に有効期限はないが、多くの大学は2年以内のスコアを有効とするため、高校1年生での取得は注意が必要です。 |
技能別(ライティング・リスニング・リーディング)の間違い
ライティング
- 文法ミスが多い
- 対策: 三単現のS、冠詞の使い方、時制の不一致、不可算名詞の複数形など、基本的な文法事項を徹底的に確認する。
- ポイント: 複雑な文よりも、シンプルで正確な文を書く方が高評価を得られます。
- トピックから外れた内容を書く
- 対策: まずトピックをしっかり読み、何が問われているかを明確にしてから書き始める。
リスニング
- 最初の指示・問題を聴き逃す
- 対策: 音声が流れ始めたらすぐに集中状態に入る。問題の指示も英語で読まれるため、ぼんやりしない。
- わからない問題に固執する
- 対策: 1つの問題にこだわらず、すぐに次の問題に気持ちを切り替える。こだわると次の問題も聞き逃し、連鎖的に失点します。
リーディング
時間配分を誤る
- 対策
- 各問題に使える時間を事前に決めておく。前半に時間をかけすぎて、後半の長文読解に時間が足りなくなるのを避ける。
- ポイント
- わからない問題は後回しにし、解ける問題から確実に得点を積み重ねる。
学習法・スコアに関する間違い
| ❌ 間違い | ✅ 対策とポイント |
| 単語を見るだけで覚えようとする | 複数の方法で学習する。 書く、発音する、例文を作るなど、多角的に触れることで記憶に定着しやすくなります。 1回で完璧にしようとせず、繰り返し触れることが重要です。 |
| 「合格すればスコアは関係ない」と誤解する | CSEスコアを意識する。 同じ級の合格でもスコアには幅があり、大学によっては一定のCSEスコア以上を求める場合があります。 |
| 英検合格が一般入試合格に直結すると考える | 難易度を混同しない。 英検と一般入試では出題形式や求められる力が異なるため、英検準1級合格=難関私大合格とは限りません。 |
ご自身の学習状況に合わせて、特に注意すべき間違いがないか確認してみてください。
共通テスト:受験生が陥りやすい致命的な間違いと対策
共通テストの対策を進める中で、多くの受験生が毎年陥ってしまう間違いをまとめました。
これらを知り、意識的に避けることで、効率的かつ確実に得点を取るための対策が可能です。
【試験開始前・直後】準備と記入に関する間違い
| 間違いのポイント | 具体的な内容 | 必須の対策(行動) |
| 科目の間違い | 数学1と数学1A(またはその逆)など、解くべき科目を取り違える。最も致命的なミス。 | 試験開始時に必ず科目名を指差し確認し、正しい問題冊子を解いているか確認する。 |
| 受験番号・氏名の記入漏れ | 緊張のあまり、最も基本的な記入を忘れてしまう。 | 試験開始直後に受験番号、氏名、選択科目など、すべての基本記入事項を指差し確認する習慣をつける。 |
【解答中】マーク・選択に関する間違い
マークミスと記入
- マークのずれ(連鎖ミス)
- 内容
- 1問飛ばした際にマーク欄もずらし忘れ、以降のすべての解答がずれる。発見が遅れると修正の時間がなくなる。
- 対策
- 大問ごとにマークする習慣をつける。
- 問題を飛ばす場合は、当てずっぽうでもとりあえずマークして、マーク欄がずれるのを防ぐ。
- 内容
- 消し残しによる多重マーク
- 内容
- 答えを変更する際に、前のマークを不完全に消すと、機械が複数の答えとして読み取ってしまう。
- 対策
- 訂正時は、完全に消してから新しい答えをマークする。
- 内容
- 選択肢の読み間違い
- 内容
- 問題用紙には正しい答えを書いているのに、選択肢を選ぶ段階で自分の答えと一致しているか確認を怠る。
- 対策
- 特に並べ替え問題などでは、自分の答えと選択肢が一致しているかを慎重に確認する。
- 内容
自己採点に関する間違い
自己採点不能
- 内容
- 問題用紙に選択した答えを書き込んでおかないと、正確な自己採点ができなくなる。
- 対策
- 問題を解きながら、必ず選択肢に印をつけておく。国語(1問8点配点あり)など、1問のミスが影響しやすい科目は特に重要。
【時間配分】ペース配分と優先順位に関する間違い
| 間違いのポイント | 具体的な内容 | 必須の対策(行動) |
| 時間配分の失敗 | リーディングなど、前半の低配点問題に時間をかけすぎて、後半の高配点問題に時間が足りなくなる。 | 事前に時間配分を決め、時計を見ながら解き進める。 わからない問題は潔く飛ばし、解ける問題から確実に得点を積み重ねる。 |
