「work for」は英語でよく使われる表現の一つで、日本語では主に「~のために働く」「~に雇われている」と訳されます。
シンプルな表現ながら、実際には複数の意味があり、日常会話からビジネスシーンまで幅広く活用できる便利なフレーズです。
この記事では「work for」の基本的な意味から実際の使い方、類似表現との違いまで、例文を交えながら詳しく解説していきます。
「work for」の基本的な意味
「work for」には主に以下の意味があります。
「~に雇われている」「~のために働く」
最も一般的な意味は、誰かや組織に雇われていることを表します。
雇用関係を示す基本的な表現です。
例文
- She works for a technology company in Tokyo.
(彼女は東京のテクノロジー企業に勤めています。) - I worked for my uncle’s restaurant before starting college.
(大学に入学する前、叔父のレストランで働いていました。) - Many people dream of working for international organizations.
(多くの人が国際機関で働くことを夢見ています。)
「~と引き換えに働く」
何かと交換に働くことを表します。
通常は報酬や対価を示します。
例文
- The artist refused to work for exposure and demanded proper payment.
(そのアーティストは知名度と引き換えに働くことを拒否し、適切な報酬を要求しました。) - During the summer camp, volunteers work for meals and accommodation.
(夏のキャンプでは、ボランティアが食事と宿泊施設と引き換えに働きます。) - He’s willing to work for minimum wage to gain experience in the industry.
(彼はその業界で経験を積むために最低賃金で働く意思があります。)
「~のために尽力する」「~を目指して働く」
特定の目標や目的のために働くことを表します。
例文
- The organization works for peace and reconciliation in conflict areas.
(その組織は紛争地域での平和と和解のために活動しています。) - We are working for a better future for our children.
(私たちは子どもたちのより良い未来のために尽力しています。) - The committee is working for changes in the current legislation.
(委員会は現行法の変更のために活動しています。)
「~に効果がある」「~に適している」
何かが特定の目的に適しているか効果的であることを表します。
例文
- This medication works for headaches but not for muscle pain.
(この薬は頭痛には効きますが、筋肉痛には効きません。) - The new schedule works for most team members.
(新しいスケジュールはほとんどのチームメンバーに合っています。) - That solution worked for our previous project, so let’s try it again.
(その解決策は前回のプロジェクトでうまくいきましたので、もう一度試してみましょう。)
「work for」の文法と構造
「work for」の基本的な文法構造を理解しましょう。
雇用関係を表す場合
“work for + 人/組織” の形で使われます。
例文
- He works for Microsoft.
(彼はマイクロソフトで働いています。) - I’ve been working for this company for five years.
(この会社で5年間働いています。) - She used to work for the government.
(彼女は以前、政府で働いていました。)
目的や目標を表す場合
“work for + 目標/目的” の形で使われます。
例文
- They are working for a peaceful resolution.
(彼らは平和的解決のために努力しています。) - We work for the protection of endangered species.
(私たちは絶滅危惧種の保護のために活動しています。) - The organization works for education reform.
(その組織は教育改革のために活動しています。)
適合性を表す場合
“work for + 人/物” の形で使われることが多いですが、特に “it works for me/us/them” などの形でよく使われます。
例文
- The proposed time doesn’t work for me.
(提案された時間は私には都合が悪いです。) - This arrangement works for both parties.
(この取り決めは双方にとって都合が良いです。) - If it works for you, let’s meet at 2 PM.
(あなたに都合が良ければ、午後2時に会いましょう。)
「work for」の様々な使い方
「work for」は様々な状況で使われます。
主な使用例を見ていきましょう。
ビジネスシーンでの使用
職場や雇用関係について話す際によく使われます。
例文
- I’m currently working for a startup company.
(現在、スタートアップ企業で働いています。) - She’s been working for the same boss for over a decade.
(彼女は10年以上同じ上司の下で働いています。) - Working for a large corporation offers more stability but less flexibility.
(大企業で働くことはより安定していますが、柔軟性は低いです。)
社会活動や慈善活動での使用
社会的な目標や慈善活動について話す際に使われます。
例文
- Many volunteers work for humanitarian causes around the world.