| 速読しすぎて理解が不十分 | 時間に追われるあまり、速く読むことだけを重視し、内容理解がおろそかになり正答率が下がる。 | 速読と精読のバランスを取り、正確に内容を理解しながら効率的に読み進める。 |
| 本文を読まずに解答 | 共通テストの選択肢は巧妙で、本文を読まずに常識や推測だけで答えるのは不可能。 | 必ず本文を読んで、選択肢を選ぶ根拠を持つ。 |
【リスニング】特有の間違い
- 問題文の先読みをしない
- 内容
- 音声が流れる前に選択肢や図表に目を通しておらず、何を聞き取るべきかが明確になっていない。
- 対策
- 音声が流れる直前の限られた時間で、素早く選択肢の要点を把握する訓練を積む。
- 内容
- 次の問題の準備ができない
- 内容
- 1つの問題の解答に時間をかけすぎ、次の問題の準備ができず、音声を聞き逃してしまう。
- 対策
- わからない問題は潔くあきらめて、すぐに次の問題に集中を切り替える。
- 内容
【対策の進め方】模試との関係
模試の成績を過信する
- 内容
- 模試と本番では、問題の作りの深さや難易度が異なり、模試の点数が本番でも取れるとは限らない。
- 対策
- 模試はあくまで参考程度にとどめ、過去問を中心に対策を進めることが重要。
英検と共通テストに関するよくある質問と回答
大学受験生から特によく寄せられる、英検と大学入学共通テストに関する質問とその回答をまとめました。
- 英検は何級を目指すべきですか?
-
志望校と現在の英語力によって異なります。
- 最低ライン
- 大学入試で優遇措置を受けるには、英検2級が最低限必要です。
- 難関大志望
- 早稲田、明治、立命館などの難関私立大学を志望する場合は、準1級を目指すことを強く推奨します。大幅な優遇措置の対象となります。
- 学習の進め方
- 現時点で準2級レベルにも達していない場合は、まず2級の合格を優先し、その後に準1級にチャレンジする方が効率的です。
- 最低ライン
- 英検と共通テスト、どちらを優先すべきですか?
-
志望する大学の種類によって判断が変わります。
志望校 優先すべき対策 理由と補足 国公立大学 共通テスト 必須の試験であり、足切りにも使われるため最優先です。 私立大学専願 志望校による 志望校が英検利用入試を実施しているか確認します。
利用しているなら準1級取得は価値があります。理想 両方に取り組む 相乗効果が得られ、総合的な英語力が向上します。 - 英検の勉強は共通テストにも役立ちますか?
-
はい、大いに役立ちます。
- 直接的な効果
- 英検で身につける語彙力、文法力、読解力は、共通テストのスコアに直結します。
- リスニング
- 英検のリスニング対策は、共通テストのリスニングにも有効です。
- 総合力向上
- ライティングやスピーキングの対策を通じて総合的な英語力が向上し、結果として共通テストの得点も伸びます。
- 直接的な効果
- 英検はいつまでに取得すればいいですか?
-
高校2年生の後半〜高校3年生の第1回(6月実施)までが理想的です。
- 有効期限の考慮
- 多くの大学が有効期限を「2年以内」としているため、高1での取得は期限切れになる可能性があります。
- 推薦・総合型
- 総合型選抜や学校推薦型選抜は出願が早いため、高校3年生の夏前までに取得しておくと、選択肢が大きく広がります。
- 有効期限の考慮
- 英検に落ちたら何度も受験すべきですか?
-
いいえ、不合格の原因分析と弱点克服が先決です。
- 対策なしでの再受験
- 十分な対策をせずに何度も受験しても結果は変わりません。
- 再受験のタイミング
- 不合格の原因(語彙不足、長文読解のスピード、特定の技能など)を分析し、弱点を克服してから再受験しましょう。
- 費用
- 受験料が高額であるため、経済的な負担も考慮が必要です。
- 対策なしでの再受験
- 共通テストと英検、難易度はどちらが高いですか?
-
求められる英語力の種類が異なります。
試験 重視される能力 総合的な難易度 共通テスト 速読力、情報処理能力、時間との勝負 英検2級と同程度 英検2級 語彙力、文法力、基礎的な4技能 共通テストと同程度 英検準1級 高度な語彙力と総合的な4技能(特にライティング/スピーキング) 共通テストより高い - 英検と一般入試、どちらが有利ですか?
-
受験生の得意不得意によって異なります。
- 英検利用が有利な人
- 英語が得意で4技能のバランスが取れている受験生。特に準1級取得者は大幅な優遇措置を受けられます。
- 一般入試が有利な人
- 英語は苦手だが、他の科目(国語、地歴公民、数学など)で高得点が取れる受験生。
- 最善策
- 両方の選択肢を持つことで、受験戦略の幅が広がります。
- 英検利用が有利な人
- 共通テストで失敗したらどうすればいいですか?
-
諦めずに、次の戦略を考えましょう。
- 私立志望
- 一般入試に切り替えるか、取得済みの英検を活用できる英検利用入試を選択肢に入れます。
- 国公立志望
- 二次試験の配点が高い大学を選ぶことで挽回の可能性を探るか、後期日程の出願を検討します。
- 私立志望
- 共通テストのリスニングはどう対策すればいいですか?
-
実践的な訓練が特に重要です。
- 一発勝負の訓練
- 1回しか音声が読まれない問題があるため、1回で正確に聞き取る訓練を繰り返します。
- 実戦練習
- 過去問を使って、問題形式に慣れるための練習を徹底します。
- 必要な技術
- 問題文の先読み、メモを取る技術、図表と音声を同時に処理する能力を鍛えます。
- 日常習慣
- 日常的に英語の音声(ニュース、ポッドキャストなど)に触れる習慣をつけましょう。
- 一発勝負の訓練
- 英検のS-CBT方式と従来型、どちらがいいですか?
-
個人の好みやスケジュールによって異なります。
スクロールできます方式 メリット デメリット 向いている人 S-CBT 毎週受験でき、スケジュールが柔軟。スピーキングがコンピュータ相手で緊張しにくい。 従来型より受験料が高額。 スケジュール調整を優先したい人、コンピュータ相手の方が話しやすい人。 従来型 受験料が比較的安い。紙ベースの試験に慣れている。 年3回実施でスケジュールの柔軟性がない。 費用を抑えたい人、紙と対人面接で落ち着いて受験したい人。
まとめ

英検と大学入学共通テスト(共通テスト)は、大学入試における英語力評価の二大柱です。
志望校合格に向けて最適な学習戦略を立てるため、以下のポイントを参考にしてください。
- 優先順位は志望校と現状の英語力で決定
- 国公立大学志望者:共通テスト対策を最優先とする必要があります。
- 私立大学専願者(英検利用入試実施校志望):英検準1級の取得が大きなアドバンテージとなります。
- 理想:両方に取り組むことで、相乗効果が期待できます。
- 英検対策は共通テストにも直結
- 英検対策で身につく語彙力、文法力、読解力、リスニング力は、共通テストや一般入試に直接活かせます。
- 特に英検のリスニング対策は、共通テストのリスニングに効果的です。
- 共通テスト対策の要点
- 過去問演習を通じて、共通テスト独特の出題形式に慣れることが最も重要です。
- 時間配分の確立、問題形式ごとの解答テクニック、マークミスの防止策を習得することで得点が伸びます。
- 現在の英語力に応じた段階的アプローチ
- 英語が苦手な受験生:まずは中学〜高校基礎レベルの英語力を固めることに集中しましょう。
- 英語が得意な受験生:英検準1級の取得は、難関私立大学の大幅な優遇措置につながります。
- 成功への鍵は「継続学習」
- 英語力は短期間で向上しないため、毎日コツコツと学習を継続することが不可欠です。
- 1日30分でも良いので、毎日英語に触れる習慣を確立しましょう。
- 時期別の学習スケジュール(目安)
- 高1〜高2:英語の基礎力を固め、英検2級を取得。
- 高2後半〜高3春:共通テストの過去問に取り組み始め、英検準1級にチャレンジ。
- 高3夏以降:共通テスト対策に集中し、志望大学の過去問演習を並行。
- よくある間違いへの注意点
- 英検:級を飛ばさない、二次試験対策も怠らない、ライティングの文法ミスに注意。
- 共通テスト:科目の間違い、マークミス、時間配分の失敗に注意。
大学受験における英語は合否を大きく左右します。
英検と共通テストの特性を理解し、ご自身の志望校に合った戦略を立てて、計画的に学習を進めましょう。