(多くのボランティアが世界中で人道的な活動のために働いています。) - She works for animal rights through her nonprofit organization.
(彼女は非営利団体を通じて動物の権利のために活動しています。) - The scientists are working for advancements in renewable energy.
(科学者たちは再生可能エネルギーの進歩のために研究しています。)
日常会話での使用
特に「it works for me」などの表現は日常会話でよく使われます。
例文
- That restaurant is far, but the food is amazing, so it works for me.
(そのレストランは遠いですが、料理は素晴らしいので、私には問題ありません。) - This weekend works for us if you’re available.
(あなたが都合が良ければ、今週末は私たちも大丈夫です。) - The online meeting format works for everyone since we’re in different time zones.
(私たちは異なるタイムゾーンにいるので、オンライン会議の形式は全員に都合が良いです。)
「work for」と類似表現の違い
「work for」と似た表現として「work with」「work on」「work at」があります。
それぞれのニュアンスの違いを理解しましょう。
「work for」と「work with」
- 「work for」:雇用関係を表し、ある人や組織に雇われていることを示します。
- 「work with」:協力関係を表し、一緒に働くことを示します。必ずしも雇用関係ではありません。
例文
- I work for a publishing company.
(出版社に勤めています。)- 雇用関係 - I work with talented designers on various projects.
(様々なプロジェクトで才能あるデザイナーと一緒に働いています。)- 協力関係
「work for」と「work on」
- 「work for」:雇用関係や目標を表します。
- 「work on」:具体的なプロジェクトやタスクに取り組むことを表します。
例文
- She works for a software development firm.
(彼女はソフトウェア開発会社で働いています。)- 雇用関係 - She is working on a new application for smartphones.
(彼女はスマートフォン向けの新しいアプリケーションに取り組んでいます。)- 具体的なプロジェクト
「work for」と「work at」
- 「work for」:主に雇用関係を示します。
- 「work at」:物理的な場所や継続的な努力を表すことが多いです。
例文
- He works for a famous restaurant chain.
(彼は有名なレストランチェーンで働いています。)- 雇用関係 - He works at the downtown branch.
(彼は downtown の支店で働いています。)- 場所 - She’s working at improving her language skills.
(彼女は語学力の向上に努めています。)- 継続的な努力
「work for」を含む表現と慣用句
「work for」を含むよく使われる表現をいくつか紹介します。
「It works for me」(私には合っている・問題ない)
提案や状況が受け入れられることを表す表現です。
例文
- Tuesday at 3 PM? It works for me.
(火曜日の午後3時?私は大丈夫です。) - The current system isn’t perfect, but it works for me.
(現在のシステムは完璧ではありませんが、私には問題ありません。)
「Works for both/all of us」(双方/全員にとって都合が良い)
取り決めが関係者全員にとって問題ないことを表します。
例文
- This arrangement works for both of us, so let’s continue with it.
(この取り決めは私たち両方にとって都合が良いので、続けましょう。) - The new office location works for all of us since it’s centrally located.
(新しいオフィスの場所は中心部にあるので、私たち全員にとって都合が良いです。)
「Work hard for something」(何かのために懸命に働く)
目標達成のために努力することを表します。
例文
- She worked hard for her promotion and deserved it.
(彼女は昇進のために懸命に働き、それにふさわしかったのです。) - They’ve been working hard for this opportunity for years.
(彼らは何年もこの機会のために一生懸命働いてきました。)
まとめ:「work for」の使い方のポイント

「work for」は英語で様々な意味を持つ便利な表現です。
この表現の主なポイントをまとめると、
- 基本的な意味は「~に雇われている」「~のために働く」「~に効果がある」などがあります。
- 「work with」は協力関係、「work on」は具体的なプロジェクト、「work at」は場所や継続的な努力を表す表現です。
- 「It works for me」「Works for both of us」などの便利な表現があります。
- ビジネスシーンから日常会話まで幅広く使われる表現です。
「work for」をマスターすれば、英語での表現の幅が広がります。
雇用関係、目的、適合性など様々な場面で活用してみてください。

